どうも、odajinです。
8月8日、木曜日、今日の声日記です。
すでに時刻は24時、まもなく50分になろうとしています。
すでに日付が変わってしまいました。
今日8月8日木曜日は朝は在宅で仕事をしまして、午後は友人って言ったらいいのかな。
数年前に社外で私は人事とか人材開発の人たちの集まるコミュニティをやっていたんですけども、
そのコミュニティ活動でご一緒していた友人の皆さんからちょっと誘われまして、
今日はですね、会社の枠を越えていろいろ課題に感じていることとかお話し合おうみたいな、そういう会に呼ばれまして行ってきました。
帰ってきて、今日はですね、バズマンTVというテレビ朝日系列の番組で、
漫画家の藤原ヒロさんが出演されて、企画原案をもとにした漫画制作を行うという、
そういう企画、テレビの番組の企画が放映されますというのがご案内されていたので、
これは昨日の夜、夜中にやってたやつを録画しておきましたので、それをですね、見ようと思ってたわけなんですよ。
すでに藤原ヒロさん、あと他の声日記界隈の皆さん、テレビ見たよとか、作品読んだよっていう感じのリアクションをされている方がいて、
ふとこれはテレビを先に見るよりも、漫画を先に読むべきではないかと思いまして、
私はですね、BookLiveというサービスで公開されている、今回の企画で藤原ヒロさんが作られた、
永遠のあやかし相談所という漫画をですね、まず読みまして、一回通しでまずね、読みまして、読んだ上でテレビを見るという、こういう順番で楽しませていただきました。
藤原ヒロさんの声日記の中で、夫のボー氏が、odajinさんとか見るって言ってくれてたでっていうね、ちゃんと聞いてくださってありがとうございます。
感想とかね、言ってくれるんじゃないかって藤原さんも言ってくれてたんで、これはもう答えなイカンと。
いろいろ昨日のですね、あにばーさりっすんに絡む話とかもね、しようかなとか。
近藤さんが昨日夜、深夜バス乗れなくて帰れなかったみたいなエピソード、朝の散歩で近藤さんが喋られてて、これにも触れないといかんよなとか。
実は僕も昨日ですね、クレジットカードなくしたみたいな感じの状況がちょっとありまして、この、ままならない話、俺もあるんだよなと思いながらですね。
でもちょっと今日はそこはグッとこらえて、このバズマンTVと永遠のあやかし相談所についてをしっかり喋ろうという気持ちで今マイクの前に座っております。
いつもより姿勢を正して喋っております。
そして喋りだす前にですね、今、永遠のあやかし相談所を10回ぐらい読み返しまして、非常にですね、いろいろと気づいたことがありましたので、
テレビの感想というよりは漫画の感想が中心になるかなと思うんですけども、ここからちょっと喋っていこうと思います。
まだね、バズマンTVという番組、これTVerで1週間見逃し配信されていて、
だから来週の水曜日まで見ることができますので、まだご覧になっていない方はここからですね、盛大なネタバレが含まれますので、
ネタバレを聞きたくないぞとそう思っている方は先にTVerで番組をご覧になって、
それからまだね、漫画を読んでいないよという方は、ぜひBookLiveで漫画を読んでいただいてからここから先聞いていただくといいかなと思います。
ちょっと水飲ませてください、ちょっと気合入ってる。
ちょっとね、藤原ヒロさんの作品について喋るからにはね、ちょっと気合入れてやらないといけないってことね。
なんでかわかりませんけど。
じゃあまずですね、まずちょっと軽く番組の感想を先に。
違うかな、どっちがいいかな。
じゃあ時系列に沿っていくと、まず初見で漫画を読みましたと。
これはですね、初見で読んだのは、実はですね、電車の移動中に今日読みました。
仕事の帰りに電車に乗りながらですね。
家に帰ってテレビ見る前に先に漫画を読もうと思ってスマートフォンでまずBookLive開いて読みました。
スマホで私読んだときに、いわゆる縦画の状態で右から左へスワイプして横にページを移動する形で最初読みました。
本当は私、漫画は見開きで読みたい派なので、iPadを使って見開きで読みたかったんですけど、
それを家帰るのを待てない、楽しみに読みたい気持ちが勝っちゃったので読んだわけなんですけども。
まずそうやって読みましたと。
初読の感想としては、面白いなと。
面白いなというところはですね。
これ狂騒サイレントという藤原さんが先日読み切り作品を書かれたときの感想回でも似たようなことを言った気がするんですけども、
藤原ヒロさんの作品ですね。
いわゆる少女漫画というカテゴライズの中に含まれてくるということなんだと思うんですよね。
少女漫画の雑誌に掲載されていらっしゃる作品がほとんどですからね。
そういう位置づけになるのかなと思うんですけども、
きっと誰が読んでも、特に少年漫画を中心に読んできた人が読んでも、面白く読める作品じゃないかなと。
これは今作に限らず藤原ヒロさんの作品全体に共通する藤原ヒロさんの作家性みたいなものなんじゃないかなっていうのを、
原作を他の方が、今回は声優の井澤詩織さんという方が原作を作られたわけですけども、
原作者が藤原さんご本人じゃなくても、藤原さんという作家性が作品の中にすごく出ているなというのを、
まずね、初読で非常に感じました。
で、これは、僕少女漫画雑誌は読んできてないので、少年漫画しか読んできてないので、
他の少女漫画作品との比較は難しいんですけども、
そこを藤原さんの作品を読んできた、これまで「会長はメイド様」とか「月島くんの殺し方」とか、
「狂騒サイレント」とか、読んできたときと同じように感じたところとしては、
今回でいうと、徳島ていたくんというキャラクターが出てきて、
このキャラクターが話を話題の中心になっていくんですけども、
漫画の主役としては永遠さんですね。永遠さんという、
このあやかし相談所っていうところをやっているですね。
この女の子が主人公という位置づけになるんだと思うんですよね。
タイトルが永遠のあやかし相談所ですから、
主人公は女の子のキャラクターの方だというところなんだと思うんですけども、
僕は初読したときの読後感としては、
これはですね、僕の中ではその徳島ていたくん、男の子キャラクターの話として、
僕は結構読んだんですね。読後感として読めてたんですよ。
だからすごくね、そういう意味でいうと、
その少年漫画的、男の子主人公のラブコメ的、
妖怪バトルラブコメ的展開にこれからなっていきそうな感じの少年漫画っぽく、
僕は多分読めちゃってる感じなんですよ。
これは多分ですね、会長はメイド様にしても、狂騒サイレントにしても、
徳島くんにしてもですね、当然女性キャラとは別にもう一人相方的というか、
ヒーローに対してヒロインみたいな、
そういう主役準主役みたいな、その作品の中でやっぱり、
そういう主役と対をなすキャラクターっていうのは必ず出てくるわけですけど、
そのキャラクターのどっち側の視点からでも読めるなっていうところですかね。
かつ、今回は特にね、まだこの永遠さんがですね、
やっぱりちょっとこの全貌が全然つかめない、
なんかこう、まだ謎にすごい満ちている状態で、最後にね、正体を明かすんですけど、
永遠さんがですね、まだ見えてこないんですよね。
どっちかっていうと、徳島ていた君という小泣きジジイの末裔と呼ばれている、
彼の方がどんなキャラクターかみたいなことがすごく見えてきていて、
この主人公にこれからいろいろね、何かストーリーを展開していけそうなくらい、
すごくですね、このキャラが魅力的で、
でもその主人公である永遠さんの方が、
やっぱりこう、まだ明かされてない何かが、
すごいこう、ありそうだなってめちゃくちゃ感じさせる、
そういうキャラクターになっていて、
永遠さん側の方の視点で読むと、
どうしてこうなっちゃったの?この人みたいに、すごい思うわけですね。
永遠セレクトのあやかし商品とか、これ誰作ってんの?これ本人作ってんのか?みたいな。
妖怪の世界では、どっかでこれ買ってくるのか?とかね。
実はなんかすごい博士的な要素を持ってたりするのかな?とかね。
なんかそういう風なのもあるのかもな?みたいにも思うし、
このね、出てきているスネこすりのね、このかわいいキャラ、
これ原作を考えた井澤詩織さんが、キャラデザインをやってみましょうって言って、
テレビの中で、番組の中でやってましたけど、
この子との関係性とかね、出会いとかね、
なんでこの子が使い魔的感じで懐いてるのかとか、
それもすごい気になるし、
そもそも永遠さんなんで女子高生の制服やねん?みたいなね。
学校行ってんのか?みたいな。
でもこのキャラで学校行ってるってどうやって生活してんだろう?とかね。
あとやっぱお店に1人しかいないんですけど、
でもね、所長って言ってるんですよね。
だからこの所長って言ってるってことは、そのお店には相談所にはね、
まだまだ他のメンバーがいたりするんだろうなとか。
そうすると、例えば他のメンバーも実は過去に永遠さんに助けられた、
あやかしの末裔たちが実はメンバーにいて、
それぞれがいろんなストーリーを抱えててみたいな。
でもその面々を、
例えば雇えるだけの永遠さんの力ってどこにあるんだろう?みたいな。
ヤオビクニというね。
人魚の肉を喰らい不老長寿のあやかしになった人間がおってなっていう。
そんな数百年もずっと不老長寿で生き続けてる。
長く生き続けてるだけで別に誰かが支えてくれるかっていうとそうじゃないと思うんでね。
なんかきっと違う力があるんじゃないのかな?みたいなことも思うと、
やっぱりこの永遠さんがですね、
こっから先、やっぱりどういうキャラなのかを、
どんなキャラとして見えてくるんだろうな?みたいなのは、
期待させる、やっぱり上手い見せ方、
キャラクターの出し加減をされてるなっていうのをすごい感じて、
これは藤原さんの作品の会長はメイド様のね、
生徒会長で学校では男子に恐れられてるみたいなところが、
バイトはメイドでみたいなのもそうでしたし、
主人公のキャラをじわじわ見せていく感じっていうのかな。
そこを期待させる読後感でしたね。
これ大丈夫かな?これまたすごい長尺になりそうな気がしてきたな。
適度に倍速でお楽しみください。
僕、初読がスマホの縦画面で読んでたんで、
見開きでページを読めてなかったんですよね。
なのでそのやりとりを聞いてて、
やっぱりこれはちょっと見開きで、
iPad横持ちにして、見開きでもう一回読まないといかんと思って、
テレビ見終わったらすぐ読もうってまずそこで思ったんですよね。
やっぱりその構図とかコマ割りとか、
そういうところは藤原さんの作品は読みやすいなっていう風にいつも読んでて感じるので、
今回も初読したときに第一印象、
これ多分狂騒サイレントのときにも言ったんですけど、
オノマトペが今回もかなりたくさん出てて、
ズンとかね、子泣き爺のオギャーもそうですし、
結構ツボだったのは、
道具が出てくるところのテッテレーとかね。
あと笑い女っていう名前になってましたけど、
その笑い女のどんなときも笑える酒を飲んだ後の笑い声がケラケラケラケラってなってて、
これね多分ねケラケラ女っていう妖怪がいるんで、
それでこれケラケラさせてんじゃないかなとかね。
その辺のね、オノマトペ感とかね。
あと安定のホッカァっていうお風呂浸かってるときのリラックス感のオノマトペとかね。
この辺は非常に見ていて、
藤原ワールド出てるなーみたいな、勝手にちょっと思いながら読んでましたね。
話がいろいろ飛びかっちゃってますけど、
テレビ見ててあと思ったのがね、
いよいよ藤原さんのその制作現場へってことで、
お宅にね、そのご自宅に行きますみたいなシーンで、
まさかの夫のボー氏も出演されるっていう、
もりっしぃさんが不愛想すぎるって突っ込んでて先にそっちを聞いてたんで、
どんだけ不愛想な人が出てくるんだろうってちょっと思ってたんですけど、
最初に映ったシーン、不愛想な確かに雰囲気でしたけど、
その後ちゃんと笑顔のシーンも入ってるじゃんと思って、
よかったと胸を撫で下ろしながら、
どういう立ち位置からの発言かわかりませんけど、
ちょっと一安心しましたね。
あとね、その制作現場に潜入みたいな感じだったんですけど、
建物探訪かよ!?みたいな感じになってまして、
ご自宅紹介みたいなシーンが時間的に多くて、
漫画を描いてるシーンが少なすぎて、
これは多分テレビのロケに行かれた制作の担当の方とか、
その責任者の方とかがおそらくきっとね、
ご自宅を見て、
これはこの家をすごいぞ!みたいになってきっといろいろ撮られたんだろうなと思うんですよ。
おそらくですけど当然、漫画を描いてる場面もめっちゃ撮ってたんだと思うんですよ。
同じぐらいの時間かそれ以上。
でもきっと番組の編集してる中で、
いわゆる撮れ高的に十分撮れた映像からいろいろ選んで編集してる中で、
これはこっちの方が盛り上がりそうだなみたいなことで、
家の紹介に行ったのかなみたいな。
キスマイの宮田くんがね、成功者の家だみたいな言ってましたけど、
いやあなたも十分成功者なんじゃないですかみたいな気がしましたけども。
いやでもなんだろう、
あんなにね自宅の様子が公開されるっていいのかな⁉︎みたいなね。
勝手になんか親戚気分でハラハラしちゃいましたね。
あとはそうですね、テレビはその後もう一気に出来上がりましたみたいな。
30ページの原稿が出来上がりましたみたいな。
で、それを原作の井澤さんに渡して読んでもらって、
それにキャラクターの声を入れて、
実際声優の井澤さんが永遠さんのキャラの声を担当されて、
その音声付きで番組上では漫画が紹介されるっていう。
これはなかなか良かったですね。
制作の打ち合わせのタイミングでも、
声優さんの井澤さんが実際にこんな喋り方ですかねみたいな感じで、
キャラの声を試しに喋っている様子を、
藤原さんと編集のトミーさんが聞いてて、
すごい良いリアクションされてて、
声から着想してキャラを作り込んでいくっていうのが、
これはすごい展開だなというか、
今回の番組でも言ってましたけどね、
原作者が声優さんならではの制作の進み方なんじゃないかなって思って、
これは実際、藤原さんとかこれまで漫画作られている中で、
例えばアニメ化したら、
この声優さんでこんな声でやって欲しいなみたいなことを、
漫画を描いている側の人がそういうことをイメージしながら描くことってあるのかなとかね。
あと僕は結構アニメを見ずに漫画を読む、
もともとそういうタイプで楽しんでいる人だったんですけど、
最近は結構アニメもよく見るんですけど、
アニメ見ずに漫画だけ読むのは、
アニメの声優さんの声を覚えちゃうと、
漫画を読んでいる時にその声が頭の中で鳴っちゃうので、
イメージがつきすぎちゃうっていうんですかね。
漫画を読んでいるだけだと、
このキャラクターがどんな声なんだろうなーみたいなことを想像することもあるし、
あんまりそういうイメージ、先入観を強く持ちすぎずに読めるので、
僕はあんまり、もともとはアニメのそういう印象を持たないようにしてたんですけど、
でも実際やっぱり今回見てて思いましたけど、
声からイメージされてくるものってあるなーっていうのはすごく感じましたね。
僕らもこの声日記やってて、
昨日のイベントでも普段声日記で声聞いてる人に、
リアルで会うとこんな人なんだみたいなのをやり取りしたりもしてましたけど、
やっぱなんだろうな、その声だけからイメージするビジュアルってあるよなと思って、
それがリアルに会った人とマッチしてたかどうかみたいな話はちょっと置いといて、
声からこの声の人ってこんなビジュアルの人なんじゃないかなって想像をやっぱりすることがこれまでにもあったので、
それってクリエイティブのキャラ作りとかをする人にとってはよくあるやり方なのか、
それとも割と斬新なというか、あまり普段はやらないやり方なのかどうなんだろうなーっていうのはちょっと気になって見ていたところでしたね。
で、その出来上がったものをスタジオのさまぁ〜ずの三村さんとかも読んで、面白かったっていう感じの感想を言って、
番組としては終わってたっていう感じだったんですけど、
ここからテレビ見終えて、見開きで読もうと思ってBookLiveをiPadで開いて、2回目見開きで読んだんですよね。
見開きで読んで思ったのが、これ狂騒サイレントの時にも似たようなこと言ってた気がするんですけど、
やっぱりね、いわゆる見開きの大コマはなかったんですよ。
いわゆる左右ページまたがって1枚の絵が描かれてるっていうような見開きのこの大コマの絵はなかったんですよ。
だから、あれ?見開き入れるって言ってたのに、結果入れなかったんだなーみたいに。
思い返せば縦画面で1ページずつ読んだ時に、途中で絵が切れちゃってるページなかったなって思って、
あ、そっかと。見開きでそのドーンみたいなの入れるって言ってたけど、
これ入れなかったんだなーみたいに思いながら読んでたんですけど、
今ね、10回くらい繰り返し読んでて、気づいたところがあって、
分かりやすいのが、
秘密道具。秘密道具って言うとドラえもんみたいになっちゃう。
永遠セレクトあやかし商品が出てくるですね、ページを見開きで見ると、
完全に左右ページが独立してて、真ん中に白い余白部分が入ってて、
これは縦持ちで1ページずつ読んでも1ページずつ完全に独立したページとして見えるようになってる、
分かりやすいページだと思うんですけど、
どのページも基本的に左右ページの間に何らかの余白が入ってくるんですよね。
で唯一ね、
ページが、何ページどこだっけ、あれ固まっちゃった。
そうそう徳島くんがね、暴走してきたトラックから女の子を助けようとしてドーンって立ちふさがったシーンのところは、
これ間に余白が入ってないんですよね。
でも左右ページとして独立して見ても綺麗に分かれるような、真ん中で一応左右にページとしては分かれてるんですけど、
余白は入ってないんですよね。
多分ですけど、ここをいわゆる見開きの大コマという位置づけ、見開きドーンのページってことだったのかなっていうのと、
最後の永遠が正体を明かすヤオビクニだって名乗るところもですね、間に余白の部分がないので、
ここもおそらく見開きっていう位置づけのページなんだろうなと。
だから二箇所見開き箇所ってことなんだろうなと。
もしかしたら最初のあやかしの末裔っていうところも、ここももしかしたら見開きっぽい位置づけなのかなと思ったんですけど、
でもおそらく後半のその二箇所がこれ見開きとして作ったんだなって分かったところで、
でもですね、これはね、あくまで僕の想像なんですけど、
まず見開きの大コマで左右ページに絵がまたがらないようにしてるのはですね、
きっとBookLiveっていうこのサイトの特性上、
まず最初のページから縦読みで読むとページの繋がりがめちゃくちゃ出てくるんですよね。
横読みで読むと漫画って1ページ目は基本的に左ページにくるように作られてるので、
1ページ独立、見開きで見れる状態で見ても1ページ独立で表示されるんですよね。
で、めくると2ページ目、3ページ目で見開きで出てくるんですよ。
だから1ページ目と2ページ目ってめくって出てくるページだから、
繋がりを実はちょっと感じ取りにくいんですけど、
縦読みすると1ページ、2ページ目がコマの外枠の絵柄が同じなんですよ。
だから縦読みで読むとページの繋がりをめちゃくちゃ感じるんですよね。
この巻物みたいなナレーションが入ってる、ト書きというものも縦長に置かれているので、
なんとなくもしかしたら藤原さんは縦読み前提でこれ作ったんじゃないかなっていうのをちょっと思ったんですよ。
で、他にもページを縦にスクロールしていくとそれを感じる箇所があって、
ちょっと待ってくださいね。
どこかというと、
ちょっと待ってくださいね。
ページをスクロールします。
えーとね。
トラックにさっき女の子がトラックに引かれそうになるシーンっていうのを言ったんですけど、
危ない、聞こえてないのか、ダメだって言っているページの左下のコマがですね、
運転手が居眠りしている様子で最後のコマが終わっているんですけど、
そのコマが斜めに、左上から斜めに右下に向けてコマが割られてて、
これを縦スクロールして読むと次のページがドッて足を踏ん張るシーンがですね、
ページ上部、左上から二等辺三角形になるようにコマが斜めに切られているんですけど、
これが手前のページのトラックの運転手の寝ているシーンと、
完全にコマ割りの線が平行に線を引いているんだと思うんですよ。
だからその縦に読むと、この運転手の寝ているシーンコマと次のコマが、
すごいスピード感を持って流れてくるんですよね。
ここってやっぱりトラックが暴走してきて、主人公が駆け寄っていってダンって止めるシーンだから、
多分そのすごいスピード感、読ませるスピード感がめちゃ重要なシーンだと思って、
ここをその斜めの線で縦読みでコマを割ったのは、
すごいこれ、縦で読むと絶対これ狙ってんだろうなっていうのがわかるんですよ。
でもね、ここってさっき言った通り、見開きのページで見ると、
トラックの運転手が寝ているコマは見開きの左ページの左下にくるので、
え、危ないこれ、次どうなっちゃうの?っていうのが、
ドクンドクンドクンっていう心臓の鼓動がそのページの左下にかけて向かっていって、
左下からそのページをめくってってなった時の見開きで、
ドンっていうのが目に入ってくるんで、
これはこれで緊迫感、スピード感よりも多分その緊迫感を強調して、
横でスクロールして見開きで見ると読めるんですよ。
かつさっき言ってた真ん中に隙間のないページになっていて、
主人公が踏ん張ってドンってやって、主人公の顔アップで、
これ多分目が光ってるんで妖怪パワーが発露されてるみたいな、
ナルトで言うと車輪眼が出てるみたいな状態で車止めてるシーンだと思うんですけど、
それが一枚の見開きでバーンって見えるっていう力強さにもなるんですけど、
さっき言った縦読みでここを読むとスピード感なんですよ。
ドンって車止めたシーンが一枚でビカーって出て、
次のページが主人公じゃないか、徳島くんの顔のアップと女の子の顔のアップと、
ガコって車を止めたシーンでこの3個のコマで大きく大胆に使われてて、
スピード感と止めた後の一瞬を描写するみたいな感じだね。
ここの3ページの繋がりが、縦でも読んで気持ちいいし、横で見開きで読んでも気持ちいいっていう、
これはね、コマ割りの仕方が天才的すぎるなと思って、
感動を覚えて、さっきから何回も見直してましたね。
これぜひね、今言った通り、見開きで読んでない人は見開きで読んでみてほしいし、
1ページずつ見てた人も、横にスクロールしてた人は縦読みで一度読んでみてほしいですね。
あともう一箇所あるんですよ。
そのもう一箇所がどこかっていうと、
ここだ。
そのトラックのやり取りの後に、女の子がね、
そんなのありえない、もう人間じゃないよみたいな。
徳島くんが落ち込んで、傷つくよ、聞けよ、ていた、みたいな永遠さんが出てきてね、
自分の正体を明かすとこなんですけど、ここはね、
人間の肉を喰らい不老長寿のあやかしになった人間がおってなっていうところが、
埋まっちゃった永遠くんを上から見下ろして、
喋る永遠さんのページが、これ縦読みで今読んでますよ、1ページね。
見えていて、その縦読みのページのコマが上段、中段、下段と3分割されてるんですけどね。
3分割されてる、一番下段のコマが、
永遠さんの顔のアップで、かつては仲の良い友もいたが、
大半は子孫を残し去っていったって言いながら見下ろしてるシーンになるんですけどね。
この見下ろしたシーンから、縦にスクロールすると、
見上げる徳島くんが出てくるんですよ。
これね、横で見開きでスクロールすると気づけないんですよね、この構図。
ページを跨いだ見下ろす永遠さんと見上げる徳島くんっていう構図になるんですよ。
これも気づいた時、やべえと思って、そんな使い方をするんかと。
でも、またここの永遠くんが見上げるシーンっていうのは、
横見開きで見ると、その後ヤオビクニの正体が出てくる、
いわゆる見開きとして描いてる間にスペースが空いてないページで、
そこに一気に主人公の永遠さんが正体を明かすっていうすごい印象的なシーンになるんですけど、
これを手前のページからの縦読みでの見せ方と見開きとしても整理させてるのもすごいし、
かつ、この正体明かすシーンが縦読みで読むとすごいんですよ。
見上げる徳島くんのところに降りていく永遠さんの引きの絵がまず入って、
縦にスクロールすると永遠さんが飛んで降りてくるような印象になるんですよ。
で、わしはヤオビクニ。
正体、いわゆる変身した状態というのかな。妖怪になった状態というのかな。
その姿がちょうど飛んで降りてくる引きの人影からきれいに登場するんですよ。
これもサブイボ出ましたね、気づいたときに。
たぶん絶対これは縦読みで読むことを想定して、
打ち合わせでは見開きでバンって言ってたんだけど、
見開きでバンしつつも縦スクロールでその見開きでバンが
効果的に印象付けられるようにコマ割りして絵を構成されたんだろうなと思って、
ほんと天才と思って。すごくないですか、これほんと。
まじでこれは縦読みでここ見てほしい。
感動する、この構図とコマ割り。天才。
ちょっと熱くなってしまった。
俺もう50分も喋ってるのか。
これ狂騒サイレントに続き、厚苦しく語りすぎてしまっているんですけども、
その最後ね、これ何回か読んでやっと気づけたんですけど、
永遠が正体を明かして、
お主は魅力的じゃ徳島って言った後に、
ドドドーンって爆発みたいなのが起きて、
温泉でも湧き出たのかみたいな。
これ手前のシーンであやかし相談所で落ち込んだ徳島君によって穴ができて、
ちょうど風呂が欲しいと思ったここに湯を張ってみるかってお風呂を張ってるんですけど、
よくよく考えるとこれ店の中にどうやってお湯を張ったんだって。
もしかしたらヤオビクニは水を引き寄せる妖怪なのかみたいな。
その辺ちょっと詳しくわかんないんですけど、
ここもヤオビクニの姿になって、
間欠泉なのか何なのかわかんないですけど水が噴き出してきてるんで、
ヤオビクニってもしかしたら穴から水を出す能力の持ち主なのかみたいなことを想像させられまして、
しかもそれが本当の最後のページの最後のコマでニュース速報みたいなのが出て、
ニュース番組の映像のところに道路陥没で巨大水柱ってめっちゃちっちゃく書いてて、
これ最初は水柱って気づかなかったんですよね。
その妖怪の姿になって、神秘的な何かが溢れ出たのかなみたいな気がしてたんですけど、
普通に水柱だったんだと思って、
だからかもしかしたらこれは永遠さんそういう能力をお持ちなんじゃないですかみたいなことも漂わせる感じがその最後にもあってね。
しかも終わり方がいいんですよね。
事務所でお茶いただいていいですかって。
で実際お茶すすって終わるっていう。
この最後の一コマ、ニュースの水柱のとこもそうですし、お茶飲むところもそうですし、
この最後の一コマがすごい効いてるなと思いましたね。
ちょっといろいろワーっていっぱい語ってきたんですけど、
僕が一番今回ね、最後の最後ですこれ。
間もなく1時間になろうとしててもうこの辺でやめますけど、
僕が一番今回ね、吹き出したというかグッときたみたいなところをちょっと1個だけ最後紹介すると、
1、2、3、4、5ページ目のですね、
あやかし相談所について永遠さんがですね、
わしは所長の永遠じゃって名乗りでってズバッて言うところの
見たところお主いろいろと儘(まま)なっておらんのではないかっていうセリフを読んだ時にですね、
なんかちょっと自分のことを言われてるようでですね。
私がこの声日記でね、ままならないエピソードをたくさん喋ってるんですけど、
そのままならないっていう言葉はですね、
実は私がいろいろと喋ってるのを受けて、
そのままならないっていう言葉を私は知らなかったんですけどもともと、
教えていただいて、
ままならないっていう言葉があるんだなって知って、
それ以降なんかいろいろこうなんか失敗だみたいなのを喋る時に、
今日ままならないことがありましたって自分でも言うようになったんですけど、
それをねちょっと思い出しながら、
これなんか、
いや全然多分そうじゃないんですよ。
これ藤原さんがそう思って帰った後は全くおこがましい話、
そんなことはないと思ってるんですけど、
でもそのセリフとしてこの「ままならない」っていうセリフがここに出てきたことに、
ちょっと僕はもうね胸打たれまして、
もう最高だなと。