1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 第7回:野外発声のすすめ、「..
2020-09-01 09:40

第7回:野外発声のすすめ、「偶感(勝海舟)」

田舎に住んでいる方必聴!
野外で声を出すことのメリットを力説しました笑
吟は、勝海舟が作った詩を吟じてみました。
僕の大好きな吟です^^ #詩吟
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:02
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。 この詩吟チャンネルはですね、とてもマイナーな伝統文化、日本の伝統芸能である
詩吟というものをですね、全く知らない人にその魅力を伝えていこうというチャンネルにしております。 私の経歴はと言いますと、詩吟歴は20年以上
巡視班という人に教える資格も持っておりまして、全国大会でも優勝経験を持っております。 ですので、そういった
経験を持ってですね、とにかく詩吟のいろんな魅力を伝えようとしております。 なおですね、この背景の雑音からも分かりますように、この詩吟チャンネルはですね
私の通勤時間の車の中から配信しております。 ですので、途中ウインカーの音であったり、エンジン音であったり、ワイパーの音であったり、いろいろ入ったりするかと思うんですけれども
それに負けないように、詩吟で培ってきた滑舌と声量でカバーしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
いつもですね、構成としては前半に詩吟に関する話、後半に毎日違う議論、平日毎日違う議論を紹介して、吟じていこうというふうに考えております。
今回は7回目ですね。7回目の内容に移りたいと思いますけれども、今回も野外練習の進めということで話していきたいと思います。
これはですね、とにかく外に出て声を出そうと、思いっきり声を出そうと、この外に出て声を出すということが大事だという話をしていきたいと思います。
私はですね、高校生ぐらいの頃に寮生活をしていて、とても田舎なわけ、田舎に住んでいたわけです。
半径100メートルぐらいがずっと田んぼだというような場所がすぐ近くにあったので、毎晩毎晩ですね、夜8時か9時ぐらいですかね、そこに出ていって15分から30分とにかく一人で黙々と発声練習を続けていたと。
台風になろうが、大雪が降ろうが、とにかく毎日毎日欠かさず5年間続けていきました。
その中でですね、とにかくメキメキと声量が上がっていくわけなんですね。
声の思考性と言いますか、声に届く距離というものがぐんぐんぐんぐん上がっていくということがありました。
ここからですね、学んだことはというとですね、やはり外で声を出すというのは気持ちいいというのと、なかなかに鍛えられるということなんですね。
これを聞いている方、多分いろんな方いらっしゃると思うんですけども、もし私のように本当にどいなかに住んでいるのであれば、もうそれを良かったと、すごいメリットだと思っていただければと思います。
本当にですね、僕も神奈川に住んでいたことはありましたんですけれども、本当に大声を出せる外がね、全然ないんですよね。
とてもなんか悲しいなと、どっかないかなと結構探しに行くんですけれども、車で相当走らせたところに行かない限りはなかなか得られない。
そういったことがありまして、もし自転車とかでちょっとしたところにも大声を出せるような場所があれば、本当にそれは場所だけでも恵まれています。
そこでですね、着いたらもうその場所に着いたら、とにかくまずは大きい声を出してみるんですよね。
03:03
最初のうちはまあとにかく喉から出て声が枯れるかもしれないです。
まあ無理しすぎは良くないんですけれども、それをちょっとずつですね、続けていくと。
まあ次は10メートル先に届かせよう、30メートル、50メートル、いやいや100メートルまで届かせてやるぞと、それぐらいの気持ちでですね、声をもきちん、ああああああとガーッとですね、出すわけです。
すぐ手前だと、ああああああと、このくらいだとまあ何か数メートルぐらいしか届かないんですけれども、10メートル50メートルとか行こうと思うとですね、
そんなんじゃとても届かないわけなんですね。
その時はもうお腹が自然とガーッと力が固くなってですね、行くわけなんです。
これだけの力を養った上でですね、カラオケボックスなり、まあ室内の場所ですね、いざ発表する、人前で歌うとなった場合にですね、全然声の思考性、届く距離、相手に突き刺さる感じが全く違ってきます。
やはり狭いところで歌っていると、もうそれだけの距離感でしか鍛えられていかないんですけれども、広いところ、外でですね、やり続けることによって、それをマイクに乗せてもですね、相手に突き刺さるという鋭さが加わってくるわけです。
ここまでこれはですね、詩弦をやっていようがやっていまいがですね、歌唱力として全く知らない人にも、こいつちょっとやるなというふうに思ってもらえるということになります。
ということはですね、なかなか都会にいる人はとても難しいかもしれないんですけれども、どいなかに住んでいる人にこそ、外で声を出せる環境があればですね、ぜひぜひ、外で思いっきし声を出す、遠くまで飛ばせる、飛ばすという練習をしていただければ、
いいのかなと、僕なりに思っております。
ということで前半の小話は以上で、後半ですね、に移りたいと思います。今回はですね、これも有名な方の詩です。
かつかいしゅう、かつかいしゅうという幕末維新の方の作った、その人自身が作った漢詩になります。
ぐうかん、たまたま感じた、そういった意味の詩文になります。ではちょっと読んでいきたいと思います。
ぐうかん、かつかいしゅう、
こほう、へきびんにひず、
これをみて、しんをやしのべし、
じょうじょう、なにもとかなさん、
ときあやうくして、いじんをおもう、
かつかいしゅうのですね、どっしりとした気持ちが伝わってくるかと思います。
こほう、ただひとつのですね、みねと書いてこほうですね。
これがですね、富士山を思い浮かべてもいいかと思いますけれども、
ひとつの山が、たったひとつですね、周りに何もないようなところで、ずわーんとそびえ立っている。
06:08
へきびんにひず、まあ空に向かって突き刺しているわけですね。
で、これを見て、しんをやしのべし、本当に大事なものは何なのかというものを、
それを見定めてですね、やっていかないといけないなと思っているわけです。
じょうじょう、なにもとかなさん、
いろんなことを考えてですね、あれこれ考えて、一体何ができようかと、
このじょうじょうというのはなんとも訳しがたいんですけれども、もう、
本人の気持ちが詰まっている。どっしりとした、でも熱いような気持ちを感じています。
時危うくして偉人を思う。国が危ない時になると、やはり過去の偉人に思いを馳せるということで、
かつかいしゅうの、その時のですね、どう感じたのか伝わってきて、
まあこれも詩吟の魅力のひとつかなと思います。
僕も結構これはね、好きな詩吟でして、吟でしてですね、そこそこやり込んできたものではあります。
ですのでまあここでちょっと披露していくので、この吟の良さを感じていただければ幸いです。
では吟じていきたいとおもいます。
空間、かつかいしゅう。
しんもやしのべし、じょうじょう、なにもとかなさんとき。
時危うくして偉人を思う。
いかがでしたでしょうか。
09:01
これはですね、まあちょっと吟のテクニックなんですけども、だいぶ下に、お腹のタンデーにですね、力を入れないとですね、
声が浮き上がって浮つらの声になってしまうんです。
ですので特にこのような、もう心の強くこもったこの詩はですね、もうめっちゃお腹に力を入れてですね、
どーっと下に土台をがっしりとした吟を意識していくということで、よりその詩情を表現できるようになるというところがあります。
ということでですね、今回は以上となります。
このようにまああの、通勤時間なので平日毎日配信していきますので、楽しみにしていただければ幸いです。
本日もありがとうございました。
09:40

コメント

スクロール