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2022-11-17 19:28

【詩吟ch】超有益!腹式呼吸に効果があったこと無かったこと<那須与一宗高>

那須与一宗高 / 松口月城
一矢弦に在り 一生を懸く
宗高の心事 誰か情に堪えんや
源平の合戦 詩趣多し
軍扇翩々 浪に入って明らかなり
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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
相変わらず、私は娘と楽しい毎日を過ごしております。
だんだんと、喋れるわけじゃないんです。まだ2ヶ月半ぐらいですからね。
喋れるわけじゃないんですけれど、なんか、「うー!」とか、「あー!」とか、「うわー!」とかですね、そんなことを言うと。
それに対して、僕もオウム返しで言うとですね、結構会話みたいなのが続くんですよね。
それが5回とか10回とか10億ぐらい続いて、そして娘がニコーとか笑いようもんなら、もう幸せですよ。
ただこういう時になんか、自分がちゃんと話した方がいいのか、ただオウム返しによくわからない言葉にならない言葉を言っていた方がいいのかですね、これ悩みますね。
自分がウニョウニョ喋ってるから、この言葉を喋るのが遅くなってしまったらどうしようとか、そういうことも思うけれども、
でも最初になんかお父さんとかパパっていう風に発声、声出したらですね、絶対奥さんとの関係が悪くなる気がするんで、
今のうちにママとかお母さんとかってなんか、しれっとですね、なんか擦り込んどいた方がいいんじゃないかなとか、余計なことを思っております。
さて、今日お話しする内容ですけれども、複式呼吸に効果があったこと、なかったこと、そういった内容でお話ししたいと思います。
死銀に関してですね、複式呼吸というものはもう大きな大きな壁になるかなと思います。
ずっと立ちはだかっているような、そういう壁なんですね。一つ超えたらいるというよりはずっと邪魔し続けているようなもんなんですけれども、
この複式呼吸、僕も20年ぐらい経ってようやくなんとなくわかってきたかなみたいなそういうところなんですが、
これまでに先生からとか他の人からこういう風にやったらいいよとか、そういうアドバイスを受けながら実践してみながら、
これは効果があったなあ、これはなかったなあみたいな、そういうことをですね、今回はお話ししたいと思います。
内容によってはですね、過去に話した内容もやはり被っているところはあるんですけれども、
今日はこういう切り口でお話ししていきたいと思うので、楽しみに聞いていってください。
そうですね、3つに分けてお話ししていきたいと思います。
一つ目はお腹を意識する方法としてこういうやり方があったなとか、
二つ目はお腹の力の入れ方ですね。
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そして三つ目はですね、複式呼吸との向き合い方ですね。
ここでお話ししていきます。
じゃあまず一つ目ですね、お腹を意識する方法、コツみたいなもんですね。
複式呼吸はもっとお腹から声を出すんだと言われてですね、
はあ、そうですかと、頭の中でポカーンと出てくるわけです。
そして先生がですね、いやこういう風にやったらいいよということで、
僕が今過去に教わったことはですね、この3つがあります。
一つ目はですね、寝っ転がったらいいよと、寝っ転がったら自然とお腹を使うようになるからと、
いうことを言われたんですけれども、これは僕にとってはダメでしたね。
全然よくわかりませんでした。
外で練習している頃はですね、田んぼのど真ん中にコンクリートの道路なんですけれども、
周りにもう半径100メートルぐらい田んぼだらけの、そういったあぜ道の一つなんですね。
そこで僕も寝っ転がりながら、道路に寝っ転がりながらですね、夜空に向かって吟じてるんですけれど、
もう背中は痛いわ、すごく声は出しにくいわ、声がちゃんと出ているのかよくわからない。
そしてむしろ余計に力がかかってしまって首も痛いとかですね、
なんかあんまり正直なところ、こんな姿勢で吟じれるものかという感じですね。
あまり僕の中では効果はなかったなというところです。
まあもしかしたら人によってはありかもしれないんですけれど、
今回は僕の経験談なんで、この寝た状態で声出す、これはダメでしたね。
そして2つ目はですね、重たいものを持ちながら吟じたらいいよということを言われました。
そう、重たいものを持つことでですね、体の重心が下に行くみたいな、
そういうふうに話されて自然にお腹から声が出るようになるよということを言われました。
それでですね、僕は教室の指輪の教場のですね、テーブルを持たされながら吟じたこともありますし、
一人で練習するなら自転車とか持ちながらでもいいよっていうふうに教わりました。
で、これもダメでした。ダメでしたね。
ただただ腕が疲れるということですね。あんまり効果なかったなというところです。
そこで3つ目ですね、これが効果があったところなんですけれども、
これはですね、一度渋谷の方で体験的な練習されている先生のところで教わったやり方ではあるんですけれども、
これは素晴らしいと思ったやつが、まさにこの遠くに向かって声を飛ばす、
遠くにいる人に呼びかけるように、多いと呼びかけるように声を出すということですね。
これ僕何度も過去に言ってるんですけれども、本当にこれが一番お腹を使うっていうのは、
お腹を意識するっていうのは本当によくわかりましたね。このへそよりも下、探伝の位置ですよ。
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ここを認識するためには目の前にいる人に声をかけるんじゃなくて、
5メートル、10メートル、そういった人にですね、多いと呼びかける、
ちゃんと向こうに気づいてもらうように、むしろ向こうが気づかないと赤い横断歩道が変わっているのに渡ってしまうとか、
そういう危険が迫っているとか、そういうことをいろいろ想像しながらですね、
ゴルフのファウルボールがぶつかりそうだとかですね、そういう時で、
おい!おい!おい!おい!と、こういう声を出すわけです。
そういった時にですね、本当にこれは、死刑やってる人でもやっていない人でも、
自然とお腹をクッと意識する、本当にいいきっかけになるなぁということを感じましたので、
この遠くに声を飛ばすというのが、これが本当に効果があったなという内容になります。
そして、2つ目、お腹の力み方ですね。
お腹の力み方について、効果があったこと、なかったこと、1つずつお話ししていきます。
お腹を力んで、お腹の筋肉を使うんだよと、ちゃんと力を込めるんだと、
お腹に力を込めろということをひたすら言われますね。
じゃあ、これはどうやって込めればいいんだというところなので、
お腹の込め方というと、やはり真っ先に思い浮かぶのは、筋トレの腹筋ですね。
仰向けになって、膝を曲げて、上半身を上げる時に、
そういった時にお腹がすごい力みますよね。
そういう力み方しか僕は知らなかったものですから、
そんな感じですね。ひたすら力を込めてやると。
これはダメでした。これはダメでしたね、本当に。
ただただ疲れるのと、本来はですね、
この鍛錬というと、できるだけ柔軟にと言いますか、
柔軟に強く力というこの難しいところなんですけど、
ただただ力を込めると、柔軟さがなくなって怖がってしまうんですよね。
だから、ただただ腹筋がめちゃくちゃ鍛えられている人が、
いい歌声をしているかというと、また別の話なんですよ。
ここを綺麗に使えるかどうかというところがポイントなんで、
こういうふうに腹筋のイメージして、ギュッと力を込めるっていうのは、
もうダメでした。ダメでしたね。
じゃあ何が良かったかということなんですけれど、
これイメージなんですが、お腹を絞り込むように力を込めるっていうところですね。
お腹を絞り込むように息を吸って、このへそやりもしたあたりに
お腹が入っていくイメージを持って、その空気を圧縮するんです。
圧縮する。ギュギュギュギュギュッと絞り込むんですね。
なので、背中の力を使うってなかなか最初のうちでわからないんで、
お腹の前方の、前面の力を使うわけなんですけれども、
それを体の内側に引き込むようなという、
そういう意味では絞り込む、ギューッという、こういう力の込め方なんですね。
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こういう力の込め方、そうすることの方がやはり声に張りがというか、
力が困るなあということを実感したので、このイメージの違いですね。
ただ腹筋のように力むんではなくて、絞り込むように力を込めるという、
こっちの方が効果があったなというお話です。
そして3つ目ですね。
腹式呼吸との向き合い方。
これはやり方というよりは僕が実体験してきた話なんですけれども、
まずダメだったのはですね、ダメな向き合い方っていうのは、腹式呼吸。
きっと万能なコツというものがですね、何か1つか2つぐらいあって、
このコツというものを偶然でも何でもいいからパシッと掴むことができたらですね、
ポケモンが進化するかのように、それ以降はもう楽々と喉が疲れずに
いい声が出るもんだと、そういうふうに思っていたんですね。
つまり本当に万能なコツがあって、それを一度ゲットしたら、
もうこの先は何も考えなくても大丈夫。
私はもう腹式呼吸を得した人間だと。
そういう何か便利なものがあるもんだと信じておりました。
この向き合い方はもう完全なる間違いですね。
では何が正しかったのかというところなんですけれども、
腹式呼吸は常に意識し続けないといけないということです。
徳川家康がどんな名言だったっけな、人生とは重荷を背負って行くが如くみたいな、
そういうような確か名言を残した気がするんですけれども、
まさにそういう感じなんですね。
常に常にちゃんと意識し続ける。
意識を緩めちゃいけないんですね。
本当にじっくりお腹と向き合って、今はちゃんとできているのかな。
この難しい言葉、セリフ回しのところでも忘れずにできているのかな。
自分の場合はあいうえおのうが苦手だけれども、
このうの時でもちゃんとお腹が意識できているのかなとか、
今日はなかなか調子が悪くてとか、ついつい喉声になりがちだけれども、
それでもお腹へお腹へと意識できているのかなと。
こういうふうにですね、本当に常に常に頼みなく、
頼まなくですかね、お腹と向き合って意識を向け続けないといけないんです。
それを続けていくと意識を向けるということに慣れていって、
それがね、腹式呼吸がある程度常時使えるようになってくると、
そういうものなんですね。
だから本当に時間がかかります。
だから僕もですね、本当に今もうやってますけれど、
お腹使えてない時なんてもうしょっちゅうありますよ。
特にビブラートが多い時とかは結構お腹が使えていないことをごまかしている回ではありますので、
それを過去のやつ聞き比べてもらえば、いや聞かなくてもいいんですけれど、そういうことなんです。
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なのでこの腹式呼吸との向き合い方、コツが一つゲットできればそれでOKとかそういうもんではなくてですね、
一度掴んだコツもやっぱり手放す時もあるんですね。
先生から教わった瞬間は分かった気になったけど、一人の時はまた忘れてしまった。
でもまた教わった時は分かってきた。
こういうふうに繰り返していって、だんだんと掴めているようになって、
7割、5割、6割、7割、8割、その掴んでいる感触が分かってきて、
それをですね、死銀を吟じている時に常に意識し続けるというこの意識力ですね。
これが必要になってくるというものです。
なのでこの向き合い方、こういうことがありましたという話ですね。
では今日ちょっとたくさん話してしまったんですけれども、
私が腹式呼吸に対して効果があったこと、なかったことありますので、ぜひぜひ参考にしてください。
これは結構大事な話を喋ったなと思いますので、
僕の本当に10年以上腹式呼吸で悩んできた悩みが今日の内容に詰まっているかなと思いますので、
できれば咀嚼して実践していただければ幸いです。
よし、たくさん喋ったな今日は。
じゃあ、今日後半一つ吟じていきたいと思います。
これも僕の好きな銀なんですね。
松口月条作、なすのよいち 胸たかですね。
これ詩文、ちょっとこれ教科書にないんですよ。
僕の持っている教科書に書いていないんで、
どういう内容かは僕のすごく医薬的な内容でいきますけれど、
まず詩文から読ませていただきます。
なすのよいち 胸たか
松口月条
一志厳にあり
一生を書く
胸たかの心事
誰か情に絶えんや
厳平の合戦
四種応死
軍船変遍
波に行って
明らかなり
この一本の矢にですね、弓矢がもう今、ひかんとしている。
この一本の弓矢にですね、自分の人生、生死をですね、それをかけていると。
つまりあの一番有名な、確か断の裏でしたっけ?
ゆらゆら揺れるこの戦争を射てみよという、あれですね、あの場面です。
この時のこの胸たか本人のこの心情たりや、
もう一体誰が分かろうか、想像できようかということです。
このようにですね、この厳平合戦にはですね、四種、四分になりそうな趣のある場面がたくさんある。
こういう面白さがあるなというところです。
軍船、この扇ですね、扇がそして変遍、波に行って明らかなり、結果はどうだったかというと、
この見事にこの一死に、一つの矢に揺られて、ひらひらひらひらと舞って波に落ちていった。
もうバッチリだったわけですね。
この本当にこの有名な有名な一場面を歌った銀ということです。
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僕もあの軍、軍着物を好きなんですけれども、もうこれも本当にいいんですよね。
もう全く完全なる想像なんですけれど、なんというかな、これは射見戦なんだろうな。
射見戦がきっと、こういう伴奏がありながら吟じる。
そういうのが本当にあっていそうな銀なので、楽しく楽しく吟じていきたいと思います。
なすのよいち、むねたか。
まつむち、げつじょう。
いっしげんにあり、
いっしょかく、
むねたかのしんじたれかじょうにたえんや。
げんぺいのかせんししゅうおしぐんせん。
へんぴんのみにいって、
おきろこのり。
いやー楽しいですね。こういう射見も本当に楽しいんですよ。
もう勝手ながら本当に想像でですね、射見戦の伴奏を勝手に想像して吟じてみました。
もう出だしが、出だしがいいですね。
聞くと結局がやっぱいいなと思います。
いっしげんにあり、いっしょかく。
もうここ、もうなんか切れ味が抜群ですよね。
ぐんせんへんぺん。
なみにいって、あきらかなり。
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皆さん、結果は知っているんですけれども、こういう表現ですね。
ぐんせんが、おおぎが、ひらひらと、なみにいったと、おちていった。
ということですね。
何が起きたかはもう明らかです。
こういうかっこいい締めくくりで終わると。
最後はもうバーンと終わるようなイメージを想像しながらですね、吟じてみました。
やっぱりですね、本当に好きな吟っていうのは吟じていて楽しいし、
そういう時に、そういう時こそですね、なんか声ものびのび出てくるもんなんです。
いい感じに出てくる。
まああの、自己流でやりすぎるとそれはよくないじゃないんですよね。
ちゃんと基礎を一つ一つ理解した上で、その上で、でもやっぱこれ楽しいんだよなという気持ちがもう止められない。
そういう状態で吟じるときっと、とってもいい吟ができるんじゃないかなと僕は信じております。
今日はちょっといつもよりもハイテンションでやってみましたけれども、こんなところです。
いつも本当にコメントなり、メッセージなり、リクエストなり、相談なりしてくださりまして本当にありがとうございます。
あまりメッセージしたことないという方もですね、ちょろっとの一文だけでもいいから送っていただければ
本当に嬉しいです。必ず全部返しますんで、いつもお待ちしております。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ!
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