1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 第57回:マイクはあくまで+αと..
2020-11-13 10:45

第57回:マイクはあくまで+αというお話、「烏江亭に題す」


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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力と、
詩吟を培って得得したこの腹式呼吸の発生方法、そういったことについて、わかりやすく配信していくチャンネルにしております。
今回はですね、いつもほぼ朝収録してそのまますぐに投稿しているということなんで、
いつも通りの内容なんですけれども、あえてライブ配信という形でチャレンジしてみました。
暇があれば聞いてみてもらえればいいかなと思います。
まず、私はというとですね、詩吟歴20年以上、純詩班の資格と奥伝の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もあります。
そして、ゴスペルも趣味でやっていて、10年以上やっているということで、だいぶ異色の経験があるのかなということなんですけれども、
これまでのですね、自分が腹式呼吸をやっていく上でよく詰まった内容とか、わかりにくかった内容とか、
そういったところもですね、よりわかりやすく、詩吟についてもわかりにくい世界だと思うんですけれども、そこもわかりやすく配信していこうと思っております。
そして、雑音がだいぶ入っていると思うんですけれども、私の車の中から配信しているんですね。
もうガンガンと声を出すんで、そういったことでちょっとうるさいところあるかと思うんですけれども、
詩吟で培ってきた滑舌と肺活量でカバーしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
いつも通りですね、前半は詩吟に関する腹式呼吸に関する話、後半は平日毎日違う吟を紹介して吟じていくという形で、
だいたいですね、10分ぐらいで終わるような内容にしていきたいと思います。
ライブ配信、四空花さんおはようございます。ありがとうございます。
こういうの聞いてくれてくれるなんてもうめちゃくちゃ嬉しいですね。
ということで、ガンガン内容を進めていきたいと思います。
今回はですね、マイクはあくまでプラスアルファだよという話でいきたいと思います。
これどういうことか。マイクっていうのはですね、自分の声を拡張するということで、
カラオケとか行くとですね、もちろんマイク使うのは当然なんですけれども、
そこに頼りすぎたらいけないよという話です。
詩吟の感覚でつい話しちゃうんですけれども、詩吟の世界というのは、
とにかく自分の声があって、それをあくまでマイクに乗せていくということになります。
マイクも何もないような場所で吟じるというスタイルが結構身近にあるので、
そういう意識が根付いてくるんですね。
それで、詩吟の先生に早々に教わり始めたときに言われたことが、
この話なんですよね。マイクに頼るなと。
自分の声が良くなかったら、その良くない自分の声がただ拡張されるだけなんですね。
マイクはあくまでプラスアルファ。自分の声がいかに鍛えられているか。
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それさえ良ければマイクがあってもなくても、マイクがあればより良くなるし、
むしろ声が鍛えられていなかったらマイクがあったとしても、
悪いものがより拡張されるということになるんですね。
だからマイクはあくまでプラスアルファだよという話になります。
じゃあ自分の声を鍛えるってどういうことなんだろうということで、
腹式呼吸について僕も今まで話しているんですけれども、
今回は特に声の指向性、鋭さというところを話していきたいかなと思います。
マイクに頼りがちな人というのはですね、
口先から声がバーッと出ているように、そこから声が拡散しているような感じで歌っているんですね。
指向性というのはですね、詩吟において、普通の歌においてもがっつり参考になるんですけれども、
僕が普段から意識しているのは、口先から10センチ前のところ、そこに声の出るポイントがあると認識して、
そこから声を出すイメージを持つということ。
意味わかんないよと思われるかもしれないんですけれども、
本当の口が、声を出す口が、今ある自分よりもさらに10センチ前に手前にあると、
手前?
正面にあるという意識を持つといいのかなと思います。
そうすると声が拡散するんじゃなくて、直進性を持つんですね。
だいぶ理系っぽくなってきましたけど。
声がまず前に届こう、届こうとするんですよ。
そうするとマイクを通した時にも、その力がより拡張されて、より遠くの方にグランといくわけですね。
ただ拡散する声じゃなくて、相手に届くということです。
ドラゴンボールで言うとマカンコサッポーみたいな感じになるんだと思うんですけれども、
やはり思考性がある方が相手に届く力が強くなるということで、
普段声を出す時、歌う時においてもこの思考性という視点を持つといいのかなと思います。
10センチ先から声を出す。
そのためには自然と丹田、お腹を使わざるを得なくなってくるので、
腹式呼吸にもいいということになります。
だからこういったところをポイントとして考えてもらえれば、
マイクを使う際により良い声が拡張されるんじゃないかなと思いますので、
参考にしてみてください。
それでは後半の方に移ります。
後半はですね、ちゃんと真面目に詩吟の方を紹介していきたいと思います。
今回はちょっと勉強になる話ですね。
吾皇帝に大す。
渡牧という方が作られた詩になります。
これはですね、剣道長来っていう四文字熟語は分かりますかね。
ご存じの方いますかね。
それの語源になった、だいぶ古い詩文になります。
時代で言うと、今キングダムでだいぶ有名になってますけど、
春秋戦国時代。
それを経て、秦の始皇帝が統一すると。
その後にですね、孔武と劉邦が戦っていくわけです。
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この孔武と劉邦の孔武の話。
孔武が一番最後に劉邦に負けた時の吾皇帝。
吾皇帝で自分は逃げるのをあえてせずに、
俺のプライドが許さないという状態で、
逃げずに、自分で最後、奮死したと。
奮死というか、全力で戦ってそのまま死亡したということになります。
そこのところを孔武が詩を作ったということになります。
まず四文の内容から吟じる前に話したいと思います。
吾皇帝に題す。
勝敗は陛下も期すべからず。
恥を包み恥を忍ぶ。
これ断字。
後頭の指定。
後身応し。
剣道重来。
未だ知るべからず。
これちょっと読み方間違えましたね。
剣道重来って言ってますね。
詩文によって結構言い方変わってくるんですけれども、
今回どうすかな、剣道重来であえてやろうかなと思います。
勝敗は陛下も期すべからず。
勝ち負けというのは遺憾しがたいものがある。
恥を包み恥を忍ぶ。
これ断字。
恥もどうしても出てくるんですけれども、
それを忍ぶということも一つ断字の在り方なんだと。
後頭の指定。
後身応し。
孔武の生まれ育ったこの場所、
後頭ですね、中国の後頭の場所においては、
まだまだ優れた指定がたくさんいたのに、
剣道重来。
だからこそですね、
土埃を撒き上げるような形で、
これらを引き連れてですね、
また来ればよかったんだけれども、
それはもう誰も知るよしがないよ、
という話になります。
ということはですね、
こちら。
詩音聞く方も初めてかもしれないんですけれども、
ちゃんと真面目に言字でいきたいと思いますので、
2分程度お聞きください。
吾皇帝に題す
とぼく
勝敗は
陛下も
帰せ
べからず
恥を包み
恥を忍ぶ
これ
断じ
後頭の
指定
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強信
応信
剣道
重来
未だ
知る
べからず
ということで、
こんな感じですね、
詩音チャンネル。
福祉呼吸であったり、
詩音の話であったり、
だいぶマニアックだと思うんですけれども、
そういった話を分かりやすく伝えていきます。
詩音もですね、
後半やっているので、
興味があれば、
こんな世界もあるんだよということで、
知ってもらえれば幸いです。
あとはですね、
これは平日毎日配信しているんですけれども、
ちょっとふざけた感じの、
サラリーマン戦慄を吟じたり、
シルバー戦慄を吟じたり、
他にもリクエストがあれば、
それもちょっと詩音ぽくやってみようかなと思っています。
エロ詩音にはちょっとですね、
今、なかなかそこまでいく
度胸がないんですけれども、
できるだけ詩音のハードルをですね、
低くして、
敷居を広げていきたいなと思っていますので、
引き続きよろしくお願いします。
本日は以上となります。
どうもありがとうございました。
ライブ聴いていただいた方、
もう2人いるんですね。
本当にありがとうございました。
では、以上となります。
では、また来週。
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