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おはようございます、ずっきーです。
楽しんでたらなんとかなった、理系3児パパの頭の中ラジオを今日もやっていきたいと思います。
今日は本の感想、ようやくですね。
読んだ本は【娘が母を◯すには】というちょっと物騒なタイトルの本で、三宅香帆さんの本ですね。
だいたい読み終えたので、私が面白いなーと感じた点3つと、あと感想をお話ししていきたいと思います。
面白かった点3つ、さらっとは、まず母殺しの背景か、なんで殺さなくちゃいけないのかなーみたいなお話を1つ目で、
2つ目で、なぜ母親と娘がこんな密着しちゃうのかな、殺さなくてもいいのにな、殺さなくちゃいけないこと密着?
くっついちゃうのかっていう話と、あと3つ目はどうすれば殺せるかというか、本の中では娘が母から、
規範から外れることが殺すって書いてあるんですけど、その題名にあったどうすれば娘が母親を殺せるかっていうのを3つ目でお話ししていきたいと思います。
まず1つ目ですね、この本の背景、タイトルが娘が母を殺すには、というのであって、前提の背景としては、
母親と娘ですね、そこの関係性について触れられています。
比較としては父親殺し、父殺しっていうのはよく物語の題材として出てくるんですけど、
父親を殺しに乗り越えみたいな、母殺しって何が違うの?ってお話をしているんですけど、
それは父と子供っていうのは上下関係、エーラルキーの三角形の上に父親がいて、下に子供がいて、それを乗り越えるっていうのが父殺しで、
母殺しの場合は乗り越えるじゃなくて、領域ですね、母っていうのはこう丸いコミュニティというかそういうのを持っている、そこから抜け出すっていうので、
母殺しと父殺しの違いがあるよう、そのあったかい領域から抜け出すか否かだから、なかなか難しいよね、みたいなお話をしています。
あと最初の方に具体例で挙げていたのは、ちょっと特例ではあるんですけど、
イカ大学生の母親殺しの例が紹介されていましたね。
31歳の女性が、お母さんを殺してしまった。
背景としては、母親が娘に、お医者さんになるんだって大学難労もさせたりとか、
医者が難しいなら助産師になれとか要求するけどそれに至らなかったとか、
母と娘の関係がこじれちゃって、娘が手詰まりを感じてお母さんを殺してしまった特殊例があるんですけど、
そういうのを紹介していて、なんでこんな母親と娘がこじれてしまうんだろうみたいな話が最初にされてますね。
ちょっと特殊だなって気もしたんですけど、そういう背景で話は進んでいきます。
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面白いなと思ったのが2つ目で、なぜ母親と娘がこんなに密着、くっついちゃうのかな、関係性がこじれるぐらい、
くっついちゃうのかっていう話が2つほど理由が挙げられていて、
まず日本の家庭の夫婦のコミュニケーションの乏しさですね。
お父さんとお母さんは話さないよねっていうので、背景としてはお父さんの仕事ばっかりしてて、
土日もそんなにコミュニケーションなかったりとか、だからお母さんとしてはお父さんとは仲良くやりたいんだけど、
お父さんがいなくてコミュニケーションできない、日本の家庭そういうのは多いよねっていうのが挙げられて、
ああなるほどって思いました。お父さんいないからこそ娘、そっちの方とやり取りしちゃうって感じですね。
2つ目は娘の経済的な自立の難しい点というのと、
育児のリソースの乏しさ、これが娘を母親にくっつけさせるっていう話がされていて、
ああこれもなるほどと思いましたね。
基本的に日本だとやっぱり収入ですね。
男の人の収入と女性の収入、男の人の高い。
よく言うのは男性の年収1000万円っていうのが数%3%ぐらい、
それと同じ女性の年収600万円っていうのが上位の数%3%ぐらい。
男性の高収入と女性の高収入ってどうしても割合としては男性の方が多いっていうのが日本の仕組みなので、
経済的に苦しいとなるとお母さんの頼みだとか、実家にお世話になるだとかそういうのが出てきてしまう。
経済的に自立できないと自分の親にくっついてしまう。
あと育児リソースですね。子供がいると病気の時に仕事行かなくちゃいけないので預けるってなった時に、
役場関係使えばいいですけど、結局すぐ頼りになって楽なのは親ですね。
自分の親を頼ると楽なので、親よ頼ってしまう。
そういった大きい背景ですね。経済的にしんどい。育児リソースがなかなか少ないというので親を頼ってしまう。
なので親と母親と娘が密着しちゃうっていうのが載せられてて、なるほどなと思いました。
端的に言うと夫よりも娘に自分をケアしてもらうお母さんが結構いるっていう話にしてますね。
大例として、これ大例なのかな?特殊例かもしれないですが、スパイファミリーっていうスパイのお父さんと暗殺者のお母さんと超能力者の娘っていうジャンプのアニメが漫画があるんですけど
そのアーニャですね。人の思考を読みるアーニャっているんですけど、女の子で。
そういう子が自分家にもいれば、夫婦間のディスコミュニケーション、コミュニケーションなさを解決してくれるのになぁ。
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だから日本人の家族っていうのはアーニャみたいな娘、父親と母親の思考を読んで家庭のトラブルを解決してくれるような女の子って求めてるっていう願望がスパイファミリーにはあるんです。
スパイファミリーを見るんじゃないのかみたいな話があって、そうなのかもしれないなぁって思いながら読みましたね。
面白かったので3つ目ですね。どうすれば母親を殺せるかというお話で、これはそんなに難しくなく、
最初に母親を殺す定義としては、母親の規範、ルールから外れることであって、
その母親のルールから外れるには、どうすれば殺せるか。母親の代わりになるパートナーを得るっていうすごく真っ当な結論というかコメントがありますね。
これもどうしてかというと、萩生元さんの漫画からですね、萩生元さんの漫画で男性同士の出会いなんですけど、
ある未成熟な男性が成熟した男性に頼って、あなたから生まれ変わるよみたいなのがあって、
自分の母親の代わりになるパートナーを得れば、母親を殺すことは達成できるよっていう話ですね。
その通りだなって感じですね。
ちょっと変わったで、母親がどうすれば娘を手放せるかみたいな話もありましたね。
ちょっとずれますが、母親はやりとりのない父親よりも、信頼できる相手を家庭の外に求めましょうっていうのがあって、
ああなるほどって思いましたね。
母親のコミュニティが家庭内だけで、旦那さんとやりとりがなかったら、娘に信頼関係を構築しようと言っちゃうんですけど、
そこは娘じゃなくて、外ですね。家庭内の外に信頼できる相手、お母さんは家庭内の外に信頼できる相手を見つけましょうよ、娘に求めないようにしましょうみたいな感じですねって書いてあります。
で、同じく娘もですね、娘も母親以上に信頼できる相手を外に求めましょうよってありますね。
母親の規範、全てが母親の中に入ってしまうと抜け出せなくなってしまうので、
母親の世界が正しいわけじゃないので、外ですね。外の基準とか、出会いとかを得て、それ以外の基準を持ちましょうよって書かれてましたね。
はい、今日長くなっちゃったかな。
えーっと、3つお話ししました。背景と、あとなぜ母と娘に密着しちゃうか、あとどうすれば殺せるかの話ですね。
ちょっとだけ感想ですね。感想としては、なんか特例が特例、特殊な例が特殊な例で紹介されていて、なんかちょっと不思議な感じの本でしたね。
もうちょっと統計的なデータっていうよりも、漫画ではこういう風に語られている、小説ではこういう風に語られているっていうので、
なんかちょっとそこら辺は、エビデンスが弱いというか、本当かな?っていう感じはちょっと持ちました。
あとは、本読む前に殺すってずいぶん強い表現だなーって思って読み始めましたが、読み終わっても殺すじゃなくてもいいんじゃないのかなって思いましたね。
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娘が母を手放す庭とか、独立する庭とか、殺すっていう表現を使わなくてもよかったんじゃないのかなと、読書前に持った気持ちが読書後でも一緒でしたね。
まあまあまあ面白かった本というので、ちょっとご紹介してみました。
娘が母を殺す庭予約でした。
お聞きいただきどうもありがとうございました。