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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は土砂降りのジョギングです。
さて今回はですね、藁を手に旅に出ようというお話をしていきたいなと思います。
著者が新木博之さんの書かれた藁を手に旅に出ようという本からの気づきと、改めて僕がセカンドキャリアを歩んでいく上で、こんな考え方って大事だよなぁと思った話をしていきたいなと思っております。
さていきなり冒頭から雑談なんですけれども、先日ですね、アスリート時代の元チームメイトからですね、間奏芸会に呼んでいただいて、歓迎する新人のチームメイトもいれば、送芸というか送り出されるメンバーもいたと。
僕は一応昨年度引退を迎えたので、送り出される側として呼んでいただいたんですよね。
まあとはいえ、僕自身半年以上前に競技を引退していたので、久しぶりに元チームメイトと深く話をしたなという感じがしていて、その中で思ったのは、自分は彼らとは全然別の世界にいるんだなということを改めて感じました。
まあその全然関係ない雑談もしたんですけれども、やっぱり競技の話をする中で、何の大会に向けて今こんな状態なんですどう思いますみたいな相談を受けたりして、そういう世界に自分もいたんだな懐かしいなと思ってしまったというふうに思いました。
ということで私はですね、もうセカンドキャリアを歩んでいるわけです。
その中で、まあ今回の主題である、藁を手に旅に出ようという本を改めて読む機会があって、そこからの気づきがすごくあったんですよね。
ではまずこの藁を手に旅に出ようというのはどういう本なのかというとですね、
物語形式で進んでいくご本になります。
その中で伝説の人事部長と呼ばれる人の働き方の教室と呼ばれる新人研修が行われていくんですよね。
その新人研修の中で、偶話、イソップ童話とか日本昔話みたいなメタファーを使って、新人の方に向けて、こういう考え方がある、こういう話がある、君たちはどう思うという投げかけをしていくんですよね。
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例えばウサギとカメ、裸の王様、狼少年、桃太郎、北風と太陽、こんな偶話を使って、君の思っている考え方は、実は何がバイアスにとらわれているのではないか、そんな風な投げかけをして、新人たちが気づきを得る、みたいな構造になっているわけです。
そして本のタイトルにもある、藁を手に旅に出ようは、藁しべ長者のストーリーをメタファーに使って、新人にお話をしていくという話になっているんですね。
皆さんは藁しべ長者覚えていますか?
簡単に説明をしていきたいと思うんですが、ある貧乏な男がいて、働いてもちっとも豊かにならないので観音様に祈りを捧げる、そうなんですね。
そうすると観音様から、最初に触ったものを大事に手に持って旅に出なさい、というお告げをもらいます。
そして旅に出る中で最初に触ったのが、転んだ時に手元にあった藁だったんですね。
で、その藁を手にした男が、顔の周りに飛んでいたアブを藁にくくりつける。
そしてそのアブ付きの藁を欲しがる男の子に出会います。
で、その男の子とみかんとアブ付きの藁を交換していくんですね。
そしたら男はみかんを手にすると。
まあそんなこんなで、またみかんと何かを交換して、交換した何かと何かを交換して、というような形で持ち物がどんどんどんどんアップグレードしていくんですね。
そして最後はお屋敷を手に入れてお金持ちになると。
そんなお話になっています。
最初は藁からスタートした貧乏人が一気にお金持ちになっていく。
そうして藁しべ長者と呼ばれるようになった。
そんなストーリーになっています。
まあこの話からどんな学びがあって、どんな人事部長のありがたいキャリアのお話がいただけるのって思われると思うんですけど。
荒木さんはこの藁しべ長者の話をこんな風に分解しているんですよね。
それは一番最初に何を、その藁を手にした男が何をしたかっていうと。
一番最初のポイントは藁にアブをくっつけたところから始まったということなんですよね。
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つまり一つのヒントとして何かを組み合わせることが大事。
それが藁しべ長者になる一つのヒントになるんじゃないかっていうようなことを言っているわけです。
そして我々が持つ藁とは何かというとマイクロスキルであるという風に言ってるんですよね。
マイクロスキルっていうのは例えばどんな人の話でもじっくり最後まで聞ける計帳のスキルとか、
ミスをした時に素直にすみませんまたやっちゃいましたとすぐに言えるスキル力とか。
そういう職務経歴書に書くにはちょっと大げさすぎるもっと小さな細かなスキル。
それは誰しもが持っているけれども認識しづらいスキルであるという風に言ってるんですよね。
そしてそれをまず認識して組み合わせる着想を持つことが大事。
そんな風に言ってるんですよね。
確かに僕たちって英語力がありますトイック難点ですとかリーダーシップ力がありますみたいな形で
まあ就職の面接で自己アピールができるけれども
もっともっと細かいところでマイクロスキルのようなものってあるような気がしますよね。
そしてもう一つ重要なポイントがそのマイクロスキルの組み合わせその付加価値を決めるのは自分ではなく相手次第なんだというようなことを言ってるんですよね。
確かにわらしべ長者で最初にわらにアブをつけてそれ欲しいんだけどみかんと交換しないといった男の子っていうのは男の子がそこに価値を感じているということですよね。
そして男はそこに実際にはそんなに価値を感じていなかったということなんですよね。
それで言うならわら的なマイクロスキルとアブ的なマイクロスキルを男は知らず知らずかもしれないけどまあ組み合わせて価値を生んでいたということですよね。
それがキャリアにおいて何か強みのようなものになっていくだからそのマイクロスキルを組み合わせることが大事なんだというのが一つのメッセージなんですよね。
ここで冒頭の雑談に戻ってくるんですけれども僕自身は元アスリートとしてですね今は普通にビジネスパーソンをやっているわけですけれどもやっぱりそこでやってることは全然違う全く違う世界だなと思いつつも競技から得たマイクロスキルっておそらくいっぱいあると思うんです。
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でそれを言語化できていないだけだし自分で認識できていないだけだなぁと思っている。
だけどそれを組み合わせていくってことは大事なんだろうしそれを評価するのはあくまで他者ということなんですよね。
今更その競技の競技から何を学んだっていうのはちょっと言語化するには遅いのかもしれないけどそういうのは大事だろうなって思う。
一方で今この場でビジネスとして学んでいることも大事だしそこをマイクロスキルに現在進行形でなっているんだろうなっていうふうにも思うわけです。
だからやっぱり競技は競技のマイクロスキルビジネスはビジネスのマイクロスキル。
まあその他この音声配信だったり本からの学びだったりそういったところでのマイクロスキルそれを認識して組み合わせて自分のオリジナリティみたいな部分で作っていきたいなーって改めて思いました。
あともう一個ですね僕がこの藁を手にたびに出ようから着想的に思ったのがですね手塚治虫さんの言葉なんですよね。
手塚治虫さんは漫画家の後輩たちにアドバイスを求められた時にこんな言葉をかけたそうなんですよね。
君たち漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。
一流の映画を見ろ。一流の音楽を聞け。一流の芝を見ろ。一流の本を読め。そしてそれから自分の世界を作れと言ったそうなんですよね。
なんかこの言葉すごくいいなぁと思っていてなんかやっぱり一つの世界にとらわれて一つのスキルだけを磨いていこうとするマイクロスキルだけを磨いていこうとするのではなくて世界はもっと広いのだから
もっと一流の何かに触れて自分なりのスキルを身につけていってその組み合わせで自分なりの世界を作っていけばいいんだ。
なんかそれはバラシベ翔者的でもありマイクロスキルの組み合わせ的でもあるなっていうふうに思いました。
まあなので繰り返しになりますけどマイクロスキルの組み合わせというのを作っていけたらいいのかなって思ってます。
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これをお聞きの皆さんは自分のマイクロスキルってなんだと思われますか?何か考えるきっかけになってくれたら嬉しいなと思います。
以上今回は我を手にたびに出ようというお話をさせていただきました。最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。