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  2. #48 自分の「好き」を言語化す..
2024-03-24 10:45

#48 自分の「好き」を言語化するには痛みが伴う

『「好き嫌い」と才能』(楠木建)/自分の好きの解像度をあげる/自己ツッコミ力/自分の嫌な部分も見なければならない
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絶望カフカの何者かになりたいラジオ。この番組は元アスレイトのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は努力の娯楽か、と一生言えないことです。
さて今回はですね、くすのきけんさんが書かれた、「好き嫌いと才能」という5本についてお話していきたいと思います。
皆さんは自分の好き、自分の嫌い、自分の才能というのを言語化できていますか?
僕はですね、あまりできてません。ので、この本を取って読んだわけですけど、
ちょうど今日、日曜日の朝の読書会でこの本を取り上げて話をされていて、
自分なりにやっぱこうだよなぁと思った気づきもあったので、そちらについてお話していきたいと思います。
ではこの本、くすのきけんさんが書かれた、「好き嫌いと才能」どういう5本なのかというと、
いろんな企業家、元アスレイトにインタビューをして、
その人の好きなものは何ですか?そしてその好きがどう生きて今のキャリアにつながっているんですか?
そんなことを書かれているんですよね。
くすのきけんさんがインタビュアーになって、いろんな人の好き、嫌い、才能を言語化していく。
その中でですね、くすのきけんさんはその好きを極めるということが大事なんだということが書かれているんですよね。
こんなふうに書かれています。
とにかく好きなので誰からも強制されなくても努力をする。
それははためには努力、でも本人にしたら娯楽に等しい。
努力をしているのではなく没頭しているのである。
そのうちにやたら上手くなる。
人に必要とされ人の役に立つことができる。
するとますますそれが好きになる。
自分が消えて仕事が主語になると書かれているんですよね。
この一連の流れ、くすのきけんさんは努力の娯楽家と言われています。
いいですよね、努力の娯楽家。
好きこそものの上手なれみたいな話ですよね。
そんな中、いろんな経営者、企業家の方に向けて
あなたは何が好きなんですか?というインタビューをしていく中で
例えばタメスエ大さん、走りながら考えるのが好き。
例えば当時ネスレ日本の代表の高岡さん、仮説と実験が好き。
例えば日本ラグビーフットボール協会のコーチングディレクターであった中竹さん、
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リードするのが嫌いとか、あとは現場で売るのが好きとか、
要するにこういうことというのが好きとか、
いろんな方が自分の好き嫌いについてお話をされているわけです。
こうやって自分の好きとか嫌いということを言語化して、
なおかつそれがあったから今の自分があると言えるっていうのは本当に
自己理解が深まっていて素晴らしいなぁと思う反面、
それって本当にあなたにとって好きなんですか?と
ちょっと怪奇的に見る部分は僕はあったんですよね。
まあとはいえそれは真偽のほどはわからない。
けれどもまあそうですね、僕自身を振り返って思うのは
自分の好きって何だろうとか嫌いって何だろうっていうことを
すごいふわっとした概念としか捉えられてないなっていうふうに
まあ自分を振り返ってみて思うわけです。
例えば僕は走ることが好きだなぁと思っていたんだけれども
まあ走ることが嫌いでもあるし、
なんかちょっとそこの好き嫌いっていうのの解像度を
もうちょっと上げられるなぁっていうふうに
この本を読んだ時には思ったんですよね。
ではじゃあ僕はどんな走ることが好きで
どんな走ることが嫌いになってしまったのかな
っていうことを言語化してみるとですね
僕は自分自身の体を通してパフォーマンスを最大化させることが好きだし
そのプロセスは好きなんですよね。
こんな取り組みをして足が速くなったと思うのは好きだし
いろんな投資をして自分の足が速くなったと実感するのは好きなんですよね。
例えそれは試合で結果が出る
まあそれはとっても素晴らしいしそれは最高なんだけれども
そのプロセスの中でも
これをやったから自分は成長できているんだ
パフォーマンスが上がったんだということを実感するだけでも
僕はにとってはそれが好きだったんですよね
まあ反面
自分に何をやってもその実感が得られないというのは
嫌いだったし何より怪我をして走れないことが嫌いだった
不調で自分が思ったように動かせないことが嫌いだった
まあだから走ることは好きでもあり嫌いでもあったということなんですよね
で競技を引退して今は走ることが好きなのかというと
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好きです
まあっていうのも今のところ怪我したりとか
何か不具合があって走れないってことはないので
単純に走ることが好きになっているなというふうには思います
それはしかも競技者としてやっていたランニングではなくて
まあ何て言うんですかね
一ジョガーとして
ジョギングするジョガーとして走ることは好きだなというふうに思います
走ることからですねちょっと話を変えてですね
キャリアとか仕事ということに話を移すとですね
実は僕4ヶ月間のコーチングのプログラムを受けてまして
先日そのプログラムが終わったんですよね
その中で自分の好き仕事に対する好きと
嫌いという解像度がちょっと上がったなっていうふうに思ったわけです
それはどういうことかというとですね
最初の1ヶ月間2ヶ月間はですね
まあ何て言うんですかね
あんまり解像度高くなく自分はこういうことが好きなんだろうな
嫌いなんだろうなと思う
ふわっとした言葉をかけていたんですよねその方に
どういう言葉をかけていたかというと
さっきの例じゃないですけど
パフォーマンスを最大化させることが好きなんですよねとか
人と話すことが好きなんですよねとか
同調圧力が嫌いなんですよねみたいな話をしていたんですよね
それをキャリアに落とし込んで自分の価値観をお話していったと
でもですね3ヶ月目4ヶ月目になってくると
じゃあもうちょっと解像度を上げてそれってどういうことなんですかということを
質問を投げかけられることによって言語化していくとですね
やっぱりどうしたって自分の生々しいエピソードを話していかなければならなくなるわけです
そうするとですね自分の嫌な側面っていうのをどうしても見ないといけない
そのために内省をして言語化しないといけないっていう作業が生まれるんですよね
その中であの人と対話をしてああいうことをするのは好きとか
あの人とああいうことになってああなるそういうことは嫌いとか
なんか本当に個人名が出て個人のどういうプロジェクトをやっているとき
どういうタスクをやっているときの瞬間は嫌いとか
そういう文脈でお話をしなければならなくなる
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でそれが僕にとってすごく痛みを伴いながらも好きと嫌いの解像度が上がったなというふうに思うんですよね
荒木博之さんはそれを自己突っ込み欲なんてその読書界の中ではお話しされていましたけど
自分の好きとか嫌いをちゃんと言語化するのはやっぱりちゃんと内省してちゃんと自分に突っ込みを入れて
自分の嫌な側面も見ないといけないってことなんだなーって改めて思ったんですよね
そうした時に具体的なエピソードはあげられないんですけど
僕は何が好きなのかというとですね
ちゃんと対話ができる人とちゃんと対話をして
今まで動かせなかった大きな課題を動かすということが好きなんですね
そして成果を出すということが好き
なんかそこに自分の中の喜びを感じるし
そこのちゃんと対話ができないというところが僕にとっては嫌いなんだなーって改めて思ったんですよね
皆さんもぜひ自分の好きと嫌い
そしてその先にある才能を言語化してみてください
まあ僕もまだまだ甘い部分があるなぁと思うので
一緒に言語化できたらいいなぁと思います
というわけで今回は最後までお聞きくださりありがとうございました
ではまた
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