1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
  2. #26 【対談】書籍の要約者 松..
2024-02-05 18:58

#26 【対談】書籍の要約者 松尾美里さん 【あなたは何者ですか?】

コラボ対談/Flierで書籍の要約者、インタビュアーとしてご活躍されている松尾美里さんお越し頂きました/人に何かを届けるというテーマ/媒介者としての使命、そしてクリエイターに/
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【絶望カフカの何者かになりたいラジオ】。この番組は、元アスリートのカフカが日々の絶望と、些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は、政治で上がれた時に、そわそわしちゃった瞬間です。
さて、今回はですね、コラボ配信となっております。松尾美里さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お越しいただきありがとうございます。
こちらこそ、まさかカフカさんに呼んでいただけるなんて、光栄です。
はい。三里さんはですね、フライヤーにお勤めの際の方ですね。
はい。
そして私たちは、なぜコラボをしているかと言いますと、今、フライヤーブックキャンプという野村貴文さんの音声配信講座のクラスメイトということで、
今回は2人で音声を収録して、話し役、聞き役となって、配信をしてみようっていうコーナーですね。
はーい。聞いていただけるなんて、私あのカフカさんのこの番組、楽しくいつも毎晩聞いてたので。
まさか出るなんて、みたいな。
はい。まさかのサイレントリスナーありがとうございます。
はい。
今回はですね、私カフカが聞き役となって、松尾美里さんあなたは何者なんですか、ことをお聞きしたいなと思っています。
何者かになりたいラジオなので、何者のお方にちょっとその偏見だったり価値観だったりをお聞きすることで、僕自身もですね、何者かに近づくのではないかということで、お聞きしていきたいなと思っております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい。賢かった感じじゃなくてね、なんかちょっとフランクな感じでいきたいなと思うんですが、美里さんとお呼びしてよろしいですか。
はい、もちろんです。
美里さんは、今フライヤーにお勤めとのことなんですけど、フライヤーではどんなお仕事をされてるんですか。
フライヤーでは、フライヤーがビジネス書の要約サービスなので、ビジネス書やリベラルアーツの名著みたいに、ビジネスパーソンにとって学びが多い本の魅力とポイントが伝わるような要約を編集したり書いたりというところが一番大きくて、
もう一つが、著者の方にインタビューをして記事に書いたりというような仕事をしています。
なるほど。編集のお仕事とインタビュアーのお仕事を両輪でやられてると。
そうですね。要約の編集の方が大部分ではあるんですけど、その2つが主という感じです。
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いや僕結構本好きで読むんですけど、なんかそれがお仕事になってるってめちゃくちゃ羨ましいなと思って。
あーですか。
どのぐらいのペースで要約としてアウトプットされてるんですか。
あ、一つの要約を作るにあたって。
そうですね。
本の量とかテーマにもよるんですが、だいたい一冊の本を一つの要約に、自分でも書いてとかだったら1.5日ぐらい。
1.5日?読む時間も含めて?
そうですね。
へーすごいなそれ。すごい回転数ですね。
でも難しい本とかだったら2日とか2日以上かかったりっていうのはあるんですけど。
あーそうかでもそれがお仕事なんだもんなー。読むスピードめっちゃ早いですね。
なんかちょっとバカみたいな感想なんですけど。
いやこれがですね、楽しむための読書と違って全然早く読めないんですよこれ。
あ、そうなんだ。
そうなんです。
え、それはなんか苦行になりつつあるみたいな感じ?
そうですね。
多分ポイントをつかむ、それを抽出してどうしたらこうわかりやすい言葉になるかとかっていうふうに考えていくので、いわゆるなんか即読とちょっと雰囲気が違うっていう感じです。
あーそういうことか。
なるほど。
著者の言いたいことはどこなんだろうってところをまず見つけるところが第一ステップとしてあって、それをなんとなく見つけられたらそこの周辺に書いてあることを即読というか、抽出するにあたって即読してさらにこれを文章にするみたいな。
そうですねそうですね。
楽しいですか?
楽しいです。やっぱり。
小声で聞いちゃったけど。
いいですね。
そうですね。
本当にこの本のどんなところをユーザーの方々は知りたいと思っているのかなーみたいに想像もするし、もちろん全部読むは読むんですけど、目次とか始めにとかはやっぱり著者の思いが込められているところなので、そこからきっとここがポイントなのかなーって仮説を立てながら読んでるので。
仮説を立てながら。なるほど。
そうなんですそうなんです。結構取材してる感覚で読んでます。
あなたは何が言いたいんですか?みたいな。
そうですね。こんな問題提起をなぜこの人は持ってるんだろうとか。
読み方めっちゃ面白い。そうなんだ。
本当ですか?
それはプロですもんね。いや、そうだよな。読み手のプロですよね。
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なんかそれはインタビュアーとしての聞き方?つながってますよね。全然人を相手にするのと本を相手にするのが違うだけで、本体はつながっていそうな気がするんですけど。
おっしゃる通りだと思います。もちろん小説だったりとか論説文だったりとか、種類によって違うと思うんですけど、
読者との対話であるっていうところは取材で人と対面してお聞きするのと一緒かなと私も思ってます。
なんかちょっと言いづらいかもしれないんですけど、いやこのようやくは会心の出来だとか、今回はちょっといまいちだったかもなっていう、なんかそういうちょっと自分の中の出来みたいなのはあったりするんですか?
ありますね、やっぱり。あるんだ。
なかなか論心汲み取るの難しいなとか、もうちょっともっと深い読みができたんじゃないかとか、あんまりこうどちらかというか会心の出来だと思ったことはほとんどなくて、
もっと改善できるんじゃないかなっていう、もちろんその時はもうこれを最良のものにするっていう風に磨き上げて作ってるつもりですけど、いやいやまだなんか汲み取れたものがあるんじゃないかなとかそういう気持ちです。
へーそうなんだ。
いや、1ユーザーとしては毎回すごいわかりやすいなと思いながら読ませていただいてますし、たまにそのようやくを使って読書会をしてるんですけど、
ありがとうございます。
すごい、こういう要約なんだとか、逆に要約を読んでから、この本は面白そうだと思って本を購入したりとかいうパターンもありますし、有効活用させてもらってるなぁとは思いますね。
でもご本人にとっては、いやまだいけたなっていう感じなんだ。
そうですね、要約にしても、本当に記事を書くにしても、なんかあのよっしゃ100点満点みたいなことはなくて、もっとなんかここをもっと自分がバックグラウンドの知識があればもっとできたかもとか。
いやーなんかすごい奥深そうですね。なんかごめんなさい、すごい失礼なこと言うかもしれないんですけど、要約にするって今チャットGPTとかが出てきて、AIでも可能なんじゃないのっていうちょっと世論みたいなのがあると思うんです。
でもやっぱり人の手を返して要約をするということに、なんか僕個人としても価値はあるというか、AIにはまだできない領域はあるなと思っていて、そこは要約者の方の創造性とかいうかクリエイティブな部分っていうのは使ってくるし。
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まあその辺はどう思いますか。
そうですね、本当にあの生成AIとの共同みたいな、一緒にどうコラボレーションするかみたいなのは、すごくあの私も大事なテーマの一つで、一応その著作権が切れている素材に文学とかをチャットGPTとフライヤー編集部で作るっていうのもしてるんですけど。
やってますね。
今のところ9割5分も人の手を入れないとちょっと形に。
そうなんだ、9割5分ってもうほぼじゃないですか。
いやほんと早くあのもうちょっとあの進化していってほしいなっていう気持ちで。
そうなんだ、進化していってほしいんだ。
欲しいです欲しいです。
もしこれですごくいい出来ができれば、その分こう人はもっと違うことに時間と思いを避けるので、もうどんどん進化してほしいというかもちろんね、あのちゃんと倫理的な面とか法律的なこととかそういうことはしっかり守った上でですけど、
あの人を傷つけない範囲でどんどん進化してクリエーションしてくれれば、それを組み合わせて何ができるかなとか考えれるので楽しいだろうな。
なるほど、いやなんか、なんかもっとより良いものができるならどんどんAIを活用していくべきだっていうみさつさんの考え方がちょっとなんか自分の方針に走ってない感じがして、とっても素晴らしいなと思ったのと、
労害というか自治的な思考になってしまう人って多いと思うんですけど、構造的にね、自治的な要素はなくて安心しました。
何を言ってんだって感じ。
ちょっと質問の内容を変えてお話できたらいいなと思っているんですけど、今あの編集者のキャリアとインタビュアーとしてご活躍されていると思うんですが、今まではどんなキャリアを歩まれて今のキャリアに進まれているんですか?
まずは大学を卒業した後はZ階っていう通信教育とか出版とかの会社で5年間勤めて、最後の1年で少しようやくを書いたり、まさにフライヤーの仕事を少ししていって、そこからちょうど正社員を探すタイミングなのでみたいなことでお声掛けいただいて、
フライヤーに2015年ですかね、入社して今に至るという感じです。
めっちゃいいキャリアですね。文章とか教育というところが、みさつさんの中のキャリアのテーマにもなっているのかなと思っていて、そういう部分があったりするんですか?
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そう思います。自分自身も振り返ってみて思うんですが、もしかしたら文字にはそんなに実はこだわっているかどうかはまだわからないんですけど、やっぱり人の話を聞くっていうところがすごく好きで、
あとやっぱり人が挑戦していくとか、変容していくみたいなところを見るのがすごく好きで、前職の時も初めはキャリアコンサルタントとかそういう仕事に就きたいなって思って勉強していたぐらい、このキャリアとかその人の挑戦を後押しするとかそういうことがしたいと思っていて、
インタビューは趣味として始めたんですけど、趣味でブログ書いてみたいな形で人の話を聞いていくっていうのをしたんですが、インタビューの方がカウンセリングとか以上に自分の興味をもとに聞いていけるっていうところにはまったのかなと思っています。
なるほど。でもインタビューを文章にするなり動画にするなり、あるいは音声にするなりっていう形で、誰かに届けたいっていう気持ちというか、そういう思いがミサトさんの原動力になっているっていう感じなんですかね。
その届けた結果、誰かが変容してくれたら嬉しいなみたいな感じ。
誰かを変えたいとかっていうことはなくて、変わるチャンスを求めている人だったり、情報収集している人に対して、自分が届けた美力ながらの記事なり何か言葉なりが、しかもそれは別に私が思いついたことではなくて、
いろんな葛藤なり、苦しみなり、いろいろ経験している人の人生から湧き出た言葉っていうのを、私が媒介みたいにして伝えるっていうことに意味があるといいなと思っています。
いやーそうかなるほど、媒介ね。
はい。
媒介っていう言葉が今すごいしっくりきました。
どうでしたか?
なんかイメージ湧きました。
だからやっぱり著者さんのいろんなエッセンスをミサトさんを通して、よりユーザーに、なんていうんですかね、ようやく読む読者に対してなんかアプローチしたい、その一端を担いたいっていう思いがある。
その媒介者になるっていう。
なるほどねー。
いやーめっちゃ面白いキャリアだなーと思いましたし、もうすでに何者だなーっていう感じがしました。
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それは意外ですね、私は何者かになんて死ぬまで慣れないと思っているので。
いやいやいやいや、積み上げてきたものと、やっぱりそこのプロフェッショナルな部分があるし、多分ミサトさんにしか出せないものっていうのがもうすでにあるような気がしています。
というのと、ちょっと僕の感想を言っていいですか?
あー嬉しいです。
感想というか質問になってるかもしれないんですけど、1.5日とか2日とかで本を読んでようやくを出す、書くっていう作業をおよそ10年もやり続けてるわけじゃないですか。
回転を回し続けてる中で、めちゃくちゃミサトさんの中にいろんな知識やったり考え方っていうのはインプットされてるんだろうなーと思っていて。
で、なおかつそれをアウトプットするっていう作業も回してるわけじゃないですか。
なんかよくインプットだけしてアウトプットなかなかできないんですっていう人もいれば、アウトプットばっかりしてインプットはできないんですっていう人もいるけど、その両輪を回し続けてるわけじゃないですか、毎日毎日。
いやいや、ミサトさん自身に何か媒介者でなく、ものを作り出すクリエイターとしての素養が既に備わってるのではって思ったりしたんですけど、今後そういう予定とかはあったりしてないんですか。もしくはそういう思いがあったりとか。
そうですね、私自身は本当に人の挑戦を聞いていくことが好きだし、それを伝えていくのが使命になっているといいなーっていう気持ちは変わらないんですけど、ただ今本当まさにカフカさんが的確に言語化してくださったようにそのインプットして、
それを自分なりの言葉にして伝わるようにアウトプットするっていうそのサイクルを回してきたことに関して、ちょっと本を書いてみませんかっていうふうにお絵かきいただいて、今書いているところなので。
そうなんですか、本を書いてるんですか。
そうなんです。
これは。
何人かしか知らないんですけど大丈夫です。
打ち合わせにいない、今初めて聞いた。
まさかの。
そうですよね、そりゃそうです。
そうですか、本書いてるんですね。
これは要注目ですね。
ありがとうございます、ちょっとうまく形にできるといいなと思いつつ、ただもうこの原稿に書くプロセスでだけでも、すごい自分の棚卸しになっていて、ありがたい機会だなと思ってます。
わかりました。
いやー、じゃあ今度は著者としてのみさとさんとして、ぜひ絶望ラジオに、嫌じゃなければ来ていただいてたら嬉しいなと。
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もうすでに著者として何者になられたみさとさんとして、ぜひお越しいただけたら嬉しいなと思います。
ありがとうございます、私はほんと何者かになるかは、なんかほんとね、なくなる数秒前ぐらいに、私の人生こうだったみたいに、なんか走馬灯のようになるのかなっていう気がしてるんですけど、ぜひまたこうやって語れたら嬉しいです。
はい、ありがとうございます。
いやー、楽しかったですね。
というわけで、今回はゲストにプライヤーの松尾みさとさんに来ていただきました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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