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東京は東中野にあるクラフトビールバー月ポッドキャストスタジオ雑談からライブでお届けするトークイベントタップルーム
タップルームでは毎回ゲストの方にお持ち寄りいただいた今個人的に最も旬なコンテンツを軸にトークをお届けします
なお、この模様はXQTwitterのスペースでも同時生配信中。現在スペースでこれをお聞きのあなたはぜひリアルタイムで右下にあるコメントボタンよりメッセージをお寄せください。
ということで、真夜中コンビニの駐車場でより本田です。同じく、ポッドキャストでドキュメント72時間について喋る同じく、真夜中コンビニの駐車場でお話しております山口です。
はい、それでは早速ですが、今夜のゲストはこの方々に来ていただいております。お願いします。
絶対大丈夫だよ!ラジオの萌えです。絶対大丈夫だよ!ラジオのあいです。よろしくお願いします。
いやー大丈夫ですか?もう全然緊張はなさそうなので、そのままガンガン行こうかなと思うんですけども。
あいさんは先日この雑話さんの1周年イベントでもお会いして、ちょっと話してというところもありますけれども、萌えさん初めましてというところもあって、まあまあほぼ初めましてというところではあるんですけれども、
まあただかなりあの見てきたものがほぼ同じなのではっていうちょっとあれにありますよね。そうですね、本田さんと同い年ってことが先ほど発覚しました。ためですから。ためです。楽しく行きたいと思います。
まず最初になんですけれども、あのポッドキャストをやられてると思うんですけど、普段どういうことをお話になられてるんですか?どういうことを喋ってるんですか?あいちゃん。
普通に、普通の紹介人ですよね。普段は私たちのことを大丈夫にしてくれるものについて話すっていうことで、絶対大丈夫だよラジオっていう名前がついてるんですけれども、まあ漫画とかアニメとかが好きな2人なので、結構そういうものの話が多いかなと思ってます。でもそれ以外にもちょっと健康の話、自分たちを大丈夫にしてくれるものとしてすごい大事なものだと思うので健康も。
健康の話をしたり美容の話をしたりとか、あとゲストもたまにお迎えしていて、そのゲストの方の大丈夫にしてくれるものの話をするので、スイーツとかファッションとかいろんな大丈夫にしてくれるものの話をしてます。そうですね。
はい。ありがとうございます。もうね、ホットキャストのタイトルをお聞きの方でちょっとお察しの方ももしかしたらいるかもしれないっていうぐらい、結構ね有名な、なんですかね、セリフ?そうですね。アニメ漫画のね。いただけるとね、ありがたいなと思いながら。それがわかる人は同世代かなみたいな。そうですね。というところになっております。
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で、そういった形で、いつもなんですけれども、このタップルームのトークライブでゲストの方々にそういった形で、今個人的に最も旬なコンテンツという形で持参いただいております。早速なんですけれども、お二人から本日のタップをご紹介をお願いいたします。
せーの、異国日記です。はい。これ漫画ですね。はい、漫画ですね。山下智子先生の異国日記という漫画になりまして、8月に最終刊が発売されたばっかりの完結したてホヤホヤの作品なんですけれども、ちょっと完結しましたし、たっぷり語っていきたいなということで、
本日お持ちしました。はい。これ漫画って山口さんとかって知ってました?僕知らなかったですね。今回のタイミングで初めて読んだって感じですね。ありがとうございます。僕も話題作で読みたいなって思ってずっと構えてたんですけど、お二人が取り上げられるって聞いて、これはじゃあ読もうって感じだった。
ありがたいですね。ありがとうございます。ありがとうございます。そもそもお二人がこれを選んだ理由ってこともありますし、この漫画を知ったきっかけとか、読み始めたきっかけみたいなのって何かあるんですか?
そうですね。私が読み始めたのは、本屋さんの平台に置かれているのを見たみたいなところが最初になって、やっぱりずっと話題作だったっていうこともあったので、結構読んだのが、そうですね、数年前って感じですかね。3、4年、5年ぐらい前かな。
アイちゃんはどうですか?
私も、いろんな自分がフォローしてる人とかが、異国日記すごいっていうのをツイートしたり、なんかストーリーズで、インスタストーリーズであげたりとかして、気になってたときに、実家が関西にあるんですけど、実家に帰ってて、妹がそのときは実家に住んでて、妹もすごい漫画とかが好きな人なんですけど、
妹が、ちょっと長い話をここでぶっ込んでしまった。
大丈夫ですよ。
妹が、私が結構昔、実家に暮らしてたときに、喜怒哀楽がめっちゃ激しい子供で、めっちゃ怒ってたんですよ。今そんなに怒らないんですけど、そのときは人生で一番怒ってて、で、なんか、アイが怒ってた意味が、異国日記を見て、分かったって言ったんですね。
で、かつ、なんかその、それぞれの感情、人それぞれの感情って、その人だけのものっていう、なんかセリフが、アイの怒っているシーンとともに、なんか入ってきたみたいなこと言われて、なんかそんな真面目な話、普段二人でしないので、なんか、はぁ、みたいな、そんな妹から、そんなこと言われたの初めてと思って、これは読まなきゃと思って。
06:14
読み始めて、大事な漫画作品になったっていう経緯があります。
そういうお話が出るぐらい、結構その、まあ、言葉とか、その気持ちをどういうふうに人に伝えてっていうのが、結構大事な漫画だと思うんですけど、結構ね、これ話題作とはいいながら、まだまだこう、漫画でしか出てなくて、で、実はあれですよね、あの、今度映画が実装される。
そうなんですよ。楽器ですよね。
そうなんですよ。
楽しみすぎる。
楽しみすぎる。
いや、強い。
いや、だからもうね、間違いなくそこで何というか、たぶんネクストブレイクというか、その方で原作もたぶんグッて、
そうですね。
そういうところもあるので。
なんか正直言うと、その原作、山下先生の描く世界観って、めちゃくちゃ大衆気がいいわけではないと思うんですよ。
すごく静かで刺さる人に刺さるというか、染み渡るような静寂の美しさみたいなものがあるなと思うんですけど、
いわゆるそのポップな少女漫画原作みたいな感じの映画化されるようなお話ではないというふうに思っていたので、またちょっと映画化されることでまた違った届き方だったりとか、表現のされ方がするんじゃないかなっていうのが、今一番楽しみですね。
本当そうですよね。
そこの差分知っていくっていうところで、たぶんかなり人気というか、世に認知されていくんだろうなっていうところですよね。
そうですね。
なので、今日たぶんもしかしたら聞いてる方だと、あまりまだたぶん読んだことない方とかもいらっしゃると思うので、
ただもうこれはちょっともう完結もしてますし、ネタバレとかはガンガン気になる方は、じゃあ読んでから聞いてくださいねっていうようなスタイルで、
ただどういうものなのかってちょっとご存じない方もいると思うんで、あらすじとかって簡単にご説明。
あらすじですね。
はい。
今、あいちゃんが探してるので、ちょっと私の方で話しつないでいいですか。
いいですよ。
あらすじ担当、私たちのあらすじ担当といえば、うちのあいちゃんなんですよ。
そうかそうか、いつもあらすじ読んでくれますよね。
たまに噛んじゃうんですけど。
それがね、逆にいいっていうところが一つのときなんですけれども。
はい。
どうですか、進捗どうですか。
あらすじのとこを見つけましたよ。
素晴らしい、早い。
あ、やばい、ちょっとこのあらすじは違う。
違うあらすじは違うってことはあるんですか。
あのね、やっぱあらすじ歴が長くなると、
そうなんですよ。
この分量は違うなとかがあるんですよ。
そうなんですよ。
あらすじ紹介しても、3年弱やってるんで。
あらすじですからね。
私に噛むんですけど。
あらすじをどうぞ。
いいですか。
あ、はい。
09:00
いいです、いいです。
はい、ちょっとマンガペディアからご紹介させていただきます。
少女小説家。
ちょっと緊張してますね。
大丈夫、大丈夫。
大丈夫ですよ。
カット、カットここ。
もう1回ちょっとご紹介します。
異国日記。
少女小説家の後代牧夫は、疎遠だった姉の死を知り、
残された名医の匠朝を引き取ることを決意する。
人見知りで誰かと暮らすには不向きな性格の牧夫は、
突然降って湧いたような同居人の存在に困惑する。
一方で15歳の朝は、明らかに両親や先生とはタイプの違う、
大人らしくない大人である牧夫との暮らしを素直に受け入れ、
新たな生活に順応していく。
はい。
そういうような物語になっております。
結構ね、始まりが、始まり、
マンガの冒頭の始まりは結構穏やかなんですけど、
設定としては結構ショッキングですよね。
そうですね。
そこからなんか展開していく話が、
必ずしもすごいドラマ的なジェットコースターではないんだけど、
ただやっぱりその本人たちには、いろいろと大事なことっていうのが、
どんどん突き刺さっていくって感じですよね。
そうですね。
だから見たことない方も安心してほしいのは、ネタバレらしいネタバレはないですよね。
確かに、そうですね。
会話とか、その本当にささやかな関係性の変化を、
マンガ11巻を通して、楽しんでいく、学んでいくみたいな感じがします。
日記なのでね。
そうそう。
なので、そこについてちょっと2人の、
簡単にやっぱり読んだ時の、
率直な印象というか、
どういう思いでこの本を読んでいったのかなっていうところを、
ちょっとまず聞いていきたいんですけど。
そうですね。
なかなかこう、なんていうんですかね、
一言でここが面白かったって言える作品ではないっていうところは、
まず前提としてあるんですけど、
大きなテーマとしてやっぱり、
人と人は違う生き物。
違うもの。
私とあなたは違うもの。
私とあいちゃんは違う人。
で、そこにはわかりやえなさみたいなものが確実に横たわっているわけですよね。
絶対に越えられない川みたいなものが流れている中で、
じゃあそれを、それでもどう理解し合おうかみたいなのを、
むがき苦しみ言葉に救われ、救いっていう話だなって思ったんですよ。
で、私も言葉を扱う仕事を少ししているので、
そういった意味で、
なんていうんですかね、
漫画に描かれているセリフに自分自身が救われたりもしましたし、
っていうところも含めて、なんか不思議な感じの体験だったなと思います。
読書の中でも。
なんか漫画を読んでいるっていうよりも、
私はエッセイとか小説を読んでいるような感覚に近かったんですよ。
12:02
で、それがすごく不思議でした。
あいちゃんはどうですか?
はい、私も萌恵さんと近しいんですけど、
人と人との距離感みたいなものって、
生きていく中ですごい悩むし、
そこに解決も問題も原因がはらんでいるのかなっていうふうに思ってるんですけど、
そこが最終巻に向けて、
すごく綿密に描かれているような印象を受けて、
人との距離感みたいなものをまた考え直したりとか、
思い返したりとかするっていうのが一つ印象としてあったのと、
もう一つは、自分の中の感情とどう向き合っていくか。
結構今までの、時代って言ったらすっごいバックリした話ですけど、
なんかポジティブなものがよしとされていたような印象を、
私の肌感としては受けていて、ハッピーで明るい感じ。
エンパワーメントするような。
それよりも異国日記はどちらかというと、
悲しみとか寂しさとか、さっきもちょっと話したような怒りみたいなものに、
寄り添ってくれるような感覚があって、
そこはすごい癒されたところかなと思います。
あとマキオちゃんのことがすごい好き。
そうですね。
マキオちゃんを見るために読んでいたところはあります。
なるほどな。
マキオちゃんはいいキャラクターですよ、ほんとに。
すごいですね、あれは。
そこの本当にね、会話劇はまず一番。
そうですね。
楽しいところというか、楽しみながらおっしゃったように、
その距離感の話であったりとか、
寂しさとどう向き合っていくかっていうのが、
別にそういう工程じゃないけど寄り添うみたいな、
絶妙なところが、一冊で答えを出してくれないというか。
全然。
ずっともう毎回伴奏するごとに。
私、人によっては別に全部読み通しても答え出ないと思います。
明確にこれが答えですって明示する作品ではないと思うので、
読み終わって、よくわかんなかったなっていう人がめちゃくちゃいるなと思います。
最終巻のね、終わり方も、ちょっとなかなか物語としては。
いやでも、号泣しちゃった。
思いがね。
そうなんですよ、私、開活クラブ行ってて最近。
開活クラブ。
漫画喫茶のね。
漫画喫茶が好きで、昨日もちょっとギリギリになっちゃったんですけど、
開活クラブで読み直してて、開活は個室で号泣っていう。
もう泣きますよね。
もうやばいやばい。なんで泣いてるかわかんなかったけど、すっごい泣いちゃった。
希望だったんですよね、すごい前。
そう。
そこは、やっぱり山口さんとかどうですか?読んでみての感想ってどういう印象を得たのか。
本当に最終巻まで読んでて。
そうですね。
結構人によって違う気がしますね、これね。
うんうんうん、確かに。
なんか、結構さっきの話、もいさんの話に出てきた言葉の話で、別にネガティブな意味ではなんでもないんですけど、
15:08
結構みんなよくしゃべるじゃないですか。
うん、はいはい。
みんな出てくる人は割と暗いし、ひとみしみなのに。
心のセリフも含めて。
そうですね。
で、なんかその結構しゃべるみたいなことと、キャラクター設定のずれみたいなことが、
なんか、実際のリアルな現実社会だと、10言いたいんだけど1しか言えない口の、
たぶんあの物語ってちゃんとその9の部分が補われてる気するんですよね。
1個しか言えないことなんだけど、本当はその言えない部分の気持ちも補われてるような気がしてて、
で、なんかその9の部分、自分が本当は表に出したいけど出せない9の部分って、
それを大人になるにつれてだんだん話せるようになると思うんですよ。
本当は1しか言えなかったんだけど、それが2とか3とか4とかになってきて、
で、そこがじゃあ10を持って10しゃべれるようになった人と、
10を持ってんだけど、結局未だに1しかしゃべれない人と、2しかしゃべれない人って、
結局大人、それが大人になるっていう行為。しゃべれることは大人になるっていう行為なんだけど、
でも、そこがこう、結局大人でもグラデーションあるよねっていう話じゃないですか。
いろんな大人。
そう、マキオちゃんもそうだし、
友達のお母さんだって、本当はお母さんっていう役をやってるんだけど、
仕事を続けたかったとかって話も出てくるし、
あと、男たち。男たち出てくるじゃないですか。
男を押し付けられる男たち。
かさまちくんね。
かさまちくんね、そう。
なんかそういう、朝ちゃんの成長みたいなところもちろん主題としてあるんだけど、
割と僕が読んだ中で思ったのは大人とはみたいなことが、
どうなったら大人になれるのかなっていうのが、
マキオちゃんを見たときに最初にあさが抱く感情って、大人じゃないみたいな感情をたぶん抱くんですよね。
で、そこが大人とは何なんだろうなっていうのを、すごい読みながら思ってましたね。
結局答えは出てないんですけどね、あまり。
面白い。
でも、普段話せないことが、漫画の中ではキャラクターたちは話してるっていうのがすごい近しいことを感じてて、
ちょっと舞台みたいだなって思って。
セリフの言い方とかも、掛け合いが普通のドラマ、日常のドラマを描いてるんじゃなくて、
舞台的にちょっと詩のようなセリフを、登場人物たちが交わしている、なんかあの不思議な空気感が、
もえさんがさっき言ってたような、よく見る少女漫画とか、青年漫画とかっていうより、ちょっと不思議な印象をこちらに与えてくれるのかなっていうのをめっちゃ感じました。
なんかあと、設定が同じページの中で、どの巻か忘れちゃったんですけど、3巻は全部場面が違うみたいな。
あれだったの。和紀夫ちゃんの友達の小説家の。
小説家のかいと浅ちゃんとたちとみたいな。
18:02
コマごとにね。
あれでめちゃめちゃ話を増すのってすごいなと思って。
普通わけわかんなくなるじゃないですか。
あんなことやられたら。
結構わけわかんなかった。
でもあれがすごい、舞台的って多分それもそうな気がして、
そういういわゆるストーリーで同じ舞台で、そういうのじゃなくて、わりとすぐ舞台が変わるっていうところも、すごくその漫画よりも舞台とか劇的なのかなと思いますよね。
確かにな。でもなんか言葉で言うと、大人になれば話せるようになっていくっていう一方で、大人になれば話すことをあきらめていくことも多くないですか。
そうなんですよ。
相手の世界に踏み込まなくなっていくというか、自分たちの言葉。
手放していく。
そうなんですよね。そういうクラスターになっていくというか、どんどん線引きがされていって、そこをボーダレスに乗り越えていく会話がないっていうのがありますよね。
そうなんですよね。なんか社会性みたいなものに包まれすぎてしまうと、なかなか人に言いたいこと言えなかったり、すっごいオブラートに包んだ言い方になっちゃったりとかもすると思うんですよ。
気使って言わないとかもあるし。なんかそういう意味でマキオちゃんってすごく言葉を使うじゃないですか。
そこもアサーちゃんが、なんか群れをはぐれた狼って例えをしてましたけど、他の大人とは違う、大人じゃない大人みたいな言ってた一つの要因なのかなって思ってたので、すごい面白いなと思いました。
マキオちゃんの悪口リストやばいですよね。くるくると。
なかなか使ったことない。
使ったことない言葉が多いし。
あれいいですよね。
結構印象的ですよね。〇〇って何?って聞いて、確かに高校生ってそんな言葉知らないよなみたいなのを、マキオちゃんがそれをめんどくさがらずに一個一個丁寧に対応して、こういうことだよっていうことをやっていくのは、
あれはちょっと理想っていうか、あんなのが本当に実際大人関係で起きてったら、素敵なことだよなっては思います。
そうですよね。
本田さんの印象はどんな感じですか?
僕が言う印象ですか?
なんだろうな、全編を通して、さっき山口さんが言ったようなところもあるんですけど、逆に言うと、直接的にわかりやすい言葉はずっと使わないっていうところもあると思うんですよね。
言語化して直接的なストレートな表現はせずに、でもこう思うんだっていうことをそれぞれの言い方でどんどんどんどん探していくんですよね。
本来だったらそれって勘違いされたりとか、伝わらないとか、そういうのが現実社会って多いと思うんですけど、
彼らは出てくる登場人物の人たちは、そういう言葉を紡ぐ能力っていうのもあるんだけど、受け止めて理解しようとする能力も高いように感じていて。
そうですね。
21:01
ちょっとした何気ない一言みたいなのも、確かにそれ食らっちゃう時もあるんだけど、食らうってやっぱそれはちゃんと受け止めようとしてるから食らってるのであって、
別の回ではそれをちゃんと受け止めることによって、本当にその意図を理解しようとしていくっていうところがすごいある。
の割に10割くらい吹き出しで埋め込まれてる、一見無駄のように思えるヨタ話みたいなのがブワーって溢れてるから、
これ漫画の、わりと読み慣れてる人じゃないと読み解けないんじゃないかっていうか、どこからどこまで追っていいんだろうっていうのは、
でもそれを追うことも含めて、多分あの漫画の総合的な楽しみ方だと思うんですよね。
難しい漫画だと思いますよ、めちゃくちゃ正直。
すごい好き嫌いあると思う。
そうなんですね。
確かに読み慣れてる人じゃないと読めない、さっきの場面の話もそうだし、コマの話もそうだけど、
誰が何のセリフ言ってるかみたいなのって、そこもね、一瞬は抜くとわかりにくくなっちゃうっていうか。
ストーリーの構成として、スカッとジャパン的な。
起承転結がめちゃくちゃはっきりしてるわけじゃないですもんね。
だからさっきの、最初にお話いただいたあらすじ、
なんか以上のことを感じない人もいるし、それの100倍ぐらいのことを感じる人もいるし、っていう作品な気がするんですよね。
そうな気がします。
それが映画になった時にどうなるのかが本当に楽しみで、
映画はもうちょっと、マンガプラスの音だったりとか、本当の三次元の人が出てくるとか、
いろんな人が関わるじゃないですか。
マンガも山下智子先生とか、おそらくアシスタントの方とかが関わられて、
あと編集の方とか、いろんな方が関わられてると思うんですけど、
そこじゃない人たちが関わることによって、あの物語がどういうふうに、
どの原作のある映画も言えることだと思うんですけど、
になっていくのかが個人的には、ちょっとすごい楽しみな、未来の楽しみです。
あれって今どれぐらい情報で公開されてるんですか?
なんか監督とか脚本とか、ああいうのも紹介されてるんですかね?
監督は瀬田夏樹さんっていう監督が決まってますね。
知ってます?瀬田さんって何のことですか?
瀬田さんは、なんかこの商業的な映画をバンバン撮られているっていうよりかは、
本当に私が知っていたのは、瀬戸うつみっていうドラマ。
深夜ドラマが何人かで監督は、ドラマなんでいらっしゃったんですけど、
そのうちの一人として、瀬田さんがいらっしゃって、瀬田さんの回がすごい好きだった記憶があったので、
なんか、瀬田さんなんだと思って、すごい楽しみです。
でも結構ね、瀬戸うつみのああいう感じと、確かに相性良さそうですね、そう思うと。
24:04
会話のね、例を見せていくっていうのは。
パジオラマボーイ、パノラマガールの方なんですね。
そうですね。
そういうテンション感の映画が多いイメージです。
いやーでも牧尾ちゃんのタイプ音聞きたいですね。
聞きたい!
あらがきゆいさんが牧尾ちゃんを演じるということが、本当に楽しみすぎて、スキップするぐらい楽しみなんですけど。
どう演じてくれるんだろうなーっていうのは。
あらがきさんって、すごいかわいいイメージ。
私たちの世代だとポッキーのCMとか、あそこでもうみんなびっくりしちゃうみたいなかわいさっていうイメージがあるけど、
なんかもう最近はやっぱ背がすごい高いし、スタイルがすごいスラッとされてて、
なんかあの、星野源さんのエッセイを読むのが私すごい好きなんですけど、
星野源さんのエッセイの中に、そのお二人が結婚される前に、あらがきさんのエピソードが書いてるパートがあるんですよ。
それはもう付き合ってるとかそういうことじゃなくて、
本当に撮影現場、逃げ恥の撮影現場で、あらがきゆいさんという方がどれだけ謙虚で素敵な方かっていうのが、
もうさらっと書かれてるんですけど、やっぱそれぐらい、私にはマキオちゃんにちょっと近い、
私が私がっていうわけじゃないけど、なんか芯の強さがあるような、
そういうなんか魅力のある人なのかなって、あらがきさんに対して思っていたので、
ぴったりだなと思って楽しみです。
なんか今回の映画化もそうなんですけど、ちょっとお二人に聞きたかったのが、この漫画って主人公誰なんですか?
誰だと思います?って結構違うと思うんですよ。
映画化する時も誰を主軸に置くかって多分あるじゃないですか。
見る人もそうだし、演出もそうだし、なんかマキオちゃんなんですかね?どうなんですかね?
アサちゃんなのか、想像性の方なのか。
そこはなんか読む人次第な気もなんとなくしてて、主人公っていうか自分が一番注目するっていうかもしれないけど、
この物語の中心にいる人物は誰だと思います?
私はでもアサちゃん視点でずっと見てますね。
私は結構マキオちゃんですね。
そこ別れると思うんですよね。アサちゃん視点っていうのは。
でもなんだろう、アサちゃんとすごい自分が似てるとかではないし、全然違う人間ではあるんですけど、
なんていうのかな、なんか周りの人たち、周りの人の言葉にアサちゃんもこう影響されて大人になっていくじゃないですか。
その感覚で、あの登場人物たちの言葉に私自身が影響されて、物事を考えていく感覚があるから、
アイちゃんっぽい。
アイちゃんっぽい。
アイちゃんっぽい。
めちゃくちゃアイちゃんっぽい。
めちゃめちゃ。
そんな感じです。
え、もえさん?
もえさんは?
27:00
私はマキオちゃんと同じく人間が好きではないので、すごいわかるなって思ってましたね。
だからもうマキオちゃんの視点だったり考え方っていうところにも、結構ずっとリンクしていく感じで。
いやーなんか難しくって、私特定のキャラに共感したりって基本的にしないタイプなんですけど、
どちらかというとマキオちゃんのがわかるなって思ってた。
なんか似てるところを感じたので、そっちで見てたりしましたけど、すごく共感してるとかではなく、
マキオちゃんはマキオちゃんでなんかずるいところがあるなとか思ったりもしましたし。
なんかでもそうですね、強いて言うならマキオちゃんの視点で見てたかなって感じですかね。
完全にマキオちゃんの視点で見てましたね。
山口さんのね。
マキオ派。
完全に思ってること一緒だと思って。
最初言ってましたよね、すぐ見たときの。
3巻くらいまで読んで、本当にこうやって思って俺も生きてるなと思いながら。
特になんかこのセリフわかるわーってなったのあります?
なんかまぁわかり合えないっていう前提ですよね。
他の人とどんなに近かろうが、家族同然であろうが、家族であろうがわかり合えないっていうところ。
セリフとかっていうか、いろんなところに出てくるところですけど、スタンスは本当にわかるし、そうやって生きてるなって思いますね。
私もそう思う、そのタイプの。
マキオ派。
マキオ派末。
僕はサチャ派末。
でも多分作者の気持ちとか思いとか考えてることが、マキオちゃんに載ってるとは多分間違いないんですよね。
でもなんか最初の山口さんの質問的に言うと、何が物語の主人公で何が主軸かって考えると、
作者のもう多分ほぼ息移しと言ってもいいようなそのマキオちゃんというキャラを朝ちゃんが受けてどう変わっていくかとか、
それ以外も含めてどう影響を受けていくかっていうところがあるんで、朝ちゃんのなんかその主人公性というかいう部分はあるし、
ただの狂言回しじゃなくて朝ちゃんにも抱えているものがあって、それがマキオちゃんと会うことでどう変わっていくのかとか、
自分のその置かれた設定上はまあ結構ドラマチックというか寂しさを抱えているその朝ちゃんがどう異国日記っていう形で、
本当にそのマキオちゃんのその世界を見ていくわけじゃないですか。それをどう綴っていくか。
だから結構その朝ちゃんの主人公成分みたいなのがあるんじゃないかなとは。
そうですね。派閥が。
それはわかる。
それはわかる。
なんかでも特定の人が主人公な感じしないんですよね。
30:00
私はエミリーちゃんとかもエミリーちゃんの物語で主人公だなって思いますし。
でもすごい意識的に描かれてますよね。
それぞれの物語がそれぞれの場所で展開されていて、みんないろんなことに悩んだりとか戦ったりしているっていうのは。
あとあれも森本千代ちゃん。
千代ちゃん。
偉大な受験のことでちょっとね落ち込んだ。
千代ちゃんのところはもうたまんないですね。
たまんない。
千代ちゃんってめちゃくちゃ物語の本筋で言ったらめちゃくちゃサブキャラなわけじゃないですか。
そうですよね。
なんですけど、なんかやっぱりこうグッてつかまれるものがあるし、千代ちゃんの話に。
あやちゃんです。
いやもうね、千代ちゃんの、ごめんなさい。
千代ちゃんのセリフで、どこだったっけな、うんと遠くに走っていきたいみたいなセリフがあったんですよね。
それは、そういう偉大で明らかな女性に対する不正というか、
ちょっと前にありましたよね。
そうですね、前にあった。
女性との転送をひかれているという事実を、医者を目指している千代ちゃんが知って、すごく怒りをあらわにして、
そこでちょっと晴れ者みたいに扱われたり、クラスメイトから。
で、優等生の千代ちゃんが、ちょっと今なんか触れるとヤバそうみたいな感じになっているところを、
あさちゃんがこうグイグイコミュニケーションを取りに行って、そこで千代ちゃんがポロッと、
この戦いはたぶん100年もずっと続いていくけど、自分はその先も走り抜けていきたいみたいな、
そういうことにずっと戦っていきたいみたいなことを、セリフとして言ってくれている時にも、
千代ちゃんって、千代ちゃんってほんとにさ、最高の人間。
最高の人間。
私が勝手に千代ちゃんの感銘を受けたセリフとして言ったんですけど、
10巻で、大丈夫じゃないまま生きていくからいいっていうことを言っていて、
めちゃめちゃ刺さるわとか思ってくるからね、こんな絶対大丈夫だよラジオとか言ってたらあれですけど。
大丈夫じゃないまま生きていくって選択肢ももちろんあるんですけど、それを選ぶってすごく大変というか、
強いなって思うので、すごい刺さりましたね。
結構そういう感じで物語が進むにつれて、焦点が当たる人物がちょっとずつ変わっていくんですよね。
基本の2人、きょうちゃんとあさちゃんっていうのは変わらないんだけど、そこに付随する、
最初は元彼の笠町くんから始まってっていうところもあって、彼の問題もいろいろあってっていうところ。
笠町くんね。
笠町くんね。
笠町くんね。
一回給食して、笠町くんね。
笠町派でもありますけどね。
33:01
笠町派だもんね。
笠町派でもありますよ。
マキオラバーとしては笠町子になりたいですけどね。
それもありますね。
私は笠町くんが傷ついてなんか心配になりましたよ、途中で。
そうですよね。抱えてるものがあって、同級生のエミリーちゃんも抱えてるものがあってっていうのが、
最初はただの同級生だと思ってたっていうところからどんどん発生していくじゃないですか。
それが本当にたぶん後半、そこまではいけなかったから、たぶん同級生のほぼ全員が同じぐらいそれぞれのものを抱えてるような描写はあるけど、
特に説明されてないっていう。
結構そういうのが多かったですよね。
この人の秘密はこれですみたいな、そういう曝露的なものはどうでもよくって。
そうですね。
そうじゃなくて、それぞれあって、今回はこの人に焦点が当たるっていうところの中で、千代ちゃんとかも焦点が当たっていってっていう。
それが本当にスムーズにそうだなと思えるっていうことは、結構漫画を見ていて、リズムがあったかなと思いましたね。
あと、個人的に印象だったのが、牧尾ちゃんと牧尾ちゃんが物語にすごい支えられて生きていくじゃないですか。
あれはたぶん山下智子先生自身もそうだと思うんですけど、インタビューとかでお話しされてるのを見ると。
物語との付き合い方がすごく共感して、私も物語にかくまわれてきた子供時代を過ごしたなっていう記憶があるんですけど、
いわゆる自分を大丈夫にしてくれてるものですね。
本当そうです。
それ、みなさんのそういうもの。
特にお二人は今日ちょっと、本田さんと山口さんを初めてお話しするので、
これは自分をかくまってくれてる、大丈夫にしてくれてるなっていうものがあったら、聞いてみたいなと思いました。
僕らはそれで育ってる世代じゃないですか。
強靭な物語にかくまわれてる世代というか。
それぞれにあるんじゃないですか。
僕で言えばなんだろうな。
漫画とかアニメとかも本当そうですし、
あとすごい小学校の時に果てしない物語って見張る縁で。
懐かしいなんか。
懐かしいでしょ、なんか。
こうやって龍持つでしょ。
映画版ね。
ぬいぐるみの龍みたいな。
結局その小説バージョンって、すごい小学生でもわかるような綺麗な赤の想定で布地の本なんですよ。
実際の小説の中でも少年がその本を見つけて、その本の中に入っていくっていう設定なんですよ。
そういう二重構造みたいになってて、
彼もいじめられてて、でもそこから逃避するように物語の世界に入っていくっていうところがあったり、
そういうのは未だに覚えてるし、やっぱ当時もそれに勇気づけられたというか、
そういうふうに物語に入っていくっていうことが、やっぱなんか僕が住んでたところが九州だからかもしれないですけど、
36:01
ギリギリそういう物語に逃げるのは逃避だ、外で遊べみたいなようなギリ時代でもあったかなと思って、
そういう意味では、あ、いいんだって思えるっていうのは、そこも物語に丸ごと助けられたと思います。
素晴らしいですね。
素晴らしい。
生意気ですね、心の。
心の生意気。
物語は。
確かにね。
ありますね、そういうの。
そうですね、僕やっぱダントツ、まあいろいろね、もちろんコンテンツ見てますし、映画も漫画にアニメもですけど、
ハチクロですね、ハチミツとグローバーですね。
おっしゃってましたね。
そこはそうですね、なんか今回の漫画にも近いんですけど、僕本当はハチクロに出会ったのは中学校ぐらいの時で、
で、まあ少女漫画って別にハチクロに限らず、まあ今回のお話もそうですし、他の多くの漫画が少女漫画の影響を受けてそうなってるんですけど、
心のセリフみたいなのが登場するじゃないですか。
で、ハチクロを多分初めて読んだ時に、僕が思った感想っていうのが、この気持ちを言葉にしていいんだっていうことなんですよね。
それがその自分がやっぱりもやもや書いてるものとか、それって誰も言わない、まあそれこそあさちゃんの気持ちじゃないけど、
誰も言わないじゃないですか。
うんうん。
なんか今でこそいろいろまあその大人が子供化してるみたいな時代的に言われたりしてて、でまあいろいろみんなこう言うようにはなってきてるけど、
そのやっぱり言っても役割みたいなものがあるし、今回の漫画で言うとお母さんっていう役割だったりとか、
そういった社会の中での役割みたいなのを押し付けられて、さっきの大人の話で言いたいことが言えなくなるみたいな話あって、
でやっぱり子供ながらにいろんな人を見ていた時に、やっぱり先生だから先生らしき振る舞いをするとか、一番身近な人で言うと。
なんだけどハチクロを見て思ったのが、なんか意外とこういう気持ちを言葉にしてもいいし、
みんな思ってることは一緒なのかもしれないっていうのをちょっと年上のお兄さんお姉さんたちの物語を見て思ったんですよね。
なるほど。
ハチクロの話もしたいな。
急にハチクロ感になっちゃいましたね。
時間がのびのびに。
40分。
そうですね。
ちなみにみなさんが異国日記全部通して、一番印象的だったというか、
そうですね。
ここはみたいなシーンとかすごい心に残ったわっていうセリフとかありますか?
シーンで言うと、最後らへんのマキオちゃんの横顔が2ページにバーンって書かれている朝ちゃんが寝ながらマキオちゃんのことを見つめるシーン。
あそこはすごい印象に残ってるし、たぶんずっと覚えてるだろうなっていうシーンですね。
誰かのことを恋とか、好きだけど、その好きがすごく憧れとか、いろんな尊敬とか、安心とか、いろんな感情がまじった好きが目線に込められてる感じがして、
39:09
すごいそこに私は共感というか、
ハウリング、ちょっと最近シンテニスのおじさんを読んだから、
やめてー、ハウリングの話しないで。
透けて見えないでください。
急に。
ハウリング知ってる人そんなにいないから。
共鳴みたいな。
共鳴ですね。
朝ちゃんの目から見たマキオちゃんを見た感じがしました。
なんかあれってさ、子供のときに親のことああいう感じで見てたシーンってない?
なんか私結構、ああ、そういうことあったかもって思ったんですよね。
楽しいんですか?
寝る前に、お布団に入りなさいみたいに言われて、わかった。
でも、眠くないなって思いながら、電気消すよって言われて、まめ電ぐらいになって、
こう、布団から見上げる親の姿みたいな。
あんなかっこいい感じで見たことない。
あんなかっこいい感じでもないですよ。
寝方の記憶ないかもね。
なんか、そういうの自然と思い出しました。
あったなあ、みたいな。
そういう意味で言えば、ベタにですけど、僕は、たぶん最終巻とかだったと思うんですけど、
毎朝、行ってきますみたいなところは、日々を重ねていくみたいな。
もう、やっぱりそれも、確かに自分も親とっていうのを考えると、
行ってきますみたいなところのシーンって、意外と残ってたりするし、
それが日常なんだけど、そこの流れていく感じ。
いや、わかりますね。意外と覚えてますね。
しかも、そういうのが、自分が実家を出るみたいな時に、
いずれ実家を出るなみたいな、勝手な自己認識の中でいくと、
これも続くわけではないんだな、みたいなことを思わせるので、
時間が過ぎていく描写っていうのは、
大人になっちゃったね。
だって、子供の頃、こんなこと考えてかなかった。
そう。ねえ。
確かに。
なんか、あさちゃんとかって、ほんとに絶妙ですよね。
後半の、というか、要は1話の状況になるまでって、結構、うよ曲折あって、
そこからは、結構、あさちゃんも人間的に成長して、
また、その上での悩みみたいなのに直面していくじゃないですか。
だから、あさちゃんも、そういう一部、二部的な部分があって、
最初の、ほんとに子供で、状況に直面してっていうような、
何も考えてないと言うとあれですけど、受ける部分から、
二部で、ほんとに社会に入っていく感じは、
大人になっていってるんだなって、すごい思ったところがありますね。
なんか、砂漠を砂漠として認識したときが、大人になったときとは、
切り替わったときですよね、あさちゃんはね。
確かに。
あれは何なんだろう、ここはどこなんだろうって思っていたことが、
あ、これはこういう砂漠なんだって、砂漠に自分はいるんだっていうことを、
42:03
まきおちゃんの言葉で言うと、孤独みたいなことなのかもしれないですけど、
それを、なんか、ちゃんと持てたときって言うんですかね、
自覚できたときっていうのが、明確に途中でね、分かり始めるとき、
気づいたらなんだけど、よくよく見ていくと、
あ、この辺かな、みたいな、なんとなく分かるし、
それは、なんか、あさちゃんっていうその性格上、
そういう孤独みたいなものを、内面化してこなかったけど、
それが気づいた瞬間っていうのは、すごいありますよね。
お父さんとお母さん、死んじゃったのシーン、やばいですよね。
マジです、胸が、ギュッてなった。
胸がグッとなって、
ギュッてなった。
そうですよね。
結構だから、何度も読み返したくなる漫画なんですね。
なります。
ストーリー画像とか、そういうのじゃないからこそ、
途中からいきなり読んでも入っていける、みたいな感じの。
読むときの状況によって、たぶん刺さる言葉もシーンも変わる。
違うよね。
自分自身が元気かどうかとかでも、全然違いそうじゃない?
違いそうですよね。
読んでるとき、どうでした?
僕、結構元気な状態で読んだんで、確かに。
なんか、入ってるときにあの本読んだら、どうなっちゃうんだろうっていうのは。
でも、さっきの印象残ってるシーンの話で言うと、
作家って各作業のこと、命をかけて殺すって言うじゃないですか。
いいシーンだ。
やっぱり、命をかけてっていうか、身を削ってしないと良くないなって、
常に思いながら言ってるんで、仕事とかって。
身を削ってできないものってなんか、
なんか、それってちょっとした事象でもあるんだけど、
なんかこう、身を削って作らないものって自分に嘘をついている気がしていて、
それは、そういう意気込みですごい熱いっていうよりも、なんか許せないんですよ。
命をかけて殺す作業をしないと、作ったものに対しても失礼だし、
なんか、っていうのはセリフで書かれて、
本当にそうだなと思って、閉じて仕事に戻るみたいな感じでしたね。
マジ食らってました。
それをやってるから、まきおちゃんかっこいいですよね。
本当に。
なんか、命を前借りして仕事してる感あったな。
なんか、私の寿命が今このタイミングで縮まってますみたいな。
前借りしてますみたいな。
なんか、前借りすることの、なんか良くないんだけど達成感じゃないけど、
なんかとクオリティがなんか比例する気もするし、
やっぱりそうしないと自分を追い詰めないといいものが書けないのかもしれないみたいな、
なんかある種の脅迫観念みたいなものも僕は持ってるし、
45:03
すごいわかるなと思って読んでましたね。
僕はめっちゃ印象に残るっていうか、思ってるな、こういうのって感じですね。
なるほど。
同時にって部分もあるなと思って、まきおちゃんとかの場合でいくと、
そう思って、やっぱずっと仕事をしてきたわけじゃないですか。
でも、この物語の中ではあることで、朝ちゃんと一緒に暮らすようになってっていうことで、
なんか、自分をケアするっていうことも、なんかやんなきゃいけないというか、
生活の周りを整えていくこともそうだし、
時には暮らしていく相手にサポートしてもらって、そこで整えるっていうこともあるよっていうのを、
ひとつひとつ、まきおちゃんも大人なんだけど、大人なんだけど、やっぱり自分っていうのがある中で、
そういったものをひとつひとつ獲得していくっていうのが、物語の中ではあるような気がして、
命をすべて燃やし尽くせばいいのだ、これが人生なのだっていう感じではない部分も、
なんかあるっていうところが、あの本の良さって。
そうですね。
なんかね、いやでも、私がまきおちゃんだったら、突然知らん人間が家の中に入ってくるの、めっちゃ嫌なんですよね。
めちゃくちゃきついだろうなって思うし。
あそこまで自分で作り上げてたんですよね。リズム、生活のリズムも含め。
そうですね。自分で買ったマンションでね。
そうですよ。
なんか、4巻ぐらいで、まきおちゃんが部屋ぐちゃぐちゃにしたのを見た朝ちゃんがめっちゃ、
え、何してんの?みたいなシーンあるじゃないですか。私、あのシーンすごい好きっていうか印象的なんですよ。
お姉さんとかぶるシーンですね。
そうです、そうです。なんでこんなことになってんの?みたいな。
え、私がおかしいの?みたいな。私が普通だよね?みたいな。
あー言ってました。
みたいなこと言ってるシーンで、なんかまきおちゃんが、いやあなたの普通とは違うみたいなことを言ったり、
それが私を傷つけるみたいなことを、なんか言ってたような気がするんですけど。
あーそう、確かに。この普通問題もね、けっこう取り上げてましたね。
そうですね。
そうなんですよね。
いっぱい取り上げてますね。
問題を。
なんか、私が何に傷つくか、私が決めることだって言ってて、それがすごい、すごいそうって思って。
なんか、でも大人、なんかちょっとまた大人の話に戻るけど、大人ってそれ言いづらくないですか?
なんか、一般的に傷つくことは傷ついていいって言えるけど、一般的に傷つかなそうなことは傷ついたって言いづらいみたいな。
こんなことで傷つかないでしょっていう、なんか圧。
全然ヘッチャレするみたいな感じのふりとかしないといけないっていうか。
なんかやっぱね、場みたいなもの読んじゃいますよね。空気っていうか、進行っていうとあれだけど、飛べちゃいけない感じがするっていうか。
まあ社会とかね。
48:00
社会ね。
それはすごいありますよね。
そこもありましたね。やっぱりそういう社会とどうしても接続されちゃって、行きづらくなるっていうところと、
それをまきょちゃんは自分の力でそうならないように結構たぶん人生をセッティングしてるわけじゃないですか。
そこがでもあさちゃんの登場によって崩れたとも言えるし。
そうですね。
城崩れましたよね。
城は崩れたし。
自分だけの城。
ケアしてくれる要素、自分の感情は自分だけのものだったり、自分が傷つくことは自分で決めるっていうことだったりのケアしてくれる要素、
プラス、やっぱりなんか良い状況にするために、努力しないといけないっていうことも伝えてくれているなって思っていて、
最終巻のだいごさん、まきょちゃんのお友達の中間からの、だいごさんとまきょちゃんがソファーに座りながらあさちゃんの話をしているときに、
だいごさんが、私たちだって努力なしで友達でいられたわけじゃないじゃないんで、
そう言ったときに、
禁言すぎる。
本当にそうですよね。
本当にそうなんだよ。友達関係ってマジ努力。
甘やかすこともできる言葉が増えてきた感じがして、個人的には。
セルフラブは大事だけど、セルフラブしすぎて、自分のことばっかりに矢印向いちゃうみたいな状況に、私自身も落ちちゃってたな、このときっていうときがあったりとかして、
そうなったときに、そういうことじゃなくて、それも置いておきながら、どれだけ周りの人たちとか、自分が好きな人たちとの関係性だったりとか、
その人に寄り添うみたいなことが、私はどれだけできるんだろうかっていう、考えたり努力したりすることの必要性、大事なことは、すごい考えました。
すごいね、それ。私はそれ、あいちゃんは人間が好きだからだと思った。今、話聞いて。
私はあんまそう思わない。
マキオアとアサハがまた。
でも、マキオちゃんは人間好きだと思いますけどね、周りに人結構いるじゃないですか。
だから、人間が嫌いとか、そんなに好きっていう感じじゃない人の周りにも、やっぱり人がいるし、人はやっぱり結局一人では生きられないなっていうのは、すごい感じます。
なるほどね、おもしろい。
なんかすごいこう、なんか難しいんですけど、マキオちゃんみたいな性格の人って、現実にいたらマキオちゃんほどしゃべんないんですよ、たぶんね。
しゃべんないって。
誤解されやすい人だいたい。
そう、なんだけど、あれだけしゃべるキャラクターになってるし、絵っていうのは、マキオちゃんっていうキャラクター自体が、あれだけのセリフ量と説明がないと理解できない、描写できないキャラクターなんだと思うんですよね、深みも含めて。
51:00
現実には。
現実には。だし、読者も含めて、この人はこういう人なんだなって理解するのに、あれだけの分量がいるっていうことだと思うんですよ、マキオちゃんというキャラクターとね。
全部やらないと。
で、なんかそれが、読んだ人には、マキオちゃんの一部の部分が噛み合ったら、全部言ってるような気がするみたいな、自分のことを言ってるみたいな気もするし、でもなんか実際に生きてると、あれだけ全部言えないじゃないですか。
だから、ず、読んでて、こうマキオちゃんの生きづらさもわかるし、マキオちゃんがこう、まあやっぱ人が好きっていうのは多分好きなんだけど、本当にマキオちゃんみたいな人は人の人の好きな感じを表現しきれない感じも、もどかしさっていうか、めっちゃ思いますね、なんか。
なるほど。
マキオ派だな。
すごい、代弁してくれましたね。
すごいわかるけど。
人が好きって難しいっていうか。
難しいですよね。
私は人が好きだって思ったこと、人生で一回もないんですけど、好きな人は好きだし、好きじゃない人は別にどうでもよくて、好きな人には何かをしてあげたいけど、そうでもない人にはそうでもないみたいな。
で、なんか人、好きな人のことは好きだし興味あるけど、好きじゃない人のことは別に興味ないから、人が好きとは言えないなみたいな、人という属性が好きとは言えないみたいな。
なんかあの、あさちゃんを犬に例えてるじゃないですか、口に犬があって、あの表現もすごい秀逸だなと思ってて、犬に例えるんだけど最後は犬とかそういうものじゃなくて、夜明けとかそういう話になってくるじゃないですか。
あの、なんか心情の変化っていうのもすごい、なんか何とも言い難いんだけど、人じゃなくてやっぱ犬的な存在として見てたものが、ああやってこう、なんていうんだろうな、空気というか存在というかに変わっていくっていうのもすごい最絶最悪なんだよね。
でもそれがね、愛のかたちですよね。
そうなんですよ。でも言えないんですよ。
最悪ですなー。
言えないんですよ。
言わずにでもやっぱ本当にどう関係を作っていくかっていうところで、それがね、自分だけじゃなくて、相手も気遣うことで作り上げていくんだっていうので、
まあね、最後その、あさちゃんも将来そうやって気を遣うことでちゃんと維持できたのかな、みたいな終わり方というか、まあそういう形になってるんで、やっぱあさちゃんの物語。
俺らの話。
そんなディレイでやってたのか。
いや、でも本当そうなんですね。
これ、まあ話、まとめていくわけじゃなくて、ますますこれ、絵がどうやって作るんだっていう。
どこまで追いかけるのだろうか、2時間でっていうのは。
難しいですね。
結構そぎ落としというか、主者選択がね、必要だから、まあみたいにすべての、まきおちゃんの言葉ですべてですね。
54:01
映画ですればいいかって言うと、そうではない。
進脚に言うと、その、あらがきゆいさんだからこそ、表現できる、セリフ以外のところっていうのも、結構ありそうだなと。
また空気が、人は3次元の情報が増えるので、すごい楽しみですけどね、空気感が。
なんかやっぱね、テキストと発話って違うじゃないですか。文字と言葉って。
情報量がね。
そこもやっぱり、まあ情報量、コア色の話もそうですし、そういうところで、なんかどうなっていくのか。
絶対だって物語として変わるじゃないですか。
それはだって変換するわけだから、2次元を3次元に。
なんかその、エラーみたいなものが、なんかよく働けばいいなと思いますけどね。
マジで、1.5倍速とかで見ないでほしい。
しっかりそうですね。
一番見ないでほしいかもしれない。
だからこそ、カウンターパンチ食らわしてほしいですね。
要は倍速視聴で見るものじゃないっていうのを、ちゃんと証明してほしいというか、映画化して。
ここで、そういうふうに見るんじゃないですよっていうのを、映画の見方の一つとして。
倍速視聴とかいうよりも、あらすじってさっき最初に話したこと以上。
いやもうないですからね。
34倍速ぐらいの情報だけ本当にね、知りたいんだったらそれだけなんで。
確かに、あらすじ読めばもうそれで終わりますからね。
そのなんかね、きびじゃないけど、感情の動きみたいなことだったりとか、そこから何を紡ぐか何を読み取るかみたいな話。
いいなあ。
今回の話だと思うので。
考察中をすべてこう投げ出してほしい。
考察中。
いやー。
本当に映画化も期待っていうところで、その前にこういうお話できて、非常にこれ意味あんのかなって思いましたんで。
ありがとうございます。
いい時期にお話しさせていただきたいです。
ちゃんと話せたか。
でもお二人がいることで、二人では話せないやっぱりトピック。
本当ですか?
トピックというか質問とか、トーンになっていった気がするので。
いやー、そう言っていただけたらありがたいですけど。
ありがとうございます、本当に。
最後にもし告知とかあれば。
告知。
ご自身のポッドキャスト話もそうですし。
あ、えっと。
絶対大丈夫だよラジオという番組は、だいたい毎週金曜日の18時ぐらいに更新をしております。
なんだろう、いつも楽しく話しています。
そうですね、いつも楽しく話しています。
あの、なんかちょっと真面目な回だった気がするんですけど。
そうだね。
普段もうちょっとこう、くだらない回も話したり、真面目なことも話したり。
人気のアニメとかね、呪術回戦の話とかして、
あ、五条悟はスクバをリュックみたいに背負うやつだよな、みたいな話とかしてますね。
57:02
話してたな。
いや、カースト上位の背負い方。
こういう風にスクバを背負う人はだいたいイケてる人なんだよね。
イケてるよなって話してましたよね。
そんな話をしたりしてます。
大丈夫?平和ある?大丈夫?
大丈夫。
ちなみにその話すコンテンツって、どっちがどう持ち込んでるとかルールあるんですか?
いやー、なんかノリで。
ノリで?しゃべりたいのがあるとき。
どっちも、これよかったから今度しゃべりたいみたいな。
あとはお便りでリクエストをいただいたりね。
じゃあお便りもぜひ。
お便りも募集してます。
ぜひ、あ、ツイッターじゃない、エックスもフォローしてください。
エックスもフォローしてください、ということです。
はい、ではそろそろお時間となります。
じゃあスペースでお楽しみの方、そのままちょっと第2部もありますのでお聞きいただきつつ、
今これをポッドキャストでお聞きいただく方とはここでお別れとなります。
大好き雑談にて開催中公開収録イベントタップルーム。
次回はぜひ直接雑談へ足をお運びください。
ここまでのお相手は真夜中コンビニの駐車場で
より本田と山口と絶対大丈夫だよラジオの萌です。
でした。
愛です。愛でした。下手くそ最後。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組は東京東中野にあるクラフトビアバー雑談で収録しています。
厳選されたクラフトビールとこだわりのスパイスカレーを楽しみながら
夜な夜な繰り広げられる雑談に参加したい方は概要欄をチェック。
では次回の更新をお楽しみに。
これね、結構コメントもいただいてましたので。
あ、ほんとですか。
うつみさんがコメントいただいてます。連れてみたいよ。
クラフトビアー&ポッドスタジオ
タップルーム
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