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2024-10-20 55:28

#74 | SPOTLIGHTS「お薦めポッドキャスト”日本語JoZUですね!with Mickey and Nelson /よい夜を聴いている / Researchat.fm”を語る60min」Selector:TAKANA

#74 | SPOTLIGHTS「お薦めポッドキャスト”日本語JoZUですね!with Mickey and Nelson /よい夜を聴いている / Researchat.fm”を語る60min」Selector:TAKANA

from 雑談【SPOTLIGHTS】では毎月「雑談」がセレクトする Spotify プレイリスト「8HOURS FOR(https://bit.ly/3XKJpCu )」ほか、独自にレコメンドするポッドキャストEPをピックアップしてご紹介します。<収録2024.08.24>

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[今回ご紹介した番組, EP] ──────────────

■日本語JoZUですね!with Mickey and Nelson/ 『タイトルを変えたい放題!?邦題問題の回!』(2022/9/28)https://x.gd/xDF4K
『Foreigner Friendly! with Matt vs Japan』(2024/4/28) https://x.gd/wsBXH

■よい夜を聴いている/『#6,7シオランと反出生主義』(2021/9/21,10/6)https://x.gd/qitZu https://x.gd/i8XxT

■Researchat.fm/『62.Graffiti of Octopi』(2020/6/24) https://x.gd/Gx41n

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─[Player]──────────────

【TAKANA】

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【Mechikuro】

マンガ・オーディオ・アート・クラブミュージックなどの第一線で、分野横断的に活動するクリエイティブディレクター。 グラフィック&プロダクト両面のデザインのみならず、編集&ライティングからブランディング&プロデュースまで多様なスキルセットを駆使する。 これまでの経験と知見を活かし、『JAPAN PODCAST AWARDS』では創設メンバーとして、2019年創設〜2021年まで3年に渡り理念&審査レギュレーション設計、選考委員選定、ノミネート作品選考、グラフィック&トロフィー造形など中核業務の全てを担当。 作品選考作業においては、年間平均2000作品・2000時間強に及ぶ聴取・リサーチ・分析を行い、アワードという一つの基準において、国内ポッドキャストシーンの可視化とクオリティの定性評価に寄与した。 現在、自身のポッドキャスト作品としては、ぷにぷに電機と共に制作する『LAUNDRY AM』を配信中。 『雑談』では、より広く、より深く、音声作品の可能性と魅力を伝えるべく、さらなる能力を解放する。@maticlog

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X|https://twitter.com/zatsudan_co_jpInstagram|https://instagram.com/zatsudan_co_jp

©︎雑談

00:01
東京は東中野にあるCRAFT BEER BAR PODCAST STUDIO、雑談からライブでお届けするトークイベント、SPOTLIGHT。SPOTLIGHTでは、雑談がお勧めする今聴くべきポッドキャストについて深掘りお届けします。
ということで、今回もこの方にお越しいただいております。
シリアルリスナーのTAKANAと申します。
シリアルリスナー。
今日、それでいこうかな。
いいですね。
シリアルリスナーとシリアルポッドリスナー、迷ったんですけど、一応シリアルリスナーで。
いいと思います。
じゃあ、今日もTAKANAさんにお勧めポッドキャストエピソードを選んでいただいております。
一つ目のポッドキャスト。
日本語上手ですね。
with ミッキー&ネルソンから、タイトルを変えたい放題。放題問題の回。
2022年9月28日。
と、フォーリナーフレンドリーwithマットvsジャパン。
2024年4月28日のエピソードなんですが、
こちらは国内外のニュースを国内視点で、最新の海外エンタメ情報、解説が聞ける、
ネルソンとミッキーによるバイカルチャー社会&エンタメポッドキャストですが、
こちらはどのような番組なんでしょう。
そうですね、こちらは主にコンテンツとしては、
映画とか海外ドラマを語るシリーズと、あとテック系と、あとジジ。
この3つプラス、フォーリナーフレンドリーというシリーズがあって、
そちらは海外出身の方で日本に暮らしている方の同行をゲストに呼んで、
そういう視点で何かを語っていくようなシリーズになっていて、
この4本柱が基本メインの番組ですね。
なんか英語系ポッドキャストかと思っちゃうかもしれないんですけど、
こちらはネルソンさんとミッキーさんによる日本語で伝えるカルチャーポッドキャストって感じだよね。
そうですね。このタイトル自体も若干皮肉みたいなのが込められていて、
よく日本語上手ですねって込められてるんだけど、
実際それは若干馬鹿にされてるんじゃないかみたいなことを2人感じてらっしゃって、
特にミッキーさんの方はハーフでアメリカ育ちではあるんですけど、
そのお母様の方が日本人の方で、家では日本語を喋られていて、
お父様の方が家では英語を喋られていて、
両方ともお互いの言語をあまり喋れないという家庭関係で育っていて、
その影響もあって英語も日本語もめちゃくちゃナチュラルに話せる方。
実際ネルソンさんもミッキーさんも日本でいろんな活動されていて、
例えばネルソンさんとかは最近はアベマプライムとかに出演されていて、
03:01
結構顔見たことある人いるかもしれないんですけど、
ミッキーさんはあれですね、ポッドキャストで言うと、
スピナーの人気ポッドキャスト、UK vs US、ファンシー&イングリッシュバトルにも参加されていて、
後世などもやられているそうで、
後から参加して作家兼出演者みたいな。
比較的この番組以外で触れている方もいるんじゃないかなと思うんですけれども、
お二人ともすごくカルチャーに詳しくて、日本語も上手で、
かつこのポッドキャスト自体がむっちゃクオリティ高いんだよね。
やっぱり濃度が濃いというか、情報量の多さとか解像度の高さみたいなのが、
やっぱりこの番組のクオリティがすごく現れているなと思っていて、
結構短いエピソードの中でギリギリと詰めてくる感じが、すごい気心地がいいなと思いました。
彼らもとにかくトークが上手いから、
ちょっとした皮肉とかそういうのも含めて、
なんか面白く語ってくれてるっていう回だったよね。
そうですね。
そのワイルドスピード。
ワイルドスピードっていうのは日本語のタイトルであって、
もともとはファスト&フィリアスなんですけど、
ファスト&フィリアス、フェイトオブフィリアスっていうサブタイトルについてる回があって、
それの包帯がアイツブレイカーだったという話をされてて、
タイトルのこの重なりみたいなのを、たぶんその一個の、
英語のもともと題名ではキーになってたはずなのに、
それをアイツブレイカーっていうのが、
いや本当に意味がわかんないよねみたいな話をされてて、
ファスト&フィリアス一輪みたいなのもわりと聞いたことがあったんですけど、
アイツブレイカーとか全然知らなかったなみたいな。
そうね。
あとこの回だとどのような。
そうですね、単純にあと、
わりとこういう名詞の連発というか、
ほとんど小気味よくテンポで刻んでいって、
フランク・ザッパのDOMINION FOR UTOPIAが、
ハイハイカカカ・ザッパッパっていう、
僕はちょっと知らなかったんですけど、
当時緊張るのCMでそういった。
ハイハイカカカ・緊張るっていう、
パワーワードが流行ってた頃だったってことだよね。
そういうのもミッキーさんの知識量がえげつなくて。
ザッパとかって本当に放題もうめちゃくちゃで、
イタチ野郎ってついてたりとか、
元々有名なんだけど、
本当にこの映画だけじゃなくて、
やっぱりお二人とも音楽とか含めてね、
すごい知見が深いっていうかね。
ミッキーさんは中野さんとインターFMで、
ライブバズっていうその音楽を語る番組やられてて、
お二人ともすごい知識が。
あと今回はこの映画についての回だし、
映画そのものをしっかり掘る回もあるし、
あと政治系でいうと、
それこそアメリカの大統領選挙とか、
日本だとこの前やった東京都知事選とか、
そういう政治的トピックとかもあると、
ちゃんとしっかり拾って、
彼らの観点で語るっていう感じで、
なんかカルチャーバラエティとしては、
すごい上質な番組だなっていうのは思いますね。
そうですね。
入管法の話とか、
お二人の出身にまつわる話もあったりとか、
06:02
あとジャニーズ問題の話とかも、
すごい扱うのが早かったというか、
一歩先というか、
BBCのニュースが出た時点で、
もうすでに語ってて、
これからどうなるんだろうねみたいな話をされていて、
そういったまた一個違う尺度というか、
違う言語からソースを、
違う言語のソースから持ってきている、
その感覚の違いみたいなのも、
すごいためになるなというか、
自分的にはかなり好みですね。
だから僕らって、
いわゆるアメリカのカルチャーにも触れているし、
日本に住んでいて、
日本のカルチャーに触れているし、
日本の自治問題や、
アメリカの自治問題みたいなものに触れるんだけれども、
彼らってちょうど中間ぐらいの、
日本のこともすごく分かっていて、
海外のことも分かっているっていう、
あの立場から語ってくれるから、
なんか知らないことも語ってくれるし、
共感できることも語ってくれるしって感じで、
なんか程よくローカルで、
程よくグローバルって感じの。
だから情報としてもすごく、
なんかためになるというか、
僕らがちょっとちょうどよく聞きたい都合をしてくれるみたいなね。
そういう感じがあるよね。
そうですね。
なんか僕は元々番組聞き始めた時は、
なんかポストアートログを探していて、
なんか元々、
ポストと中央集権的な資本主義みたいなのに、
なんかちょっと乗り切れないところがあって、
それでサブカルに逃避してきちゃうみたいなところがあったのに、
結局アトログっていう、
中央にこう吸い寄せられてる感じがあって。
中央じゃないっけ。
なんか自分の脳みそがハッキングされてるんじゃないかみたいな。
そのアトログの波に。
と思って、なんかこう違うものみたいな。
思った時に結構こう、
コンテンツとかで言うと、
ネイサンフィールダーのリハーサルとか、
ディズニープラスでやってるベアーズとか、
あとネットフリックスでやってる
ティム・ロビンソンという人のコンテンツシリーズとか、
割とニッチというか、
自分見た時に、
例えばそのティム・ロビンソンのコンテンツシリーズとかって、
なんか松本ひとしのDVDのシリーズ。
ビジュアル版みたいな感じというか、
何とも言えないというか、
これはどういう捉え方をすればいいんだろうみたいな、
面白いは面白いんですけど、
自分がもしかしたら分かってない時かもしれないみたいな。
例えばアトランタとか有名シリーズはそうですけど、
そういうのを結構痒いところに手が届くみたいなのが、
ものすごく良くて、
そのコンテンツ語り系で言うと、
ドライブマイカーとか、
あとマザー2とか、
そういうメジャーコンテンツでも、
お二人のその熱量と知識量って、
グワーって一気に持っていく感じが、
もうナンバーワンと言ってもいいぐらいの、
カルチャー系でかなりしてるなって思っていて。
なんかさ、サブカルとかリベラルってさ、
タコツボ化しやすいじゃない。
例えばアトラック聞いてる人は、
アトラック的なものを大量に触れるみたくなりがちなんだけども、
そういう意味でこういうね、
アトラック的な思考を持ってる人が、
こういう日本語上手ですねとかを聞いて、
ちょっとずれてる視点から、
あの情報を取れるっていうのは、
すごい豊かだなと思って。
で、なんか掘ってるところが近そうなんだけど、
全然違うというかね、感じ。
チョイスとかもね、
09:01
やっぱ彼らのチョイスってやっぱ独自だし。
そうですね、僕は知識量って言葉を何回か使ったんですけど、
すごいニッチなジャンルの話をしてる割に、
ノリが軽いというか、
あんまりそういうところに執着してないというか、
感じがすごいいいですね。
これを見てる自意識みたいなものが、
やっぱ働いてない感じがすごいあって、
多分お二人ともあんまりサブカルチャーって意識はなくて、
で、多分レディットにすごい、
レディットがすごい好きだっていう話もされてる回があって、
そういうお二人ともかなり興味関心の領域が広くて、
その自治とかテックに関してもすごい話があって、
特に自治とかも結構いろんな視点から見られていて、
これ一本で全部まかないますみたいな感じかなと思いますね。
すごいわかる。だから全然サブっていうか、
サブな感じはない。
すごい全体的にポップだよね。
多分お二人ともコミュニケーション能力が高くて、
それでお友達がたぶんたくさんいらっしゃると思うんですけど、
それは感じる。
それでやっぱホールリナリー・フレンドリーっていうシリーズでは、
いろんな人を招いていて、
これもものすごく豊かで。
これもすごかったね。
具体的にどんな感じのエピソードだったんだっけ?
マットvsジャパンっていう方は、
日本語学習系YouTuberみたいな方でいて、
この方が日本に高校生の頃に初めて来て、
でもそれが行ったのが栃木。
自分がアニメを見て高校生活を思い浮かべてたけど、
なんか思ったのと違うみたいな感じになって、
一回帰ってからそこから10年間来なかったんですけど、
そこから20代後半になって、
日本に10年ぶりくらいにやってきて、
この収録してる時点で日本に来て2年目くらいなんですけど、
普通に日本人かなって。
とんでもなく、
イントネーションを含めてほぼ完璧な日本語を操る方で、
彼がマットvsジャパンっていうYouTubeチャンネルは、
現時点でチャンネル登録者数が20万7千人もいる、
結構人気YouTubeをやられてる方で、
しかもそこまで日本語が上手くなっている理由について、
いろいろ語ってくれてる感じなんだよね、このエピソード。
しかもほぼ独学。
90年代生まれの方、
たぶん90年代とかその辺の生まれの方だと思うんですけど、
中学生の頃はずっとスケボーやられていて、
でも高校に入った瞬間にノリが違うみたいな、
中学の時はスケボーしてたらイケてるみたいな感じだったけど、
高校になったらスケボーしてるって言ったら、
ドラッグやってんの?みたいなノリになってきて、
自分そういうキャラじゃないなみたいな。
中学生の時はアニメ見てる人とかスクールカーストが低くて、
自分もそっちに若干興味あったんだけど、
やっぱり学校生活延長したいからそっち行ってたけど、
高校になってから、
自分の第二外国語として途中から日本語を取るようになって、
そこから日本が、
お好きっていうのはたぶんあるんでしょうけど、
技術の向上への開くなき追求みたいなのがめちゃくちゃすごくて、
実際このマットvsジャパンっていうこのチャンネル自体が、
12:01
日本語勉強コミュニティに向けたチャンネルっていう傾向があるみたいなんだけど、
海外の日本語を勉強するコミュニティって、
そういえば日本人でこうやって暮らしていると、
ほぼ意識しないコミュニティだから、
やっぱこういう人たちが中心になって、
世界中の人たちに広めてってるんだろうなっていうのは感じるよね。
初、すごいロジカルにやってるっていう驚き。
日本人が聞いてもびっくりするっていうね。
ピッチアクセントの話をすごくされていて、
ピッチアクセントっていう言葉自体があんまり聞きなじみはないんですけど、
主に日本の標準語、東京弁みたいなものは4つのパターンからあっている。
中々音みたいな、
なんとか聞いたことあるようなないような言葉があって、
一応そういう発音の辞書みたいなのもあるらしいんですけど、
でもその発音辞書みたいなものには関西弁は載ってないと。
だから自分は自分の裸でマスターするんだみたいな。
最初に言ってたのが東京じゃなくて、
まず最初に大阪に行って大阪の外語大学に入られるんですけど、
その標準語はパターンが4つあるんだけども、
関西弁は8つあると。
それを、自分は関西弁をマスターしたいみたいなこともおっしゃっていて、
このすごいロジカルに探求していく姿勢がめちゃくちゃすごいなと思って。
僕らのような母語話者って、
自分たちの話してる言葉やアクセントっていうものを文法だったりとか、
ピッチアクセントみたいな感覚で感じてないから、
それは改めて外の目から解析して体系化してるのを聞くと、
なんか本当日本人なんだけどもすごい新鮮っていうね。
それから印象に残ったのがミッキーさんがそのリアクションとして、
確かに言われてみると、
ツンの時に喉が開いてるよねって言ってました。
何それみたいな。
びっくりだよね。母語話者がびっくりだよね。
実際にネルソンさんもミッキーさんもめっちゃ日本語上手で、
それこそ日本でガンガン活動されてるぐらいの日本語話者なんだけれども、
彼らもリスペクトしてる感じを、
言葉の橋橋にすごい感じるよね、この人の。
そうですね。
ミッキーさんもネルソンさんも、もともとはお二人の出会いが、
NHKの英語学習講座みたいな番組で知り合ったというのもあって、
多分そういう言語とか学習みたいなのは、
割と関心とかミソとかかなりあるお二人だと思うんで、
そういう目線からマツさんに深掘りしていくっていう、
もう番組というか、この会話めちゃくちゃ良かったですね。
良かったですね。
初めてこの日本語上手を聞き始めるんだったら、
確かに今回高名くんが選んでくれた、
この二つのエピソードから聞き始めるのは本当にお勧めかなと思うので、
特に今回のこのマットvsジャパンの回なんかはね、
驚きの連続みたいなね。
あと他のホールナリー・フレンドリーの回で、
15:02
アンネ・クリスティーニさんっていう方がゲストに来られてるライブもあって、
そこもかなりお勧めですね。
日本語にしかない表現みたいなことを話したりして、
木漏れ日とか忘れ物とか雑貨みたいなものって、
なんかその日本語にしかないよねとか、
あとネルソンさんがずっとJ-POPばっかりを外国で弾いてると、
日本人ってみんな翼を持ってるって思っちゃうもんねみたいな。
歌詞にめっちゃ翼、私には翼があるみたいなの出てくるからみたいな。
そういうのが本当になかなかないケースだなと思っていて。
通常回とホールナリー・フレンドリーの回が大きく二軸あるから、
どっちから聞いても面白いよねってことだよね。
そうですね。
他のお勧め回としては、ニュースシリーズというと、
ソーゼイ・ディズダー国葬、国葬の後の回と、
あとBBCジャニー北川の性価買い問題を扱ったドキュメンタリーについてという回と、
あとカルチャーゲーでいうと、
ティム・ロビンソンとかマザー2ドライブ前か、
あとアンネ・クリシーンさんがゲストの回がすごくお勧めです。
しっかりシリアスだったりヘビーなような話題も、
彼らの話術によってすごくポップに聞かせてくれるので、
何か時事的に気になったことがあるタイミングとかで
この番組を聞いたりすると、
新しい視点を与えてくれるって感じがするから、
すごくお勧めのポッドキャストはね。
あと自己紹介されてる回とかあんまないんですけど、
一応こちらから考える著作権の違いっていう回で、
割とネルソンさんの自己紹介をされてるかなっていうのがあったので、
そちらもぜひお聞きください。
はい、じゃあ改めて一つ目に紹介したポッドキャストは、
日本語上手ですね。
with mickey and nelson でした。
じゃあ二つ目、早速いきますよ。
良い夜を聞いているからシャープ6シャープ7
しおらんと版出生2021年9月21日と
10月6日配信会になります。
こちらは海外文学を中心に、
読んだ本や読みたい本、つんどくの紹介や感想、
関連に関するテーマについて、
日常を感じたことなども交えながら、
縦横無尽にお話ししていきますと。
本と読書をフックにした何でもありのしゃべり、
ということなんですけれども、
こちらの番組はどのような番組なんでしょう。
そうですね、割とその通りというか、
基本的には割とダウナー系というか、
僕的には帰り道に聞きたい系のポッドキャストではあって、
今回は純レギュラーと言ってもいい羊毛さんという方がいらっしゃって、
良い夜を聞いているのはホストの良い夜さんの、
多分元からのお知り合いの方で、
結構多くの回に、
純レギュラーみたいな感じで月収支援されている方がいらっしゃって、
18:01
お二人のこの店舗感というか、
この羊毛さんのものすごくこなれた感じというか、
かなり店舗感もよく、
そうですね。
海外文学系だと割と1個のコンテンツについて、
1個の作品について語るみたいなのが多いと思うんですけど、
なんか割ともうちょっと開かれた形で、
話されている回がすごい多いので、
普段本を読まない方でも結構聞きやすい番組かなと思いますね。
で、今回はいわゆるシオランっていう作家の著作をもとに、
反出張主義みたいなことについて、
二人で語ってるっていう流れを2つ、
2エピソードに渡って語ってるっていう感じですよね。
そうですね。
反出張主義自体は、
結構そのシオランは、
もともと割と絶版みたいな日本ではなってる場合が多かったんですけど、
ベネターっていう別の人が書いた本が、
2017年ぐらいに日本で結構遅れて翻訳されて、
それが割と売れたんで話題になって、
2019年に現代思想で反出張主義について考える特集が組まれて、
それで割と波が来たかなみたいな。
だから再評価されてるみたいな流れがあるっていうことだよね、
ベネター以降っていう。
そうですね。
無理やりポッドキャストに絡めて言うと、
豊弘さんという方が、
現代思想の回でも寄稿されてるんですけど、
豊弘さんは超相対性理論とか、
あと、B&Bの内島慎太郎さんがやってらっしゃる本チャンネルとかにも、
ゲストに出演されてたりとか、
あと匿名ラジオをやられている、
ダヴィンチ・オソレさんこと、
品田優さん。
品田優さんは以前ラジオトークでも、
ちょっと配信されてましたけど、
が正しい人類滅亡計画、
反出張主義を巡る物語っていう本も書かれてたりとか、
割と関連付けようと思えば、
割と関連付けられる話です。
確かに。
今回のこのエピソードで扱われている、
エミール・ミハイ・シオランっていう方は、
いわゆるルーマニアの作家で、
パリで活動されてた、
作家思想家みたいな方なんですけれども、
ちょっとニヒリズム的なスタンスの作家さんということで、
全体の流れ、どのような語り口で語っているんでしょうかね、こちらは。
割と前後半に分かれているというか、
収録者だけ1本だったみたいなんですけど、
長いんで2本に分かれていて、
前半の方では、
主にシオランの好きなフレーズみたいなのを、
割とヨウモウさんが挙げていきつつ、
他の流れ、
ショウベンハワーとかが多分有名だと思うんですけど、
そこからベルハルトとかベネタとかも引き上げに出しつつ、
シオランの話もしつつ、
反出張主義全体の話をして、
後半では反出張主義メインで、
フェミニズム的な視点から見た時に、
語っている人ってほぼほぼ男性だよねみたいな、
アメリカの司法とかによっては、
レイプをされてしまった場合も産まなきゃいけないみたいな感じがあって、
産まないという選択肢を取れないケースもあるという話をされていて、
21:01
そういった視点から語られていて、
という形でしたね。
中絶問題的なお話も出てくるし、
実際反出張主義っていう、
生きてこなければよかっただったりとか、
生きていることよりも生きていないことのほうがよかったみたいな、
思想的なところと法的な規範みたいなところと、
両方横断しながら語っているんだけど、
こういう問題の語りというと、
すごい重たい話をしているのかなと思いつつ、
二人の語り口が面白くて、
例えばだけど、
しおらんは自分の著作スタイルを火の取れない弾だと言っていると、
自分の言っていることは何の意味もないけど、
暖炉のフリをしてやがるっていう言い方をして、
そこに可愛いって言ってるんだよね。
ずっとしおらんのこと可愛いと言って、
いや可愛いとは思わないと言ってみたいな、
推しを語っているかのような語り口で二人が語っているので、
こういうちょっと重たそうなお話も、
僕からすると結構ライトに、
肩の力を抜いて聞くことができたんだよね。
そうですね。
僕もしおらんは、
セイタムの最悪をちょっと読んだわけなんですけど、
セイタムの最悪とかも、
本というよりかは名研集みたいな感じで、
3行とか5行ぐらいの文章がいっぱい並んでいるみたいな感じで、
それをアホリズムっていう言い方でね、
その短い文章のことアホリズムって言ってて、
でもなんかそういう行き継ぎができて読みやすい、
抜け感のある本だなって言って。
そうですね。
しおらんも哲学者ではなくあくまで思想家なので、
自称思想家というか、
そういう学術的なものではなくて、
エッセイチックで晴れていて、
この中で陽本さんもおっしゃってたんですけど、
しおらんはあくまで反思想継ぎだけじゃなくて、
その生徒の最悪でも、
結構割といろんなトピックっていうことでもないですけど、
別にそこに特化してるわけではないというか、
割とニキュリズム的なところはありますけど、
いろいろ人生を、
違う視点を見せてくれるのがすごいしおらんの一つであって、
それをすごい小気味よく語ってらっしゃるなっていう。
そうですね。
だからしおらんの比較として、
ショーペン・ハウアーは断定苦調だから冷たいって言ってて、
しおらんは普通の人でいいとかっていう、
これは読んだことないんだけど、
これを聞くだけでなんとなくスタンスがわかるみたいなね。
割としおらんは、
割と人気というか、
コアの人気である人で、
例によってはベネタっていう人とかは、
今でいうヒロイキさん的というか、
割とゲームとして楽しんでいて、
みんな生きてる方がいいって言ってますけど、
でもそれって証拠あるんですかみたいな、
こういうロジックで言ったら、
それ別にあなたの感想ですよね的な、
そういう冷たい視点で
行く中でしおらんさんっていうのは、
ニュアンス的な暖炉みたいな、
火のない暖炉みたいな、
生活に伴っている、
生活を伴った実感のある文章だなっていう感じはありますね。
24:01
そうだね。
まあその複読本として、
デイビーとベネタの
生まれてこないほうがよかった、
みたいなものを比較しながら話ししてるんだけども、
なんかそれぞれを比較しながら、
やっぱりこう、
個人的なスタンスとしては、
この文学っていうものを愛している両者なので、
ベネタを多少批判的な語り口で語ってるんだけども、
基本的にはこうリスペクトみたいなものが、
しっかり感じられる語り口だなと思うから、
なんか2人のスタンスがすげえいいなと思いましたね。
なんかもし自分がこのテーマで話すなら、
なんかもうちょっと暗い方になっちゃうと思うんですけど。
だからその共感のところで自分の主張だけを話しちゃうっていうのが、
こういうのって多い感じがするんだけども、
ある意味メタというか、
しっかり心は入れて、
共感とかかわいいとかっていう言い方で言ってるんだけども、
ちゃんとこう視点がフラットっていうかね、
なんかそういうのを感じるから、
安心して聞けるっていうかね。
なんか反出張過ぎて検索して他のもちょっと聞いてみたんですけど、
なんか他の番組とかでやっぱりこう、
安パイ的なラインで落としがちなところを、
結構まあちょうどいいラインで2人やってて、
本当にさすがだなというか思いますね。
その辺さっき1個目で語った日本語上手ですね、
にも通じるというかね。
なんかこう視点がフラットで軽やかだから、
なんか重たいハードな話題だったりしても、
なんか肩の力を抜いて聞ける良者だなっていうのは感じるね。
両方に通定する感じがする。
そうですね。
ヨヨルさんは他の回でも、
割とずっとスラスラスラスラ言葉が出てきて、
もうかなり安定してるというか、
もういつでも安心して、
夜帰り道に何もない日でも聞いて帰れるみたいな。
だから語り口の優しさの雰囲気みたいなところと、
ご本人が持ってる語彙力みたいなものが両方くっついてるから、
すごく聞きやすいっていうかね。
知らないお話をほとんどされてるんだけれども、僕にとっては。
でも全然、ポッドキャストとしてすごく聞きやすいので、
それによって今回も僕はシオランっていう作家や、
ベネタっていう作家を知ることができたりするので、
帰り道に聞きたいつもりでBGM的に聞いてたら、
知らないうちにナレッジが入ってきたみたいな、
すごい良い恒例だなっていうのを感じる。
他ではこの「よい夜を聞いてる」はどのようなエピソードを扱ってるんですかね。
最近で言うと「百年の孤独」が出版された話とか、
あとは読書感想、自分の本を読んだ後の感想をどういうふうにやるかみたいな。
よい夜さんはもともとハテナブログをやられていて、
その時に、おそらくたぶん「よい夜を聞いている」もしくは
そのようなタイトルで配信をされていて、
そこからポッドキャストに流れてきたみたいな羊の方なんですけれども、
27:00
そういった読書をすることみたいな結構大きなテーマと、
あと全般的に最近読んだ本みたいな話。
あとオススメの回が第10回のカラマザフの兄弟。
これも別のお友達の方がめちゃくちゃカラマザフを推しの方がいて、
カラマザフの兄弟自体もそういう話というか、
僕もカラマザフの兄弟とか読んでて、
これ絶対そういう不常識的なノリというか、
BL的な感じで楽しんでる方もいらっしゃるんだろうなと思っていて、
割とそういう話だったので、
こういうのめちゃくちゃ聞きたかったと思って。
分かる分かる分かる。
でも若干マニアックだなって判断して、
今回は視聴欄の方を挙げさせていただいたんですけど、
どちらも交付つけがたいぐらいのいい回なので。
なんかさ、思想の方向的にはダウナーだったりペシミスト的な
切り口で語られるガチな話題というかこの素材を、
なんかこの番組では全然違うというかね。
なんかいわば萌え的なスタンスで語ってる感じがすごいですね。
かといって元気すぎないというか、
例えばこのテーマで最近、
イブルシェングエブレオールワットマンズという映画があって、
これは多分割とこういうテーマというか、
それこそ兄ちゃんの積極的ニヒリズムというか、
ニヒリズム何にもないんだけど空足正式みたいな感じで、
何にもないんだけどってことは別に何でもできるじゃんっていうのが、
兄ちゃんと長寿になるための術なんですけど、
割とそういうテーマで落とし込んで、
明るさと暗さのバランスでやられてると思うんですけど、
そこまでカットンではないけど、
ずっと安定してる領域でやってるのが、
なんかなかなかできそうでできない感じだなと思って。
あんまり見ないタイプっていうかね。
だと思うね。
最近はちょっとお仕事がお忙しかったりとかで、
あんまり更新ができないようなこともおっしゃってたんですけど、
ぜひ有力があれば続けていただきたいなと勝手に思ってます。
本当にいい番組だと思いますね、僕も。
僕も怖い話以外は全部の回聞いてるので、
1個怖い話みたいなのがあって、
ちょっと怖い話が苦手なので、それだけ聞いてないですけど。
OK、じゃあこれに関しては他言い残したこととかってありますか?
そうですね、この似たジャンルで言うと、
海外文化で翻訳文学試食会とかありますけど、
岡田さとしさんが東京FMでやられていて、
Podcastでも配信されてるストリートフィクションとか、
また空飛び猫たちとか、
スキザニさんがやられてるブクブクラジオとか、
別冊写す話、インナーワーライフとかがおすすめです。
じゃあ今回2つ目にご紹介したのは、
良い夜を聞いているです。
検索して聞いてみてください。
はい、じゃあ最後3個目いきますよ。
では最後はリサーチャットFMから、
62グラフティオブオクトパイ、
30:01
2020年6月24日配信会です。
こちらはタダス・イシグロ・タマキさんによる
バイオロジー研究者3人が熱いと感じていることを
自由に話すポッドキャスト番組なんですけれども、
こちらはタカナさん、なぜ選んだんですか?
リサーチャットFM、多分理系番組でいうと、
知らない人はいないぐらいの番組だと思うんですけど、
最初は元々有名だし、紹介しなくていいかなと思ってたんですけど、
意外ととっつきにくさみたいなのがあるかなと思っていて、
今喋っているタカナ自身はめちゃくちゃ文系というか、
高校生の時に文系理系信頼みたいなのがあるんですけど、
文系ですか理系ですかと人間に興味がありますか社会に興味がありますか
みたいな質問がマトリックスで表示されるんですけど、
人間に興味ゼロ、社会に興味ゼロ、
理系ゼロ、文系100という極端な数字が出た人間なので、
全く分からないんですけど、
ただ解像度の高さというか、
全部リズムでガンガンガンガン行く感じが聞いててめちゃくちゃ心地がいい。
いやー、でもね、ほんとこのリサーチャットFMってほんとすごくて、
今回タカナくんが選んでくれてほんと嬉しいのが、
実際ここの雑談の、このフロム雑談のポッドキャスト内でも、
セッションでタダシさんがLINEにされた時に、
こちらで語った回があったりして、
あと僕もポッドキャストアワードをやってた時の、
ほんと第1回のコテンラジオと大接戦を繰り広げた番組がこのリサーチャットFMで、
実際もう時効的な話として言うと、
コテンラジオとリサーチャットFMが最後まで1位を争っていて、
最後の1票が入るまでリサーチャットFMが1位だったんですよ。
それでコテンラジオが1位になったっていう経緯があるぐらい、
本当に評価の高いポッドキャストで、
それも関わらず彼ら3人が本当にずっとマイペースにやっているっていう、
さっきのヨイヨイの時の言葉を使うと、
抜け感がすごいバイオロジー系。
だからこれは本当にあらゆるジャンルを見ても、
研究者の発信しているコンテンツで、
こういうテンションのものってほぼないんですよね。
ある意味物質トークとも言えるし、
でもその語っている話題がとても自治的だし、
誰かのポッドキャストアワードのおすすめエピソードを上げた回なんかも、
コロナ禍が起きる前に彼らが論文紹介で、
クリスパーキャス9のMRNAの編集技術について彼らが語っていて、
それがあった後コロナ禍があって、
今のワクチンの超速でワクチンが作られたっていう流れに行くので、
だから本当に5,6年前にクリスパーキャス9について、
33:02
ポッドキャストを聞いている人だったら、
その知識が手に入っていたっていう、
そういうすごさもあるっていうね。
僕もコロナに入ってから聞き始めて、
PCRオイルが何だろうみたいな話をされてて、
なんかちょっと頭がバグりそうだったんですけど、
なんか時系列みたいな。
そうなんだよね。
論文紹介みたいなことをしてくれるって意味でも、
ものすごく貴重なありがたい番組だし、
それをさっきの日本語上手ですねと一緒で、
様々なサブカルチャーを含めて、
いろんなものに興味があるこの3人が、
すごくライトに難しい話をしてくれる。
かといってラジオアナウンサーのように、
人に伝えやすく分かりやすく流暢にじゃなくて、
好きなことを好き勝手に語っている3人なんだけども、
話題が豊富だから面白いっていうね。
雑談系ポッドキャストのキャッチコピーとして、
カフェでおしゃべりしている、
自分たちの会話を盗み聞きするように、
みたいなコンセプトあると思うんですけど、
僕的にはまさしくその本物だなと思っていて。
本当そうだね。
常に脱線し続ける会話なんですけれども、
射程距離と強度がとんでもないっていうね。
カルチャー雑談系のポッドキャストもいくつもある中でいうと、
そっちに入れても本当にすごい評価ができるなと思う。
しかも3人あたりなんだけど、
1人がワンテーマをバーッと話していく中で、
残りの2人がわちゃわちゃ食いつき続けるっていうね。
普通にガンガン反応していくっていうね。
あのテンポ感とかも普通に雑談トーク系ポッドキャストとして、
むっちゃレベル高いですね。
そうですね。
みたいな感じで、
リサーチャットに関しては僕も本当に思い入れがあるし、
すごく大好きなポッドキャストなので、
そういうアウトラインで語る部分もいっぱいあるんですけども、
このね、グラフティーオブオクトパイってこのエピソードも、
もう本当にこのリサーチャットの魅力が、
一番伝わりやすいエピソードだなと思うんだけど、
これは実際どのような内容だったんでしょうか。
お名前が表示している名前と実際に呼ばれている名前と違うんで、
かけすさんがタダスさんかちょっとわかんないですけど、
今回メインで語っている方がタダスさんです。
タダスさんが、
まず最初にオクトパスの複数形って知ってます?
このリサーチャットFMっていうこのタイトルからちょっとわからないような、
言語的な話をされていて、
なんでこのオクトパスの複数形について聞いたかっていうと、
ジョー・ローガンのポッドキャストでオクトパシーってなっている。
オクトパスの複数形ってオクトパシーなんだって。
オクトパイだね。
ジョー・ローガンのポッドキャストの中で、
ジョー・ローガンがオクトパスのことをオクトパイと呼んでいて、
タダスさんがハッとして、
複数形だったらオクトパシーじゃないの?って思って、
36:04
もう深掘りしたくなっちゃったみたいな話だよね。
そうですね。
そこから他の具体例も挙げていて、
ちょっと自信がなくなってきたんですけど、
ニュークレイアス、ニュークレイアイみたいなのとか、
シラバスシラバイみたいなことを挙げていて、
これはUSで終わってアイに行くのはラテン語系なんだみたいな、
めちゃくちゃ滑らかに説明されていて。
だからこの変形は他でも聞いたことあるぞと思って、
思いついたのが彼らのホームフィールドである、
学術系のワードの中にこの変形のパターンがあるって言ったのが、
さっきのニュークレイアスの複数形がニュークレイアイだったりするっていうところが、
もうこの賢い系のね、
ゆる言語とかにも通じるんだけど、
興味を持つポイントとそこで発見するっていうのの賢さに、
もうカッコイイってなるっていうね。
そうですね。
で、元々このことは知らなくても前のエピソード出てきてたりするので、
これ知ってるみたいな感じになって、
他にONがAになるパターンもあって、
これはギリシャ語弊ですよって話をされた後に、
例えばそのフィノミナ、
フィノミナになって、
ミトコンドリアのことはマイトコンドリオンって言うらしいんですけど、
それは複数形がマイトコンドリアになって、
オートマタン、オートマタン、
で、これは、これはって言いかけた途端に、
オートマタンと言えば、
これちょっと挟むんですけどって言って、
オートマタン美術館、
野坂オートマタン美術館っていう伊豆にある美術館の話をし始めて、
そっからオートマタン、自動人形について話をし始めて、
で、めちゃくちゃこれもすごい小気味良くて、
すごい着心地めちゃくちゃ良いんですけど、
そう、だからつかみをさっきの言語学の方で話し始めてたところで、
いきなりオートマタンから野坂オートマタン美術館の話になっていて、
で、返す刀でニーヤオートマタンっていう名作ゲームの話になったりっていう、
もうなんかもう脱線の仕方がすごすぎるっていうね。
で、そのまたエニグマ、エニグマタンって話で、
元に戻したかと思いきや、
これはギリシャ語系ですよって話をして、
なんでこんなに具体例を出したかっていうと、
そういえばポケモンではっていう話に移って、
で、そのこれはポケモンでは、
日本語では日本語の表現だけども、
英語だったらこの複数形に対応してるんじゃないかって話をして、
例えばディグダっていう、なんか穴から顔落としてるポケモンがいて、
それがなんか進化すると3匹に増えるんですけど、
これはディグダ、ディグジーなのでは?みたいな話をするんですけど、
全然違ったみたいな。
さっきのニーヤオートマタが振り決まって、
ポケモンに持っていって、
で、そこでもまた主題をずらさずに話し続けるっていうね。
で、ユンゲラーといえばユルゲラーみたいな、
で、そこでもまた昭和を持ってくるみたいな、
ケイシータカミの話を持ってくるみたいな、
本当に行き継ぎなしぐらいのテンポで、
ガンガンもう応酬してやるっていうね。
全部ボケかと思いきや、キリンリギの話で、
キリンリギは怪物になってるんですけど、
英語でもキリンはジュライですけど、
ジュライレグみたいな感じで、
これも怪物になってるみたいな、
急にタメになったなみたいな話も挟んでて、
っていう話をした後に、
ディグダといえば、
家の近所にディグダの落書きがあるんですよって話をして、
39:02
これで題名のグラフィティに持ってくるんですけど。
タダスさんが実際今ボストンで研究されてるので、
ボストンの街の中にディグダの落書きがたくさんあるっていうことで、
グラフィティの話になるっていうね。
だからどんだけ用意してタダスさん話してんのかわかんないけど、
2人が応酬したのに乗っかっていきながら脱線して、
また路線を戻すみたいなのをやってるから、
とんでもねえなと思って。
で、そこであれだよね。
今回のタイトルにあるグラフィティの話になってくるんだけど、
これはどういう感じで進んだんだっけ?
グラフィティの話だと、
ピラミッドがいきなり出てきて、
ピラミッドの落書きあるの知ってます?みたいな、
法隆寺もあるんですよみたいな、
何はずに作や子の花なんとかっていう単歌があって、
その何はずに作や子までが書いてあって、
法隆寺の中にとか、
キルロイワツヒアっていうのが、
第2次世界大戦の時に流行って、
これ確か昭和ハッピーチックカーなんかでも話したと思うんですけど、
第1次世界大戦の時のミームだよね。
今で言うどこの。
第2次だったと思うんですけど、
第1次でも別のやつが流行っていて、
第1次の時に。
キルロイワツヒアは、
そういう元ネタを受けて第2次の時に、
でも当時はSNSとかがないから、
元ネタは知らずにそれが広まって、
ヒトラーとかスターにもびっくりしたよみたいな話をされていて。
それの元がリベット校のキルロイが書いた、
自分で工場でやった時の作業チェック文字として、
キルロイワツヒアって書いたのを、
いろんな人が見ていて、
いろんな戦車にみんなが落書きを始めていって、
キルロイ参上っていうのがミームになっていったっていう話だよね。
渡田さんのすごい滑らかなフローで、
いろんな他にも例というか有名詞を出していて、
多岐一八さんって何だか聞いたことあるかもしれないですけど、
ニューヨークタイムズがそれを取り上げたことで、
グラフィティっていうのが結構アメリカとか世界に広がっていって、
フォーツケアとか世界カメラとかっていうアプリの、
位置情報系のアプリの話とかを入れながら、
最後に、そういえばこのグラフィティって、
これ複数形なの知ってましたね。
ここで落としてくるんだみたいな。
すごいよね。
もともと発音もちょっと分かんないですけど、
そのグラフィトっていう、
i-t-oで終わるのが単数形で、
グラフィティって悪魔で複数形なんですよって、
これイタリア国語学、イタリア系の言葉らしいですよみたいな感じで、
ボンって落としていって、
この謎のマンダラみたいな、
めちゃくちゃ広がっていく。
前回さ、早水健郎さんの話法について、
僕らすごいねって話したけれども、
早水さんのはどっちかっていうと、
いろんな形として僕も知ってる方なんだけども、
このリサーチャットのこの話法の方って、
俺どこでも聞いたことないんだよね。
42:00
この脱線の仕方と回収の仕方みたいなのって、
落語でもこんなうまく構成されてるものないだろうしっていうのは、
これライブでやってるっていうね。
しかも3人で話してる流れの中でなっていくっていう。
ほんと脳みそが不思議でしょうがない。
だからもうね、
よくこういう例えするときに使う例としてさ、
一番ダサいのがジャズみたいっていう言い方するけど、
今の最先端の複雑なジャズを聞いてる時と同じような、
なんでこうなるのみたいな驚きがすげーあるっていうね。
知ってるリズムと違うみたいな。
違うけど、なんで全員がそこをコンセンサス取った状態で、
最後ここまで持っていけるのみたいな。
だからそういう驚きがあるんだよね、この3人のトークに。
誰かそのセンターの階でも質問とか、
一応僕的には全然わかんないんですけど、
一応その解説を頼むみたいな。
これってトトザマから質問ですけど、
これどういうことなんですかみたいな質問もあって、
聞いた結果は僕的には全然わかんないんですけど、
そういうやり取りみたいなレスポンスの挨拶がすごい。
まず聞き心地がめちゃくちゃいいというか。
いやーすごいいいです。
第61回で話されてたんですけど、
YouTubeに永遠動画再生を上げたいみたいな。
永遠にループするランダムで、
今まで喋った回がランダムに上がってきて、
永遠に続くやつを上げたいって実際に上げたらしいんですよ。
上げたっていう回も配信されてて、
YouTubeのほうはあんまり見てないんですけど、
そういう回もあったりとか、
その3人とも流れ劇されたいみたいな話をされていたので、
僕も堂々と流れ劇をしてるんですけど。
本当そうだね。
長いし、そういう聴き方でいいんだと思うんだけども、
フローとしてもすごく聴けるし、
リリック自体をしっかり深掘っても聴けるしっていう、
僕は音楽的に捉えてるっていうか、
別に歌詞気にしなくてもすごいかっこいい曲なんだけども、
歌詞聴いたら本当びっくりみたいな。
めちゃくちゃそれです。
歌詞の内容を掘り進めていったら、
こんなことを今、僕知っちゃっていいの?みたいな。
それがさっき言ったクリスパーキャス9の話だったりとか、
あとゲストで来るデッサンの回とかもすごい好きで、
デッサンっていうゲストの人もむっちゃ深掘り、
サブカル的な深掘りもあるし、
学術的なのもあるしみたいなところで、
どんだけここには才能が集ってるんだみたいな。
石黒さんにしても玉木さんにしても、
やっぱこの話題自体にガンガンついていくし、
彼らの回とかも面白いしっていう。
キャラも立ってんだよね。
そうですね。
このリサーチャットの完成度って、
僕もこの5年ぐらいずっとみんなに話していくんだけど、
ちゃんとぶっ刺さったことないんだけど。
だから高田くんがこうやって紹介してくれて、
ようやく分かってくれる人がいたって感じがすごいする。
そう。
レギュラーゲストの方の回とか、
デッサンさんとかキョンさんとか、
レギュラーゲストの方もいらっしゃいますし、
あと突発的なゲストの方とか、
クモの糸の矯正についてみたいな。
45:01
あれもやばかった。
多分正しく理解してるかどうかは置いといて、
めちゃくちゃ面白かったし、
なんかそういう用法というか、
言葉の使い方とか繋ぎ方みたいなのが、
めちゃくちゃ新鮮というか、
そもそも現象的に誰かが何がいいについて、
いわゆるオタクしゃべり的なものって、
やっぱり気持ちがいいじゃないですか。
熱量の高さみたいな。
そうだね。
僕らのポッドキャストはいいと思うものの、
ほぼ最低条件でもあるよね。
好きなことを話してる人っていうね。
やっぱりめちゃくちゃ輝いてるマジックな表現ですけど。
だから僕、あらゆる和芸の中で、
このタイプって本当に聞いたことないし、
この完成度のものって本当に聞いてないんだよね。
だからなんだろう。
実際、ポッドキャストアワードの時も、
先行委員の方々、皆さん、
すごく言葉を尽くして褒めてらっしゃって。
なんかね、そういう意味でいくとポップなはずで。
今、古典ラジオが評価されてるのと同じように、
これ絶対ポップなはずで。
彼らあれかもね。
なんかグイグイ系じゃないから。
肩の力を抜いてるからこそ、
このちょうどいいポジションを常にキープしてるのかもしれないんだけど、
でも本当にこのコンテンツとしてのクオリティは、
本当にとんでもないです、これ。
僕的にはやっぱり雑談系をプッシュしたいんですけど。
食の回答は結構多い。
例えば、ただすさんとかは香川出身で、
うどん圏として売り出してるって言ったから、
自分は逆ばれてずっとラーメンを食べてたって感じがして。
ただすさん、ヒップホップも好きだったりするからね。
だから今回のグラフィティの話でも、
ちゃんとバンクシーとか、
ニューヨークの列車にペイントしたのが発祥だみたいな話とかも含めて、
今のヒップホップカルチャー的なところも、
スッと引用したりとかしてるから、
健康のものを、いわゆるオタク的なところもストリート的なところも、
しかも自分たちの本業っていうのがサイエンス、バイオロジーだったりするから、
むっちゃその三角形のバランスがいい人だなっていう。
そうですね。
なんか終わりの方で、
タムキさんが漫画を紹介してるコーナーとかあるんですけど、
他のお二人が全くその、
勧められた漫画を読まないとか。
そうそうそうそう。
いやいや、いいなと思って。
ちゃんとね、雑な関係になってるっていう、
仲良しだからこその雑さっていうのも気持ちがいいっていうね。
だから、
幼馴染系ポッドキャストだったり、
キキカイカイのお二人のようなものだったりっていう、
やっぱこう信頼し合ってるからこそ雑に扱い合うみたいな、
なんかそういう心地よさもあるよね。
そうですね。
なので、ちょっとリサーチャットに関しては、
ほんとこのエピソードから聞き始めるのはおすすめだし、
48:00
さっき僕がお伝えしたアワードの時のおすすめエピソードに入れた、
クリスパーキャス9の回とかもすごいし、
なんかどっから聞いてもいいんだけど、
今回これから聞き始めると今言ったニュアンスは、
気づきやすいかなと思いますね。
あと雑談系で言うと、第12回でオープンソースコーラっていう回があって、
これとかも結構雑談系で聞きやすいかなっていうのと、
あと112回のアノニマスポイムという回と、
あとまあそんな雑談って感じもないですけど、
48回XXXXXが5つとY5つ、
その遺伝子のやつをなんかハンターハンターとかの比喩を交えながら話されてる回と、
あと第56回もおすすめですね。
いやーこれはね本当、
なんか今僕らが言ったことのどれかが引っかかった人は、
一度でいいから聞いてみてほしいし、
なんかリサーチャットがいろんな人からすげえすげえ言われてる未来も、
彼らは望んでないかもしれないけど、
ちらっとそういう現象は僕も見たいなっていう、
なんかクオリティに比例する評価っていうのが外で見れる機会は、
もうちょっと欲しいなあと思いますね。
日常的なテーマでも、
ボキャブラリーとか展開の仕方がすごい得意というか、
例えばなあその直島、
話をなんかされてる回はあるんですけど、
そのなんか直島をなんでここに行った方がいいのかとか、
なんでここがすごいのかとかっていう話のロジックとか、
その説明の仕方とかっていうのが、
僕的にはめちゃくちゃ新鮮で、
いやなんかもう聞いてるだけで、
違う世界に踏み入れるというか、
パラレルワールドに滑り込んだ感じで。
さっきアトルクみたいなことを言ってたんだけど、
なんかああいうバラエティっていうのが世間では評価されるんだけど、
僕ねこのリサーチャットに本当に感じるのが、
ナードとギークとストリートをすべて兼ね備えている、
かっこよさってほぼないんだよね。
で彼らがそれを体現していて、
なんかかっこいい系のものとして聞いてほしい。
だからそのお笑いの人とかもね、
なんかそういうのが得意な人もいるんだけど、
いやここまでのナレッジとここまでのテンポと、
ここまでのストリート感で話せるサイエンティストなんていないから、
めっちゃかっこいいですねこれは。
そうですね。
あとタダさんにちょっと言及するシーンがちょっと多くなっちゃったんですけど、
もちろん石森さんもめちゃくちゃすごい人とめちゃくちゃすごすごの人がやってるので。
いやすごいです。
いや本当この3人で構成されている。
3人だからこそ出せるこの魅力っていうのは感じるよね。
じゃあなんかその他派生も含めてお勧めするようなことってありますか?
そうですね。
まあ理系で言ってやっぱり以前もご紹介させていただいた、
経営の中が私はめちゃくちゃ好きなんですけど、
あと陰陽っていうポッドキャストも割と文系トリ系の狭間ぐらいの感じで、
51:03
似たニュアンス言うと勝家都心のカルマラジオとかも結構お勧めですね。
割とカタリ的にはふだっさんに近いかなと思うので。
確かに確かに。
なんかこの辺のいわゆるサイエンス系のポッドキャストもね、
本当に豊富。
ジャンル的に豊かだなと思うし、
あとこのタイトル、
番組名ではリサーチャット.fmっていう、
.fm文化みたいなものを最初に作り上げたのがリビルドだったりするとこもあって、
ただしさんも実際自分でも言われてるんですけど、
この英語のタイトルのスタイルってリビルドをオマージュしてるって言ってるので、
さっきの僕の言ったカッコいい、
ポッドキャスト的なカッコよさってリビルドから継承されているこのカッコいいスタイルもあったりするので、
その辺もちょっとしたこぼれ話として覚えておいてもらえると。
リビルド系は結構多い。
リプリカンとかfmとかもそうですし、
あとin our lifeっていうのも割とそっち系というか、
割とそのベースがもうパッと見でリビルド系というか家系みたいな感じですごい。
実際僕もポッドキャストアワードでちゃんとカバーしきれなかった価値っていうのが、
そのリビルドさんが生み出した系譜っていうのがあって、
それは今も脈々と受け継がれている、
日本のポッドキャスト史の中に1個ある流れだよね。
濃厚なので2時間とかいっぱいあるので、
濃厚な分なかなか広がりにくい側面もあるのかなと思いつつ。
この2、3時間の尺のテック系だったりサイエンス系っていうのは、
ほぼこの流れから来ているものですよっていう。
あとコミュニティの作り方とかマニタイズの仕方のスタイルとかも、
やっぱりリビルドさんたちが開拓していった流れっていうのが継承されているし、
その辺もぜひいつかそういうのが詳しい人に解説してほしいよね。
あとやっぱりすごいのが、皆さんリビルドに対するリスペクトがすごいっていう。
本当にすごいです。
しかも軽い、軽いというか、
ウェットにならないリスペクトを皆さん表明されていて、
そういうとこもかっこいいなと思う。
ちょっとアート系によったりすると、
なんか都定性だったりとか、ウェットなとか先輩後輩みたいな、
そういう空気って出るもんだけども、
このジャンルの人たちのこの軽やかなリスペクトの捧げ方とかもすごいかっこいいよね。
いやーめちゃくちゃいいです。
ちょっと僕もリサーチャットに関してはすごく語りたいことの多い人なので、
いい機会を与えてくれてありがとうございます。
なんかパッと見で理系みたいなのにあんまり距離感感じる人も、
ぜひ一回聞いてみていただけるとって感じですね。
概要欄はすごく細かく書いているポッドキャストなので、
54:02
概要欄をバーッと眺めて、
自分の興味あるようなワードあったら、
そこをベースにして聞き始めるのもオススメかもしれないよね。
割とリビルド系にある。
小ノートがしっかりしたっていう。
小ノートの中にポケモンっていうワードを見つけたら、
そのポケモンの話のとこだけ聞きたいでもいいから、
一回聞き始めるとこのテンポに巻き込まれて、
たぶん1時間とか2時間聞いちゃうと思うんで。
いいよね。
じゃあ今日も3つのポッドキャストのオススメエピソードを
高名くんに紹介していただいたんですけれども、
今回のスポットライトはどうでした?
個人的に楽しく喋れたかなと思います。
なんか久々にテンポを噛み合って話せた気がしますね。
そうですね。
ちょっと倦怠期かなと思いました。
大丈夫でした?
よかったです。
じゃあ締めますよ。
ではそろそろお時間となります。
今後も毎月雑談にて開催していく予定の公開収録イベントスポットライト。
次回はぜひ直接雑談へ足をお運びください。
ここまでのお相手は、
雑談よりめち黒と
高名でした。
ありがとうございました。
55:28

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