映画スージーサーチ公開記念特別トークセッション supported by SUNDAE
ということで、本日はですね、収録日でいうところの昨日、8月の9日にいよいよ公開となりました
ポッドキャスターが主人公となる映画、スージーサーチについてのたっぷり60分の感想会をですね
ここ東中野にありますCRAFT BEER BAR付きポッドキャスタースタジオ雑談で
公開収録スタイルにてお届けいたします。よろしくお願いいたします。
私、雑談よりSHIBUとこの方々に今日はお越しいただきました。自己紹介をお願いします。
映画音楽のMCライターをしております奥浜レイラです。よろしくお願いします。
お願いいたします。
映画ポッドキャスターであり、映画インフルエンサーらしい毎日映画トリビアとご案内いただきました。
映画ポッドキャスターであり、映画インフルエンサーらしい毎日映画トリビアと申します。よろしくお願いします。
お願いいたします。
なんでちょっと言っててるんですか。
今日の映画喋るのに映画インフルエンサーみたいなってすごいホットなトピックだなと思って。
フォロワー4.2万人を迎えるように承認欲求の塊。
聞きたいこといっぱいあるわ。
スージーになっちゃうなって。
映画ポッドキャスターのトリビアさんをお迎えしてですけれども
トリビアさんとお呼びしていいですか。
今日初めましてなんで。
何さんと呼んだらいいんだろう。
トリビアさん。
自分で名乗ってたわけじゃないんですけど、いつの間にかトリビアさんになりました。
全部受け身なんですよ。
映画インフルエンサーらしい。
これ今日説教の回かな?
晒し物の回。
大丈夫です。
よろしくお願いします。
そんなレイラさんと僕は、先月7月の頭ですかね。
に、それこそサンデーさんが実施した、だいたい50人ぐらいポッドキャスターを招待しての特別試写。
スージー3人の特別試写があって、その終わった後に30分ぐらいトークセッションをね。
はい、ありました。2人で。
ポッドキャスターさんたちの前で。
そうなんですよ。
トークしましたね。
で、そこで喋りきれなかったことがね、たくさんあったので。
ありましたよね。結構事前に楽屋でちょっと喋ったじゃないですか。
で、こういう話が出るといいかもしれませんねとか言ってたのを、たぶん4割ぐらい喋ってない。
あるあるですよね、ほんとにね。前後のほうが盛り上がってしまうっていう。
時間もね、短かった。
そうでしたね。あの後にね、スポティファイさんの、サポーテッドバイスポティファイさんの懇親会があったりとかしたので。
押せなかったっていうのが。
レイラさんも最後までいてくれましたもんね。
いました。ちゃっかり。
レイラさんもポッドキャスターだから。
ポッドキャスターだから。
そうですね。
恥ずかしい。
聞いてますけどもっていう。
ほんとに恥ずかしい。ほんとに、たぶん8回ぐらいで止まってる。
そうですね。
更新が止まってる。
で、なんで止まったんですかって聞いたら、編集をこだわりすぎて。
そうなんですよ。すごい切っちゃうんですよ。
あれですよね、何回も撮り直してるみたいなことも中で言ってましたよね。
もう全部バレてる。
全部聞いてます。
そう、一人でやるとそれが難しいですね。
そうですよね。
これもある意味、なんて言うんですかね、どう見られるかをすごく気にしてるっていう、
そういう承認欲求なのかもしれない。
ある意味オファーされて、どっかでしゃべるほうが、もうそっから先関われないから楽みたいな。
そうです。人のに出るほうが楽です。
私にその編集の決定権、まあありますけど、決定権は向こうにあるってほうが楽です。
そうですよね、たしかに。
あの日、サーフされてたんですよ、レイラさんも実は。
そうなんですよ、僕は。
えっ、じゃああってるじゃないですか。
はい、でも僕なんか奥のほうにいたんで、ちょっとあんまりこう前に出れなかったんですけど。
えっ、お酒作ってました?
いや、違います。
違いますよね。
そういう意味じゃないですよ。
違いますよね。
え、これは4.2万人いるんで、お酒は作ってないですけど。
違うか。
いや、なんかお酒出してもらった気がしちゃって、前の。
懇親会でね。
まあ、そうかもしれないですね。
全部、全部受け身で。
全部受け身でやってるんですけど。
そうなんですよ。
そんな受け身のトリビアさんは、でも今回数字サーチを何回見たんでしょう?
5回見てきました。
すごい。
5回見てきて。
しかも初日も行ったんですね。
そうですよね。
そうです、あの試写で見させてもらった、プラス映画館でもちゃんと見てきました。
今日はなので、もうネタバレ満載あり。
ありで。
ありで行っていいと聞いていますが、本当にいいんでしょうか。
そうですね、公開後ですので、もしこれをポッドキャストで聞いてる方は、一旦ここで止めて。
まだ見てないって方はね。
劇場に足を運んだ後、再生ボタンを押してくれたらなと思うんですけど。
でも、この映画本当にネタバレ全開でしゃべるの、他もいろいろそうだと思うんですけど、めっちゃ楽しいと思います。
楽しいです。
ねえ。
どっから行きますか?
誰が、誰が切り込みますか?
誰が行きますか?
そういう読み合いなんですよ。
え、でもそんなこともね、ないですけども。
あらすじはもうね、みなさんじゃあ見て、知ってもらってる手で話す感じで。
見てる人に向けてってことですね。
はい。
はい。
え、でも私、5回見たトリミアさんの、その5回経ての感想っていうか、
たとえばなんか、2回と3回ではこう違ったみたいな、なんかこう感じ方の違いみたいに知りたいです。
あの、僕まあ、普段から自分の番組とかでも映画を語るときに、もうとにかく回数見るんですよ。
うん。
で、4回目で気づくときとか、5回目で気づくときとか、やっぱりあって、まあそれでいつも見てるんですけど。
やっぱりこの数字サーチに限っては、あの、まあ一見その仕掛けみたいなのが何個かあるじゃないですか。
その序盤で1個、で最後もなんか落ちみたいなのがあったり。
それに目が行きがちなんですけど、脚本が本当によく書けてるっていう見方にどんどんなっていきます。
いろんなその細かい演出が、こう話を知った上で見ると、
あ、これってそういうことなんだみたいなのが、どんどんどんどんこう増えていく映画になってて。
あれ公開後に見てたんですよ。
そしたら。
どうでした?
その最後のセリフ、あれってどういうこと?って言ってる人がいて、
つまりその方は、途中でトイレ行ったあの5分間でやってたやつなのかなみたいな。
絶対その5分間。
そう絶対それだと思って。
ありますね。
結構もらっちゃいけないポイント、あ、もらった、トイレの後にもらった。
違う意味のニュース。
違う違う。
面白いっすね。
見落としちゃいけないポイントが細かくあるんですよね。
なんか本当にトイレはちゃんと行っといたほうがいいよ。
そんなコメントないですよね、映画の。
トイレは行っといたほうがいい。
トイレは行っといたほうがいい。
だからその誰かがトイレに行ったその5分間で、お母さんのセリフなんですよね。
あれはお母さんがスージーに、なんて言ってたんでしたっけ?
あのなんだっけ。
リラックスできないときは。
リラックスできないときは。
3回深呼吸して。
目を閉じて、そよかぜを思い出して。
海のそよかぜを思い出して。
ずっとスージーが言われ続けてきて、それがなんかこう、自分の中で落ち着かせる合言葉みたいにスージーになってたのを、
無自覚に、犯人の状態のときに。
マスクをかぶって変装してるときに、ジェシーに対して。
言っちゃったんですね。
言っちゃったんですよね。
彼がそのご飯が食べられないとか、パニックの状態になるときに。
監禁されてるときにね。
犯人としてのスージーが、そのセリフを言っちゃってて。
あれもだから、ある意味そのbe kindを実践してるっていう。
足元をbe kindに救われるっていう。
どっちなのかわかんないですけど、あそこは犯人としてバレたほうがいいのか。
そして一番最後のシーンで、そのセリフがもう象徴的に、ひなりを迎えるんですもんね。
あの映画はね。
はっとしましたよね。
よくできてるよね。
そうですね。
脚本よくできてる。
すごいね。私今、監督の対談見てます。
2人とも監督ですと。
監督とインタビュアーの対談見てるみたいな、評論家の対談見てるみたいな。
でも本当によくできてるっていうのは、やっぱりそのキャラクターの描写が複雑にできてるっていうところで、
ステレオタイプみたいな描き方じゃなくて、この映画で言えばそのスージーってさっき言った黒なんですけど、
そっちに感情移入できるように作ってるっていうところ。
だからそのキャラクターの内面をしっかり理解して脚本を描いてるってところがあって、
それがやっぱりソフィー・カグマ監督って、ハーバード大学で心理学専攻してる人なんですよ。
だからそういうのがちゃんと生きて、キャラクターを描くときに、きちんとその心理学的なアプローチで描いてるっていうのが、やっぱりうまくできてるんだろうな。
役者もやってましたしね。
たくさんいない人。
このあいだのトークイベントで、主に映画の文脈とポッドキャストの文脈が、今回ね、ポッドキャスターだからスージーが。
っていうので、僕本当に映画がね、うとい僕なんかが、ポッドキャストはまた詳しいかもっていうので出てた中で、
アメリカと日本のポッドキャストの違いみたいなのもそこでしゃべったんですけど、
まず一つ大きくは、人気カテゴリーが違うよねっていう、日本だともうコメディですよ。
日本のバラエティ番組の多さを見ればわかるように。
芸人さんがやってるのも含めて。
含めて。で、スポットファイのポッドキャストのランキング上位とか、選んでいったら全部コメディだったりする中で、
海外、主にアメリカだと、やっぱりトゥルークライム、
ドキュメントっていうのは、犯罪ものがすごく人気。
で、それは2014年に社会現象を起こしたシリアルっていう番組が元にあってね、みたいな話の中で、
あの時語れなかった一つに、今回スージーが女性っていうのも面白いなと思ったんですよね。
男性じゃなくて女性であるっていうこの黒幕が。
で、ちょっととある記事で、僕も読み合わせただけなんですけど、
トゥルークライムポッドキャストを好きな男女比率って圧倒的に女性なんですって。
80%女性らしくて、
で、それは別に何もアメリカだけじゃなくて、
日本でもサスペンスとか推理小説とか、みたいなものをこう持って、女性が多くて。
そうなんですね。私もでも、物語に入っていくきっかけって、やっぱり江戸川乱歩からあったんですよね。
なんかね、書籍レビューとか見ると顕著らしくて、レビュアーの人の比率って女性が圧倒的に多くて、
面白い。
いくつか考察されてる理由が、女性のほうが、いわゆる犯罪に巻き込まれやすい。
一般的にね。
身近に感じるってことですね。
自覚的に、自分にも起こりうる体験を聞かずにはいられない。
確かに、犯罪心理というか、自分の身を守るための武器として一つ持っておかなきゃいけないのは、
この人が自分に加害をしてくるとしたら、どういう心理状態なんだろうっていう、
その心理状態に対する解像度を、幼い頃から深めやすいかもしれない。
だからそこで日本も、何もコメディばっかりじゃなくて、ミステリーとかプログラム系って、あるんはあるんですけど、またそこまで人気じゃない中で、圧倒的に違うのが、やっぱりリテラシーの高さらしくて、制作側の。
例えば、殺人鬼をヒーローのようには見せないとか、憧れの存在には映さないとか、
あと女性が、全体のその番組だったり作品だったりを嫌悪感を抱かないカラーリングにするとかに、結構そこら辺がリテラシーがちゃんと成熟しているらしくて。
そういったところからも、さっき鳥部さんが言ってたのにつながるなと思って。
面白い。
数字に嫌悪感を抱かないように。
かといって、ヒーローとも描いてない。
で、その中から何曲か、実際に既存曲が使われてるらしいんですよね。
で、その中のミツキとかが入ってて、ミツキってお母さんが日本人で、お父さんアメリカ人の、
もうアメリカでは今大成功している日系というか、日本の地が入った、ルーツが入った女の子なんですけど、
なんかでも今回使われてる、例えばミツキとか、アナタリー・バーグマンとか、ケイト・ルボンとか、あとパフューム・ジーニアスって、
いわゆる妖怪が聞く音楽とはまたちょっと違うっていうか。
ミツキを妖怪を聞かないと思うっていう。
そうなんですよ。海外のフェスとか行って、ミツキのライブ見てると、みんな似てる子たち集合してる。
だいたい古着好きで、ちょっとメガネかけて、髪の毛がロングじゃなくて、
アメリカとかでショートカット、私ぐらいのボブってすごい珍しいんですけど、
そういう子たちがショートカットとかボブのほうが大集合してて、みんな泣きながら見てるみたいな。
そういうインキャ、これは仮に今インキャと言いますけど、別にミツキがインキャなわけではなくて、
そういう普段目立たないんだけど、中にすごく抱えてるものがある人たちが共感できる音楽が、今回プレイリストとしては入っているなと感じて、
そこもたぶん、スージーの自分がヒーローとしている人たちを、そこに投影してたのかなと思って。
なんかそのプレイリストも、スポットファイのプレイリストを作って共有してたっていうので、
なんかその2曲ぐらいしか使えなかったのなかったみたいなことは、たしかインタビューで言ってたみたいな。
ほぼだから使われてるものは、スタッフ全員に共有されてた曲らしいんですよ。
すごい、だから何回も、オチみたいなものとか、大どんでん返しみたいなものに目が行きがちだけど、
やっぱりそういう細かいところで、技が光ってる気がするんですよ。
あと私一個話したいこと思い出しました。バイト先のギャルについて。
あ、彼女ね。
そう、ギャルが一番、ギャルジリアンっていう名前なんですけど、ギャルが一番見えてましたよね、いろんなことが。
だって最初から店長やばいやつ、言うてたし、
人を見る目があるのかな。
数字に対してもちょっと不審感ありましたよね。
ギャルが一番見えてるじゃんと思いました。
でもなんか、やっぱ数字側の視点で描かれてるから、嫌なやつっていうふうに、最初見ますよね。
数字を排除してるんじゃないかとか。
だけど蓋開けてみたら確かに、彼女が冷静に見てたなっていうのは確かにそうです。
でももしかしたら、さっきの矯正のカットしちゃったシーンの話にも通じるかもしれないですけど、
私たちが人を見るときに、
あ、この人ギャルだし、とか、あ、この人、なんかちょっと暗そうだし、とかっていう先入観を逆手にとってるっていうか、
最初からギャルの言うことを聞いとけばよかったのに、
あんたたちどうせギャルは信用ならないと思ったでしょっていう、なんかアンチティーズのようにも見えて。
そういう意味もあるのかもしれないですね。
ですよね。
逆手にとるっていうのはだまされてますもんね。
そうそうそう、実際ギャルの言うことあんま聞いてなかったじゃないですか、私たちって。
ギャルの言うこともっと聞こうっていう結論になるんですかね。
確かに。
あれいいキャスティングだなと思ったし、キャラ設定も。
うん。
よかったですよね。
あとなんかやっぱりカメラワークがすごい面白いじゃないですか。
ここまでなんかこう、気をてらわずにスプリットスクリーンやるとか。
スプリットスクリーンわかりますか?
スプリットスクリーン。
ブーンってやつ。
違う、それは違う。
画面がこう、右半分左半分で違う画面が描かれてるみたいな。
あと何個か数字の顔が重なったりとか。
フリーズフレームみたいな。
そうそうそう、1個の画面の中にいくつかとか2つのスクリーンが登場するとか、
あとトランジションって言って、その画面の切り替わりの時に、
あんなのをちょっと映画の勉強してたりとか、頭でっかちになっちゃうと、
ちょっと恥ずかしくて使わない可能性あるものを、気をてらわずやってるのが、
でもそれがいい効果を生んでるような気がして。
まさにその、数字が見てる世界として見るのであれば、
やっぱりその、この人が見てる世界、やっぱり歪んでるんだろうなっていうのも、
なんかちょっと伝わってくるっていうか、
そのフリーズフレームってこう顔がね、パパパって止まった顔が何個も重なったりとか、
なんかちょっと恥ずかしく、ほんとになりがちですよね、ああいうのね。
あれをなんか、すっごい今から嫌なやつになっていいですか?
どうぞ。
自主制作とかの、初めて映画撮りましたとかって、
実験的だぜ俺、みたいなやつですね。
で、バンバン入れちゃうと、わーみたいな、ちょっと恥ずかしいみたいになっちゃうんですけど、
そうならないんですよ、この映画って。
色彩とかもやっぱりしっかり考えられてるから浮かないのかなと思いましたね。
それもあるでしょうね。
あとちゃんとそれが、やりたいからやったというよりも、効果を生んでる、
なんていうんですかね、本人の数字の心理状態とか、
周りのテンションのかかり方とかで、
とても動的なエネルギーをそれによって生み出してるような気がして、
カメラが速いとか、そういうことじゃなくて、
さっきトビアさんおっしゃったみたいに、
そういう心の中なんだろうな、みたいなことが、
ちゃんと見えてくるから、嫌味なくっていうか、
嫌な感じじゃないのかもしれない。
その監督も影響の中で、
ヌーベルバーグとか好きだみたいな動画を見てたんで、
それってすごい鼻にちょっとつきがちじゃないですか。
あとヌーベルバーグ嫌いだって言える人、あんまりいないしね。
たしかに、みんなそれは1回は通るでしょうね。
ヌーベルバーグわかります。
ヌーベルバーグね。
そうですね。
あと、役者もね、なんか日本ではまだあんまり浸透してないかもしれないけど、
カーシー・クレモンズとかも、着実にスターの道に行っている、ザ・フラッシュっていう作品とか、
映画もね、ちょこちょこ出てますし、
あと、アレックス・ウルフなんて、
すごいですね、最近。
もう、ある方面から言ったら、もうこの人は、もう嫌いになれないみたいな。
出る映画、出る映画、ほんとに別人にしか見えない。
そうなんですよ。
この大学生みたいな役とかやりながら、なんかおじさんみたいだったりするっていうのは、急に。
うん、ほんと。
なんかすごい、七変化できる人だなって。
クワイエット・プレイスのデイ・ワンって、最近のやつも出てますけど。
出てましたね。
人違いますよね。
分かんなかったですよね。
あの、クレジット見て、え?っていう、アレックス・ウルフ出てるって、あ!みたいな。
似てるとは思ったみたいな。
一番、彼がでもブレイクしたのは、ヘレディタリー継承って、アリアスターの、ホラー監督のアリアスターが、彼がね、
まあ、ある意味主人公で。
主人公ですけどね。
そう。
彼もある意味、あの、呪いに苦しむタイプの。
呪いに苦しむっていう話でしたけど。
いや、だから、やっぱ役者ね、かなりその、脇も含めて、いい人たち出てるんで。
そうですよね。
うーん、監督も、こっから、これが長編1作目ですけど、こっからのことを考えると、今、お互いしといた方がいいぞ、みたいな。
そうですよね。
うん。
デビュー作、劇場で見たって、今、自慢できるのは今だけですか?
ほんとですよ。
そんな映画をサンデーさんがね、しっかりとこう、日本に持ってきたっていう。
ねえ、今、用が難しいんですよ、ほんとに。
それは難しいですね。
買い付けとかするのも、だって、大変ですよ。
これだけアニメ作品が日本でヒットして、別に、それは映画館に人いるからいいんだけど、
でも、その中に、まずその、上映してもらう、劇場に入れてもらう。
はいはいはい。
配給してもらう。
そう、入れてもらうのも、超大変だから。
そうですね。
だから、みんな、数字も出して、ギャルを見に来てって。
ギャル映画。
いや、でもほんとに、今、1時間聞いて、もう1回見に来たい要素がめっちゃ増えたから。
そっか、ギャル見に来てって、もう見てる人がこれ聞いてるんだ。
でも、ギャルを見てなかった人がいっぱいいると思うんですよ。
ギャルは見てないよ。
見てない。
見たほうがいい。
ねえ。
ギャルのためにもう1回じゃん。
なるほどね。
なんか、最後に話し足りないことってありますか?
ちょっと?
最後ですか?
うん。
何だろうな。
何かありますかね?
大丈夫?
なんか、その、ポッドキャストの話で言えば、
さっき、トゥルークライム系が流行ってるっておっしゃってるじゃないですか、
監督が、その、脚本を書いてる時に聞いてたポッドキャストがあって、
それが、エスタウンっていうポッドキャストなんですけど、知ってます?
うん。
あの、さっき言った、シリアル。
一緒のプロダクションじゃないですか?
そうなんです。
シリアルのプロダクションが作っているポッドキャストなんですけど、
トゥルークライムだと思って、みんな聞きに行って、
要は、シリアルの編集部じゃないですけど、その制作の会社にお便り来て、
うちのちっちゃい町が、本当にクソみたいで、
そこで殺人事件が起きてるけど、捜査もされないみたいな。
だから、捜査してくれっていうお便りが来るんですけど、
それで、ジャーナリストが実際に出向いたり、いろんな人の話聞いたりするんですけど、
全7話なんですよ。
で、2話で、その事件の全貌が明らかになるんですよ。
で、そっから先が、本当に、町のこととかが、どんどん明らかに出てって、
その殺人事件のことは、本当どうでもよくなる。
で、その構造って、結構、数字幸に似てる。
あー、なるほど。
なんか、もっと、Sタウンっていうのも、孤独の話だったり、愛の話だったり、
そういったものにフォーカスしてって、本当につらくなるような作品で、
でも、なんか希望もあるような作品で、本当にすごい、
一番、アメリカでも結構バズったポテサなんですけど、
それの構造と似てるなと思って。
ある程度、リファレンスになってたんじゃないかっていう。
ないかっていうのは。
なるほどね。
それで、1個思ったんですけど、
たぶん、今ってそういうトゥルークライム系であるとか、
ちょっと謎を解いていくみたいなのも含めて、
ポッドキャストでね、アメリカではバズが起きるんだと思うんですけど、
もっと昔で言うと、そういう、なんていうの、SFの、なんていうのかな、
SFの中でも、いわゆる、藤子先生が言うとこの、ちょっと不思議のところは、
少し不思議。
あ、少し不思議か。
少し不思議の、私、Sをなんでちょっとって思ったんだろう?わかんないけど。
少し不思議の部分で言うと、
あ、やばい。今、ちょっと不思議で出てこなくなっちゃった。
Xファイルだ。
Xファイル。
Xファイルとか、あと最近で言うと映像作品だと、ブラックミラーとか、
ブラックミラーね。
あの辺好きな人、けっこうはまるんじゃないかなって思って。
よりも奇妙とかね、日本だと。
ジャンル、分けづらいんですよ、やっぱり。
なんか、スリラーだけど、コメディーでダークだし、サンスフェンス、ミステリーもあって、
でも、すごいキャラクターの描き方は、ドラマみたいな描き方だから。
そうですね。
監督もそういうジャンルの枠組みを超えたものを作りたいっていうのは、考えとしてあったみたいで。
だから、さっき言ったみたいな、そのSタウンみたいな、
こう思ってるけど、まんまとだまされてても、そっち面白いみたいな、
その枠組みから離れた、変わった語り口の作品だなって。
そうですね。
風刺とスリラー、行ったり来たりするから、
けっこうそういう意味では、早送りもできなければ、ちょっと目を離すっていうのも難しいんで。
トイレ行けないですね。
そうそう。だから、しっかりトイレに行った上で、
たぶんスクリーンで見るのが、一番集中はできるかなとは。
ちょっと携帯見ようとかが、家だとできちゃうんで。
確かに確かに。
ホラーが苦手とか、スリラーが苦手って人も問題なく見えますよね。