スピーカー 3
倉抜きです。中山です。ザッソウラジオは、倉抜きと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑踪をしながら、イルコを喋りしていくボットキャストです。
4月のゲストは株式会社ホーブルーイングの代表取締役社長、井手直行さんです。第2回となります。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 3
はい、第1回では、学長がエア社員というところで長くお付き合いされているというところから、
最近の井手さん店長のホットワードが、ベンチャーマインドだと。楽天もベンチャーマインドからスタートし、みたいなところから、
まあそもそもベンチャーってリスク取るよね、みたいな。でもリスクって何でもかんでも取っちゃいいもんではないっていうか、
その、なんていうの、計算した上でもしくは考慮した上で取るのがリスクじゃないかっていうところから、
それって許容可能なリスクっていう、なんか聞いたことあるキーワード、それエフェクチュエーションですねというところで盛り上がったのが第1回でした。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 3
僕は大体この最初におさらいをするんですけど。
スピーカー 1
素晴らしいおさらいです。
スピーカー 2
で、まだベンチャーマインドについては全然深まってないので、続きいきますか。
スピーカー 1
いきますね、次ベンチャーマインド。
スピーカー 2
その前の全社員集会のときを僕チラッと言いましたけど、僕が印象に残っているのは、
僕が入社して間もない頃に、創業副社長の本庄さん、本庄信之介さん。
ちなみに本庄さんは今、八方の近くのエリア、地域で学校を作ってやってらっしゃいますが、
風越学園という。
スピーカー 3
おー、聞いたことある。
スピーカー 2
で、本庄さんがベンチャーの定義みたいな話として、
変化し続けようとする強い意志っていう表現をしてます。
スピーカー 3
いいですね。
スピーカー 2
要は、止まってる意味の安定みたいなのは大義語になるし、
あとは多分、変化し続けようとする強い意志っていうことは、
強い意志持ってないと何となく現状に満足とかしがちだよね、みたいな。
現状に留まっていることを、変化していないことを許さない強い意志を持ち続けるのがベンチャーマインドだ、みたいな。
それが印象に残ってるんですよね。
そうすると、店長が前回6つのキーワードみたいな風に出されてた、
誰もやったことないことをやるとか、あとは急成長とか、
常識疑うみたいなところにも繋がっていくと思うし、
僕は何となくそんな感じでベンチャーとかベンチャーマインドみたいな定義をイメージをしています。
スピーカー 1
僕その切り口でいくと、この間ICCで、ICCという経営者のイベントで、学長も今いて、倉抜さんも前もそこでご一緒したやつで、
ディスカッションするセッションがあった時に、当たり前の作り方っていう、
要は今までなかったものを常識にするっていう、それを成し遂げている経営者が集まったディスカッションで、
じゃあその当たり前を作る、要は僕らでいくと、ビールに味を人生に幸せをっていうミッション、
いろんなビールのバラエティを日本のビール酒に提供して、ビールを通してビールファンに幸せになってもらいたいみたいな、
もう壮大なミッションってまだまだ道半ばなんですけど、それをやるには何が大事ですかっていう時に、
僕が言ったのは、諦めない心とか諦めない力、結局できないと、さっきの私のキーワードもね、
できないと、できない理由を言って辞めちゃう人がほとんどなんですけど、
それをやり遂げる力っていうのが、諦めなくてずっとやり続ける力こそが根本の一番大事なところだと思いますみたいな話をしたんですよ。
確かにそれは、今の学長の根性さんが言うところに似てるなって思うんで言うんですけど、
さらに全問答みたいに自分で問いながら、うちのスタッフとかのやりとりをしているときに、諦めない力が大事なんだけど、
諦めない力はどうやって養うんですかみたいな質問で言ったときに、
さらにその上位概念の諦めない力を出すぐらい、やりたい動機があるっていうことなんだなって思って、
やりたい動機があるから諦めないわけで、それは僕の場合でいくと、
ミッションが実現、世界的にするのはまだまだ先だけど、目の前でビールを通して、
ファンの方が喜んで幸せになったとかね、人生変わったって言ってる姿を見るのが喜びであり、
それに携わっているうちのスタッフが幸せになっているのが喜びであり、
そういうのがものすごく動機付けになってるから、諦めずにいるんだなぁなんて思ってるんで、
諦めない力だけ言ってると、そもそもその動機がないと、分かっちゃいるけど諦めるんだろうなって、
だんだん上位概念の方に行ってきてます今。
この間、NCCで楽天にもいて、ヤフーの社長もやった小澤さんのセッションに僕ちょっと行ったんですよ。
小澤さんが孫さんの話をしだして、孫さんはもう本当にいつもでかいこと言うけど、
彼は絶対やるんですと、絶対彼はやって、それが40年間休まずやるから周りの人間は死にそうなんですみたいな、
私も死にそうでしたみたいなことを言うんだけど、クレイジーみたいなね、
クレイジーなのか狂ったみたいな、そんなワープで盛り上がったんですけど、
結局小澤さんはそれをまとめると、つまりは執着力の話なんですよ、
スピーカー 1
どれだけ執着してるか、孫さんは本当に執着してるみたいな、だからそこも諦めない力とか、
さっきの本庄さんのその辺と根本の大事なとこは同じなんだなーなんてちょっと思って聞いてたんですけどね。
スピーカー 3
まあそうですよね、やりたいことないのに諦めるなって。
スピーカー 1
何を頑張るんだって話になりますからね。
スピーカー 3
なんかその辺を、なんでしょうね、これはもうマネジメントのスタイルなのか、
マネジメントの仕方なのかと思うんですけど、やりたい動機があるっていうことが、
例えばその店長と同じぐらいみんなが思っていれば、諦めない力とか執着力につながっていくっていうふうになるんだが、
やりたい動機については、店長が心から信じてスタートしてる、始めてるっていうのは、
ある意味第二の創業者みたいなところが多分あるから、それはもちろん持ってるんだが、
それを周りにどう伝播していくのかっていうと、どうしていく感じなんですか?
そこが大事な気がしているっていうか。
スピーカー 1
本当にそこをね、今まさに現場で一緒に伴奏しながらやってるんですけど、
僕はスタッフとかお客さんが喜んでくれることが動機づけになったり、
あと思うと、さっきのキーワードで新しいことをやるとか、急成長をやるみたいなところのビジネス的な醍醐味みたいなところとか、
社会的にインパクトを与えて世の中を良くしようみたいな、
人を生みとか幸せになっていくことと重なってる部分もあるんですけど、
そういうビジネス的な動機づけもすごくあるんですよね。
やってみたいみたいな、達成感があるみたいなところがすごく動機づけになってるんですけど、
そこがあればいいなと思いつつも、実際には人によって、
違う動機づけもいろいろあると思うんですよね。
そこを、方向性が全くずれてたらダメですけど、
その方向性の中で、例えば円があるとね、
この円の中で、私はこの通りの円にやりたいことが入ってるけど、
少しずれてたとしても、この円の重なる部分が大きかったら大きいほど、
違和感なくそこができると思うんですけど、
人によってはね、なんか全然違う、本当にビールが好きで、
このビールを届けたいっていう、ビール軸の人もいるでしょうし、
ひょっとしたらもっと違う動機づけなんかもあると思うから、
そこをうまく事業に重ねる度合いを広めてあげたら、
多分動機づけはいくんだろうなと思いながら、
そこを会話の中で確認しながら、本人も分かってないケースがすごく多いんですよね。
そういうところに興味があるんだったら、
うちが今やりたいこととそんなずれてないから、やっちゃえばみたいな感じで、
今一緒に現場でいろんなミーティングとか、新しい試作の時に背中を押してる感じですかね。
スピーカー 3
いわゆる個人の動機づけ、方向性と、
会社の方向性、動機づけのところを擦り合わせをしていくっていうのは、
これはもう僕らもやるんですけど、
ヤッホーブローイングぐらいの規模になったら、
そんな店長が一人一人と擦り合わせられない気もするんですけど、
どうしていこうとされているか、どうされているのかなっていう。
スピーカー 1
そこは全体向けに、さっき言ったベンチャーのキーワードとか、
それとか、そのために諦めない力が大事だとか、動機づけとか、
そういう僕が経験したところをちょうど一部伝えながら、
まだ伝えきれてなくて、
今週の金曜日にちょうどUD合宿っていうのがあって、
ここで僕の時間が1時間半あるんで、
リーダー陣にこの辺の話もしながら、
その動機づけみたいなところはまずリーダー陣にしようかなと思ったんですけど、
都度都度その店長座談会みたいなところでもやっていきながら、
全体にも発信し、その都度のショーグループの研修みたいなのでも発揮しつつ、
現場でも一人ずつやっていくみたいな、これの併用で今考えていて、
多分僕、今思うに現場の多分一人一人の動機づけみたいなところを、
全員分やるの無理なんですけど、そこでその人が輝いて、
その人がこうだんだんベンチャーっぽくなっていく姿を周りの人が見たら、
なんでそうなったのって思ったり刺激になったり、
その人自体が私はこういうきっかけでって語れるようになってくると思うんですよね。
そのちょっと目が出たぐらいののが、この間学長も一緒に来てくれたベンチャーマインドの研修で、
現場のスタッフでちょっと新しいことでうまくいった事例を社内に共有した例があったんですけど、
そういうのを一人ずつ作っていくことも、周りに波及していく効果があるなって自分で思っているので、
スピーカー 1
全員ワンオンはできない、当然できないんですけど、その中でも数人可能性があるスタッフが、
そういうふうな状況になるのを身近で見ることもすごく大事かなって、
あの手この手で、しかも自分もね、現場に降りていきながらやっていくのも大事かななんて思って、
今広めようとしている。ちょうどまだ一歩目って感じですね。
スピーカー 3
学長は何か変わってきたなっていうか、ベンチャーマインド含めてそういうことをやろうな、やり始めたな、
スピーカー 2
みたいな感は感じてるんですか、ヤッホーさんで。
人数だんだん増えてきて、そうすると分業家が進んでいくじゃないですか。
スピーカー 3
はい、まあいわゆる本当に大きくなると、そう捨てたら終えないみたいなとこありますからね。
スピーカー 2
それで、ヤッホーの場合も、例えば店長が最初に楽天のお店、本腰入れてやるかって言って、
一人で全部やるみたいなところから始まってると思うんですけど、
そうするとお客さんからこんなこと言われて、
だったらこういう企画とかやってみようかなみたいなことをやって、
メルマが出してみたら反応が来て、みたいなことを繰り返していくうちにだんだん、
プレイスタイルみたいなのが、自由度が高まっていくというか、
スケールもだんだん大きくなっていったりとかするみたいなことが起こって今に至ってると思うんですけど、
でもそこから大きくなったことを言って分業をされていくと、
SNSとか使いながらお客さんとコミュニケーションをする部署と、
あとは通販、注文に対応する部署みたいなのが分かれてきたりとかすると、
通販のところは買ってくれたことがあるお客さんにメルマが出すみたいなことはやってるんだけど、
お客さんとちょっとワチャワチャするような企画みたいなのはSNSとかのことなので、
通販のメルマがそんなに双方向性とかも企画されずに淡々と送られるみたいな、
スピーカー 3
それぞれ専門性持ってるけど、お互いのそれぞれの喜びみたいなのも知らない状態で、
それぞれの部署になっちゃうっていうのが起きがちってことですね。
スピーカー 2
店長とか僕とかからそういうメルマガを見ると、
メルマガをメディアみたいなふうに使うともったいないよなっていう感じありますよね。
いかに返事くるように工夫するかだよなみたいなこととか思うじゃないですか。
スピーカー 1
学長の前、昔やってたメルマガも、
私は思うんですけど皆さんどう思いますかみたいな感じで。
スピーカー 2
返信フォームついてて終わる。
そうすると次の展開につながっていたりとかするので、
そういう動的なメルマガとかを使って動的にやっていくと、
それに全然意図してないのに注文が増えていくみたいなことが起こるみたいなのが経験してきてるから、
分業化されすぎたことによる弊害みたいなのが出てきたところに、
もう1回こう螺旋一周でそこをつなぎ合わせるみたいな活動を、
店長がやり始めたなーって思って、
螺旋一周だなって思って見てるっていう感じですね。
スピーカー 2
その前にお客さんとまず喋ってみた方が良くない?
スピーカー 3
そうね。絶対に当たるようなマーケティングしようっていうのは、
これもう何のリスクもないから、
スピーカー 2
何のリターンもないって可能性があるってことですよね。
スピーカー 1
今のマーケティングの話でいくと、
その昔うちのヨナエネールのいろんな顧客調査手伝ってくれて、
去年か一昨年か対に中央大学のビジネススクールの田中先生っていう
すごい大御所のマーケティングの専門家の方に手伝ってもらった時に、
マーケティングあまり詳しくない時に色々教えてもらった時に、
けど先生、マーケティング先生教えて、
マーケティング通りにやったらうまくいくはずなのに、
先生の教えがいっぱいいるのに、
なんでみんなうまくいかないんですかってちょっと意地悪な質問したら、
いや井出さんね、ちょっと違うんだよと。
マーケティングはやれば全部当たるってわけじゃなくて、
当たる確率を上げるためのものなので、
当然当たらないこともたくさんあるんです。
そうなんですね。やれば当たるってわけじゃないですね。
違います。当たる確率を上げる。だからね、
絶対当たるわけじゃないですもんね。
スピーカー 2
ハズレも多いっていう。
まさにフレームワークってそうですよね。
うまくいってるやつをそのフレームワークで分析をしてみたら、
全部に当てはまってるねみたいな。
エフェクチュエーションの5つに全部は当てはまりますねみたいなことがあるけど、
じゃあ5つ全部真っすぐ埋めましたって言ったらうまくいくかって言ったら、
そんなことないみたいな。
スピーカー 3
エフェクチュエーション通りにやったらうまくいくわけじゃないですよね。
スピーカー 1
確かに確かに。
スピーカー 2
諦めないとか、さっきのベンチャーっていうと、
ブラックなみたいな話で言うと、
今のブラックってどっちかというと、
労働時間の長さみたいなことじゃないですか。
楽天で育ったものからすると、
例えば僕楽天大学立ち上げるときとか、
ECコンサルタントっていうのをやりながら楽天大学の立ち上げっていうのをやったんですけど、
そうすると業務量が多分2.5倍ぐらいにはなるんですよ。
スピーカー 3
いやー、それベンチャーじゃないですか。
スピーカー 2
普通の考え方だったら、
これは両方やるのは無理なんですけど、
優先順位はどうしたらいいんですかみたいな話になりがちだと思うんですけど、
でも楽天でそんな質問しようものなら、
両方できる方法を考えればいいだけじゃんって言われて終わるので。
楽天の5つのコンセプト、成功のコンセプトっていうのがあって、
行動規範が5つあるんですけど、
スピードスピードスピードっていうのがあるんですけど、
その意味は言って、できる方法を考えればいいスピード上がるじゃんみたいな。
他の人が1年かかるところを1ヶ月でやるみたいなのが1つ示されている基準なんですけど、
そういうことができる方法を、
頭ちぎれるほど考えればいいじゃんっていう意味なんですよね。
スピーカー 3
めっちゃ早く手動かせではなくて。
スピーカー 2
じゃなくて。じゃなくてじゃなくて。
スピーカー 1
気合い根性で1年中働けばいいやっていう。
スピーカー 2
走り回りとかじゃなくて。
そうなんですよ。