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2026-02-10 12:48

【本要約】『お金を減らしたくない妻 お金を増やしたい夫』(上野ナツ)|S&P500とNISAで目指す、忙しい人のための自動資産形成

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こんにちは。『ゆる読カフェ』へようこそ。
忙しい毎日のスキマ時間に、本のおいしいとこだけお届けします。

目次

  • 今回紹介する本
  • 【音声要約】~耳で楽しむ10分読書~
  • 【こんな人におすすめ】
  • 【結論】この本の「一番おいしいとこ」
  • 【本編】5つのつまみ食いポイント
  • 1. 「減らしたくない」人こそ知るべきインフレの恐怖
  • 2. 投資は「ギャンブル」ではなく「経済成長への参加」
  • 3. なぜ日本株ではなく「米国株(S&P500)」なのか
  • 4. プロに任せるより「インデックス・ファンド」が勝つ理由
  • 5. NISA活用!「分配金なし」の商品で複利を最大化せよ
  • 【まとめ】
  • 【おまけ】編集後記

今回紹介する本

『お金を減らしたくない妻 お金を増やしたい夫』 著者:上野ナツ

「投資?絶対に増えるならやってもいいよ」。

投資に対して「ギャンブル」「怖い」という強烈なアレルギーを持つ妻・千秋と、将来のために資産形成を始めたい夫・夏樹。

本書は、そんな対照的な夫婦の会話を通じて、投資初心者が抱く素朴な疑問や恐怖心を一つずつ解きほぐしていく物語形式の投資入門書です。

なぜ貯金だけではダメなのか、なぜ米国株(S&P500)なのか、そしてどうすれば「ほったらかし」でお金を増やせるのか。

専門用語を極力使わず、夫婦のコミカルなやり取りの中で「投資の正解」を導き出していく、読みやすさ抜群の一冊です。

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【こんな人におすすめ】

「投資はギャンブルだ」と家族に反対されていて、論理的に説得したい人

仕事や育児が忙しく、銘柄分析や日々の株価チェックをする時間がない人

老後資金や教育費が心配だが、具体的に何を買えばいいか分からない投資初心者

【結論】この本の「一番おいしいとこ」

「貯金=安全」は思い込み。インフレでお金の価値は実質的に減っていく。

株式投資は「ゼロサム(奪い合い)」ではなく、経済成長に乗る「プラスサムゲーム」である。

予測不能な未来に賭けるのではなく、成長し続ける「S&P500」を丸ごと買う。

プロが運用する商品よりも、手数料の安い「インデックス・ファンド」が長期的には勝つ。

「分配金なし」の投資信託を選び、NISA枠で複利効果を最大化する。

【本編】5つのつまみ食いポイント

1. 「減らしたくない」人こそ知るべきインフレの恐怖

「汗水たらして稼いだお金が、投資で減るなんて耐えられない」。
そう考える人は多いはずです。

本書の主人公である妻の千秋も、「1円たりともお金を減らしたくない」という信念の持ち主でした。しかし、実は「何もしない(貯金だけしている)」ことこそが、確実にお金を減らす行為になり得るという事実に、多くの人は気づいていません。

その正体は「インフレ」です。
現在の銀行預金の金利は0.001%程度ですが、物の値段が年に2〜3%上がれば、預金通帳の数字は変わらなくても、買える物は減ってしまいます。

著者は歴史的な例として、「100年前の100円」の話を挙げています。

大正時代の100円は現在の価値で約30万円ほどありましたが、現金(紙幣)のままタンスにしまっておけば、今はジュース一本買えない100円のままです。

つまり、貯金に固執することは「お金の価値が下がるリスク」を許容しているのと同じなのです。

ビジネスパーソンである皆さんも、ランチ代や卵の価格上昇でインフレを肌で感じているはずです。「減らしたくない」からこそ、インフレ率以上に増える場所に資産を移す。

まずはこの「守りのための投資」という発想の転換が、資産形成の第一歩となります。

2. 投資は「ギャンブル」ではなく「経済成長への参加」

投資と聞くと、多くの人が「誰かが儲かれば、誰かが損をする」というギャンブル(ゼロサムゲーム)をイメージします。妻の千秋も「投資の裏には詐欺がある」「株は紙くずになる」と思い込んでいました。

確かに短期的なデイトレードでは、勝者と敗者が明確に分かれます。
しかし、本書が推奨する「長期投資」の世界観は全く異なります。

長期の株式投資は「プラスサムゲーム」です。

これは、参加者全員の利益の合計(総ポイント)が増え続けるゲームのようなものです。

なぜなら、資本主義経済は過去数百年にわたり、人口増加や技術革新によって成長し続けてきたからです。

一時的に不況でマイナスになるプレイヤーがいても、市場全体が拡大すれば、長期的には多くの人が「プラス」になります。

例えば、リーマンショックのような大暴落があっても、世界経済は数年で回復し、その後さらに大きく成長しました。

明日株価が上がるか下がるかを当てるのはギャンブルですが、「人類の経済活動は今後も成長する」という前提に賭けるのは、理にかなった行動です。

私たちが日々働いて企業が利益を出す限り、その集合体である株価もまた、長期的には右肩上がりになるのです。

3. なぜ日本株ではなく「米国株(S&P500)」なのか

「経済が成長すると言われても、日本はずっと不景気じゃないか」。
そう思う方もいるでしょう。

だからこそ、本書では投資先として日本ではなく「米国」を強く推奨しています。決定的な理由は「過去の実績」と「新陳代謝」です。

日本の日経平均株価はバブル期の最高値を長らく更新できていませんが、米国の代表的な指数である「S&P500」は、幾度の暴落を乗り越えて最高値を更新し続けています。

S&P500とは、米国の主要企業500社をパッケージにしたものです。

ここにはアップル、マイクロソフト、アマゾンといった、私たちの生活に欠かせない世界的最強企業が含まれています。重要なのは、この500社の中身が自動的に入れ替わる点です。

業績が悪化した企業は外され、今勢いのある企業(例えばエヌビディアなど)が新たに採用されます。

つまり、S&P500に連動する商品を買うということは、「その時代で最も強い500社」を常に持ち続けるのと同じことになります。

特定の1社が倒産しても、全体への影響は軽微です。

私たち忙しいビジネスパーソンにとって、個別の企業分析をする時間はありません。

米国経済全体の成長を丸ごと買うこの手法こそが、最も効率的で合理的な選択肢といえるでしょう。

4. プロに任せるより「インデックス・ファンド」が勝つ理由

「投資は難しいから、手数料を払ってでもプロに運用を任せた方が安心では?」妻の千秋もそう考えました。

しかし、ここには衝撃的なデータがあります。

実は、プロが積極的に銘柄を選んで運用する「アクティブ・ファンド」の約70〜90%が、市場平均に連動するだけの「インデックス・ファンド」に成績で負けているのです。

理由はシンプルで、「手数料(コスト)」の差です。

プロが運用する商品は、人件費や調査費がかかるため信託報酬(手数料)が高くなります。株式投資の期待リターンが年数%という世界で、手数料で1〜2%も取られてしまっては、ハンデが大きすぎるのです。

一方、S&P500などの指数に連動するインデックス・ファンドは、機械的に銘柄を組み入れるため、手数料が極めて安く設定されています(0.1%以下など)。

また、「ほったらかし」にできる点もインデックス投資の強みです。

人間は感情の生き物なので、暴落すれば怖くなって売り、高騰すれば飛びつきたくなります。しかし、歴史が証明するのは「稲妻が輝く瞬間(相場が急上昇する日)」を逃さず市場に居続けることの重要性です。

余計な売買をせず、手数料の安いインデックス・ファンドを淡々と積み立てて放置する。これこそが、凡人がプロに勝てる唯一の方法なのです。

5. NISA活用!「分配金なし」の商品で複利を最大化せよ

投資を始める決心がついたら、次は具体的な「買い方」です。

ここでは「つみたてNISA(新NISA)」の活用が絶対条件となります。通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAならそれがゼロになります。

そして商品選びの際に見落としがちなのが、「分配金(配当金)が出るか出ないか」というポイントです。

結論から言うと、「分配金が出ない(再投資型)」の投資信託を選ぶのが正解です。分配金を受け取ってしまうと、そこで税金がかかったり(NISAなら非課税ですが)、再投資する際にNISAの投資枠を消費してしまったりします。

しかし、ファンド内部で自動的に再投資してくれる商品なら、税金を繰り延べしつつ、NISA枠も消費せずに元本を雪だるま式に増やすことができます。

具体的には、ネット証券(楽天証券やSBI証券など)で口座を開き、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のような、手数料が最安クラスで、純資産総額が大きく、分配金を出さずに再投資してくれる商品を選びましょう。

これを選んで、あとは毎月定額をクレジットカードなどで自動積立設定にする。これだけで、手間をかけずに「お金が勝手に働くシステム」の完成です。

【まとめ】

貯金だけではインフレで資産が目減りするため、「投資」による防衛が必要。

長期的な株式投資は、世界経済の成長を取り込む「プラスサムゲーム」。

日本株より、新陳代謝を繰り返して最高値を更新し続ける「米国株(S&P500)」が強い。

高コストなプロの商品より、低コストな「インデックス・ファンド」を長期保有するのが正解。

NISA口座で「分配金再投資型」の商品を選び、税制優遇と複利効果をフル活用する。

【おまけ】編集後記

私も最初は本書の「千秋(妻)」と同じで、投資=画面にかじりつくデイトレーダーのイメージを持っていました。でも、この本を読んで一番刺さったのは、「プロの9割がインデックスに負ける」という事実。高い手数料を払ってプロに任せるより、手数料の安い商品をただ「ほったらかす」方が成績が良いなんて、皮肉ですが勇気が湧く話ですよね。

物語の中で、夫の夏樹が妻を説得するために、友人の茜に「マンゴー」を贈って協力を仰ぐシーンがあるのですが、そこまでしても妻に投資を始めてほしかった夫の必死さと、マンゴーにつられる友人の人間味が妙にリアルで笑ってしまいました。

夫婦でお金の話をするのはハードルが高いですが、この本なら「小説みたいで読みやすいよ」とパートナーに渡しやすいと思います。

『ゆる読カフェ』で知識のつまみ食いをして、明日が、人生がちょっと楽になりますように。もし今回の内容にビビッときて、もっと詳しく読みたくなったら、こちらから購入してみてくださいね。

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サマリー

『お金を減らしたくない妻 お金を増やしたい夫』は、投資に対する異なる価値観を持つ夫婦の物語を通じて、インフレや資産形成の重要性に焦点を当てています。特に、米国株やS&P500、インデックスファンドの優位性が解説されています。本エピソードでは、投資に対する異なる考えを持つ夫婦が描かれており、長期的な投資の重要性とそれを実現するための手法が語られています。また、NISAを活用した資産形成やS&P500の利点が強調されています。

00:00
こんにちは、ゆる読カフェへようこそ。忙しい毎日の隙間時間に読める、本のおいしいとこだけをお届けします。
今日ご紹介するのは、【お金を減らしたくない妻 お金を増やしたい夫】という一冊です。
このタイトルを聞いてドキッとした方はいらっしゃいませんか?あるいは、ご自宅のパートナーの顔が浮かんだという方も多いかもしれませんね。
投資なんてギャンブルでしょ?絶対に増えるならやってもいいけど、減るなんて耐えられない。
そう言って、堅くなにお金を守ろうとする妻と、将来のために資産形成を始めたいけれど、どう説得していいかわからない夫。
この本は、そんな対照的な価値観を持つ夫婦の物語を通じて、投資初心者が抱える素朴な疑問や恐怖心を一つずつ丁寧に解きほぐしていく、とても読みやすい投資入門書です。
最近スーパーに行くと卵の値段が上がっていたり、いつものランチ代が少し高くなっていたりと、なんとなくお金の価値が変わってきたなと感じることはありませんか?
一生懸命働いて貯めたお金なのに、銀行に置いているだけでは、実はその価値がめべりしてしまうかもしれない。
そんなインフレの時代だからこそ知っておきたい、守りながら増やすための知恵がこの本には詰まっています。
今日のお話を聞いていただくことで、なぜ貯金だけではダメなのか、なぜ世界の投資家たちが米国株を選ぶのか、そしてどうすれば忙しい毎日の中でほったらかしでお金を育てることができるのか、その本質がすっきりと理解できるはずです。
専門用語はなるべく使わず、明日からすぐに使える知識をお届けしますので、ぜひリラックスして最後までお付き合いください。
インフレの恐怖
それではまず一つ目のお話は、「減らしたくない人こそ知るべきインフレの恐怖」についてです。
汗水垂らして稼いだ大切なお金が、投資で減ってしまうなんて絶対に嫌だ。そう考えるのはとても自然な感情です。
この本の主人公である奥さんも、一円たりともお金を減らしたくないという強い信念を持っていました。
しかし実は、何もしない、つまり銀行預金だけをしていることこそが確実にお金を減らす行為になり得るという事実に多くの人は気づいていません。
その正体こそがインフレです。物の値段が上がるということは、裏を返せばお金の価値が下がるということです。
今の銀行預金の金利はごくわずかですが、もし世の中の物の値段が年に2%や3%上がってしまったらどうなるでしょうか。
通帳に記帳された数字は変わらなくても、そのお金で買える物の量は確実に減ってしまいます。
分かりやすい例として、この本では100年前の100円の話が出てきます。
大正時代の100円は現在の価値に換算するとおよそ30万円ほどの価値があったそうです。
もし当時の人がその100円札を大切にタンスにしまって現代まで保管していたとしたらどうなっているでしょうか。
残念ながら今はジュース1本も買えないただの100円のままです。これがお金を寝かせておくことのリスクなんです。
私たちビジネスパーソンの日常でも身近な食品や高熱比の値上がりでこのインフレを肌で感じているはずです。
お金を減らしたくないと願うからこそ、インフレ率以上に増える場所に資産を移してあげる必要があります。
まずは貯金こそが安全という思い込みを捨てて資産を守るために投資をするんだというふうに発想を切り替えることが資産形成の第一歩になります。
投資の世界観
続いて2つ目のお話は投資はギャンブルではなく経済成長への参加であるという点です。
投資と聞くと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。
誰かが儲かればその裏で誰かが損をする、そんな奪い合いの世界や一発逆転を狙うギャンブルを想像する方も多いかもしれません。
この本の奥さんも投資の裏には詐欺があるんじゃないか、株なんていつか紙くずになると強く警戒していました。
確かに画面に張り付いて一瞬の寝動きを追うような短期的なトレードでは勝者と敗者が明確に分かれます。
しかし今日お勧めしたい長期投資の世界観はそれとは全く異なります。
長期のカブシティ投資は参加者全員の利益が増え続けるプラスサムゲームだと言われています。
これはパイの奪い合いではなくパイそのものが大きくなっていくイメージです。
なぜなら私たちが生きる資本主義経済は過去何百年にもわたって人口増加や技術革新によって成長し続けてきたからです。
もちろん一時的に不況が来てマイナスになることはあります。
しかし歴史を振り返ればあのリーマンショックのような世界的な大暴落があっても世界経済は数年で回復しその後さらに大きく成長して最高値を更新してきました。
明日やあさっての株価が上がるか下がるかを当てるのはギャンブルですが、人類の経済活動は今後も成長し続けるという前提にかけるのは非常に理にかなった行動です。
私たちが日々働いて企業が利益を出して世の中を豊かにしているかりり、その集合体である株価もまた長期的には右肩上がりになっていくのです。
怖がる必要はありません。投資はこの世界の成長の波に乗ることです。
米国株の優位性
さて三つ目のポイントはなぜ日本株ではなく米国株なのかについてです。
経済が成長すると言われても日本はずっと不景気だし給料も上がらないじゃないかと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その感覚は決して間違っていません。だからこそこの本では投資先として日本ではなく米国をストロングに推奨しています。
その決定的な理由は過去の実績と新陳代謝の強さにあります。
日本の株価はバブル期の最高値を更新するのに非常に長い年月がかかりました。
一方でアメリカの代表的な指数であるS&P500は幾度の暴落を乗り越えて右肩上がりで最高値を更新し続けています。
このS&P500というのはアメリカの主要企業500社をひとまとめにしたパッケージ商品のようなものです。
ここにはアップルやマイクロソフト、アマゾンなど私たちの生活に欠かせない世界最強の企業たちが含まれています。
ここで重要なのはこの500社の中身が時代の変化に合わせて自動的に入れ替わるという点です。
これを新陳代謝と呼びます。
業績が悪化した古い企業は外され、今勢いのある企業、例えば最近で言えばAI参考のNVIDIAのような企業が新たに採用されていきます。
つまりS&P500に連動する商品を買うということはその時代で最も強い500社を常に持ち続けるのと同じことになるんです。
特定の1社が倒産しても全体への影響は軽微です。
私たちビジネスパーソンの日常では個別の企業の業績を分析したり株価を毎日チェックする時間なんてありませんよね。
だからこそアメリカ経済全体の成長を丸ごと買うこの方法が最も効率的で合理的な選択肢になります。
4つ目のお話はプロに任せるよりインデックスファンドが勝つ理由です。
ここまで聞いて投資の理屈は分かったけれど、やっぱり素人がやるのは不安だ。
手数料を払ってでもプロに運用を任せた方が安心なんじゃないかと思った方もいるかもしれません。
実はここには衝撃的なデータがあります。
投資のプロが積極的に銘柄を選んで運用するアクティブファンドと呼ばれる商品のうち、
およそ70%から90%が市場平均に連動するだけのインデックスファンドに成績で負けているという事実があるんです。
理由はとてもシンプルで手数料の差です。
プロが運用する商品は人件費や調査費がかかるため、信託報酬と呼ばれる手数料が高くなります。
株式投資の期待リターンが年数%という世界で手数料として毎年1%や2%も取られてしまってはスタート時点でのハンデが大きすぎるのです。
一方で、S&P500などの指数に機械的に連動するインデックスファンドは手数料が0.1%以下など極めて安く設定されています。
また、ほったらかしにできる点もインデックス投資の大きな強みです。
人間は感情の生き物なので、暴落すれば怖くなって売りたくなり、高騰すればもっと買いたくなってしまいます。
投資の基本とNISAの活用
しかし、投資の歴史が証明しているのは余計なことをせずに市場に居続けることの重要性です。
相場が急上昇する稲妻が輝く瞬間を逃さないためには市場から退出してはいけません。
余計な売買をせず、手数料の安いインデックスファンドを淡々と積み立てて後は忘れて放置する。
これこそが凡人がプロに勝てる唯一にして最強の方法なのです。
最後、5つ目のポイントは、任意差を活用して福利効果を最大化する具材的な方法についてです。
投資をはじめる決心がついたら、次は具体的な買い方です。
ここでは、国の制度である任意差の活用が絶対条件となります。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、任意差口座を使えばそれがゼロになります。
利益を丸ごと受け取れるわけですから、これを使わない手はありません。
そして、商品選びの際に見落としがちなのが、分配金が出るか出ないかというポイントです。
結論から言うと、分配金が出ない、つまりファンドの中で再投資してくれるタイプの商品を選ぶのが正解です。
分配金として現金を受け取ってしまうと、再投資する際に任意差の非課税枠を無駄に消費してしまったり、
福利の効果が弱まってしまったりします。
しかし、ファンド内部で自動的に再投資してくれる商品なら、
税金を払わないことなく元本を雪だるま式に増やしていくことができます。
具体的には、ネット証券で口座を開き、
e-MAXIS SLIM米国株式S&P500のような手数料が業界最安クラスで多くの人が投資している人気の商品を選ぶのが無難です。
これを選んで、あとは毎月定額をクレジットカードなどで自動積み立て設定にする。
やることはこれだけです。
一度設定してしまえば、あとは手間をかけずにお金が勝手に働いてくれるシステムの完成です。
忙しい私たちにとってこれほど頼もしい見方はありません。
それでは、今日の内容をまとめておきましょう。
まず一つ目、貯金だけではインフレで資産の価値が減ってしまうため、投資による防衛が必要であること。
二つ目、長期的な株式投資はギャンブルではなく、世界経済の成長を取り込むプラスサムゲームであること。
三つ目、日本株よりも新陳代謝を繰り返して最高値を更新し続ける米国株S&P500が強いこと。
四つ目、高コストなプロの商品よりも低コストなインデックスファンドを長期保有する方が結果的に利益が出やすいこと。
そして五つ目、ニーサ口座で分配金再投資型の商品を選び、税制優遇と副利効果をフル活用すること。
投資に対する心の葛藤
以上、五つのポイントをお届けしました。
実は私自身も最初はこの本に出てくる奥さんのように、投資といえば何台ものモニターにかじりつくデイトレーダーのイメージを持っていました。
でも、この本を読んで一番心に刺さったのは、プロの9割がインデックスに負けるという事実でした。
高い手数料を払って誰かに任せるよりも、手数料の安い商品をただ買ってほったらかす方が成績が良いなんて、なんだか皮肉ですが、同時にとても勇気が湧く話ですよね。
物語の中で、夫が奥さんを説得するために、友人に高級マンゴーを送って協力を仰ぐシーンがあるんですが、そこまでしても奥さんに投資を始めて欲しかった夫の必死さと、マンゴーに釣られて協力する友人の人間味が妙にリアルで思わず笑ってしまいました。
夫婦でお金の話をするのはハードルが高いですが、この本なら小説みたいで読みやすいよとパートナーに渡しやすいと思います。
皆さんもまずは証券講座を開くミル、あるいはこの本を手に取ってみるという小さなアクションから始めてみてはいかがでしょうか。
ゆる読カフェで知識のアップデートをして、明日が人生がちょっと楽になりますように。
もし今回の内容にビビッときて、もっと詳しく読みたくなったら、ぜひ本書を購入してみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
12:48

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