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こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
伊藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、居心地の良い場という意味になります。
この番組では、居心地の良い場とは何か、ということをテーマに、あなたらしくいられる、ちょうどいい場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を生かして自由に生きること、そして日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
伊藤由美子のCozy Space第186回、2024年4月のゲストは、JAZZボーカリスト&ピアニストの森谷ワカさんです。
森谷ワカさんのインタビューは、第184回から第187回までの4回に分けてお届けします。
3回目のインタビューは、人との関わり方や、生まれ育った環境などについてお話をしていただいています。
では早速森谷ワカさんのお話をお聞きください。
森谷ワカさんが元気じゃないと、多分元気は発信できないと思うんですけど。
たぶん、メンタル的にはそこまで、いつもはぁーって感じはないんですけど、別にこれも普通です。いつも家でもこんな感じなんで。
何かチャージしてます?何かのエネルギー。
いや、私もだからあんま。
それもないんですね。フラットな感じが、自分の中の、あまり心境の上げ下げがないってことですかね。左右されないってことじゃないですか、周りに。
私もお金があってもなくてもいいって感じ。ないと困るんですけど、物欲もないんですよ。全然高い何かが欲しいとか、とんでもないですね。
でもカニは好きなんですよね。
カニはないですけど、カニは欲しい。
愛知北Mのゲストで。
カニだけはね、もうほんと。
出てもらった時にカニの話してますけど。
それで言われたらいけないんで。
連れてってくれるって、すぐ行きますよね。
すぐ行きます。
ちょっとはあるけど、他はほとんどないんですか、そういった。無欲なんですね。
無欲で、ダメですね、無欲。どんどん無欲になってる。
ダメってことはないと思うんですけどね。
だから私はあんまこっちから営業かけてお仕事取ったってこともほとんどないですね。
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それ求められるってことですね。
求められてなければ、こっちから何か押しかけるとか嫌いなんで。
言われて、それが自分がやりたいものであればOKするし、そうじゃなければ断らせてもらうし。
こっちからも何が何でも出させてくださいとか、そういうの一切ないですね、今まで。
ほとんどゼロの力です。
そこまでしてやりたくないって感じ。
すごい。だから求められるかも。追いかけたくなるじゃないですか。
恋愛の話になっちゃうけど。
なんかこう、わーって来られると引くっていうのってあると思うんですけど。
なんかそのままフラットでいられると、それこそ好きな人はちょっとワカサーンって行くかもしれないですね。
それも戦法じゃないんですよね、全くね。そういう戦法でもないんですよね。
また子供ができて、なおそう思うようになりましたね。
そうなんですか。
特に。
今ちょうど小学校1年生になるんですよね。
今収録させていただいているのは4月の本当に頭のほうなんですけど。
子供ができて、ますますその感じが強くなったって感じ。
そうなんですか。それは具体的にお話ししていただけます?
どういったところから?
子供がいると、それだけでいろいろ大変じゃないですか。
大変ですよね。
日々終わるっていうのがまずあったので。
自分のことも後回し、自分がやりたいことも後回し、そんな感じなんで。
こうしたいと思ってもできないこともたくさんありますよね。
自分がちょっと夜、人のライブ行きたいと思ってもなかなか出れないとか。
奥さんちっちゃいとね。
でも逆にちょっと今日出れたらそれだけで嬉しいみたいな。
だからちょっとのことがすごいありがたいっていう、そういう感じかもしれない。
でもそういった小さいことにもからも感謝できるって素晴らしいことじゃないですか。
めちゃくちゃありがたいですよね。
いやいや、もうこちらこそ本当に。
でも歌うっていうことは好きってことですよね。
歌は好きですけど、私でも本当にああいう熱量のある芸者の方に比べたらないほどだと思いますよ。
でも好きです。
その好きっていうのは自分が歌う。
音楽が好きなんですよ。純粋に聴くのも。
聴くのも、自分が歌うのも。
そう、どっちからもいい音楽をずっと聴いてる。
さっき言っても歌う場所がなくなればそれでいいっていう。
すごいですね。
すごいですね。
誰だって歌いたいとかないんですよ。
すごいですね。
今日は一応肩書きジャズボーカリストっていうことでつけますけど、大丈夫でしょうか。
大丈夫です。
わー、なんかちょっとね、私の中で、
今日の回ね。
ないかな。
この言葉かなり私の中ですっごいズドンときてるんですよ、実は。
本当ですか。
人ってでも忘れるじゃないですか。
自分の中でやっぱり何かこう、人ってあ、そうだったなーぐらいな。
私結構忘れっぽいよね。
基本的に。
同級生の名前とかほんとすぐ忘れる。
いや、忘れますよ。
忘れますよね。
忘れて、あーって思うんですけど、えーっとって思いながら、
喋ってるんだけど、どんな名前だったっけって思いながら。
だからそれで言うと、ほんと友達がいいんですよ。
つるんでたいって思わないって。
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あ、一緒ですよ。
あ、一緒ですか。
え、なんか大相手がいないんですけど、全然いなくって。
大相手ですよ。
いないんですよ、ほんといなくて。
私も大相手って言いますけど。
めちゃくちゃいっぱいいる。
じゃあ、もちろんお尻は。
お尻はいっぱいいます、一緒です。
友達って何なの?みたいな。
えーっと、つるむのが私も嫌いなんですよ。
ママ友がいけない、いいとかって話じゃないですよ。
でも私別に必要ないんですよ。
結局その授業参加に行っても、そういう同じようなつるみたくない、
お母さんがバラバラバラーってそれぞれいるっていうような状態で、
自分で勝手に帰るっていうのが楽なんですよ。
でも、その時に必要な方とはもちろん楽しくやりたいと思いますけど。
距離感って大事だと思ってたよ、やっぱり人との。
一緒なんですよ、私も。
一緒ですか?
距離感が。
もちろん若さんにはね、突撃しましたよ。
初めて見た時に、その後。
それはもう本当に嬉しいです。
でも、それやっぱりね、距離感はあってのかなとは私思ってまして。
心地よいですか?
心地よい距離感ね。
多分自分もそんなにグーって来られると困るっていうような感じがありまして。
そんな感じですか?
そうですね。
それも本当に直感で、そういうのが嫌じゃないければ私も行くし、嫌じゃない。
そうですね、私もそうです。
その時の感覚しかない。
感覚ですね。
なんかそれぞれの距離感を自然に取れれば、相手の方とも、自分との距離。
それはそれで心地良いのかなと思って。
何でも無理しないってことですね。
無理しないね。
そこは大事ですかね。
大事ですね。
お仕事受けるでも、本当にやりたいものは純粋にやりたいし、
自分の中でこれはちょっと違うなって、このままは普通に断るっていう。
本当にでもそれって大事。
無理してやったところでいい仕事はできないじゃないですか。
どう考えても。
さっきの話だとね、人とのお付き合いも、無理にその時間ね、行きたくないのに行っても。
そうですね。
時間がね、あまりね、本当に有限なので。
時間って大事です。
大事ですよね。
だから、どうせだったら気の合う方とね、楽しく。
そうですね。
そうです、本当そうです。
それしかない感じです。
それしかないですよね。
カニだとちょっとつられるかもしれないです。
あ、カニ食べに行こうって言ったらちょっとね。
カニ食べに行こうって言ったら、はいって言うかもしれないですけど。
人じゃなくてカニにつられたら。
まだカニ言ってるし。
カニにだまされる。将来これは。
いやでもこれ、森はわかりゅう、わかりゅうって言うまでも言われたくないかもしれないですけど、
でもその生き方って、非常にいいと思うんだけどなあたし。
これからの時代は特に。
これからのね、もう資本主義社会じゃなくなっていくので、どんどんとね。
ピラミッド社会でもなくなっていくので。
いや必要だと思うなあ、これ。
でもあたし多分本当に会社におったらダメですね。
いや大丈夫じゃないですか。だって歌ってる仕事だから。
そうなってるんですよ、やっぱり。
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いやでもすごい、あたしね、今すっごい必要だったと思うんですよ。
もしかしたらですけど、自分は結構、両親も家自体すごく真面目で、
自分で言うのはなんですけど、ちゃんとしたきちっとしたお家だから、そういうふうに思ってるのかもしれない。
もしかしたらすごく家が、いろんな事情ね、いるじゃないですか。
そうするともっと本当に、もっとこうなりたいとか、いろんな気持ちがあったのかもしれないですけど、
何不自由なく自分が育ってきたから、今こういう、逆になんかないのかなあっていう、本当に家あって。
もっと本当にね、いろんな本当に苦労されてる方とかだと、どうなんですかね。
それも違うかもしれないけど、感覚も違ったのかなあっていう。
今ね、お父様お母様の話がちょっと出ましたけど、どんな感じのご両親だったんですか。
お父様はもう会社勤め。
会社にいなかった。
マーカーだったら晒して自分で会社を。
あ、起業されたんですか。
母は公務員で。
ああそうなんですね。
本当に全然普通の。
普通の。
でも音楽はよく聴かせてくれましたね。
そうなんですね。
ご両親もやっぱ音楽が好きで。
まだレコード流れてたって感じですね。
日常的に。
全然全然。でもほとんど何も音楽もやってないお家です。普通のお家ですけど。
隣の家からピアノが聞こえてきて。
隣の家から。
じゃあピアノやるかみたいな感じで。
私もじゃあピアノやろうって感じで。
本当にきっかけはそういう感じで。
隣の子が習ってるからじゃあ行こうかなみたいな。
それが職業になるとは思ってないですよね、その時はね。
きっと。
4歳の時から始めてたな。
絶対これになりたいみたいなものもなかったんですよ。
行き当たりばったりの。
でも私人に聞いときながら私もそうかもって思っちゃった。
なんでじゃあその仕事最初やったんですかって。
どうしてもそれやりたくてなる人もいれば、
なんかそっちに動かされていったらなったっていう。
そうですね。
感じかなって感じです。
じゃあ若さんそういうね、自然の流れ。
私も同じでした。
ね、その根拠というか。
今建築士ね。
なんでそれ。
逆にインタビューされますから。
ちょっとだけいいですか。
私の場合、父親が電気工事業を自営でずっとやってたんですよ。
小さい時からちょっと忙しい時に、夜も仕事してる時に連れてかれてよく遊んでたんですよね。
その多分イメージがずっと残ってるんですよね。
その育った環境として。
で、その後に大学入る時に、私何学部に行くんだろうって分かんなかったんですよ。
手に触付けた方がいいかなって思った時に、いろいろ調べてたら住居学科っていうのがあったんで、
たぶんその現場に行ってた思い出があって、そこからそっちに行ったっていうので。
でもだからと言ってすっごい建築士になりますみたいな感じなかったんですよ。
若さんが言われたように。
自然の成り行きで資格取った方がいいかなぐらいの感じで、今に至ってしまっているということなので。
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そっちに導かれた。
そうですね、結局今のところですけど。
だから今おっしゃったの、私もそんなに変わらないなと思ったんですよね。
当時のお父さんの記憶っていうか、そういうのがあって。
働いてる記憶があって、現場の働いてる感じもあったから、短かったんでしょうね、そういったものが。
絶対これになりたいと思って挫折するよりは、私はもうお導きというか、そういうふうにね。
何かやってるとちょっとそっちに導かれるっていうか。
そういうのはいいなっていつも思って。
お任せしてんですね、導きにね、結局ね。
そうですね、私も元の会社に1回勤めたんですけど。
そうなんですね、出てきますけど。
携帯電話の会社。
そうなんですね、静岡卒業してから行ったんですよね。
親は就職してほしいっていう。
なんでもいいやと、手当たり次第。
手当たり次第なんでもいいやと思って受けたんですよ。
そこぐらいしか向かわなかったって感じ。
そうですか。
だって使えないじゃないですか。
いや、使えないかどうかわかんない、そんな。
そんな、なんでも。
そしてジャズの道に入るってことですか。
その時に辞めて、それでバイトとかちょっとして、学校の先生をしたりとかして。
気づいたら今って感じ。
でも、ジャズで本格的にやりだしてから、20年近いんじゃないですか。
そうですね。
今までの話からいくと、ここまで長くやってるとも思ってなかったって感じですかね。
結果的にこうなってたって感じですかね。
そうですね、はい。
でもよく考えた印象は一緒でしたけど。
なろうと思って、ここまで続けようと思って。
思ってなかったですね。
この先もわかんないじゃないですか。
わかんないですね。
明日辞めるかもしれないし。
わかんないじゃないですか、何があるか。
何があるかわかんないんですよ、もう。
だから毎日一日、秋も良かったらありがとうって。
そうですね、人はいつ亡くなるかもわかんないよね。
本当だ、それいつも思います。
感謝しながら仕事いただけることにありがとうございますって感じ。
そういうことですね。
先ほどからお嬢さんのお話が出てると思うんですけど、
この辺りのことは女性からすると結構寒い話ではないと思うんですけど。
森谷和香さんにご登場していただきました。
次回は森谷和香さんにとっての居心地の良い場についてお話ししていただきます。
番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は、
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それでは次回もお楽しみに。伊藤衛美子でした。