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2025-06-08 29:06

第235回「SNSでの発信理由と、自分の枠を外していくこと」平松組 代表:平松シゲオさん(前編)

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▶️ 2025年6月マンスリーゲスト

『平松組』代表 平松シゲオ さん

◆目次

()-オープニング

()-平松シゲオさんのご紹介

()-近況報告と久々の再会

()-発信をはじめたきっかけ

()-発信して良かったこと

()-イベント共同主催の裏話

()-世界一周旅行のエピソード

()-枠を外して自分を解放するとしたら

()-建築業から民泊事業への転身

()-エンディング

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✅ 平松シゲオさん プロフィール

1967年 名古屋市生まれ関西の私立大学に入学し、卒業研究時、京都大学木材研究所(現木質科学研究所)で木材の研究、財閥系一部上場企業建材メーカーで研究開発担当として勤務する。建築材料を扱う中で、建築自体にも興味を持ち、家業が建築業であるため、建築士、インテリアの資格を取得。建築への興味が深まったことで転職し、地元名古屋での工務店勤務を経て、明治22年創業で四代130年続き、家業でもある建築工務店平松組に2001年入社。自宅改装時、当時は大型リフォームなどしか呼び名のなかった今で言うリノベーションの可能性に気づき、受注を開始して好評を得る。様々な活動を経て、人生で目指してきたものは、『住まい方の選択肢をつくる』ということに気づく。そんな中で、昨今問題が取り沙汰されている『空き家問題』には、今まで建築に関わるものとして、これからの『住まい方の選択肢』にとても重要なものであるとの想いより、空き家再生活用事業に取り組む。現在は民泊事業も行いながら日々、SNS等での発信を続けている。

➡️ 平松シゲオさん Facebook


・・・・・・

◉愛知北FMにて第1・第3月曜日

13:00~13:30(生放送)

『伊藤由美子のCozy Space』

番組YouTubeチャンネル

(平松シゲオ さんゲスト回)

※番組内のBGMは全て著作権フリーの楽曲利用

サマリー

平松シゲオさんは、SNSでの発信の理由や民泊業について語り、自身の経験や発信のきっかけを振り返ります。彼は130年以上続く平松組の代表として、建築業界での知見を生かしながら、新たなビジネスの在り方を模索しています。平松さんは、SNSを通じた発信の重要性や、その背後にある人間のかまって欲しいという欲求について触れます。また、自身の経験を通じて限界を超えることの大切さや、建築業における自由な働き方について考察します。平松さんは建築の世界に入るきっかけや、その過程で得た経験についても語り、SNSでの発信理由や自己認識、そして家業を継ぐという選択の背景を明かします。

平松シゲオさんの紹介
こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、居心地の良い場という意味になります。
この番組では、居心地の良い場とは何かということをテーマに、あなたらしくいられるちょうどいい場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を活かして自由に生きること、そして日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
伊藤由美子のCozy Space第235回、2025年6月のゲストは、平松組代表)平松シゲオさんです。
平松シゲオさんへのインタビューは、第235回と第236回の前半・後半に分けてお届けします。
平松シゲオさんのインタビュー前半は、SNSなどで発信したきっかけや、民泊業についてのことなどをお話ししていただいています。
では早速平松シゲオさんのお話をお聞きください。
今日は平松組代表平松シゲオさんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。平松シゲオです。
何その気合い入れた感じ。
ちょっと待って、録音始まっちゃったからさ。
そうですね。平松さん、久しぶりじゃないですか。
久しぶりです。
え、どれくらい前に会った?1年?
だって、1年半、2年くらい前って聞いてびっくりした。
愛知期タイムに前に出ていただいたときは、2年ちょっと前だったんですよ。
その後1回会ったと思うので、でも最近1年以上は会ってないかなと思ったんですよ。
会ってなかったですね。
知らない。その間にね、金髪になってましたね。
金髪になってる。息押しに。
息押しなんだそれ。それって言うのね。
金髪の平松さんのイメージが私の中ではないので。
なるほどね。白髪隠しの薄い隠しですよ。
いきなりそこから始まる。
始まるはずですか。まあね、いろいろお互い10年ちょっと前から知ってる仲じゃないですか。
2010、どうなんだろう、2年か3年くらいに初めて会ったと思うんですよね。
その後、なぜか途中一緒にイベントを何回もやったりとか。
すごいよ。だって海外旅行行ったイベントやってるんだから。
そうですね。海外でイベントやりましたもんね。フィリピンの島でね。
お互い一応免許は一級建築費持ってるんですけど。
そうなんですよ。
多分ちょっと変わった一級建築費2人だと思うので。
確かに。
変わったって言っても平松さんは平松組の代表じゃないですか。
そうですよ。総合130年を超える建築工程ですからね。
そうなんですよね。建築の仕事、建築不動産関係の仕事をやりながらも発信をずっと10年以上続けてきてる。
2人だということで。
そうですよね。
今日はね、私ね、建築の話とかは他の建築師さんに聞けばいいかなと思ってるので。
聞かれても困る。
私も聞かれても困るんですけど。
だからね、やっぱり10年ちょっと前から発信をね、いろんなSNS上とかブログとかホームページとかで発信をしてきたと思うので、
そのあたりを中心に、そこからいろいろ派生した内容を聞きたいなと思って。
今日はインタビューに答えていただきたいと思ってます。
わかりました。
ということでね、平松さんの今今日は2025年の5月の終わりですよね。
そうですね。
今一番ホットな話題なんですか。
民泊業の現状
僕は最近ここ1年ぐらいは民泊。
民泊。民泊って言って、わかる人はもちろんわかるんですけど、
うん?って思う人もいるかもしれないんですよ。
具体的にちょっと説明していただいていいですか。
民泊っていうのは、もともと住宅だったところを宿泊できるような形にするっていうことの総称で、
細かく言えば住宅宿泊法っていう法律ができたんで、
そこのにもだとか。
あと旅館業をとって、こうやってだとか、アパートの椅子でもいいんだけど、
そういうとこで宿泊やってるっていう人もいますよね。
でね、特徴的なのは結構外国人が泊まってくる感じ。
今特に海外から旅行客が多いと思うんですけど、
名古屋もね、結構いますもんね。
いますね。
民泊は中心に名古屋の市内が多いんですか。
僕は名古屋市内厚宅でアパートで3室やってて、
あと名古屋駅の徒歩券、1駅中なんだけども、
そこで小さいところを2つ立ち上げ中です。
そうなんですね。
それは結構泊まりたいって人多いでしょ、今。
今の今は5月6月って換算期なんで、
そんなに混んでないけども、
4月花見のシーズンだとか、あと正月年末年始っていうのは結構入りますね。
平松さん、さっきもちょっとお話ありましたけど、
創業130年。
おじいさんの代からでしたっけ。
祖父の前ですね、祖祖父ですね。
祖祖父か。
祖祖父か。そうか、130年ってことね。
代々続く公務店、建築業されてて、
今までは木造のこだての住宅とかリフォームとかが多かったんですか。
そうですね。
昔になくて今にあるものって言ったら、
やっぱりインターネットが昔にはないけど今はあるじゃないですか。
そうすると発信の仕方によっていろんな展開が生まれやすいと思うんですけど、
いつから自分の中で発信点とか何か人に伝えようと思って
インターネットを活用したっていつぐらいからなんですか。
なるほどね。
山田さんのことだと結構そういうことをやることが早いと思うので、他の方より。
確かに早いんだけど、ブログが流行った時あるじゃないですか。
今でも建築業の方ってやってる人めちゃめちゃ多いし、
そこで仕事を取ってる人多いと思うんですよ。
SNSでインスタとか発信して集客してる人とかいるけど、
昔ブログの名前がない頃に日記サービスみたいなのをやって、
そこから問い合わせとかリフォームの問い合わせが来たところがある。
それも何年?15年以上前?
そうなんですね。
そういうのを活用していくと知ってもらえるきっかけが増えていくっていうのは
やっぱりそういうことが起こり得るんですね。
起こり得ますね。僕はただ早かったから集客にも使ったことあるけど、
うまくそれを広げてこなかったから、あんまり自信持って言えないけどね。
あ、そうですか。
でもその後、SNSってのが登場してくるじゃないですか。
最初ってどういうことを発信されたんですか?
Facebookを始めた時は、始めたまんまの時は別にご飯のせてとか。
ここランチ行きましたみたいな。
だけどちょっと発信みたいなのを気にしてやったのは、
結局人のみでもご飯食べてるだけだったらちょっとつまんないじゃないですか。
初めての人が見ても分かる内容を一通り書く。
その時に起こったことと気持ち、感じた感情みたいなのと、
分かりやすく書くといい面が増えたなと思いました。
それって最初から感覚ってあったんですか?
ただ単にご飯のせてても面白くないよねっていうところから、
いきなり文章を書けたんですか?
一番すごいことを思い出した。今5月なんですけど、
それこそ10年前ぐらいの5月のゴールデンウィークが明けた日ですよ。
その明けた日に仕事行ってもいいけど、
ちょっとゴールデンウィークの余韻がありながら、
朝が早いじゃないですか、この季節。
ちょっと当時マクドナルドの早朝営業をやってるところに行って、
朝かつって言って始めたのが、
僕が情報発信的なのをやってみるきっかけみたいな。
あ、そうなんです。
じゃあ私もその時平松さんと出会ってて知ってるってことね。
あの頃朝かつやってましたもん、マクドナルドって。
そうなんですね。
じゃあ同じくらいの感じで、
私も意識持って発信をしようと思った時と、
そんなに時期変わらないってことですね。
そうですね。そうじゃないですか。
当時一緒のコミュニティーにいましたよね。
そうですね。
もっと私、前からいろんなことをやってらっしゃるっていうイメージだったんですよ。
なるほどね。
だから登録はしてたけど、めっちゃ気になったのは、
朝かつって言って発信し始めたことっていうのが結構大きい。
そうなんですね。
それからFacebookのグループ作ったりとかされてましたよね。
どれも結局、家か不動産かそのあたりに関わることが多いですよね、平松さん。
確かに。一番気にしてるっていうのもあるし、
あんまりブレちゃうとよくないですよね。
そうですよね。あんまり遠いとね。
そうそうそう。あんまり関係ないこと喋ってて、
だいたいブレちゃって、何の人間さんか分かんなくなっちゃう。
私、全然関係ないラジオ番組やってますけど。
それは軸がある。
ずっとやり続けばそれが軸になるので、
興味があるところをいろいろやっていくと、
家とか不動産に関わることがやっぱり多かったってことなんですよね。
今は民泊に行ってるという。
民泊がね、建築屋とか不動産と絡んで。
そうですよね。意外にそこが出発点だったんですね、朝活がね。
そうだった。思い出した、今。
発信することによって、生まれた自分の中のメリットって言い方ちょっとおかしいですけど、
SNSでの発信とその影響
なんか良かったなっていうことって、今思うと何が思いつきます?
なんかね、知っててくれるみたいな。
そっか、自分はもし相手のこと、誰が見てるかもちろんわかんないですけど、
だけど向こうが広松さんを見つけた時に知っててくれる。
そう、だから僕の出来事を想像以上に知ってるよね。書いてるからなんだけど。
そうすると何?それを聞く気に話がその方と盛り上がって。
いいことですか?
いいことで言ったけど、逆にね、僕のこと知ってるのにあなたのこと知りませんよっていうのをね、
よくあるからあれ困るよね。
確かに私もラジオとかやってるから話しかけられるんですけど、
えーっとって思う時があります。
えーっとごめんなさい、私わかんないんですけど。
知ってくれてるよね。びっくりするよね。
どうだったんですかって思うんだけど、ちょっと失礼だから言えないけど、
ありがとうございますしか言えない時があります。
発信者はそういうことですよね。
その発信に対する恐れとかなかったんですか?
こんなこと書いたらどう思われるんだろうとかよくあるじゃないですか。
ありますよ、普通に。それよりも面白かった。やっぱりいいねしてもらえると嬉しい。
でもそのいいねして終わりだけじゃないじゃないですか、しのことさんの場合。
そう?
まあ私もそうですけど、そこからまたいろいろ展開していってるわけじゃないですか。
まあいろんな出会いがあるんでね。
そうですね、そのSNSでいいねもらうためだけにやってないじゃないですか。
SNSと人間の欲求
いろいろコミュニティ作ったりとか、いろんな展開されてたりとかしてると思うんですけど、
そのなんか発信のいいねだけじゃない面白さってどこにあります?
まあポジティブでネガティブなことをいつでも言うんだけど、
人と出会えることがすごくいいことっていうか。
ちょっとネガティブに言うと、かまってもらいたいじゃないですか人間って。
なになに?
かまってもらいたい。
だからね、かまってもらえるメリットと、かまってちゃうんだなみたいな自分のことで。
今、客観的に気づいた。
人と交流したいってことですか?
そうね、かまってもらいたいじゃないですか。
これあれですね、タイトルはかまってほしかったっていう、何かそういうフレーズ入れますか?
いやいや、絶対そうだと思って気づいた。
え、かまってほしい?
まあ一人ぼっちは寂しいですしね。
そうそうそう。
究極そこですか?
みんなかまってもらえないと思うよ。
自分がここにいるっていう証明みたいなのとかあるじゃないですかね。
SNSで投稿するっていうのはね。
全くそれ必要なければ別にやらなくてもいいわけだしね。
そうね。
そうなんですね。これが着地点ですか?
治療はかまってほしかった。
かまってほしかった。
今日はありがとうみたいな。
かまってくれてありがとう。
みなさんかまってほしいそうですよ。
限界を超える自由
ひのまちさん。
もうちょっと掘り下げましょうか。
かまってほしいで終わっちゃったね。
何か掘り下げるかわかんないけど。
でも一緒にね、最近はやってませんけど、
10年ぐらい前、数年ね、たまにね、イベントを一緒に主催して。
伊藤さんはすごくてね。
何ですか?
僕何もしないんですよ。
何もしないって何?
何もしないけど、調子いいから調子合わせてやってると、
全部伊藤さん仕切ってくれてね、集客としてくれてね。
いいですよ、本当に。
これ何かもらえるんですか?
聞いた方がね、伊藤さんいい人だなって。
気づいてもらえば僕はいいなって。
打ち合わせ高度に言わせてる感じじゃないですか。
本音本音本音。
組み立てるのが好きなんですよ、私は。
すごい。
単純に。
でもそこにやっぱり一人じゃなくて、
違うタイプの人が入ったことが面白かったりするじゃないですか。
変わった建築師2人が。
全く建築と関係ないイベントをやってるっていう。
全く違うね。
そうですよね。
これフィリピン話とか入れときます?
楽しかったね。
いやいや、聞いてくださいよ。
海外のイベントをこの2人でやってなんですよね。
あれはわけわかんない。
あれもね、勢いで。
勢いですよね。
行きたいよねって言って。
そうそうそうそう。
なんだったっけ、僕がチケット取っちゃったんだっけ?
あれですよ、セブパセフィックの安いチケット100円セールで取ったっていうのは、
あのあたりから発生した話ですよ。
そのタイミングだよね、多分。
そうですそうです。
そうそう、だから。
それも発信を見たんですよ、私は平松さんの。
セブパセフィックね、フィリピンのね。
そう、セブパセフィック高価で100円セールチケットあって、僕取ったよ!みたいな。
安いのがキャンペーンであって、それ取っちゃって、
で、取ってやったって言ったら伊藤さんが反応して、
で、伊藤さんも取ったなって思ってたの。
取ったんですよ、取って。
取ったら、独占からイベントにするとか言って。
そうそう、もうノリだもんね。
すごいね。
まあ私の場合あれ100円じゃなかったんですけどね、結局ね。
お疲れ様でした。
パスポートの期限が切れててね。
そっかそっかそっか、大変やったね。
そうです、有効期限はあったものの3ヶ月ないとね、取れなかったんで、
それに気づいたのが1週間くらい前。
やばかった。
本当にパスポートを申請して、当日の昼に出来上がり、
そこからセブパセフィックの当日にオンラインでね、5万くらいで取れましたからチケット。
だってイベントが出ててね、来る人が決まってるのに行かないわけにはいかないでしょ。
ヒヤヒヤでしたよ。
そうだそうだ。
なんとか間に合いましたけど。
そういうことがやっぱりね、旅行ね。
これはよく言う、平間さんね、世界一周旅行もされてると思うんですけど、
トラベルはトラブルだっていうね。
本当にまさに私トラベルはトラブルだったんだったので。
そういうことを覚えてるじゃないですか、人間。
覚えてるね。
今ね、世界一周旅行の話が出ましたけど、
平間さんね、マイルを使って世界一周旅行に出かけたりね、
そういうのもずっと発信してきてるじゃないですか。
してます。
なかなかそういう建築地いないと思うけど。
確かに。
あれ何カ国ぐらい回ったんですか?
あれは9カ国かな。
そうなんですね。
でもあれも全部だから、自分でどこの国行ってっていうのを全部決めて、
それでマイルで世界一周をしていったっていうことなんですね。
あれ何日間ぐらいでしたっけ?
何日だったっけ?そんな長くないですよ、仕事あるから行けなくて。
それでも2週間ぐらいは行ってたんじゃないの?
2週間ぐらいですね。もうちょっとかな。
半月以上行ってた?
半月は行ってない。
半月は行ってない。
半月ってあるか。3週間は行ってないってこと?
2週間から3週間の間ぐらいの期間で帰ってきたってことですよね。
行ってみれば短いけど、しょうがないんで、そんなに長くは行けなかった。
今だったらいけるかな?
今だったらいけるかもしれない。また行きますか。
だって当時、新築作りながら行ったからね。
そういうタイミングです。なかなかいないよね、そんな建築士。
でも自由ですから、せっかくだから。
まあね、自分で授業されてるってことだよね。
それはなんで、僕昔ね、家業で建築業でね、父の姿ももう子供の頃見てたわけじゃないですか。
そうしたら、建築の仕事ってなんか親父の姿を見てると、
月曜日から土曜日まで毎日職場に行って、現場に行って、
日曜日はお休み、その時はドライブ行ったりとかするわけだけど、
ウィークデイはみんなそうやってて、お盆とか正月とかしか休みがないわけよ。
そうやって連休になるのは。
最近もやってたからね。
そうですよね、やっぱり住宅関係だとどうしてもお客様と関係があるからね。
そのお盆とか正月には家族でちょっと旅行に行ったりとかして、
多分親父も旅行は好きだったと思うんだけど、
その感覚だったから、建築業についてしたら、もう旅行なんか行けないと思った。
だから僕、結婚した時、新婚旅行で最後の海外旅行ぐらいのつもりで、
それはそもそもアメリカ横断で3週間の新婚旅行行って、
その後はできないかなと思ったんだけど、
その限界って自分で決めてた、自分で思い込んだ通りになってるだけなんで、
だからその限界を超えれば誰でもできる。
今だったらもっとできると思うし、
だからそれはね、限界は自分で決めない方がいいなって思いました。
思いましたって。でも本当にそうですよね。
だって別に誰からも休むなって言われてるわけじゃないですもんね。
特に別に会社員でもないわけだから。
会社でも会社員ではできないってわけでもないし。
そこもそうなんだけど、余計に自分で事業してるわけだから、
自分が社長なわけだから、余計にそれは自分で決めてしまえば。
会社代表とかやってたりだとか、自営でもいいけど、
自営だとお客さんが社長みたいなもんですよみたいな言いながら、
自分で枠を作っちゃうってよくある。
余計にいけないサラリーマンみたいに勝手に休めないんですよって言ってる人いるから。
いますね。確かにいますね。
だから全部その限界って自分で作るから、それは逆に全部自由にできる。誰でも。
それこそ何業やってるか関係ないしね。
関係ない。
全て自分のね、が枠を作ったりとか限界作っちゃうとそういう風になるっていうだけですね。
先見性と新しい挑戦
なんでもできる。
今ね、自分で限界作らないとして枠を外した場合に、今何やりたいです?
ヤバいなあ。そう言いながらもう枠だらけで生きてるっていう現実に気づいたよ。
他にはないと思ってますよ。
でもさ、そこが人間っぽくないですか?
それそういうふうに分かってたとしても、でもこれだって不安だしなって思うのが人間じゃないですか。
今ね、一番悩んでることでもあり、しがらみというか、
そういう130年とは言いながら、古い事務所に会社やってるんですよ。
そこには昔からの材料があり、昔からやってるからみたいなところで整理したいなと思いながらできずにいるんだけど、
いつか整理しなきゃ絶対できなくて、
今は事務所の場所を潰して何かしたいな。
限界を超えていこうと。
事務所をいろいろ整理していって、新しいものを生まれ変わらせるってことですか?
じゃなくて平松組をきれいに事務所するってことなんですか?
今は身内で本当に小さい規模でやってるんで、
そういう意味だったら土地の活用っていう意味で、僕は今は民泊やってるんで。
そういうことですね。
新需要的な感じですよね、平松組として。
その時代に合わせたって今フレーズが出ましたけど、平松さんそこって意識してます?ずっと昔から。
してると思う。
なんかしてるなって思ったから言ってみたんですけど、
常にそういうアンテナ張ってるイメージすごくあるんですよね、昔から私。
僕ね、性格っていうかね、長所として先見性があるっぽい。
そうですね、先見性がある。笑って言ったら失礼ですよね。
なんか続くと思ったでしょ。
自分のことって自分で一番分かんないから。
先見性があるって、その後何か本当に続くかと思ったら。
気づいてなかったから、自分で。そう思う?
はい、思います。
自分のこと分かんないから。
僕の先見性あるやって気づいたことをご報告しました。
いつもとまた違うインタビューになってると思いますけど、今回。
面白いなと思って。
その先見性があるっていうことを形にするのが好きなんですか?使うなものを。
先見性どう使ってるか分かんない。気づくぐらいしかない。
だから何も行動を起こさなくて、ミンパクとかできるわけじゃないですからね。
どう考えても。
平松シゲオの建築への道
今でこそ知ってるけど、でも知らないっていう人も多いかもしれないし。
僕なんて言ったって、今盛り上がってやってるけど、9年前に初めてかね。
その前数年間、こんなのあるけど、なんかちょっと興味あるかなと思ってただけなんで。
コロナ前からやってましたもんね。
前前、全然前。
続いてますね。
一回ちょっと大変だからコロナ。
コロナでなかなかそこはね、誰もが難しかったと思いますけど、一旦ね。
また再開してますもんね。
でもミンパクとかだと、今までやってきた建築関係の仕事のこととかが活かせますよね。
そうね。
だって住宅なんで、ミンパクがもともと住宅を定員したって形なんで。
じゃあここでちょっとね、建築らしい話少しだけかもしれないですけど、
平松さんって、やっぱり実家が建築業だったから、その流れで一級建築士を免許取ろうと思ったんですか?
免許に関しては建築やろうかなって思ったからなんだけど、
でも家業に入る前に資格取ってるし、
なんでかっていうと、例えば学校行ったりするのは、全然建築じゃなかったりしたの。
そうでしたよね。
全然違う。
何?
僕農学部出身だからね。
農学部、何を?
それは当時バイオテクノロジーっていう新しい技術があるよって聞いて、
中学校の時かなって言って、新しいことに行きそうと興味があったからやろうと思った。
だけど農学部入ってみたら、バイオテクノロジーってめっちゃ科学だったの。化学。
そうなんですか。
で、すんごいわからないの。Cとかエッチとか。
学校で学んだかっていうくらい知らないんだけど。
で、あんなの嫌だなと思って。
正直で興味なかったんですね、入ってみたら。
とも興味がなくて、たまたま木材に関する、人産科学って言うんだけど、
そこで木材がテーマの研究室があって、
そこで、そういえば親父は建築をやっとったなと思って、木材に。
で、勤めるときに住宅建築をやってる建材メーカーに入って、そこから建築につながってたって感じ。
ということは、農学部に入ろうと思った頃は、全然継ごうと思ってなかったってことですよね。
全然。
そういうことですよね。だってだいたい建築学部とか行くじゃないですか。
そうそう。
継ごうと思ったら。
全然。
もうその時も継ぐつもりなかったんですね。
でも結果的に継ぐことになるんですね。
それも、建材メーカー、もちろんだから家業があってっていうことを思って、
ちょっとでも気が近いところで建材メーカーに入って、建築のことも勉強して、
その中で資格も取って、っていうのは意識をしたけど、
でもその時でもまだ継ごうと思ってないからね。
建築をしとってもってことですか。
でも、何かがきっかけないと継がないじゃないですか。
確かに。
え?それ何?忘れてんの?
きっかけは、何だろう、何で戻ったかって。
まあ、器があったからっていうのが近いかな。
そういう会社がね、稼働があったっていうのがあったから、継いだなっていう感じで。
で、建築はね、なんでかんだやっぱり興味が出たんだよね。
学んだことって。
で、それはそれでやってみたいと思ったの。
だから作ってた建築もかっこいいですよ。
ムックの床とか好きだし、今ね、この打ち合わせテーブルもね、
私の材料を使った木のテーブルなんですけど、ムックの木だとか、
ちょっとかっこいいデザインされたものっていうのはちょっと好きだった。
とか、当時リノベーションも作家的にやったけど、
古いものを活かす、自然なものを使えば、
時間が経てばアンティークになるし、
あえてドアノブとかアンティークっぽい風にしたりとか、
そんなのはすごく好きだった。
で、そういうところからもやってみたいとか思ったし、
やってみたらそういうとこは面白いなと思ってた。
うん、全然面白かった。
でもそういうの全部、経験がね、今本当に生きてますもんね。
生きてほしいよね。
いやいや、生きてないことないでしょ、それは。
多分自分のことわかんないから。
ひらまさんね、自分のことわかんないからっていうのが話として出てきますね。
自分のことわかんないですか。
何やってんのかわからない。
これ、自分のことわかんないって何回か言われましたからね。
みんなそうじゃない?
まあね、それも言いますよね。
でも本当の本当は自分のことわかってるとは言いますよね。
本当の本当か。
本当はどこかでわかってる。
わからなくなっちゃってるだけで。
一応その家業を継いで、そこから何年経ちます?
21年かな。
そうなんですね。
じゃあもうその中でさっきね、発信をしだしたのが15、6年前っていうことだったから。
平町茂雄さんにご登場していただきました。
SNSでの発信と自己認識
次回のインタビュー後半は、自己肯定感を取り戻せた理由や、
平町さんにとっての居心地の良い場についてお話をしていただいています。
番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は、
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新しく配信されたものがスムーズにきますので、番組登録をよろしくお願いします。
この番組は音楽事務所ロイスタープロダクションの提供でお送りしました。
それでは次回もお楽しみに。伊藤芸子でした。
29:06

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