伊藤由美子のCozy Space第240回2025年8月のゲストは、美術作家の深堀隆介さんです。
今回は前回に引き続き、愛知北FM伊藤由美子のCozy Spaceの番組最終年を記念して、
深堀さんにゲスト出演していただいた2025年8月18日のラジオ放送をお届けします。
では早速お聞きください。
皆さんこんにちは。United North 84.2伊藤由美子のCozy Space。
ナビゲーターのYumiko Itoです。
今回の放送は前回に引き続き、ゲストに美術作家の深堀隆介さんを迎えて、
3周年特別番組の後半をお届けします。では早速どうぞ。
深堀さんは愛知県出身ということで、せっかくなので
今愛知北FM放送から流していることもあり、愛知県地元の思い出のお話について
お伺いしたいと思うんですが、何かありますか?何も打ち合わせしていないんですけど。
めちゃめちゃありますけど、何を言ったらいいんだろう。
何言ったらいいんだろうな、愛知県。
ちょうど質問が来ているのもご紹介してもいいですか。
ラジオネームみちこさんから、子供の頃に楽しかった夏休みの思い出はどんなことですか?
質問来ています。
楽しかった。ぱっと思いつくのは釣りに行ったことが好きだったんですよ。
そこはやっぱり魚が好きだったんですよね。
下手ですよ。釣りはあんまりうまくなかったんですけど、でもよく行きました。
しょっちゅう海とか、青海も行きましたし、
ブラックバスを中学校ぐらいから。
それこそイルカ池にこの辺り。
イルカ池も行きました。何回か行きました。
ブラックバス釣りに。
釣れませんでしたけど。
そういうのとか釣りとか、あんまり遊園地に行かなかったですね。そこまで。
遊園地とかも行かなかったし。
今の話、釣りだとアウトドアだと思うんですけど、
どっちかと言うとアウトドアかだったんですか?
かもしれないですね。でもそこまで本格的じゃないですけど。
でも釣りに行くって言ったら結構朝早くから出て、
この辺だったらヤハギ川のほうも行くし、
いろんな海だったら海の下半島のほうまで行ったりとかっていうのをよくやってましたから、
釣りはもう本当に好きだったんですけど、
でも金魚をかくようになってからかわいそうに思えてきちゃったよ。
釣るってことがね。
釣りはやってないですね。あんまりやらなくなりました。
今はもう釣りはやってらっしゃらないってことですね。
あとは名古屋が変わりすぎて、
ここ10年、20年で名古屋駅の周りとか、
変わりすぎてびっくりしてて、ビルも多いし、人も多くなってるから、
なんかちょっといいですよね。
嬉しいっていうか、やっと名古屋が、
名古屋の人あるあるかもしれないですけど、
他県とかから来た人が来ると、どこ連れて行っていいかわからない説。
どうしたらいいんだろうってね。
いっかく堺へ行くかみたいになって。
大洲行くかどうする?みたいなね。
でも今は大洲とかも面白いと思うんですよ。
だから昔はあんまりなかったんですよ。
今ほど、どこ連れて行こうってなってて、
三越丸江みたいな感じになっちゃってたんで。
だって名古屋駅もあんな風じゃなかったんで。
もうちょっと地味でしたね。
本当ですよね。若い人は多分あんまり知らないと思うんですよね。
やっぱり愛知県出身としては名古屋が発展していくのは嬉しいですよね。
観光としても見るとこいっぱいあって、
やっぱり名古屋城周辺とか、
あと七里の渡しとかも本当に当時は寂れてて、
なんでここをもっと観光地にしないんだって。
唯一の船渡って行く東海道。
やっと最近少しずつ七里の渡しを行くツアーとか、
今どうなったかわからないですけど、いろいろやりだしてるなと思って、
ああいうのもっと前に出してやっていったらいいなと思います。
やっぱり愛知県出身、今お住まいになっているのは神奈川県だと思うんですけど、
愛知県のこと気になりますよね。
気になりますよ。
そうですね。
他にも質問が来ているのでお答えしていただいていいですか。
ラジオネームびょうさんから、
深織さんの作品は今にも動き出しそうな躍動感があってすごすぎると感激しながら、
インスタも含め様々な作品を見させていただきました。
金魚を描くとき、作品を作るときはどういった心情で描いているのかが知りたいです。
よろしくお願いしますということです。
心情をね。
心情でも、分かりやすく言うと料理と一緒じゃないですか。
料理と一緒。
それはどこですか。
自分が食べたいなというのをまず作るとか、一人暮らしなんかそうですけど、
自分がまず食べたいな、でも例えば家族がいたら、
家族も食べさせたいなみたいな、そんな感じで作るわけじゃないですか。
こだわろうと思ったらいろんな素材にもこだわれるし、
焼く時間とかもいろいろこだわって油にもこだわってとかできるような感じがするんです。
でも全く僕一緒だと思っていて、作品作るときなんかは楽しようと思えば絶対楽できるんですよ。
これでいいやみたいな。
ぴょぴょってこれでできたっていうのでいいと思うんですけど、
自分が楽しいだけだったらそれでいいのかなと思うけど、やっぱり誰か人に見せて楽しませようと思ったら、
その人たちが楽しいと思うようにこっちもやっぱりプロとして仕掛けというか、
そういうふうに考えて、どう?これ面白くない?みたいな風に作らなきゃいけないなって僕は思ってて。
エネルギーそこに乗せてるんですよね。
それもまた楽しいわけですよ。
面白いって言ってくれるその人を見てこっちもモチベーションが上がってもっと作ろうってなるし、
自分が楽しいも確かに最初にはあるんだけど、それがまた人が楽しいとかみんなが楽しいと、
こっちがどんどん楽しくなるんで、それはもうみんな音楽も全てすると思うし、そんな気持ちでやってます。
あんまり込めないとは言い切れないけど、あんまり込めた作品はやりますけど作品にならないですね。
だいたい自分で消化して終わってたりとかして、
そういうことですね。人に見せるものにはならない。
ならないですよ。デッサンしてるような感覚で。
それは作品としてじゃなくて、ただ自分の訓練としてやってるみたいな感じで終わってて。
そんな感じですね。ある意味気楽。
ある意味気楽で。
気楽にやる術ですね。技術ですね。
わかりました。ありがとうございます。
続きましてラジオネームエリカさんから、
深堀さんの金魚の絵には和の雰囲気を感じるんですが、これから海外での展開など考えてらっしゃいますか?
また、こんなに絵が上手ければ、きっと書も上手いのではないかと推察していますが、
書?書。書道の書ですね。
絵と書のコラボなど考えてらっしゃいますか?
いやいや、あったらすごいかなと。絵と書は合うんですね。
僕なんか金魚を描くとき、字だと思ってますから。金魚。平面に描くとき。
字を描いてるって感覚で描いてる。
書道もそうですけど、サインぐらいじゃないですか。印象と。
字を描いて、その他あんまりガチャガチャ描かないじゃないですか。
人間だもの。
人間だもの。
その簡素な感じっていうのは好きなんですよね。
いろいろやりすぎないっていう感じですね。
それは書だなっていつも思ってます。僕の金魚を描いてるとき。
今もだから金魚描いてるは書っていう感覚で描いてるってことですね。
でも書は習字習ったぐらいです。小学校の1、2年生ぐらいのときに。
説明下手くそ、下手くそって言われて、全然上手くならないで、今も字はむっちゃくちゃ下手なんですけど、
僕ね、あるとき、やっぱおじいちゃんが筆使う人だって、昔の人だったんですよ。
みんな筆使ってた世代なんで、筆いいな、かっこいいなと思ってて。
で、大きくなってこうやって絵を描くようになって、やっぱり筆で描こうと。
下手くそなんですけど、下手なりにこう描いてたら、あるとき、
そういう書道をやってる方が僕の展覧会で、あ、面白い字描かれますねって言ってた。
岡堀さんとか、やっぱ習わないでくださいとか言って。
習うと強制的に上手くなっちゃうんですよ。
岡堀さんとか、やっぱ習わないでくださいとか言って。
習うと強制されるんで、このままいってくださいって。
個性をなくさないでくださいってことですね。
絵を描いてる人はバランス取るんですって、この字に。
それが面白いから、このままいってくださいって言われて、すっごい楽になって。
いいんだっていうか。
これでいいんだっていうね。
まあ、いけないところもあると思いますけど。
でも、そこからちょっと楽しくなって。
でも、ずっとそれは、金魚の作品の名前はちゃんと命名として、
名前を考えてあげるんですけど、それは筆でちゃんと描いてるんですけど。
僕の書体ですよね。
僕の書のバランスで描いて、あ、これだって言うんです。
それも何枚も描きますから、何枚も描いて、あ、これだっていいなっていうのを、
その子の名前として、裏の絵だったら裏面に貼ってあるんですけど。
作品名が深織さんの書で描いたのが貼ってあるってことですね。
それは楽しいですね、やってて。
そういうことですね。
これからの海外での展開などは考えてらっしゃいますか?
もちろんこれからコロナが明けたんで、やっぱりコロナでだいぶなくなっちゃったんですよ。
海外の展覧会が。
全部飛んでしまったんで、また振り出しに戻ったんですけど、
またなんかでも、少しずつ台湾なの?アメリカなの?って話が少しきてるんですけど、
これが実現したらいいなと。
だから、次またもう一回海外をやってみたいなっていうか、今。
近い将来ですね、これね。きっとね。
今ちょっと全国は巡回してるんで、それ終わったら次は、
今度は世界の方の巡回展できたらななんて思ってるんですけど、
まだそれは遠いかもしれないですけど、計画はしてます。
それで和風っておっしゃってますけど、あんまり和風の意識してるわけじゃないですけど、
素直に日本人としての、これがかっこいいなって思ってるだけをやってます。
で、あっちに合わせないです。
海外の方も好きそうな感じに合わせないんですね。
絶対合わせないです。向こうに合わせると大抵受けないし、
日本人が考えた英語ってやっぱり向こうの人にはあんまり通じないし、
英語で代名考えても。
僕はもう思いっきりそのまま自分の、めいめいしらすみだと、
しらすみって書いて、しらちゅみって書いてもやってますけど。
平仮名で書くんですか?
いやいや漢字なんですけど、
英語は、向こうでの展覧会のときは英語で、
S-H-I、ローマ字でやるんです。
だからそこで、昔、本当に大分前に、それこそドイツとかでやったときに、
英語で自分で、スタッフの名前を覚えて、
ファイヤーなんとかとか考えたことあるんですよ。
変換してね。
そしたら物の見事受けなくて、あれ?と思って。
それと、こういう方が向こうの人が受けるかなっていう、
向こうのものを使ったりとか、英語が入っちゃうみたいな感じをやると、
かえって受けてなくて、自分無理してたなと思って。
狙いすぎちゃダメ?
狙いすぎちゃダメ。
自分の身の回りにあるものを自然に出して、向こうに見せた方が、
向こうの人はそれできないので、逆に。
逆にアクアリウムでも金魚の、鳥居が入っているような金魚鉢あるじゃないですか。
これが水で、水車とかで、石が入って。
あの感覚が、実は日本的で、僕は面白い。
逆にかっこいいアクアリウムは向こうにいっぱいあるから、
それはそれでもうかなわないかもしれないし、
こっちの文化を見せた方が、僕は武器になるし、僕もやりやすいし、
無理してないというか、それがたまたま和風に見える。
見えるってことですね。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
いろいろ質問いただきまして、ありがとうございます。
はい、いろいろお話ししていただいてますけど、
ここでまたですね、深堀さんの好きな曲をもう一曲お届けしたいと思うんですが、
曲名がですね、HIDEのテルミということで。
すいません。HIDEを使っていただきました。
HIDEのXにいたHIDEさんですよね。
こちらの曲を選ばれた理由は?
これはですね、なんか昔、やっぱり若い頃に聞いてたなというか、
あんまり気にはしてなかったんですけど、なんかCDがあったんですよね。
それですごい覚えてて、たまたまこの前の、今巡回展やってるんですけど、
長野の時に美術館でのライブペインティングの最後にテルミ歌っちゃえと思って、
歌っていいですか?みたいな感じでカラオケ流してテルミ歌ったのがすごく気持ちよくて。
すごいですよね。美術館でHIDEの曲を。
美術館でHIDEを歌ったり、もういろいろ、21世紀美術館でコンプレックス歌いました。
かなさん、そうなんですか。21世紀美術館で。
やってますね。今日も歌ってもらえばよかったですね。
今日はやめておきます。本格的なところではちょっと余興なんで。
東京の電話に乗っちゃいますからね。
テルミは、だからそれで当時の匂いというか、25歳後半ぐらいで、もっと前なんですけど、
聴いてたのがちょうどHIDE亡くなってからなんで、30歳ぐらいの手前ぐらいで聴いてたんですけど、
とっても目頭が熱くなって、聴いた時に、昔を思い出すと思って、それで歌ったわけなんですよ。
わかりました。
ということで、HIDEのテルミです。どうぞ。
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