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建築士伊藤由美子のCozy Space、第33回。
今月のマンスリーゲストは、社会福祉コント集団The Newspaper、お笑い芸人の桑山玄さんです。
今回は、お笑い芸人になる前の会社員時代のことからお話しいただいています。
では早速、桑山玄さんのインタビューをお聞きください。
そうなんだ、そういういきさつがあって、そこ何年いらっしゃったんですか?
5年半ですね。だから新入社員代表で、何を間違えたか、新入社員代表で入っちゃったんですよ。
面接のトークかな?
もうあったかもしれないし、あとは筆記試験があって、英語とか数学とか国語とかの筆記試験があったんですよ。
で、1時間ごとに40分で1つの教科があって、3つ連続でやられたと記憶してるんですね。
あとは一般常識とか。ところが、はいそこまでです。では次に国語のテストレースみたいなのがバーッと配られる。
ところが回答用紙と問題用紙を回収しないんですよ。そこの会社はね、たまたま。
で、みんな真面目に40分で解き終わっちゃう科目もあるじゃないですか。
そしたらそれをこうやってよく待ってたんですね。
ところが僕数学とかは最後まで解き終わらなかったので、途中までやって、はいじゃあそこまでです。
はいじゃあ次英語をやりますとかやって、少し時間が余ったんですね。国語とか英語で。
そしたら前回収されないからと思って、数学の問題ずっと通してたんですよ。
はいはいはい。
回収されないから、いや本当はダメなんだろうなと思ってたから。
説明もないんですかそこで。
そしたら多分ね、それで高得点が出たんですよ。きっと。
でも今にして思えばね、あれで正解だったと思う。
要はやっちゃいけないよって言われてないルールの中で、どんだけ器用にできるかっていうのは
おそらく社会人になってから最も必要とされる能力なんじゃないかと。
今にして思えば。だからやっちゃいけないことはやっちゃいけない。
カンニングとかはやっちゃいけないんだけど、でもそのやりくりとかギリギリのグレーゾーンを狙っていくっていうのは
他社から保険の契約を取ってくるのかっていうようなところに繋がるのかななんて思ったりして
そういう起点が効くっていうところをもしかしたらテストでは見られていたのかもしれない。
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回収しないからもしかしたらそういうこともあるかもしれない。
かもしれないと思って。それで運用がこうなっちゃって。
最初に入ったのがバブルが弾けたとは言っても、まだ売り手市場の就職氷河期とは
麻薬の時、みんなが憧れるのは運用部門。在宅ブームだったし。
で僕は運用企画部という運用部門に入ったんですよ。
そこから3年間、保険会社でありながら保険のことは一切扱わずに
銀行とか証券会社がやるような金融知識とか経済の動きとか
アメリカのFOFCがとか二次銀単管がみたいなそういうことをやっていたんですね。
そこで花々しく見えるようなところで3年間やって
でも営業経験していないと最終的に保険会社って上の方にはいけないんですよ。
みんなが苦しいところをやっていないのに取締役大社長だとか慣れないので
営業に出されたんですよ。4年目で営業に出されて
商売で厳しい大阪。しかもメインバンクの本店を担当しているところ。
A店なんですよね。本来でいうと。A店なんですけど
でも全く保険を3年間触ってこなくて
一応免許はしたんですよ。入った時に1ヶ月くらい。
資格も取っているんですよ。だけど現場をやっていないまま
ポンと放り出されて。しかも法人営業というマニアックな保険とかも
すごく扱うようなところ。で、やった時に
ベーシックな火災保険とか自動車保険とかもよく分かっていないまま
新入社員代表で本社からすげえのが来るっていう
成り物を入れてきちゃっているわけですよ。
マイフォーマーがあった。
もうそれはね、うちの課の成績もこれでグッと持ち直せるぞと思ったら
全く近いのが来るわけですよ。で、4年目だから
そこそこ乗る間がかかってくるわけですよね。火全体にね。
新入社員と同じくらい使えない。もしかしたらもっと使えないかもしれない。
やつが来ちゃった時に風当たりがものすごい強くて。
で、僕も日々の取引先を回ったりしながらの勉強やり直しだったり
さらに法人営業なんでクレジットカード、東南保険とか
普通の人は扱わないようなマニアックな保険とか勉強もしたりとか
そういうのをしながらなのでもう体壊しちゃったんですよね。
そうなんですね。
っていうのがあってもう全然契約は取れないし
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課長からは毎日のごとく2時間説教部屋。2時間そこで時間取られるから
余計勉強する時間も日々の業もこなす時間もなくなって
もう本当に方の手で逃げるようにして会社をやめてきたんですよね。
そうなんですか。面白いって感じは全くなかった?
ない。ただ辛かった。2年半ぐらい。
営業の時ね。でもその時の自分に今は全然違うところで活動されてるんですか?
はい。はい。はい。
その時の自分に応援メッセージみたいなのあります?
いや、だからもう本当にあの時はもう辛くて
いつになったらトンネルの出口が見えるのかっていう
もう針の穴ほどの光の粒も見えなかった。
でもこれがずっと続くのかと思ったら本当にしんどかったんですよ。
それしんどいね。
だけども今それをやめて声優養成所に行ってお芝居の基礎を習ったわけですよ。
演じるとかを習ってその後うよ曲折あってニュースペーパーというお笑いに入るんですけども
そうやってみた時に例えば演技するとかそれからお笑いの考え方
で、人と違った切り口で考えるってすると
あの時にあんなに真面目にあんなに悩まなくても良かったんじゃないかなって思って
そういうことか。
で、この時のマインドというかお笑いマインドとかそれから演技のマインドを持って
望めば例えば商談の時とかももうちょっと和やかな雰囲気になったんじゃないか
あるいは上司から怒られている時にももうちょっと自分自身に逃げ道を与えられたんじゃないかなって思って
過去の僕にアドバイスをするつもりで
そのお笑い芸人流プレゼン術っていう笑プレっていうのを
笑プレって今言いましたけどポッドキャスト番組を
ユーチューブとヒマラヤで同時配信している
やってますね。
そこに行き着くんですね。
今ほらちょうど4月で新入社員が働き出したことがあるんですよ。
あれちょっと違うなと思っている方ももしかしたら聞いている方もいらっしゃるかもしれないですけど
例えば一個言うと怒られている時に結構僕は当時課長から
お前はダメなんだお前なんで契約取られてるんだって怒られた時に
そうだよなそうだよな言いたいことあるんだけどグッと飲み込んで
そうだよな俺ダメだなダメだなと思うから余計ダメなんですよ。
だけどもよくよく考えてみたら
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例えば演技をするって女優さん
今女優さんっていう言い方もね男女問題っていう方で
俳優さんってあえて役者さんとかって言いますけど
その役者さんが大恋愛をしたというドラマで振られたと
もう飛び降り自殺をするっていうね
女優さんがそういう役をやったとするじゃないですか
ところがその役を演じ切った後その人を飛び降り自殺はしないですよね
役の上で飛び降り自殺をしたとしても
はいカットってなった後
でも私もう本当落ち込んでしょうがないわ
フラフラフラッとビルの屋上に行ったりしないじゃないですか
しないですね
なんでだろうと思ったらそれは役として演じてるからですよね
本当の自分と役の自分って
共通点があったりして感情は結びついているものの
イコール自分じゃないじゃないですか
ってことはですよ
怒られてる時の自分も
本当の自分と共通点もあるものの
役の自分として自分で自分を演じればいいんじゃないかな
って思ったんですよ
じゃあそれってやっぱりソンポ会社に勤めてたのに
辛い経験があって今の芸人の活動が
どっちも合わせたものが今
たぶんどっちかだったらそう思わなかったけど
ポッドキャスト番組のワラプレに繋がった
じゃあ自分を演じるにはどうすればいいか
とかいう時に
演技をしている人だと
よく言われることなんですけど
自分で演技をしているのを少し俯瞰してみる
これは風刺家電っていう
農学のカンガミズヤミみたいなところで
観の目っていうんですけど
待っている自分を少し俯瞰したところから見る
っていうところに繋がるんですけど
ちょっと客観的に見てみる
そうするとこれって心理学でいうと
メタ認知っていうものなんですけど
自分を主観的じゃなくて
少し引いたところから
自分は今こんな状態だなってことを認知すると
少し気分が楽になるんですよ
それを自分で自分を演じる
自分でやってみるとかね
こういう時に
きっと桑山玄夫は
ちょっと申し訳なさそうな顔をするんだろうなと思って
きっと俯瞰した方が見栄えはいいんだろうなと思って
でもって言いかけて
課長の顔を見て言葉を飲み込んでみようかな
いやでも、はーいってね
そういう風にやって
やると不謹慎かもしれないけど
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でも冷静な自分では言える
言えるよね、精神状態が
でもそんなことをやってると
こっちは怒っている身としては
お前そんな風に受け取るなんて
って言うかもしれない
だけれども、でもよく考えてみたら
怒っている側というのは
感情をぶつけて吐き口にしている人も
たまにいるけれども
基本的には
注意したことをちゃんと受け止めて
改善してくれるっていうのが一番じゃないですか
そうですね
その時に落ち込みすぎちゃって
心が折れてしまったら
その怒っている側の当初の目的は
達成できないわけですよ
逆
逆だよね
だから心を折れないように保って
ちょっと客観的に見て
じゃあ課長はどういうこと望んでるんだろうな
じゃあそういう風にするためには
こういう言い換えをしてみようかな
違うよって怒られたら
じゃあ塞ぎこもうとかさ
そういう風にやってたほうが
課長が怒っている内容が
怒られたら嫌だ
うわー逃げたい
対応っていうことよりも
冷静に受け取れるんじゃないか
っていう意味でも
意味のあることじゃないかと思ったんですね
っていうようなこういうこととか
あとは緊張せずに人前で話すこととか
どういう風にしたら伝わりやすいかとか
そういうようなことをやっているのは
お笑い芸人っていう
全然実はお笑い芸人っていうやつです
そういうことなんですね
でもそれを見て救われる人いるかもしれない
だから僕は過去の自分に
メッセージを送るつもりなんだけど
もしかしたら過去の僕と同じように
悩んでいる人はいるかもしれない
いると思うって
だから誰かの役立つ情報であればいいなと思って
やっている感じですね
そうなんですね
YouTubeも同時でやってて
あれって台本なくて喋ってるように
台本なくて喋ってます
すごいね
だいたい10分を目安に
7分とかで終わるときもあるんですけど
10分を目安に何を喋ろうかなって考えて
今日のテーマはこれです
その文句は決めてます
あとはこれ言おうかな
みたいなことを3つか4つ箇条書きにしといて
喋りながら時計見て
そろそろ8分だなと思って
え〜
だって箇条書きなので
あんなに流暢に喋れるんです10分が
うん
あとはこれを話そうと思ったときに
じゃあこういうエピソードがあったなって
なかなか思ってて
え〜
例えば今で言うと
箇条にめちゃめちゃ怒られたときの話とか
それを言うときに
めちゃめちゃ怒られたんでしょ
あって言ったら
一回なのかなって思っちゃうから
その背景を語っておかなきゃいけない
で、なんで箇条がそんなに怒るのかっていうのは
僕が仕事ができなかったからだ
なんで仕事ができなかったかなっていうと
実は3年間は保険に触ってなかった
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しかも何者に出てきたから
箇条としても箇条が単に
嫌なやつで怒ってたわけじゃなくて
そんだけ期待をしてたらそうなるよね
っていうようなところも
ちゃんとフォローしておかないと
情報が伝わらないなっていうのを
そういうのを箇条書きにしておいて
すごいね
話すっていう感じですよ
その箇条書き施設の10分
すごくわかりやすく流暢に喋られてるじゃないですか
それっていうのはさっきチラッと出た
声優養成上での学びって
それは役に立たないんですかね
やったかなぁ
でもね、声優養成上での学びは
そこにはあんまり関係ないです
そうなんですか
元々お話するのが上手なタイプ
でもね、相談全然上手くいかなかったですね
相談があれだと思って
営業とかね
面接でもすごくね
さっきほどみたいにストーリーがあって
一方的に喋るのは得意なんでしょうね
一方的に?
相手がいるとダメ?
相手がいたりとかすると
ちょっと軽快なところというか
そういうのがあるので
サイコパスなところがあるので
人の空気を読めないところは確かにあります
でも
お笑い芸人にプレゼンティスの
わらぷれでも
ちょっと触れたりとかしているんですけど
これコツがあって
喋っている時に
次のことを考えているんです
え、だってそれができないもんあんまり
これ簡単ですよ
どうやってやったらいいの?
これは頭を7,3に分けるという言い方をしているんですけど
え、実際に分けるんじゃないの?
髪型じゃなくて
7割今話していることに集中しておいて
残り3割で
次の展開とか
あるいはどこを着地点にしようか
ということを考えているんです
それは訓練すれば誰でもできる?
誰でもできると思います
訓練の方法をどうすればいいかというと
一つには
まず実況中継
やるじゃないですか
例えばピッチャー打球投げました
さあ構えたところから大きく当たって
これはかなり大きい
センターがバックバックバックバック
入るか入るか入らないか
こういうふうに
センター慌てとって
それをバックフォームみたいな感じで
実況中継するじゃないですか
あるいは見たままを言うことですよね
そうですよね
これをやることによって
例えばお風呂場とか
歩きながらやってもいいんですけど
これかなり
あの人妖精見ているのかなという状態になるので
歩きながらやると
一人のところでね
お風呂に入りながら
ああお湯がピチャピチャになっているな
水が流された
銀色に光っている水道の蛇口から
また水滴が今垂れようとしている
一歩チャッと今垂れました
みたいな感じで
見えたものをそのまま口に出す
という訓練をするんですよ
訓練をするという
そうするとどういうことが起きるかというと
思っていることを喋るということが
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作業になるんです
作業ね
作業
差し支線そうじゃなくて
事務作業の作業になる
そういうものって
一つのことしか考えられないんだけれども
作業レベルまで落とし込めると
違うことができる
そういうことね
だから教習所で車があっているときなんかは
もう脇から教官に言われて
もうちょっと待ってってなるじゃん
ちょっと待って今
今ウインカーがどこかをちょっとやって
確かに確かに
アクセルとブレーキを今精一杯なんだよ
そうだよね
ところが運転が作業レベルまで落とし込めると
普通にライブラリーが
ラジオを聴いたり
今だとクラブハウスをやったり
助手席の人が話をしたり
できるじゃないですか
また飲み物を見ながら
逆もあり得るわけですよ
話をしながら次のことを考える
ということを落とし込める
ということなんですよ
やっぱり訓練して作業レベルに
するってことですね
だから言語化するということに
メモリを大半使わなければ
余ったメモリで
次の展開を考えられるんです
あふれ10分
台本をきっちり書いているわけではないのに
喋れちゃうということなんですね
そうです
それができると
例えば大勢の前で
発表会とかプレゼントとかやるときにも
その3割で聞いている人を観察できるんですよ
そこに心の余裕ができるんだね
そうそう心の余裕ですよね
だからあれ今のちょっと伝わってないかな
と思ったら
でもねそうは言われてもわからない人
いると思うんですよ
今のどういうことかというと
付け足していったりとか
あるいはもう1個ちょっと
例え話し入れといた方がいいかなとか
ここは分かってそうだから
端折っていいなとか
そういうことができると
聞いている方も分かっていることを
言われると飽きるじゃないですか
テンポ感も出るし
聞いていて飽きにくくはなるんですよね
でもそれってさっき相手が
空気読めないって
めちゃくちゃ空気読んでいるじゃないですか
いやいや空気読めないから
空気読む訓練をしているんですよ
今もじゃあそれはオッケーってこと
いやでも分かんない
本当に分かんない
話が長いってよく言われますよ
話が好きなんですよ
先輩とかにもでどうなの
結論から言えって言われます
お前話が長いんだよ
女性タイプです?
女性の方です僕完全に
方向音痴だし地図読めないし
そうなんですか
自分が持ってくるポーンって結論の時に
逆に分かんないって言われることがあって
だからそれはもう組み立て方なんだと思うんですけど
だからポーンって言っちゃって
それで分かる人と分からない人が出てきたときに
そのまんまで次に進んじゃうと
分かんない人はもう置いてきぼりになっちゃうので
ポーンって言って分からなそうだなと思ったら
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あーって言われてもいきなりは分からないですよねー
なんて言いながら
こう言っていくと足していくと
なんかこうパズルが
隙間が詰まっていく感じになっていくんでしょうね
なるほど
さっきの声優養成所いきなり
だって孫子愛称から声優養成所
なんでそこ行ったの?
もともと就職活動してる時に
アナウンサーみたいな気が
桑山玄さんにご登場していただきました
玄さんのポッドキャスト番組
お笑い芸人流プレゼン術
わらプレ
ひらがなでわら
カタカナでプレ
と書いてわらプレです
検索してぜひ聞いてみてくださいね
次回はザ・ニュースペーパーと出会ったきっかけ
そして玄さんがこれからやっていきたいことについて
お話をしていただきます
この番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は
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毎週日曜日に配信されたものがスムーズに聞けますので
よろしくお願いします
今回配信した詳細については
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それでは次回もお楽しみに
伊藤忌子でした
