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EP26 口裂け女 (Kuchisakeon'na=slit-mouthed woman)
2022-12-17 10:01

EP26 口裂け女 (Kuchisakeon'na=slit-mouthed woman)

妖怪古伝26回目の放送

今日の妖怪は「口裂け女」

今回のオリジナルストーリーは口裂け女と少年の時代をまたいだお話です。

ぜひお聴きくださいませ。

また番組へのご感想やご意見は

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でお待ちしております。

*この番組の効果音には「Oto Logic」「Mus Mus」様の音源を

使用させていただいています。

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サマリー

口裂け女の都市伝説として、1979年に日本で広まり、マスク姿の女性が子供に「私、きれい?」と尋ねる筋書きや、ポマードなどの逃走法が紹介される。語り手は当時の小学校時代を振り返り、友達と集団で帰った思い出を語る。創作話では、少年・和彦が口裂け女にドンパッチを渡して逃げ延び、四十数年後に再会する。成長して整形外科医になった和彦は、口裂け女の傷を治すと申し出る。

口裂け女の都市伝説と逃走法
ひょっとして、妖怪古伝をお探しですか?いやね、私もこれからそこへ行くところなんですよ。
よかったら、ご一緒しましょう。江戸の時代から庶民に怖がられながらも愛され続けてきた妖怪。
このポッドキャストは、そんな妖怪を毎回一つ取り上げて紹介し、
ここのオーナー自らが勝手に作ったバカバカしい妖怪の物語が聞ける。
それがこの妖怪古伝なんです。
さあ、着きました。私が扉をお開けしましょう。
口裂け女。口裂け女は、1979年の春から夏にかけて日本で留守され、社会問題にまで発展した都市伝説。
2004年には韓国でも流行した、中華圏でも有名。
口元を完全に隠そうとのマスクをした若い女性が、学校帰りの子供に、私、きれい?と尋ねてくる。
きれい?と答えると、これでも?と言いながらマスクを外す。
するとその口は耳元まで大きく裂けていた。というもの。
きれいじゃない?と答えると、包丁やハサミで切り殺される。
身体能力としては、高速で走ることができ、100メートルを6秒で走る。とも言う。
中には空中に浮くという話もある。
口裂け女から逃げるには、さまざまな方法があると伝えられている。
広く知られた者には、ポマードとベッコワメがある。
ポマードと3回続けて唱えると、女がひるむので、その隙に逃げられる。というもの。
ポマードを投げつけたり、振りかけたりして退散させる。
手にポマードと書いて見せるという方法もある。
ベッコワメは口裂け女の好物であり、これを与えて、夢中に舐めている隙に逃げられる。というものがある。
1979年8月、それまで全国を接見していたこの噂は急速に進化した。
これは夏休みに入り、子供たちの情報交換、口コミが途絶えたためとされる。
実は私の小学校時代がまさにこの頃で、みんなが信じており、
友達と集まって帰ったり、戦うためといって、いい感じの棒を持って帰ったのが懐かしい記憶である。
少年和彦と口裂け女の遭遇
1979年の初夏の夕暮れ、和彦は一人、小学校からの帰り道を急いでいた。
最近、巷では口裂け女なる化け物が出て、子供たちを襲うと噂されていたからだ。
クソ先生、僕が隠し持ってきたウォークマン見つけて、学校にはこんなものを持ってきてはいけません。
先生がしばらく預かって君のお母さんに返しておきます、だって。
絶対先生、僕のウォークマンで楽しんでるんだよ。
まだ発売されたばかりだからね。
おかげですっかり遅くなってしまったじゃないか。
お母様に叱られちゃうよ。
ランドセルを揺らしながら走っていく和彦が、ふと道の前の街灯に目をやると、背が高く、長い髪の女の人が立っていた。
しかも、噂に聞く顔を半分くらい隠すマスクをつけて、
ママ、まさかこれが噂の口裂け女?どうしよう。
よし、僕はかけっこはリレーの選手なんだ。見えなかったふりして駆け抜けよう。
和彦は必死で街灯の横を駆け抜けた。しかし、マスクの女は余裕で和彦の横に並んでついてきた。
あなた、足早いのね。
ところで、私、綺麗?和彦はいよいよ来たと思った。
どうしよう。変な返事をすると殺されちゃうって言うし。そうだ、噂の呪文を言ってみよう。
ポマード、ポマード、ポマード。
それは単なる噂よ。それともう一つ、べっこ雨ってのもね。
もう飽きちゃったからダメよ。さあ、もう一度聞くわよ。
私、綺麗?和彦はもう頭の中が真っ白。何か時間稼ぎになるものはないかとポケットを探った。
あった。これがダメならもう諦めるしかない。和彦はそれをマスクの女に投げつけた。
何?こ、これはドンパッチ!
巷じゃこれ売り切れてて手に入んないのよ。なんでこんな子供が持ってるのよ。
うん、そんなのどうでもいい。やった!一度食べてみたかったのよ。
マスクの女がドンパッチに夢中になっているうちに何とか和彦は逃げ延びた。
和彦は今日ほど家がお金持ちでよかったなと思ったことはなかった。
四十数年後の再会と治療の申し出
それから四十数年が過ぎた。年の瀬の迫る街路地を一人の紳士が歩いていた。和彦である。
彼の父がそうであったように彼もかなりの貫禄を持っていた。
雑踏を抜け家への近道の人気の少ない裏路地に出た時、和彦の前に背の高い髪の長い女が現れた。
久しぶりね、坊や。いい世の中になったわ。一年中マスクをしていても誰にも怪しまれない。
あら、私のこと忘れちゃった?あなたが子供の頃に会っているのよ。
私がマスクを取らずに逃げられたのはあなたが初めて。せめて私の本当の顔を見せてあげようと思って。
また聞くわよ。
私、綺麗?女が尋ねた。
本当に久しぶりだね。君は歳をとらないんだね。
あの時から君のことを忘れたことはなかったよ。君は綺麗だよ。
とうとう行ったわね。これでもか!
女はマスクを取った。女の口は両方の耳のあたりまで裂けており、髪の毛は逆立ち、まがまがしいオーラをまとっていた。
やっと君の顔が見れたね。僕もこの日を待っていたんだ。
そう言うと和彦は名刺を差し出した。
白鳥クリニック 院長 白鳥和彦
そこにはそう書いてあった。
僕は父の後をついで整形外科医になった。今では海外からもわざわざ僕のオペを受けに来るくらいだ。
大丈夫。君のその傷は綺麗になるよ。
ちょっと早いが君への僕からのクリスマスプレゼントだ。
番組の締めくくり
いかがでしたか?今日の妖怪話は。
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また、妖怪ご伝絵のご意見ご感想はこの番組の概要欄を見てくださいね。
新しいお話は毎週土曜日午後5時に公開になるらしいですよ。
もしよろしかったらまたこの場所でお会いしましょう。
それではまた。
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