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今回は、李白・杜甫という二人の詩人について、ご紹介したいと思います。
漢文学において、特に重要なジャンルの一つに漢詩というものがあります。
漢詩というのは、非常に古くから親しまれてきたのですが、
特に中国の唐の時代、唐の時代を大きく四つに区分した時に、
最も栄えていた時代のことを、政党と言いますが、
その政党の時に、この漢詩というものが非常に流行するのです。
その政党の代表的な詩人が、李白と杜甫であります。
李白という人物は、非常にこの作風が豪快でダイナミックです。
壮大なテーマをよく描くのです。
漢詩というのは、ルールが非常に厳格には決まっているのですが、
李白の漢詩というのは、それを非常に巧みに崩すのです。
崩しているのですが、非常に良い詩です。
あえてルールを崩すというのは、結構なテクニックが要るのです。
非常にバランス感覚に優れています。
漢詩には、ゼックとリッシという2つの形式があります。
短い方をゼック、長い方をリッシと言いますが、
その短い方を得意としたとも言われています。
要するに、少しフィーリングで、才能豊か値額には、ゼックの方が生き生きできたのでしょうか。
この李白は、そんなひょうひょうとしたところから、詩の仙人、詩仙とも呼ばれています。
また李白は、その漢詩の中に月とお酒をよく使いましたので、
月の詩人、酒の詩人、なんていう風にも言われたりします。
一方の徒歩という方は、非常に真面目な詩です。
先ほどの李白と対比的に、非常にカチッとしたルールを守った詩を作るんですね。
また、内容としては繊細さがあったり、特にちょっと暗い感じの詩が有名なんですよね。
非常に神経質でかつ真面目な感じがいいんですね。
これも真面目なものも、ただ真面目なだけではやはり面白くないんですよ。
ただその真面目さで突き詰めて、そのシリアスさで突き詰めた作品って難しいんですよね、それはそれで。
真面目だけでいくって非常に難しいんですけれども、そのバランス感覚にも優れたのが徒歩だということです。
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徒歩の場合は、そんな真面目な様子から、詩の仙人、仙とひじりですね、という意味で詩仙とも呼ばれております。
またこの徒歩については特に、ゼックと立詩で言ったら立詩の方、長いもののものを得意としたと。
そういう形式美ですね。またストーリー展開があるんですよ、立詩って言うと。
あとは形式としても、非常にこの追句を多用したりもするんですね。
そういうところから言っても、非常に徒歩にぴったりな形式なんでしょう。
もちろん李伯だって立詩を書きますし、徒歩だってゼックは書くんですけれども、それぞれ特に代表的な作品というと、李伯はゼック、徒歩は立詩というところがあるということですね。
そんな風に李伯と徒歩、詩仙と詩仙、この2人が特に中国を代表する詩人だということなんです。