2022-11-15 03:27

#34 史記 概説

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キーワード:司馬遷、紀伝体、本紀、列伝、二十四史
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今回は、しばせんという人の史記という作品をご紹介したいと思います。
史記というのは、中国の歴史書の中でも特に有名なものですね。
二十四史と呼ばれる歴史書の中でも、その一番最初に成立しているものでございますね。
非常に代表的な歴史書であります。
この歴史書である史記というのは、記伝体というもので書かれておりまして、記伝体には本義というものと列伝というものに分かれております。
本義というのは、これは王様の歴史を表した部分です。それに対して列伝というのはですね、これはその王様以外の人たち、例えば
家臣たちとか、あとはその有名な人物とかですね、戦士とか、場合によってはですね、この暗殺しようとした人、王様を暗殺しようとした人たちの列伝もあったりするんですね。
こうした王様の歴史とか様々な人物の歴史をその人の立場でそれぞれの物語を綴ることによって、結果的に全体として一つの歴史を編み出すという、こういうものを記伝体という書き方なんですね。
この式というのはですね、非常にその歴史書の中でも、最も古いというのもあるんですけれども、いろんな当時の有名なエピソードを現代に残しているんですね。
例えば、現代でもいわゆる、いわゆる、現代の日本で使われることわざとか、あと古字、西語ですね、四字熟語と言ってもいいでしょう、そういうものの元になった話がこの式の中にあったりするんですね。
画神正丹とかですね、四面楚歌ですとかですね、そういう言葉の元になったお話が入っているのもこの式というものです。
非常にですね、一個一個の話が刺激的で、なんか日本の物語に比べるとなんとなく臨場感があるというか、非常にこの刺激的な部分がある、そういう印象がありますかね。
これを書いた柴瀬という方、この柴瀬という方はですね、もともとお父様がこういう歴史編参に携わっていたんですね。
ところが、そのお父さんの後をついで、この歴史書を完成するということになるわけですね。
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その間もいろんなことが起きるんです。
友達をかばおうとして、休憩という刑罰にさせられてしまったりですね、いろんなことがあるんですけれども、その式を完成させたということがこの柴瀬のすごいところでございます。
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