2023-01-18 21:40

【高校古典質問箱】#2 古文の勉強を何から始めるか?

要旨:現代語訳を読む、原文を音読する!
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今回は、【高校古典質問箱】ということで、古文の勉強を何から始めるかということについてお答えしていきたいと思います。
古文をいざ勉強したいという時に、まず2つです。
まず1つは、学校で勉強をされている方。
もう1つは、学校であまり勉強されていない方に分けてお答えしたいと思います。
まず、学校で古文の授業がある方です。
古文の授業を丁寧にされている、もしくは授業を受けていらっしゃる方です。
そういう方につきましては、まず学校の古文の勉強で集中するということになります。
その学校さんによって、勉強の仕方、授業の仕方って結構違うんですね。
古文をどういうふうに扱っていくかっていうのは結構違います。
例えば、なんとなく楽しくいろんな資料を読み比べたりとか、
あとは文章を読んでみたり、音読してみたり、いろんな活動、創作をしてみたりとかいう感じで、
あとは現代文とほとんど変わらないような感じで、いろんな部動地でやっていくというところもあれば、
とりあえずどんどん訳していくことに力を入れていらっしゃるところもあるし、
どんどん文法や単語について、何か系統だって勉強していくことを重視していらっしゃる学校さんもあると思います。
結構、本当に学校さんによって違うんですね。
なので、まずそれに慣れていくっていうのは、それぞれのメリットやデメリットはもちろんあるんですけれども、
あと、合う合わないもあったりはします。
ですけど、まずそれをやっていくっていうのは、結果的にいずれにせよ力にはなるし、
古文を読んでいくための、古文を勉強していくための役には立ちますので、
それを真剣にやらないと、もったいないじゃないですか、時間がね。
もちろん、例えば、文法とか単語とかを読むことを頑張りたいと思っているけれども、
高校ではそういうことをやらないとか、
逆に、もっといろんな活動を通して古文に親しんでいきたいと思っているけれども、
自分の高校では文法とか単語にすごい力を入れているっていうこともあったりします。
確かに、合う合わないはあるんですよ。どうしても。
それはどんな授業でもありますね。
例え、映像授業だったとしても、映像授業が合う合わないってありますからね。
なので、それをうまく調整していくっていうことは、実際には難しいので、
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差し当たり自分が必ず受けなければいけないとか、選択肢がないのであれば、
それ自体が多少自分のスタンスと合わなかったり、
自分の要求しているものとか、自分の学び方として合わなかったとしても、
それなりにそれをちゃんと受けるってことですね。
受けてみるといいと思います。
それで身につくものとか、役立つことは必ずあるはずだからです。
その上で、でも自分としてはそれじゃちょっと身につかなかったりとか、
自分としては合わない、あとはそれであまり面白くないとか、
適性がないとかね、そういうのもあると思うんですよ。
やっぱり相性が良くないっていうのはあるので、
そういうことがあったら、それはそれで、その方法で別に自分で学ぶってことがあってもいいと思います。
ただ、学校の授業に対して100%を頑張る必要はなのでないんですね。
10%とか20%でもいいんです。ただ、0%にしないってことですね。
全くそれを無視しちゃうとか、それを当てにしないとか、
全く力を入れないっていうんじゃなくて、
20%くらいは授業を受けるとか、せめて聞き流してもいいし、
小テストとかをめちゃくちゃ頑張る必要もないしね。
誰かと一緒に活動するとかいうのも、めちゃくちゃ頑張る必要もないんです。
ただ、10%くらいは全くその時間を諦めるっていうことだけはお勧めはしないですかね。
結果的にその時間はもったいないし、
本当は自分が得られるはずだった能力を得られなくなってしまいますのでね。
というふうに、10%くらいの気持ちでもいいので、授業を受けてみるっていうことが必要かと思います。
もちろん自分のね、そんなに違和感がないとか授業を受けていて困ってなければ、
もう全然それを普通に受けていただいていいと思います。
ちょっと乾燥しますね、冬はね。
もし、高校とかを含めて、高校じゃなくてもいいんですけれども、
古文というものを授業で受ける機会がないとか、受けたことがない方につきましては、
まずはですね、市販のテキストなどでもいいです。
とにかく自分が取り組みやすそうなものを探していただければと思うんですね。
なにかこの高校生向けのものがいいと思います。
もちろん中学校でも古典ってやるんですね。古文、漢文もやるんですけど、
中学校用だと少し、簡単にするようにできてるんですね。
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簡単にできるようにしたが故に、結構ごまかしというか、大人の事情であえて簡単に記してあったりするんですね。
単純にというんですかね。
結果的にちょっと不適切だったり、大雑把にいうとそういうことなんだけど、厳密に言うと違いが多すぎたりするんですね。
そういう要素って高校でもあるんですけれど、
例えば研究者が読む上では、ここはもうこういう読み方ができるよとかはあるんですけど、
そこらへんは高校生だったらこれくらいにしとくかっていうのはあるんですね。
ただ中学生向けだとちょっとそれがやりすぎちゃうので、
一から勉強する上であれば、特に中学校の積み重ねは必要ありませんので、高校生向けのものでいいと思います。
あとはですね、高校生向けのものでなくとも、
市販されているもので、役がついている古文の本っていっぱいあるんですね。
そういうものを手に取りやすいものから手に取ってみるでもいいと思います。
いずれにせよ共通しているのは文章を読むということです。
古文の勉強はまず文章を読むところから始めてみてください。
おすすめは古典文法とか古文単語とかそういうものからやるんじゃなくて、文章を読むということです。
いくつか理由がありますが、まず古文を読むことが目的なんですよね。古文の勉強というのは。
古文を読めないと意味がないんですね。
古文を読む上で文法や単語は必ずしも必要ではありません。
古文を読む上で文法や単語は必ずしも必要ではないんですね。
これは色々理由はありますけれども、まず古文というのは日本語であるということです。
なので日本語話者であれば、日本語を話す人であれば、実は分かる部分もかなりあるんですね。
文法というのも知識がなくとも読めます。実際読めます。
例えば我々は日本語を話し聞き書く時に、文法というのを特段勉強しなくても できているわけです。
それは他の言語でも同じだと思うんですね。
その部分が同じ日本語であるということもあって、非常に多いんですね。
また同時に、実は文法と一口に言っても、厳密には色々な文法があります。
時代によっても変わりますし、それに文法の解釈も色々あるんですね。
現代の学者の人たちが、ここはこうとも解釈できるけど、こうとも解釈できますよね、ということがあります。
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高校で扱っている文法というのは、いわゆる学校文法というものなんですね。
この学校文法というものは、結構矛盾とか怪しいところも いっぱいあるんですよ。
ただ勉強しやすくするために、明治時代くらいから 学校文法というのが、結構強引に制定されてきたんですね。
それで、現代語の文法や古典文法が、こういうふうに 解釈していきましょう、こういう考え方にしましょう、というのが決められてきたという流れが そもそもあるんですね。
なので、結構文法というのも 完全なものなわけではないんですよ。
ですから、それを勉強することによってしか 読めないわけではないし、
それを勉強すれば必ず読めるようになるものでもないんですね。
そんなに、例えば他の英語とかの勉強するものに比べると、 文法を学ぶメリットはあまり大きくないと言っていいと思います。
なぜ学ぶかというと、文章を読むときの解釈を説明するのに楽だからです。
解釈を説明するのに非常に便利だからなんですね。
あともう一つは、受験で古典文法の問題が出る場合があるからです。
これも絶対ではありません。出ないところも多いです。
文法知識がなくとも解ける問題が大多数です。
なので、あまり文法というものはそもそも そんなにやるメリットがないということがあると思います。
一方で、文法をやるデメリットはかなりあるんですね。
一番が、古文を嫌いになることです。
文法の勉強というものがハードルになってしまって、
古文の勉強が嫌だなとか、古文を読みたくないなという気持ちにつながってしまうことが非常に多いんですね。
これはものすごいデメリットです。
古典を勉強する上でもものすごいデメリットになってしまうので、それは避けたいので。
私としては、まずは文法はやらない。
あとは単語です。
確かに、現代語とはちがった意味で単語が使われることがいっぱいあります。
現代では使われなくなった単語もありますが、それだけでもない。
先ほど申し上げましたように、結構現代でも使われている用法、単語がいっぱいあります。
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現代の解釈で十分読めるものがいっぱいあります。
さらに、ある単語の意味もめちゃくちゃいろいろな意味があるし、文章の内容によっても変わります。
単語帳には この3つくらいの意味があります。
しかし、この文章だと その3つでも合わない感じがあるので、ここではこのように 解釈した方がいいといった意味も いっぱいあります。
非常に多いです。
特に 受験で出てくるような文章は マニアックなものが 多いです。
学校の教科書で出てくるようなもの、テキストで出てくるようなものも 出題されることはもちろんあるのですが、
そうじゃないものもいっぱいあるわけです。
結果的に、あまり一般的ではない意味で 使われている単語もいっぱいありますから、
あまりそれも細かく気にしすぎても しょうがないのも実際あるのです。
もちろん 結果的に 単語の意味が分かっていた方が 読めるとか、
単語の当時の意味が ある程度分からないと 読めないものも いっぱいあるのは 確かです。
ただ、これもまた デメリットを 考えてみましょう。
デメリットでいうと、とにかく単語を 覚えるのが苦手だ、単語を覚えるのが嫌いだ という方も多いのです。
好きな方は いいのです。
英語の勉強も 同じです。
好きな方は いいのですが、あまり好きではなかったり しょうに合わないとか、
気に食わないとか、苦手だという方は それをあまり頑張りすぎて そこから入ってしまうと、
これも 最大のデメリットである 古文が 嫌いになってしまうことに つながりますので 避けたいです。
市販のテキストなどだと 文法や単語にまつわるものが 非常に多いのですが、
あまりそういった要素が 多くないものから 始めていただくのが いいと思います。
なので なるべく 文章を読むものです。
文章を読むという 経験から 古文の勉強は 始めていただくのが いいと思います。
古文の読み始めには いろいろなものが あります。
まず もし 自分が 読んでみたい ジャンルが ありましたら そのジャンルについて、
これは 他の時間でも お話は しております。古文の 古典のジャンルです。
古文のジャンルについて 漢文のジャンルについても 別のところで お話ししております。
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ここで ちょっと 気になるジャンルが あったら そのジャンルの 勉強の文章を 読んでみると いいと思います。
また ジャンルで ピンとこなくても 作品です。
例えば 源氏物語や 竹取物語や 方丈記や つれづれ草や 根尺物語集など 自分が思いつくものでも いいです。
あとは 本屋さんに行って 本屋さんで たまたま 見つけたものでも いいです。
そういった 興味があるものを 読んでみるところから 始めると いいと思います。
もちろん 最初のうちは 古文に こだわる必要も ありません。
古文の訳だけを どんどん 読んでいくことも 非常に 古文読解上 役に立ちます。
全然 古文を 読まなくても いいです。訳だけで 結構です。
訳だけで 結構ですので 読んでみて ください。
実際 古文の流れや パターンなども あります。
それも ジャンルによって 違います。
そういったものを 現代語訳だけ 読むだけでも 十分 感じられます。
そのため 訳を読んでいくことも 古文の勉強としても 十分に 効果的です。
とりあえず 訳を読んでみるのも いいです。
もう一つは 訳が 読むことが できました。
どうやって 原文に 向き合うのでしょうか。
まずは 音読です。
とにかく 発音を 声に出して 読んでみてください。
もし 声の出し方が 分からなければ NHKとかでも いいです。
何でもいいので 朗読の音声を 手に入れてみると いいと思います。
このポッドキャストでも 少し 朗読も だんだん やっていきたいと 思っています。
ある程度 読んでいる人の 古典を 声に出して 読んでいる人のものを
参考にすると 読み方や 雰囲気が 分かるかと 思います。
古文は 歴史的 仮名遣いで 書かれています。
当時の発音ではなく 現代風に 少し アレンジして 読みやすいように 発音します。
少し 書かれている文字を そのまま 発音していない ところが あるのも 確かです。
少し 不安になることも あるかも しれません。
あまり 細かいところは 気にせず 声に出して 読んでみます。
それだけでも 古文の 響きや 単語の 切れ目や 文章の 雰囲気が ちゃんと 感じられます。
そのため 内容を 現代語訳で 感じてください。
内容と 展開や 流れなどを 感じてください。
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音声で 声に出して 見ることによって 雰囲気や 響きを 味わってください。
この2つが 究極的な 古文の力です。
非常に 大事ですので それを やってください。
それらが 苦にならないような 方も いらっしゃるかと 思います。
3つ目の 手段は 現代語訳を 見ながら 古文を 読みます。
丁寧に 訳を読みながら 見ながら 読みます。
最初に 手に入れていただく テキストは 問題集や 書籍や 文庫本でも いいですが
現代語訳が ついているものを お選びになると よろしいかと 思います。
テキストによっては 現代語訳が ついていないとか
現代語訳は 見にくかったり 注釈しか ついていないものも あるかと 思います。
見やすいものの 現代語訳と 本文を 見返しやすいような テキストを 選ばれると いいと思います。
問題集も 別の校を立てて おすすめの テキストなども ご紹介したいと 思います。
ポイントは 文章が 書かれていること 現代語訳が 見やすいこと
現代語訳がない テキストも 稀にありますので 現代語訳があって それが見やすいもの
解説が あまり細かすぎないものが いいと思います。
テキスト系は 読む量や 詳しさが 少ないほうが いいです。
なぜべく ざっくり 流し流しでも いいから 見通せるようなものが いいかと 思います。
文章も なぜべく 短く とか あまり 負担にならないような 細かいところまで 気にせず とにかく やってみる ということです。
なので おすすめとしては まず 学校の勉強などで 受けられている方については それを まず しっかり 捨てないということです。
全く 無視することなく 最低でも 10%くらいは 受けるつもりで やっていただくということと
プラスアルファやりたいとか 機会がない方については 文章を読めるような教材を 用意していただきまして
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一つには 現代語訳を読む もう一つは 音読する
その辺も できた人もしくは そういうものだと ちょっと 合わないよ という方は
現代語訳と 言文を 手出し合わせて じっくり 読んでいくことを やっていかれると よろしいかと 思います。
まずは そういったところで とにかく 勉強を 始めてみる ということです。
始めですので まずは その辺りから やってみると いいかと 思います。
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