1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #64 どこまで節約すればいい..
2024-06-26 21:05

#64 どこまで節約すればいいかわからない人の話

1 Comment
【今回の内容】
海外にいると日本語恋しくなるらしい / 「世界だよ(鵜飼ヨシキ.2024)」 / 正しく言うと「美しい魂は固定資産になる(上坂あゆ美.2024)」 / 節約=減点法か加点法か / 「私こんなに頑張ってるのに」モード発動 / 魂への必要経費は人それぞれ / ツナ缶買ってる友達にイラついてるじゃん / 全部メモっといて創作物のネタにしよう / 人のツナ缶を笑うな

【出演者】
歌人・エッセイスト 上坂あゆ美 https://x.com/aymusk
京都の僧侶 鵜飼ヨシキ https://x.com/ziruziru1986

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00:08
上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな。次のお便りです。ラジオネーム深爪さん。リスナーです。お便りここであってますか?あってますよ。
上坂さん、うかいさん、こんにちは。いつも楽しく拝聴しております。生活の妥協をどこまですればいいのかわからないことで悩んでいるので相談です。
小生、現在留学中なのですが、1年しかいないし、いい奨学金ももらえなかったので、節約も兼ねて必要最低限の物資のみの購入で乗り切ろうとしてきました。
最初は布団も買わず毛布1枚で行こうとか、包丁も買わずにちっこいまな板についてきたペティナイフでやり過ごそうとしていました。
でもある時、別の留学生の家に遊びに行った時、ツナ缶があったんです。ツナ缶、ヨーロッパ内陸だと高いのに、高いからやめておこうと私は諦めていたのですが、その子に高くないって言うと、でも好きだからいいって言ったんです。
他の留学生は割と節制しながらも譲れないところにはお金を出しています。私はお洋服が大好きだけど、帰国時に手放せるようにダサいのを我慢しながら趣味でない服を着ていますが、
他の友人は日本からわざわざ別便で服を送ってもらったりしています。これは留学に関わらず起きていて、日本でもアボカドをどのくらいの値段で買うか、そうめんはイボの糸を買うか否かみたいな感じで悩んでいます。
別にお金がカツカツというわけではないけれど、親から支援を受けている身だし、節約できるならした方がいいのかなと思いますし、自分のどの好きは節制の対象で、どれは我慢しなくていいのか自分で判断できないです。
生活は豊かな方が魂の固定資産かっこ植坂2024は増やせるかなと思うのですが、お二人はどうやって生活の妥協点を判断していますか?ということでありがとうございます。
ありがとうございます。
魂の固定資産が偉人の名言みたいな感じになってまして。
山椒もとみたいな。
いいな留学中ってことは、今これもヨーロッパからこれを送ってあるってことなんですね。
ヨーロッパ内陸からありがとうございます。
いいですね、なんか懐かしいな。
この間言われたんだけど、別で留学してた方がカナダでずっとユリスナ聞いてましたって言ってくれて。
なんかやっぱ留学してる時って日本語恋しいからポッドキャストとかラジオとかめっちゃ聞くってその人が言ってて。
その気持ちはすごくわかる。
わかりますか?うかいさんもそうだった?
わかるけど俺は我慢した。
なんでよなんでよ。
俺変なストイックさがあって、一切日本のそういうメディアやったり文章とか読まへんようにしてて1年間。
語学留学だからみたいな。
03:01
そうそうそうそう。
うかいさんそういうとこありますよね。
俺はもうこだわったら止まらないんでね。
2週間カレーとか食うから。
何と戦ってんだよ。
世界だよ。
何と戦ってんだよ。世界だよ。うかい2024。
そうか。で聞かないで過ごしたんだ。
あのM1だけ見た。
見てんやないかーい。
M1だけは見なあかんから。
もうそれだけは止まらんよ。
プルコ人の同居人に何聞いてんだよって言われて。
うるさい。うるさい。
でも今のうかいさんの日本語聞かないって決めたけどM1は聞くとか言うのも妥協点の一種じゃないですか。
いやこれは妥協点ですね。こだわりと言ってもいいし。
なんかね、そうだね、妥協点か。
いやなんかまずね、生活は豊かな方が魂の固定資産というか、これ私が魂の固定資産って言ったからあれなんだけど、
日本語正しく言うと美しい魂は固定資産になる。
上坂2024なんですよ。
美しい魂は長期資産であるっていう意味なので、
それでいくと生活は豊かな方が固定資産として価値は上がるのかって言われると、
必ずしもそうじゃないかなとはまず思うんですよ。
経済力があった方がやりたいことができやすかったり、
メンタルが削られないで済んだりってことはある。
結果的に余裕が出て美しい魂に近づくってことはあると思うけれども、
全然、私の美しい魂ってそのいいやつかどうかみたいな話なんで、
なんかお金がなきゃいいやつじゃないのかって言うとそうじゃないじゃないですか。
なのでそこは全然私イコールじゃないかなとまず思っていますと。
で、妥協点ですよね。
まあでもよっぽどの不幸とかじゃない限り、
みんなこの妥協点を見つけて確かに生きているわけですよね。
言われるまで気づかなかったけど。
そうですね。
なんかね、ちょっと面白いなって思ったことが一つだけあって、この相談文で。
なんか妥協といえば妥協なんですけど、
これは本当に妥協なのかみたいな。
まあ僕もそんなに贅沢はできませんし、
ただその中でこれにはこだわっておくとか、
それって妥協じゃなくて感覚的には贅沢なんですよ。
わかる。いい問いだ、それは。
そうそうそうそう。
そうなのよ、あの限定法か加点法かっていう話ですね。
06:02
いや、思う。
これだけは譲れへんっていう贅沢はある、確かに。
わかる。私も結構極貧時代が長かったのですが、
自分としてあまりそれを苦痛に感じていなくて、
スーパーでとりあえず一番安いものを買って食べたり、
具なしのケチャップパスタを食べたりして生きてたんですけど、
あるあるある。
でもさ、それってさ、当時の私からするとそれって妥協じゃなくて、
ケチャップパスタ美味しいなって思って食べてたの。
うんうんうん。
で、たまに友達と遊んだりした時に美味しいもの食べたら、
わーい嬉しいなっていうその加点ポイントだと思ってたから。
うんうんうん。そうなんです。
この人はマイナスポイントだと思ってるけど、節約することがね。
そう、だからね、この人はそれを妥協と捉えるところに
この人の面白さがあるんかなってちょっと思うんですよね。
うん、そうだね。
そうそうそうそう。なんか言い悪いじゃなくて、
これ僕、割とこの人はそういうのをコツコツ文章とかに書いたら
結構面白いんじゃないかなって思っちゃって。
あー、確かに。面白いよね。
なんかイボの糸を買うか否かみたいなんて、なんか個性出るじゃないですか。
そうだね、あのトップバリューのプライベートブランドで妥協するかどうかってことだよね。
そうそうそうそうそうそう。
僕はこの選択肢はなかったというか、
そうめん食べたいなって思ったらスーパーで安いそうめんを選ぶと思うんですよ。
そうですね。
そこに迷いはない。
けどこの深澄さんは何に迷うかとか、しかもそれが今言うたら異国じゃんわけじゃないですか。
そうですね。
むっちゃなんか面白いポイント見えてくるような気がする。
確かにね。
うん。
この人の固有のその面白さっていうのもあるんだけれども、
なんかフラットにさ、その節約することを妥協だと捉えているっていうのがおそらく、
あのね、無理してやってるかどうかの話だと思うのよ。
うんうんうん。
なんか私ケチャップパスタ食べるの無理してやってんじゃなくて、
まあ安いし美味しいしねっていうその自然の形としてやってたから、
あの辛くなかったわけ。
うんうん。
でもこの人は今の状況が自然じゃないんだよね。
そのお洋服ダサいの我慢して着てるとか言ってるから。
だから多分ね、根本的に私こんなに頑張ってますっていう気持ちがあるんだと思う。
その今の状況に対して。
私当時貧乏学生でしたけど、私こんなに頑張ってますってあんま思ってなかった。
ほほほほほ。
今考えると頑張ってたっていうか、頑張って生きてたなっていう感想はあるんだけれども、
なんか当時そんなに親にお金もらってるから我慢しなきゃとか全然考えてなかったから、
09:07
この人にとって今ちょっと自然な状態じゃないんだろうなってことは分かった。
確かにね。
でもどうなんだろうな。
なんかさっきそうめんは安いの買うって言ったけどさ、
これだけはこれじゃないとダメみたいなのって人それぞれあるじゃん。
ありそう。
こっちのチーズのが高いけどチーズはこれしか認めないとかさ、きっとあるじゃんか。
で、この人は全くないのかな、そういうのって。
それとももう今私頑張りますモードだから全部無視してやってるっていう感じなのかな。
でもアボカドをどれくらいの頻度で買うかって迷うかな、そんな人が。
だからある気がするのかな。
なんかこの人にも実は、いやこれだけはここのこれじゃなきゃダメちょっと高いけどっていうのが本当はあるんじゃないかな。
あると思うあると思う。
そうだよね。
だからあれじゃないやっぱ、私今頑張りますモードだからってことかもしれない。
なんか服すらも我慢したんだからみたいな感じに、
うかいさんみたいに日本語聞きませんモードみたいに多分なっちゃってる。
変な戦いに入ってる今。
でもなんかそのちょっと留学をさておきで言えばなんですけど、
なんかツナ缶の話あったじゃんお友達の。
はいはいはい。
お友達はヨーロッパ内陸だと高いのにツナ缶を買っていたと。
でもさっき言ったようにその人それぞれでさ、
いやこれだけはここのこれじゃないとダメポイントがあるわけじゃんか。
消費ということに関して。
だから私それって結構コスパの話だとしてもいいんだけれども、
メンタルを保つために必要な経費ってあるじゃないですか。
なんか魂への投資みたいなお金って必要だと思ってて。
私が自利品だった時にも、
お友達とお茶するお金とかは魂の必要経費だったし、
たまに一人だけでなんかちょっと高いアイスを食べるお金とかは、
魂にとって必要なお金だったから。
あれじゃない?今ちょっとお洋服をダサいって思いながら着ているとかでさ、
ちょっと自分の魂に反した消費をしているのが引き金になっちゃってんじゃない?
この人本当はなんかありそうだもん。
なんかそういうこだわりというか。
ありそう。
12:00
でなんかねそれはね、できるだけ大事にした方がいいと思ってるかな私は。
マジで明日食うものないみたいな人にそんなこと言えないけれども、
そうじゃないんであれば、やっぱ自分の健やかさを保つ投資は必要かなって思う派かな。
なんかね、留学僕は一年間してたんですけど、
すごく僕の体験に照らし合わせて言うと、
周りむちゃくちゃ金持ち多かったんですよ。
留学ってそうだね、やっぱり。
そう、で行ってる場所にもよるかもしれないですけど、
だからその周りのその日本人、日本外国の人問わず、
もう合流する人たちがいっぱいいて、
ですごくね、みじめになっちゃうときはあるんですよね。
割と僕も節約しながらやってたんですけど、
ただね、なんかそこで妥協できないものが見つかったっていうこともやっぱりある。
そのときはね、1日1本絶対コーラを飲むようにしてたんですよ。
もちろん安いものですよ。
安いものだけど、コーラと朝駅のカフェに行くっていうの。
これで僕どうにかね、魂を保ってましたね。
でもそうそう、そういうこと、そういうこと。
これだけは誰にもゆずれへん時間やみたいな。
その時期することによってそれはできたし、
で、その時間にむっちゃ勉強したね。
えらい。
あれはでもいい時間やった。
急に日本人と急に出会ったりもしたり。
なんかそういうのがあったので、
割となんか横につながる、妥協できないものがあったのが良かったな。
もちろんなんか、自己投資として自分だけで蓄えるのもいいんやけど、
僕にとってはたどり着いたのはそこやったみたいな。
なるほどね。
今の話でさ、思ったんだけど、
いやえらいんですよ、その節約して、
親から支援を受けている身だしって節約することはえらいんだけれども、
なんかこの人の文章を改めて読んだら、
ツナ缶買ってる友達にちょっとイラってしてそうなんだよね。
やっぱね、ひっかくから始まるよね。
なんか引っかかってんのよ、ツナ缶のことがだいぶ。
その引っかかりも含めて面白い文章になってるんだけれども、
これをエッセイじゃなくて、ご相談文として捉えるならばあれなのよ。
やっぱり人によって魂の健やかさにつながる投資っていうのは違うわけだから、
やっぱ人のツナ缶は否定しない方がいいと思う。
それ、なんかあなたが頑張ってのえらいんだけど、
それと周りに合流してる人とか、ツナ缶が合流か分かんないけど、
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そういう人がいることとあなたが頑張ってることって関係ないので本当は。
だからうかいさんの言ったみじめになる気持ちとかも、
なんか想像すると分かるっちゃ分かるけれども、
やっぱ根本的には比べるものじゃないじゃないですか。
そうですね。
だからそう、あなたが決めたなら、その節約を頑張りたいなら頑張ればいいし、
ツナ缶買うことが健やかさにつながるなら買ったほうがいいと思いますし、
好きなお洋服着たほうが健やかに生きれるのであればそうしたほうがいいと思いますし、
そうだね、言いたいのはやっぱ自分のその健やかさへの投資と
人の健やかさへの投資は比べたり、
羨んだり否定したりすべきではないということですね。
そうね。
うかいさんの甲羅みたいな存在かもしれないじゃん、このツナ缶。
いや、確かにね。
確かに言われたらそうかも。
俺にカフェ、朝毎朝カフェ行って高くないって言われたら好きだからいいって言ってしまうかも。
いやそうそう、もうそれが必要な投資なんだって人からしたらさ、
好きだからって言うしかないよね。
だからツナ缶に引っかかってるな、この人。
なんか一個一個引っかかったの面白いのよ。
いや面白い、面白いのよ。文章がね、文章がかなり面白いんだけども、
面白いけど、まあね、気になっちゃったんだね。
なんかそれ今聞いてて思ったんが、
例えばこういう状況やとしたら言うとき、留学っていうのもまあ込みで考えて、
なんかわりとみじめな気持ちを誰かにぶつけるのではなくて、
いつかなんか笑わせるネタにしたろうみたいな気持ちってたまにあったりするんですよ。
あーわかる。
これがある種の芸人の滑らない話じゃないけど、エピソードトークにできたらそれはいいでしょうかな気がしてて、
魂の長期投資みたいな感じで、今はみじめかもしれんかったり、今はなんかいろいろ考えるかもしれんけど、
笑えるところまで持ってったらそれは未来にとってすごくいい話になる気がするんですよね。
いやそうですね、いやわかる。
私も大学時代貧乏だったときに、なんか金持ちの子にすげー悪口言われて、
なんだろ、ガールズバーとかメイド喫茶とかでバイトしてることに対して、
なんか水商売みたいな下品なバイトしやがってみたいなかけ口を叩かれてて、
でもそのネタエッセイで何回もこすってるからねもう。
現行量にしてやるよと思って。
いや大事大事。
いやそうなのよ。で結構それがさ、
私結構ね20代前半とか本当に、そいつより面白くて金持ちで素敵なやつになってやるってことが生きる原動力だったりもして、
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だからこの人ね、明確に悪口言われたりしたわけじゃないからあれだけれども、
なんかこのちっちゃさがいいんだよねこの人の場合。
すごいこれはね、いいネタですよ。
だから今気になったものとかをもうちゃんとメモっておいて、1年後2年後見た時めっちゃおもろいと思うんだよな。
いや面白いよ。留学行って帰ってきた友達に、なんか友達がツナ缶食べてて、
ヨーロッパ内陸なのにツナ缶食べててとか言われたら私めちゃくちゃ笑うもん。
さてそこから展開して、でも結局その後私も我慢できなくなっちゃってツナ缶買ったんだよみたいな。
マヨネーズめっちゃかけたとか言って。
そういうの聞きたいよね。
やっぱさ留学しないと出てこないエピソードだし、これ多分今留学しないと出てこない深爪さんの一面が引き出されてるから留学によって。
すごい新しい自分に出会ってる良いネタできたと思って、溜めといてください。
そう、その迷ってるその人の手が深爪なんやろなって今考えたらちょっと面白かったもん。
いやセンスあんだよねこの人。
エッセイ読みたいよ。
今のその感情に流されへんエッセイが面白い人やと思う。
いや分かる分かる。寝かした方がいいタイプだこの人。
深爪留学期書いてくださいよ。
なかなか書かへんと思うで、ヨーロッパのエピソード書くときにつながんは。
そう留学してるってことに対して出てくるのがこれなんだっていうのめっちゃ面白いから。
いやなんかね単価も向いてそうこのミクロへの着眼点。
確かに確かに。
留学単価もいいかもしんない。いやでもなんか本当アウトプットに向いてそうな視点の方だよねこの人。
それこそそれをメモってくったり覚えておくことって豊かな生活よね。
いやマジでそう。
まあなんか深爪さん的に今それどころじゃないと思うんですけど、
あなたはすごい面白いということと、人のつながんを笑うなと。
笑うなということで。
ウェイパーカー読みの私より先に丁寧に暮らすなではリスナーの方からのトークテーマのご提案ご質問ご相談などお待ちしております。
投稿の際はぜひラジオネームをつけて送ってください。
送り先はポッドキャストの説明文に載せてあるURLまでお願いします。
また感想などはハッシュタグよりすなでポストいただけると常に私とうかいさんが巡回しておりますのでよろしくお願いいたします。
21:05

コメント

人のセックスを笑うな、ならぬ、人のツナ缶を笑うなww

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