1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #11 頼む!キャラソンの話を..
2024-01-31 24:37

#11 頼む!キャラソンの話をさせてくれ!!!の回

【今回の内容】

※めちゃくちゃ言ってますが上坂はHUNTER×HUNTERのキャラソンを本当に愛しています

キャラソンっていつからある? / 「涼宮ハルヒの憂鬱」はエポックメイキングである / どうしてもHUNTER×HUNTERのキャラソンを紹介したい / キャラソンの購買層は腐女子が多い / なぜキャラソン文化は衰退した? / オタクというものの世代変化 / キャラソンは究極の「内輪ノリ」 / キャラソンでしか出ない味の濃さが欲しい


【出演者】
歌人・エッセイスト 上坂あゆ美

京都の僧侶 鵜飼ヨシキ


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00:13
私、キャラソンというものが本当に好きで。
延長戦。
僕、実はキャラソンが、何て言うんでしょう。世代的にもちょっと分かってないかもしれないです。
へー。
あのー、それこそ、前の収録でも喋ったけど、鈴宮春日が20年前ぐらいで。
僕、初めて知ったのは、鈴宮春日のキャラクターのその1曲1曲あるぞみたいな。
はいはいはい。マッガーレとかね。
そうそうそうそう。
懐かしい。
その時多分既に20歳ぐらいやって。
なるほどね。
20歳は言い過ぎか。
でも10代後半で。
なんか、いまいちその辺か分からずにいたんで、ちょっとその辺はご教示いただけると幸いです。
いやキャラソン文化はいつからあるかって言われると、私もさ、まずキャラソンにハマりだしたのがそれこそ春日ぐらいからだから。
でもある種キャラソンの歴史において、鈴宮春日は絶対エポックメイキングであることに間違いはなくて。
やっぱそうですよね。
そうそう、あれはやっぱり一大ムーブメントとしてありまして。
でやっぱり漫画アニメのキャラの解釈だったり自己紹介的なものがそのキャラクターソングに詰まっているので、
ファンからするとめちゃめちゃ楽しいんですよキャラソンって。
それで春日をね、知ってめちゃめちゃキャラソンとか聞きまくってたのが私が多分高1とか高2とかの時だったんですけど。
なんかそれでキャラソンにハマりまくって色々調べた結果、実はワンピースとかハンター×ハンターにもキャラソンあるの知ってますか?
え?マジで?
だからうかいさんが通ってないだけで、いにしえから実はあると思うんですよ。
マジか。
そう。でさ、私ジャンプも好きだったからめっちゃディグったのね。ワンピースとハンター×ハンターとかその辺のキャラソンめっちゃディグったんですけど、
ワンピースとかだともちろん個別のキャラソンもありますが、一番好きだったのがゾロとサンジとルフィが3人でデュエットするやつとかあるんですよ。
デュエットじゃないな。
なんかオノオノが。
はい。ちなみにタイトルリスペクトと言います。
何やねん。
リスペクトという曲がありまして、でね、めちゃめちゃいいんですよね。
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その3人が3者3様の立場からどういう思いでこのゴーイングメリーゴーに乗っているのかという話が歌詞になっているわけなんですよ。
でね、すごくキャラソンって味わい深くて、やっぱその解釈がめちゃめちゃ深い曲とかだとやっぱオタク的には超嬉しいんですけど、
イニシエのキャラソンでたまにっていうか結構よくあったのが、
あのこいつ絶対そんなこと言わねえじゃんを歌わされてるキャラソンとかあるんですよ。
あのあれですね、あのインターネット老人しか知らないと思いますけどヒエはそんなこと言わないっていうやつですね。
ありますね。
ヒエはそんなこと言わないキャラソンはすごくありまして。
で、ヒエつながりでいくとですよ。
あの私ハンター×ハンターのオタクなんで、小中高等もハンター×ハンターのあらゆるコンテンツをディグリにディグってきたわけなんですが、
ハンター×ハンターのキャラソン初代キャラソンは結構ね土地狂っているんですよ。
じゃあちょっとまずゴンからいきますね。
ゴンのキャラソンは風向きが変わったらっていうのが初代のゴンのキャラソンです。
で、それはさあゴンっぽいねって感じじゃないですか。
なんかね明るい爽やかな歌なんですよ。
イメージに合ってるね。
そうなんです。でまあそれはさ、あれやん、この時代だからせいぜいハンター×ハンターが20巻に行く前のゴンですよ。
最近のゴンちょっともう風向きが変わったらどころじゃない状況になったりしてるんで。
やっぱ最初の頃のゴンはそんな感じじゃないですか。
そうですね。
自然と共に生きる野生児みたいなね感じですけど。
で、ちょっとキルは飛ばしてクラピカです。
嫌な予感するなあ、飛ばした。
クラピカのキャラソンが祈りっていう曲があって。
でまあまあまあじゃないですか。
まあまあまあ。
でまあ結構しっとりとね暗めの曲調で。
やっぱりねクルタ族の思いとかを背負いながら生きていくぞ的な歌詞なんですけど。
まあなんかサビでちょっとクラピカがなんか楽しそうに歌ってるのがちょっとよくわかんないところはあるんですけど。
なんかヒーローの目変えるまでみたいな感じで。
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なんかそんな明るく言っていい話じゃないだろうみたいなところも。
ちょっと思いつつ思いつつまだまだわかるよ祈りは。
祈りはわかりますと。
でこっからがいろいろありまして。
じゃあ次にレオリオだね。
レオリオは今もありますけど。
いにしえのアニメっていうのはそのアニメオリジナルラジオというものとすごくキャラソンって地続きの存在で。
ハンター×ハンターはハンター×ハンターラジオというのがやってまして昔。
それはゴン役の竹内純子さんという声優とキルア役の三橋かな子さんという2人がパーソナリティで。
ハンター×ハンターのキャラとして演じるショートドラマみたいなのもありつつ基本その声優が素の状態でおしゃべりするんですよねハンター×ハンターについて。
そういうキャラクターラジオっていう文化の延長線上に結構キャラソンというものがありまして。
だからあの時代のアニメっていうのは結構そのラジオのノリを引きずってるんですねキャラソンが。
でハンター×ハンターラジオの中でレオリオ役の郷田穂積さんはすごくギャグキャラというかちょっとお兄さんだしレオリオの明るさもあってなんかちょっといじられじゃないけどみたいな役割になることが多かったんですよ。
で出したレオリオの曲が男神ヨーデルナイトという。
いじられたなぁ。
いじられてるんですよね。
なんかAメロとかはオードローゼシェケナベイベーっていうその男神要素なんですけど。
なんか途中からヨーデルを歌い始めるんですよレオリオが。
っていうなんかいじり方の方向性のレベルが高すぎて誰も突っ込めないというキャラソンがありまして。
一芸三お断りのカップお料理屋ぐらい入るの難しい。
そうなんですよ。でやっぱキャラクターラジオって毎週毎週やってるからもうさラジオのノリができてくるじゃんねどの番組でも。
まあそうですよね。
でそれが初見の原作ハンター×ハンターしか知らない人からすると理解を超えた場所にいるっていうことがよくあるんですあの時代のキャラソンは。
それであの次ヒソカなんですけど。
ヒソカのキャラソンがなぜかゴンの育ての親であるミトさんとのデュエットなんですね。
いや絡みねえだろそこ。
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なんでだよ。
カセットテープ聞くときにチラッと挨拶したくらい。
いやそうなんよ。
いやいやいやしかもタイトルが神田川。
なんでだよ。あ揺れて神田川だ。
であの煙火調のデュエットですね。
もうやっちゃってんなっていうその置いてけぼりにも程があるぞというあのヒソカのファンどんな気持ちで聞くのこれという感じのキャラソンがありまして。
でですよ。でキルアなんですけどこれで最後ね。
私はまあ当時小学生とかで聞いてましたんでそこまでの違和感はなかったけどこの間カラオケ友達と行ってめっちゃなんか酔っ払って
でキルアのキャラソン知ってるって言って入れたらなんかみんなでめちゃめちゃ笑われたんけど
キルアの初代キャラソンのタイトル魔性の天使。香ばしいな。
キルアの中二病性をいじってるのか本気で言ってるのかっていうちょっと判断しかねるところがあるんですけどね。
歌詞読みますよ。
機械仕掛けの籠の鳥夢の淵時の記憶が夜に抱かれる羽をもがれて笑ってる青い蝶レクイエムでも用意しようか。
これいじってるよね。
そんな目で見られたら見透かされそう刺繍で冷えた体温められてく。
魔性の天使乾いた肌に染み込んでいくざわめき魔性の天使不協和音の果てしない狂気眠らせて。
この魔性の天使っていうのはゴンのことを言っていますかっていう。
ハンター×ハンターラジオやキャラソンを聞く層っていうのは当時多くが不助詞だったんですよ。
やっぱりキャラの関係性を楽しむ人がすごく多かったので。
なんかやっぱり顧客受けを考えてそうしたのかもしれないんですけど。
レオリオとかヒソカはまだギャグですっていうノリなんであれなんですけど。
ちょっとキルアは本気でやってるかもしれないところが結構怖さすら感じます。
なんか若干触れてはいけない部分に触れるのかもしれないんだけどさ。
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それはキルアファンはどう見てたんや。その不助詞の。
当時は絶賛でした。
なんか俺そこを見据えた上のすごい高度な技術をやってるような気もして。
かもしれない。霊話の時代に32歳の私が見たからこんなにバカにしてるけど。
当時の顧客マインドとしてはがっちり掴んでいたかもしれません。
そこなのよね。
なんかそこがさっき言ってたキャラソンを自分で書くか人に書かれるかみたいな部分とも関わってくるような気がして。
本人の言葉でそう言ってるとほんまに痛くなるかもしれないけど。
そういうある種の心情描写というか。
確かにね。小説の情景描写のように鑑賞するものなのかもしれないね。
昔のアイドル像みたいなのも含めて。
なわけねえじゃんってね。
確かにね。
じゃあもう部粋なんだ。
比叡はそんなこと言わないっていうツッコミは部粋なんだ。この点において。
比叡はそんなこと言わないが、ほんまにそんなこと言わない感じがする。
やらされてる感がすごい。
なんか奥深いかもキャラソン。
いや深いんですよ。これはもう結構平成の時代のキャラソンの話でして。
でも後期になってくるともうめちゃめちゃさアップデートされてて本当に素晴らしい名曲とかもたくさんあるんですけど。
最近オタクの友達と話して気づいたのが、令和になってもしかしてキャラソン文化途絶えてねっていう話があって。
私はそれこそ関係性萌えの人が多いジャンルのアニメとかって100%キャラソン作られてたんですけど、最近キャラソンほぼないのねあんまり。
私が調べた限り最近のアニメでキャラソン作ってんのって東京リベンジャーズとブルーロックぐらいかな。
なんかあの合いますみたいなそのそもそもキャラクターが歌う前提のジャンルとか別なんですけど。
なんかね昔はもうあらゆるアニメに絶対にキャラソンがあったのに最近だいぶ減ってますね確実に。
それでなんかオタクの友達曰くおそらくおそ松さんがタイミングポイントだったって言ってた。
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で、おそ松さんぐらいから結構その女性ファンが多いジャンルでもその他のアニメでもキャラソンが減っていったんですけど。
なんでかな私こんなにキャラソンのこと好きなのにってその友達に聞いたらその子はその子の意見ですけどその子はダサいからじゃないって言ってた。
でも確かにキャラソンって普通の曲よりはちょっとダサいっていうかあの何て言うのかなツッコミ待ちみたいなとこはあるんで。
そうその味わいが平成のノリなんじゃないかって説はありまして。
難しいなあ。
そっかそのダサいってこと自体の感覚も違うんか。
なんで?
ダサいって今ほど悪い言葉じゃなかった気がするんですよ。
昔って。
なんかダサいけど、誰かにダサいって言われるとすごく恥ずかしかったりするんやけれども。
なんか自分がやってることにダサいか自分が好きなものとかも含めてダサいかダサくないかっていうのはそれすらも受け入れてた気がするんですよ。
なるほど。
だって高校時代とか僕とかはその小説を読むってやつはいけてないんですよ。
そうこれねこれ必ず植坂さんと話さなければいけないと思ってたことがあって。
大丈夫?このキャラソンの枠で喋って大丈夫?
多分ね合ってると思う。
はいはいはい何ですか。
オタクっていう言葉に対する感覚の違いが僕と植坂さんにあるなってすごく感じたんですよ。
そうなんだ。どういう感じ?
なんかねオタクって僕はあのいまだに自分はオタクだったからって言うのに引け目のある気がするんですよ。
あーまあ時代的にそうかも。植坂さんの時代の方が下げすまれてたよね。
口ちょっと悪い言い方すればオタクはカスなんですよ。
生きる価値ねえみたいな。
うんあれだね。クズじゃなくてカスのポイントだね。
そうそうそうそう。
あの存在価値がねえみたいな。
なるほど。
なのでそれを出さないようにしなければいけなかった最後のギリギリの世代なんですよ。
そうね。
だから俺がやってることはダメなことなんだ世間的にはそれでも俺は好きなんだみたいな。
はいはいはい。
もうあの友達なんていらねえみたいな。
ちょっとした得た否認感はありますね。
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だから隠すのに慣れすぎてて、いまだに僕いろんな人に自分がオタクやったみたいなんて言えてない。
あーそうなんだ。
でそれによって作った友達とかもいなかった。
へー。
なんかここがすごくあるなと思って、そのさっきのダサさの話に戻ってくると
ある意味でその感覚がある限りダサくても受け入れられるんですよね。
うん。
もうそれはもう俺の義務教育だからみたいな。
このキャラソンを買うのも必須条件なんですね。
うん。
なんかそういうものが変わってきたんかな今。それこそ現時点において。
あーでも確かにそういう意味で言うと
まああれじゃないですか、今の10代とかになってくるともはやオタクの方が多いじゃないですか。
多い。
ね、みんなアニメ見てますと。
そうそうそう。
ね、推しの子見てたって当たり前のことというか、そら見るよねみたいな話ですけど
まあ私が小中の時はなんかそれでもまだちょっとは隠れてたかな。
そんな迫害されるほどではないが、まあ若干暗いってかキモいねみたいな雰囲気はやんわりあって。
だって電車男っていうオタクのドラマが放送されたの私中二の時だったんで。
おー。
まだあったんですよ。
うん、確かに。
で、そうそうだから私もね隠したりしてた時もあったと思うけど
うかいさんのがなおさらその抵抗感強いってのは多分世代的にはあると思う。
あの時代ってマジで数年でさオタクの価値がめちゃめちゃ株価のように変わった時代だからさ。
本当に。
もう旧高等ですよね、最近なんてね。
1ドル10円の時代をしてたんやみたいな。
昔は安かったんじゃっていうさ。
もうオタク老人がさ、いるから。
そのね、なんだろう私もまあはざまっちゃはざまだけどもその言ってることはめっちゃわかる。
そんで今思ったのがさ、そのオタクが増えた、そして恥ずかしいものではなくなった時に何が起きるかっていうと、
今言われて思ったんだけど、そのキャラソンとかをマジョリティが聞く可能性が高まってきたってところだと思うんだよね。
めっちゃわかる。
ハンターハンターラジオなんてマジでハンターハンターの不助詞しか聞いてなかったから。
もうあうんの呼吸よ、リスナーと。
だから魔性の天使歌ったって、静香が神田川歌ったって誰も突っ込まないわけ。
そうなんだけど、やっぱマジョリティに入ってくるとよりもちょっと普遍的なコンテンツが必要になってくるんで、
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どうしてもキャラソンって言うたらうちはノリなんで、そういう特定のクラスターにおける。
そういうものが這いされて、結果キャラソンが令和では減ったのかなと今推察しました。
なんかちょっと当たってる気がする。納得できる。
そうだね。で、私の友達がダサいからじゃないって言ったのはきっとそのマイノリティのうちはノリがダサいからじゃないって意味かもしれない。
そのマジョリティからメタの視点で見た時にダサく見える可能性は多分にありますし。
あと単純にそのメタ認知的な雰囲気も昔より全然強いじゃない。
昔の漫画と今の漫画で一番変わったこと何かって言うとね、あれだと思うんですよ。
作者がコマの外に自分向けに書いてる突っ込みのセリフがあるのわかります?
わかるわかる。
枠の外に作者が矢印して突っ込んでるセリフがもう今ないじゃないですか。
ないね確かに。
ないんですよ。あれもある種の特定のクラスターにおけるうちはノリだったので今はもう這いされているんですよね。
って思って、でもね、カイコチュウみたいになるけど、キャラソン大好き民としては特定のクラスターのうちはノリでしか出ない味があるんだよな。
三つ緒っていう。
あるんだよな三つ緒っていう気持ちがありますよ。
いやむっちゃそれはもういろんなジャンルにあると思う。
あるね。今のはキャラソンの話だったけど、あらゆるジャンルでそういうことって起きるよね。
そうそうそうそう。
味ね。
味がよ。
やっぱ大衆に向けるってことは要するに味が薄まる行為ではあるんだよね。
もう一つだけ考えられるとしたら、明らかに声優さんに対する認識が変わったよね。
うんうんそれもあるな。
昔それこそ、もちろん詳しい人たちは知ってたけど、アムロ・レイが誰がやってるかなんてあんまりわかってなかったというか。
あー確かにね。
だからアムロ・レイであることが重要だったかもしれない。
確かに確かに。キャラクターと声優がもうちょっと切り離されてたからね。昔は。
でも今はもう声優さん自身がどんどん前に出れるんで、キャラクター被る必要もなかったりするんですよね。
確かにそうだね。
でもそれもな、それはもちろん良いとして、な、なんかそういう味わい深いものも何か残したいよね。
24:04
残したいよちょっと、これ聞いてるアニメ関係者に強くお伝えしたいんですけど、キャラソンを作ってください。お願いします。
そしてカジンのキャラソンを作る。
はい、俺も乗るしかねえこのビッグウェーブンという。
第一名車かもしれない。
24:37

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