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上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな。次のご質問です。
若さを失うのが怖いです。老いることへの恐怖をどうやって克服しましたか?
括弧歌手を読ませていただきました。応援してます。ということで、ありがとうございます。
若さを失うのが怖いっていう話なんですけど、
うかいさん、老いる恐怖ありますか?
たぶんそこまで強くはない程度ですね。
なんかどちらかというと、歳とったら歳とったら面白いんかなみたいな、そういう感覚ですね。
そうだよね。なんかその、恐怖とか老いることがね、恐怖とか怖いっていうのは結構、女性が持つ感情だなぁと思っていて。
こう言っちゃうと性別で分けるわけじゃないんですけど、なんか男性は比較的不安とかね、老後の不安とかはあるかもしれないけど、恐怖っていうのってあんまないんじゃないかな。
確かに。
それはやっぱりさ、女は若いことが価値であるっていうその社会の刷り込みじゃないですか。
つまり、この人は価値がなくなっていくことが恐ろしいんだよね。
で、別に怪盗ではないんですけど、
数年前に逃げ恥っていう、逃げるは恥だが役に立つっていうドラマがあったじゃないですか。ガッキーと星野玄人。
ありましたね。恋ダンスの。
恋ダンスの、逃げ恥の中で石田ゆり子演じるゆりちゃんがめちゃくちゃな名言を言ってて。
脚本家の野木さん本当にすごいなぁと思ったんですけど、私未だにそれがすごい好きで覚えているんだけれど、
番組、そのドラマの中でさ、ゆりちゃんのことを年下の男性がね、すごく慕っているのよね。
で、石田ゆり子演じるゆりちゃんというのは、40代か50代女性なのかな。
それで、そのゆりちゃんを慕っている年下の男性がいて、
その男性のことを好きな若い女が現れて、ゆりちゃんに対して暴言を吐くっていうシーンがあるんですよ。
50にもなって色目使って虚しくないんですか?とか、私はあなたの半分の歳ですけど、みたいなことを面と向かって言うわけですよ。
で、それに対してゆりちゃんがなんて言うかっていうと、
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私が虚しいのは、あなたと同じように感じている女性がこの国にたくさんいるということだよっていうの。
今あなたが価値がないって切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるんだよと。
自分がバカにしていたものに自分がなるって辛いんじゃないかな。
私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。あなたが感じているのもその一つ。
自分に呪いをかけないで、そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい。
っていうセリフがあるんですよ。
クールぽこみたいになっちゃったなって言ってるんですよ。
なーに?
やっちまったな。
クールぽこで言うと、男は黙ってなんとかっていうのも一種の呪いだなと思うんですけどね。
呪いそうなんだもん。
そうなんですよ。この社会には呪いがたくさんあって。
そうなんですよ。
男も女も呪いをかけられて生きているわけなんですけど。
だから、老いが怖いっていうのはマジで呪いの一個じゃないですか。
なるほどね。
この人もさ、頭ではわかってると思うんだよ。相談者さんも。
そんなこと気にしないで。ただの社会の呪いだから。
知ってると思うんだ。そんなことは。
だけど怖いわけじゃん。
まずそのさ、自分が老いが怖いっていうのを認めていることはすごい偉いと思うのね。
っていうのが、私はね、老いが怖いとは絶対に言えないんですよ。
ほー、そうね。
はい。っていうのは、それを言った時点で、社会の呪いに屈した気持ちになるんですよ、私は。
はい、なるほどね。
で、自分的なセルフイメージとして、そういう老いに屈する自分は見たくないんですよ、私は。
っていうか呪いか、そういう自分じゃないものが決めた呪いに屈している自分が自分は許せないので、
私は老いが怖いっていうことは口が裂けても言えないんですけど、
っていう逆呪いもあって。
引っかかったなって。
そう、呪いを避けたら別の呪いに来るっていうパターンもありまして。
だから偉いと思うよ。
だって私も、こんなん社会の呪いじゃん。あなたは悪くない。私も悪くないって思ってるくせに、
実際さ、やっぱさ、化粧のり悪かったりさ、なんか肌くすんだかもなーとか思うとさ、普通に嫌だもん、それはなんか。
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だから嫌なんだよ、多分私も本当は。
ただ、あれじゃん。さっきも言ったけど、
女は若い方が価値があるっていうのが、社会がかけた呪いだとすると、
若い以外の価値を持っている人間になれば、本来的には怖がらないでいられるはずだよね。その理論上は。
多いよね。
だから私がこうかなと思って今やっているのは、若さや容姿以外の価値を得る人間になるっていうことを今やっているんだと思うんだけど、
なんかそれって同じルールの上で戦ってんなとも思うわけ。
結局はね。
価値がなきゃ生きていられない、生きていちゃいけないっていう価値観の下で、せいぜい私も戦っているなとたまに思うんですよ。
本当は人間は何の価値もなくったって、どれだけ化粧のりが悪くたって、健やかに生きていいはずなんですよね。
本当そうなんですよ。
ただそこをやっぱり手放しで需要できていない自分っていうのは多分明確にあって、難しいんですよ。
どうやったら価値がなくても生きていていい、自分は素晴らしいと思えるのかっていうのは、もう私も相談したいくらいなんですけど。
そもそもその価値って何なんでしょうね。
なんか僕はちょっとそこがよくわかってなくて、自分に価値があるかないかっていうのは、この言い方が正しいかわかんないですけど、
もうなんか自分ではその基準はつけれないというか、そもそも価値っていうものが他者からの評価でしかない限り。
そうだね。
ある種を投げ出しているっていうのが、もしかしたら自分に当てはまるのかな。
評価を投げ出している?
そうそう。投げ出してるというか、もう考えないというか。
さっきの女性は若けなければいけないとか、男性は力が強くて金持ちでないといけないとか。
誰が言ってんの?っていう。
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少なくとも僕の周りの友人でそういう奴が一人もいないと。
ってことは、常識がもしあったところで、俺には関係ないなみたいな。
で、なんかそっちを重要視した方が幸せかなと思って。
確かに。じゃあさ、身近な解決策の一つとしてはさ、そういう呪いをかけてこない人と付き合うっていうことはあるよね。
あるある。やっぱりこうなんか、なんていうんだろう。
みんながそう言ってるような気がしてしまうっていうのもまた一つの呪いで。
ほんとそうだね。
だからね、僕現状そのパートナーもいなくて独身で。
で、37歳。確かに一般的な平均的なことで言うと、今の時代ちょっとわからないですけど。
もしかしたらその恋愛不適合者や社会不適合者みたいなイメージってあるとは思うんですけど。
はいはい。
そんなことを直接誰にも言われてへんなみたいな。
なんか全然しかも俺楽しいしみたいな。
めっちゃいいじゃん。
なんかね、多分ね、どっかでもう効かないって決めたみたいな。
それは確かにね、どっかにあったとは思うんですよ。もうそんなどうでもいいみたいな。
はいはいはい。
そもそも恋愛と似てる気してて、そもそもその人が求めるか求めないかでしかないやみたいな。
はいはいはい。
1対1の関係でしかないものに常識でとらわれてたらもうそこからは話できませんよみたいな。
あーほんとにね。
なんかそういうところで何か覚悟は決めた気がするな。
なんかさ、うかいさんに対して社会不適合者だっていう人はさ、まあいないだろうと思うけどさ。
そのさ、え、ご結婚されないんですか?みたいなさ、チクチク言葉とかはあるじゃない。
あるある。
そういうのは傷つかない?
めっちゃでかい声で、「愛してません!」って言う。
あー自由にやってますよ。
それはでかい声を出す代わりに心の中ではどう感じてるの?何も感じてない?
疲れる時はあるし、しんどい時もある。
けどまあ、どうしようもねえしねえって事実だし。
確かに。
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うん。なんか、それって何て言うんだろう。
必ずしも自分がそう決めてそうだったわけじゃないじゃないですか。
そうだね。
なんかそんなものに自分に責任はないなって。
いやーそうなんだよ。私は自由意志をすごく信じているよ。
その自己決定権ということをとても信じているので。
究極言ったら私たち誰もこの世に生まれたいなんて言ってないんですよ。
なのであなたのせいじゃないですよっていうね話ありますよね。
だからね一方でねこう
それこそ常識とかみんなそう思ってるんじゃないっていうものに反するってことは
その説明を求められたりがするんですよ。
常識に反していることの理由とか。
そうそうそうみんなが若い方がいいよねって言ったところで
一人がいやそんなことないよって言ったらなんでっていうことを聞かれる時はあるんですよ。
でそこで答えられなければいけないというのも気持ち悪い。
気持ち悪いね。
ただ事実それがあるっていうことだけはわかっている。
確かに。
なんかでもやっぱりうかいさんが気にしないって決めたみたいな話もそうだけど
結構人間ってせいぜい身の回りの10人ぐらいで世界を判断する生き物じゃないですか。
本当にそうで。
だからまず身の回りにそういう呪いをかけてくる人やそういうことを重視する人を置かないっていうのは一個あるし
なんかもう一個は私その女は若い方がいいみたいな人を見ると
この人って未熟なものが好きな変態なんだなと思ったりしてて
だって変態ですよ実際。
実際変態だと思うそれって。
だから未熟なものを好きだと思うそういう価値観の人に
自分のさ人生がどうこうされる覚えはないし
私はやっぱり成熟したものの方がいかなる場合も価値があると思う派なんで
あの人間も人生も考え方も書くものもね
成熟してる方が美しいと思うそれは年齢とかに関わらず
だからもう変態ですねって思ってくださいそういう人を見たら。
あともその時代っていうのもやっぱりあって
その若さにそれこそそのみんなが価値があると思っているのはせいぜい今だけなんですよ。
うんそう
それこそ儒教じゃないですけど上を上前って言われてたのは
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多分それがその時代では常識やったからだと思うんですよ。
その経験した経験者というものがすごく重要やったと。
で若い人たちは犯人前と言われて詐欺すまれてたって言って悪いけど
その間なんか重宝されてなかった。
そんな時代もある。
でも今はそれが変わってその若さっていうのがなんか素晴らしいという風に
今はとりあえずそうしてるみたいな。
結局それって何かって言ったら人間ってそんなもんでしかなくて
どっちも真実じゃないんですよ。
うんそうだね。
なんか本当にそのぐらい揺れ動く一つの説でしかないよね。
だからそれが全員の絶対の認識ではない。
相談者さんは自分がそう思っちゃうところが苦しいってことだと思うから
自分に対して私は未熟なものが好きな変態でごめんなさいって思ったらいいんじゃないですか。
いや本当に思い込みから始めることしかできないんじゃない自分に対してはね。
本当になんだろうねこの若さ進行ね。
数ある呪いの中でかなり上位にキモい概念だよな。
これ難しいのがさこういう話をしたらさ
そんなにだってあんたは若い子好きなんやろみたいなことを言う人はいない。
もう違うって言う。
やだやめてよ。
だからそれはあなたがそう思ってるだけなんでしょって言うんだけど
やっぱなんか自分の呪いに自分で気づいてない人が多いよね。
多いよ。だから気づくだけ偉いっていうのはそういう話もあるよこの相談者さんは。
本当にそう思う。
本当そうなの。だって年齢もそうだけどさ
そもそも生まれること選んでない理論で言うとさ
やっぱ私いまだに不思議なの。
女に生まれることもこの地域にこの家族で生まれることも
そもそもこの世に生まれることも
私は何一つ選んでいなくて勝手に決まっていたことじゃないですか。
それによっていろんなものを判断されるってことがずっと意味がわかんねえなと思っていて
だから大人になればなるほど自己決定できることが増えて
まあ生きやすくはなるなぁと思ってるんですけど
みたいな話を友達にしたら
沼津に生まれたミュウツーだって言われて
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なぜ産んだ人間はなぜ我を産んだみたいな
ミュウツーの逆襲ですよ
ミュウツーも多分そんな気持ちだったよ
なぜ若さを評価する我は何も決めていないのに
ミュウツーも言ってるから
沼津のミュウはどこにいるんだ
沼津のミュウって思想あんのかな
いやわからん。もしかしたらキラキラなかもしれない
沼津のギャルかもねミュウは
ギャルかもしれないし
私はミュウツーだったからさ
ミュウにはなれなかったんよね
でもミュウツーの言ってること正しいと思うよ
ミュウツーはね正しい
極論やっぱなぜ産んだの
そこないよね
そこってすごく個人的にも
多分すごくそれこそ宗教であったり仏教であったり
関わってくることないけど
うまくまだ説明できない
そうだね
これあんま言うとさ
親にごめんなって気持ちにさせちゃうっていうのもあるんですけど
産んでごめんなって親がね
私の母親
私のポッドキャスト全部聞いてるらしくて
お世話になっております
なんですけどね
まあまあまあ
そうなんですよ
なんかそこそこって実は反応してるようで
僕最近すごく矛盾っていうのが自分のテーマで
なんか
なぜ産んだと産んでくれてありがとうっていうのは
なんか僕反応してない気がするんですよね
なんかその両方を持ってる不可思議な存在であることが人間みたいな
本当そうだよね
そうそうそうそう
なんかそういう部分はね
だからさっきの話
常識みたいなところもそうなんだけど
自分の矛盾を解消したかったら常識みたいになっちゃうのよ
でもそうじゃなくて
僕らってずっと矛盾してるんですよ
本当にAIにできない醍醐味ですよ
本当にそう
だけどそれに疑問を持たないっていうのがやっぱり怖い
だからやっぱり
共通ぐらいこの世の常識とされているものに対して
なぜって思って生きていけばいいんだよなって感じですよね
人類総密通化計画です
なんか怖い世界
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なぜインボイス制度を作った
政府よ
なぜインボイスを生んだ
なぜ虐殺を許す
って話ですよマジで
なぜすぎるのよマジで
まあまあ一つだけ言えることは
僕大学でちょっと非常勤講師とかもやってて
20歳ぐらいの子らと喋ってるけど
やっぱり見てたら
今自分ができなくなっていることはいっぱいあるけど
できるようになっていることもいっぱいあると
それだけは分かっているっていうのは自信になる
何かが磨かれていったりできることが増えたり
その積み重ねが成熟ですからね
生きてるだけで素晴らしいね
それを30年以上40年以上やってるっていうのは素晴らしいです
素晴らしいです
