1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #88 名曲歌詞を深読みするぞ..
2024-10-03 35:39

#88 名曲歌詞を深読みするぞ【「Butter-Fly」「夏色」「明日、春が来たら」「AM11:00」】

1 Comment
※上坂家の洗濯機がずっと壊れていて随所に「ピーピーピー」という雑音が入ります!ごめんね!
【今回の内容】
ANN0から約1年 /「Butter-Fly」はあまりにも現実の歌 / さすがに地上波では言えなかったこと / “ウカレタ蝶”になっちゃった!/ ゆずの「夏色」が全速力ではなく“ゆっくり”な歌だった衝撃 / 相手の意見聞かなすぎィ! / ドリカム最強説 / 「明日、春が来たら」は春の曲じゃない / この曲の「永遠」とは何か / タイムループしてる? / '97verと'07verの違い / 日本のエンタメが詰まってる / HYの「AM」/ え、付き合ってない……?このAメロで? / ステージ①セフレの女に遊ばれてる男の歌 / ステージ② 実は“僕”は死にかけている歌 / 意味こわソング / キリッ

【出演者】
歌人・エッセイスト 上坂あゆ美 https://x.com/aymuesk
京都の僧侶 鵜飼ヨシキ https://x.com/ziruziru1986
(番組公式SNS https://x.com/yori_suna)

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サマリー

エピソードでは、上坂あゆ美さんとゲストが「Butter-Fly」や「夏色」などの名曲の歌詞を深く読み解き、それぞれの楽曲が持つ現実世界と幻想との関係について考察しています。また、歌詞に含まれる意外な視点や感情を掘り下げ、リスナーに新たな発見を提供しています。ポッドキャストでは、「Butter-Fly」「夏色」「明日、春が来たら」「AM11:00」の歌詞を深読みし、それぞれの曲のテーマやストーリーについて探求しています。特に「明日、春が来たら」の歌詞に見られる時間の流れや思い出の美化についても考察がなされています。今回のエピソードでは、名曲「AM11:00」の歌詞が持つ深い意味について探求しており、特に歌詞の中に潜む死や二人の関係性に関する解釈が議論されています。これにより、聴く人に強い印象を与える内容となっています。

名曲の歌詞解釈
上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
次のお便りです。
ラジオネーム 女学生さん
もうすぐ、上坂さんのオールナイトニッポンゼロの放送から1年が経ちますね。
去年のオールナイトニッポンゼロで、上坂さんがデジモンアドベンチャーのバタフライを
無限大な夢の話ではなく、何もない現実世界の話をしていると解説したのを聞いて
そこから感銘を受けて気づいたら歌集を買ってしまいました。
少し前にホットリミットでも話題になりましたが、他の曲でも
実は歌詞をよく読むと世界観が違うというような歌詞解釈の話があれば
ぜひお二人から聞かせてください。
推進、ぜひまたどこかで上坂さんがメインパーソナリティのラジオをやってほしいです。
このポッドキャストが地上波で流れるために
どこにどう圧力をかければいいかも教えてください。
ということで、ありがとうございます。
いやー去年の8月頭でしたんでオールナイトニッポンが
もう1年経ちました
もう1年以上ですね、経ちましたね
いやーありがとうございます
いやーとりあえず
日本放送にみんな
上坂由美を出せってメールをしてもらってもいいですか?
日本放送だけでいいですか?
いやもう各局で
TBSなり
もうTBSなり
ちょっとね文化放送さんは違うかもしれない
TBSか日本放送あたりかなと思っております
そうですね、AMでいきたいなと思っております
というわけで、そうですね
去年のね、オールナイト出た時に
デジモンのバタフライの歌詞解釈の話をして
無限大な夢のあとのっていう曲あるじゃないですか
あれってなんかちっちゃい時は
なんかすごい無限大な夢のある冒険の歌なんだと思ってたんだけど
大人になってよく聞いてみたら
なんかこれめちゃくちゃ現実の話だなっていうことにびっくりして
みたいな話をね去年オールナイトでしたんですけど
さすがに地上波では言えなかったことがあって
あのね私ねこのバタフライのね歌詞の
作詞者じゃないよ、作詞者じゃなくて
この歌詞の中で言われている主体は
薬やってんじゃないかと思ってんすよ
これね地上波で言ったら怒られるなと思って控えたんですけれども
自分の番組なんで勝手に言いますよ
まず最初がよ
ごきげんな蝶になってきらめく風に乗って
ごきげんな蝶になったことないじゃないですか
やばいなとまず
まずやばいなと初手で
思って
で歌詞続いていくんですけど2番で
浮かれた蝶になってるんですよね
浮かれた蝶になっちゃったのこの人
それでその後のサビが
無限大な夢の後のやるせない世の中じゃ
そうさ常識外れも悪くはないかな
ステーシーそうなイメージを染めたぎこちない翼でも
きっと飛べるさオーマイラブ
やるせない世の中に
がっかりして薬やって飛んじゃったじゃんって思った
常識外れちゃったじゃん
そう常識外れでもいいじゃんってなっちゃった
ぎこちない翼で飛んじゃったこの人は
ぎこちない翼だからおそらくちょっと
混ぜ物とかが入ってるのかな
純粋のやつじゃないかな
純粋な高額な薬だったらぎこちない翼じゃないと思うんでね
これはね言えなかったし
別にこの歌を貶めるつもりは全くなく
私は薬やってそうな歌詞が
詩として一番素晴らしいと思ってるから
だってホットリミットとかも薬やってない人ないからね
私本当にもう狂ってるなっていう
現実と夢と空想の淡いみたいなのが
やっぱ歌詞として一番いいですから
私は薬やってそうな歌詞が大好きなので
これはすごく褒めているんですよ
やってそうなね
やってそうな
実際やってないで欲しいけど
やってないで欲しいけど
やってそうな歌詞っていうのは
ひとしくどれも結構素晴らしいなと思ってまして
なのでバタフライもね読み込んでいくと
すごい現実世界と戦う結構限界の近い人の話だな
みたいなことをね思っていたんですけど
うかいさんと私が同時にさっき気づきましたよね
ゆずの夏色のお菓子さに
東京と京都を離れてても気づきましたよね
気づいちゃいましたよね
このお便りいただいたので
みんなが知ってる曲で深読みできる歌詞あるかな
っていうのをさっき探してたんですよ2人で
そしたら2人とも夏色何?ってなって
ちょっとじゃあ紹介しましょうか
ゆずの夏色っていうのはあれですよ
みんな知ってる人多いと思うけど
この長い長い下り坂をってやつですね
すごく夏の代表曲みたいな爽やかな歌ですけど
ゆずの初期の曲ですね
初期なんだ
割と早いと思う
だってもうこれ20年近く前
MVが必死の行走でタンバリン叩きながらカメラ目線だよね
そうそうそうそう
Tシャツの2人が
Tシャツの2人が
っていう名曲ですけれども
30年前?
そんなに?
マジか
じゃあもうあれじゃない
10代とかはマジで知らないかもね
そうね正確には26年くらい前ですね
あらあらそうですか
じゃあ私もだいぶ小っちゃい時の歌なんだこれ
そっかそっかそうなるよね
そうなりますね
僕は中学でした
みたいな歌なんですけど
うかいさんの違和感ポイントはどこでしたか?
まずねそのサビの一番有名な部分で
この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってるんですよね
そこだよね
どういうこと?って混ざったんですよ
そうそうそう
あのねなんか
なんかねMVも確かね
坂登ってない
で私これずっとさ
なんかこう夏の日の
こうコンクリの照り返しがあって青空で
でその中を
なんかなんとなく上り坂なんだけど
全力疾走みたいな
もしくは下り坂なんだけど
すごいスピード出してビューンみたいな
そうそうそうそう
イメージをさなんとなく持ってたじゃん
うん
いや下ってるんかいっていうのと
そうなんですよ
ブレーキ何回っていうのと
あとゆっくり何回っていうさ
そのさサビでさ3回来るじゃん
結構フラフラするよ
そうだよそうだよ
ブレーキをいっぱい握りしめることあんまないから
そうなんだよね
でまぁこの感じだとまぁママチャリっぽいやん
そうだね
そう考えるとちょっと間抜けやでんな
そう
ヒョロヒョロヒョロみたいな
ハンドルさばきだよね
田舎ならまだ車の
まぁ田舎でも車のね
ことによっては結構危ないしね
危ないよ
でさこれめっちゃ青空のイメージでいたんですけど
今改めて見たら
Bメロで
大きな5時半の夕焼けが
海も空も雲も僕らでさえも染めていってるんですよね
うん
え夕方だったのこの歌
そんでさ
その後
閃光花火に2人でゆっくりゆっくり火をつけてて
そうそう
え夜だったの
あとゆっくり火をつけるって何
ないよねゆっくりとか
火はゆっくりはつけれんでしょ
つけれないよそれは風向き次第だし
そうそうそうそう
早く火をつけるもないよね同時に
そう
何なんでしょうね
あれかな体感の話かな
あーなるほど
その2人でいる時間を長くするために
ゆっくりゆっくり火をつけている感覚がしたということかな
そういうことなんかな
わからない
いやねもう一個実はねすごいポイントあるんですよ
なんですか
その2番のAメロ
えっと風鈴の音で歌うとしながらの部分のですね
はい
休日でみんなもゴロゴロしているのに
君はずいぶん忙しい顔をしてるねと
忙しいんですよ多分この
君はね
君はそこに対してむちゃくちゃゆっくりを求めるんですよね
あー
いや
あーそういうこと
落ち着けよというならわかる
わかるよ
なんやけどその後この君がね泣いてるんですよ
泣いちゃったじゃんほら
あれでしょしかもこれさ
休日でみんながゴロゴロしてる中君はずいぶん忙しい顔をしてて
そうだいつかのあの場所へ行こうつって
急にこいつが君を忙しい君を海に連れて行ったから
で泣いちゃったんでしょ
まあいつか君の涙がなんでもうなんかわかるんですけど
何かこの影を落としているので
でもそれに気づいてない感じというか
やばいね
なんかなんかね
君と僕なのか私なのかわからないですけど
この歌ってる側のズリをすごく感じるんですよ
明日春が来たらの視点
めちゃめちゃわかる
なんかさ冴えない顔をしてることと
忙しい顔をしてることしか君についての描写があんまなくて
あとは全部主体が海連れて行ったり花火させたりしてるだけで
一回も意見を聞いてないんですよね君のね
デートだったら最悪ですよ
だから泣いちゃうんだよ
まあそれを全部で勢いでね
勢いでゆっくり下ってるとは
未人も思わせないテンポの歌ですね
いや面白い
変な歌よね
変ですよ
なんかねこういうやっぱね
相手の意見聞いてない歌っていうのって名曲が多いですね
なるほどね主観的というか
そうそうあのねやっぱこの話するにあたって
ドリカム凄すぎるじゃないですか
あーそうですね
ドリカムの歌詞がいいのは
主人公の女が相手の話を一切聞いてないってところなんですよね
自分だけで突っ走ってるっていうのがすごくね
歌詞としての味わいを生んでますよね
主観性っていうのは確かにね歌って結構その部分で聞かれることが多いから
そうなのよ結局ね死とか短歌って自分から見た世界の切り取りでしかないから
客観性ない方が面白い時が結構あるよね
そうなのよね
というわけでみたいな話をしていくんですけど
大丈夫ですかねこれみんなついてきてますね
次お互いね1曲ずつ持ち寄ったので
この歌詞導南曲を持ち寄ったのでじゃあうかいさんから
僕が選んだのは松高子の明日春が来たら
ちょっとこれも古い曲なんですけど
1997年
でもこう考えたら夏色と1年しか変わらへんね
そうなんだ
やっぱ俺のやっぱ青春がこの辺に詰まってんやろな
中学生とかやからね
人は中学2年生で聞いたカルチャーや音楽を一生覚えていると言いますから
まんまとですね
そうなんじゃないですか
じゃあこの曲は
この曲はCMで使われてたんかな
何かのドラマで使われてたと勝手に思い込んでたんですけど
多分その一つの理由は作詞が坂本祐治さんなんですよね
坂本祐治
東京ラブストーリーから始まり
めちゃくちゃ好きですカルテットに怪物に
花束にという脚本家ですね超有名な
ずっと活躍されてる
はい第一線の方ですね
なんか色んな曲に作詞提供してるわけでもなさそうで
割とレアなレアって言うんかな
その中の一つはみたいなんです
はい
知ってる人はいるとは思うんですけど
サビは
明日春が来たら
君に会いに行こうだね
夕立が晴れて時が
これね聞く時ねまずなんですけど
むっちゃ春っぽい曲なんやけど
春の曲じゃないんですよねそもそもね
なるほど
そもそもこの歌詞で騙されてるんですよ
曲もなんかノリもすごい春っぽいんですけど
はい
よう考えたら明日春が来たらなんで冬の曲なんですよね
そうだよねそれで
明日っていうのがいいよね
そう
なんか春ってさ
1日で明らかに春ですってなることないから本当は
でも明日って言い切りが詩として素晴らしいね
詩としても素晴らしいし
歌詞のテーマとストーリー
今僕冬の曲って言ったけども
特定の絶対に冬って感じではなくて
全体的にメタファーっぽい部分が多いんですよね
だから春っていうのもどう捉えるかみたいな
うん
なんですけど
まずこの歌詞の結構重要な部分が
過去形と現在形をちゃんとどう読み取るかっていうのが大きいと思うんです
なるほど
全体的な流れとしたら
多分こうまあ男女なんかの多分男が野球部
スパイクって野球でも使うんですか
そうそうスパイク
うーん
そうか
あれですね足トゲトゲの靴
スポーツ知識がなさすぎたけど野球でもスパイクがあるんだね
そうそう
はいはいはい
でまああのウェニングボールとかも出てるんで
そうだね
そうそう
で白いボールとかいるんで野球部なのかなみたいな
うん
まあこの歌ってる側はどういう存在かわからないけれども
でその彼が活躍してるのを見ていたみたいな
それが全体的なストーリーだとは思うんですけれども
うん
途中でそして名前呼び続けてはしゃげあったあの日
うん
あれはアイラブユーあれはたぶん永遠の前の日みたいな
で重要なのがたぶんねこの永遠って何なんかっていうところがずっと入ってくるんですよ
そうだね
そう永遠の前の日って何
うーん
途中の永遠の約束言えなかった永遠の約束
うんうんうん
すごく感じるのは明日春が来たら君に会いに行こうって歌いながら
よく見るとこれ会えへんのじゃないのかと
会えへん感じめっちゃあるね
むっちゃあるやろ
この会えない理由っていうのをむっちゃ曖昧にしてるところがこの歌詞ポイント
そうだね
でねこれを改めて歌詞を歌った時に
最初に実はこの野球部がもうおらん存在なんじゃないかなくなってるとかって思ったんですよ
いやっぽい雰囲気あるよね
っぽい雰囲気あるでしょ
だからこうある種恋人になれなかった思ってた人
うん
を追って会いに行こうっていう意味なんじゃないかと思ったんですけど
ちょっと俺それ寄ってるなと思ったんですよ
それはステージ1やなと思って
岡田斗司夫みたいな形になってきたんですけど
なんかステージ2に行った方が面白いかもしれん
って考えるとなんだかんだで
ずっとなんとなく覚えてる昔の恋
そのなんとなくの一瞬をむっちゃ歌ってるみたいな歌詞だからね
最初にうかいさんがさこれは春の前の日だからつまり冬って言ったじゃん
でもなんかこの彼の野球を見てる描写がいくつもあるじゃん
これさめっちゃ夏っぽくない
夏っぽい
夏っぽい描写ばかりが続いて
この人の心象風景とか後悔を言う時に
明日春が来たらになるからつまり冬が来るんだよね
っていうなんか過去のことをまるっと
美化された思い出とともにかみしめているという
そして今は別に春でも夏でも秋でも冬でもないみたいな感じの歌だね
時間の流れと回想
なんかね時間軸とかいろんなものがねぐちゃってなってるんですよね
でやっぱり夏っぽさっていうのはやっぱり野球部で
ウィーニングボールと甲子園ってやってほしいんですよね
ってなるとど夏
そうだよねスタジアムの完成とかも入ってるからね
夏だよなこれ
で改めて聞くと春の曲なのかこれっていうのがどんどんわからなくなってくる
思ったんですけど明日春が来たら君に会いに行こう
夕立が晴れて時が止まる場所を覚えてるじゃん
夕立って夏の記号じゃないですか
確かに夕立が晴れて時が止まる場所を覚えてるってやばいじゃんか
だからこれはその甲子園のめちゃくちゃ最高だった1日
でおそらくこの1日で彼は甲子園かなんかで勝ったし
名前呼び続けてはしゃぎあったんですよね
でそれが永遠の前の日であると
この人もしかして8月31日とかをずっと繰り返してますか
抜け出せなくなってますかこの世界から
しかも秋の始まり
で明日春が来たらっていうのは
もしまたこの世界から出て春に行くことができたらみたいな
明日春が来たら君に会いに行ってタイムリープを止めようみたいな
なるほど
ことかな私の解釈ね
それおもろいかも
というのはこれ実はね同じメロディで
同じ明日春が来たらの9707バージョンというのがあるんですよ
でそれは1箇所だけ歌詞が違うんです
比較して読んでいくと
一番最初は走る君を見てた白いボールキラキラなんです
次も放射線描いて記憶の奥へ飛んだ
次銀座線の階段駆け上がり見えたになるんです
空の色とともに君の名前を思い出すなんです
じゃあ振り返る君遠くへ追いかけてるまっすぐスタジアムの完成夢の館で繰り返す
の部分だけが変わってるってこと?
そう
もう一回言って銀座線の?
銀座線の階段駆け上がり見えた空の色とともに君の名前を思い出す
戻ってんじゃん
そう
世界
ループ脱出したんです
ループ脱出してるじゃん
2007年に
やば
脱出してんじゃん
ここの違いをすごい考えてて脱出したとともに成長もしてるんですよね
してる
それでもやっぱり振り返っている曲ではあるってことだね
そうそう
まあ脱出はできたけども
つまり結論として
これは夏の歌です
夏から出れない人の歌です
夏から出れない人が春を思う歌
春にあの時あれをああしてたら
夏を一生繰り返さなくて済んだのにという歌です
なるほど
夕立が晴れて時が止まってしまって
そう時が止まってしまったの
甲子園優勝の翌日に
止まってしまって
だから2007年バージョンは脱出した人が思い返してはいるんだけど
それでもやっぱりあの夏の思い出が自分の中に強くあるということかなと思いました
まさかの時をかける少女
タイムリープしてると
タイムリープものでしたね
エヴァンゲリオンでもあるな
そしてエンドレスエイトでもあります
鈴宮春日でもあります
そして坂本悠二でした
そして坂本悠二
いやーもう日本のエンタメのすべてがここに
松高子もそうやしな
松高子もそうですよ
いやーすごいなこれは
いい解釈ありがとうございます
いやいやありがとうございました
素晴らしい曲でした
HYのAM11時
で、もう一曲
上坂さん選んできたの
ちょっと話し合いたいの
結論はまだ出ていないんだが
HYのAM11時
懐かしい
懐かしいですね
俺も懐かしい
これ私小学生ぐらいでしたね多分
あーそっか俺ね高校生でした
あ、なるほど
今の若い人は知らないと思うので
ちょっと歌詞見たり聞いたりしながら
聞いていただければと思うんですけど
忘れている2,30代に言うと
サビが
これね
なんかめっちゃピュアなラブソングとして
当時爆流行りした時期ありましたよね
めっちゃ流行ったよ
発売当時
そうめちゃめちゃなんか流行ってて
これがね
さっき改めて見たら
なんだこれはと思ったんですよ
まず頭からいきますと
目を覚ましてよ
君の声が僕を包み
イエー
窓を開けて
そよ風が君の髪をなびく
部屋から出る僕の腕を掴みながら君は
もう少しだけ
もう少しだけ
と僕に君はつぶやく
これ
ちょっと僕と君が品質すぎて
あの分かりづらいんですけど
あの分かりづらく
これは書いてるんだなと思って
これここだけ見るとだよ
ここだけ見ると
目を覚ましてよと言ったのは君なので
僕は寝てたんですどこかで
僕に対して君が目を覚ましてよと起こしました
で窓を開けたら
そよ風が吹いてきて君の髪をなびかせました
そして僕は何らかの理由で部屋から出ようとしたんだけど
僕の腕を掴みながら君は
もう少しだけ
もう少しだけと言いました
この状況だけ見ると
絶対付き合ってるじゃん
付き合ってるよね
ここだけ読むとだよ
僕と君が同じベッドで寝ていた
君の方が先に起きた
僕を起こしました
僕はキッチンか何かに行こうとしたけど
君は僕の手を引っ張って
もうちょっとだけベッド寝ようよって言った
っていう風に読めるんですよね
絶対付き合ってるじゃんこれ
付き合ってるどころかもうラブラブですよね
ラブラブですよ
もう夫婦の可能性もありますよね
新婚のね
しかも冷めてないカップルですよね確実に
何笑ってんすか
見えてしまったなって次の歌詞があって思ってる
おかしいでしょ
こっからおかしいんだよこの歌
確かに
あのねその次にだからお願い
僕のそばにいてくれないか
君が好きだから
この思いが君に届くように願いが叶いますように
そしてちょっと飛ばしますけど
ラップパートの最後で
いつまでも二人で歩いていこうなんて言えるはずない
でも君が好き
え?
え?
告白すらしていない
でもなんで同じ部屋で寝てんの?
朝を迎えてんの?
朝迎えて
しかもあのあれですよ
部屋出てこうとする僕に
もう少しだけって相手が言うなんて
もうそれイチャイチャしようの意味しかないじゃん
そうっすよ
え?な、なに?
人格いくつある?
ってなってさこの歌
なんかおかしいの明らかに
おかしいっすね
明らかにおかしいの何かが
で考えていったんです一生懸命
まず最初に思ったのは
朝ベッドでイチャイチャしてんだけど
付き合ってもらえてないわけ僕は
で君が好きだからこの思いが君に届くように願いが叶いますようにっていう
つまり本邦な女の子に遊ばれている僕っていう可能性
同じベッドで寝るし
もうちょっとイチャイチャしようよって
朝言ってくるくせに付き合ってくれない女に
入れ込んでる男の話かなと
ステージ1の私は思いました
読んでけば読んでくほどおかしくてですね
その次に考えたのが
部屋を出ようとする僕を引き止めるのは君なんですよね
そうなんですよね
遠くに行こうとしたのは僕でそれを引き止めたのは君なのに
サビとかで必要に僕のそばにいてくれないかって
そばって言葉がめっちゃ出てくるんですよ
でその後も君がそばにいるだけで僕はまた進むことができてとか
やたらと大事なところでそばにいてくれってことをずっと言ってるんだけど
冒頭ではそばにいなくなろうとしてるのは僕なんですよね
だからこれおかしいなと思って何かが
何かがおかしいと思って
でその次に思った読みが
僕は死にかけている
逆に
あのねどういうことかっていうと
目を覚ましてよって君が言ったのは病室です
僕死にかけてます
君の声が僕を包んで窓を開けてって
僕が開けたのか君が開けたのか書いてないのですが
おそらく君が開けて髪がなびきます
部屋から出る僕の腕をつかみながらっていうのは
僕がパトラッシュみたいに
召されようとしているのを必死で
頑張れもうちょっと生きてもうちょっと
っていう意味のもう少しだけの可能性がある
もう少しだけもう少しだけ
現世にいてくれのもう少し
なるほどね
を君は必死で病室で呟いている
僕は生きかけている
生きかけている
生きかけてる
でこれだったらまだわかるんですよ
それがこの世界が闇に染まる前にっていう
そこが闇っつーのはまあもう死ぬですよね
歌詞の深読み
明快の話よね
そう明快の話で
死が訪れる前にこの思いを告げたい
そしてだからお願い僕のそばにいてくれないか
君が好きだからこの思いが君に届くように
っていうのはもうしゃべれないんです
僕はだから死ぬ時まで一緒にいてね
そばで見守ってねっていうことだと思ったんですけど
そばいるやんけっていう話もあって
さっきの読みだとすると
窓から見下ろす街並みは騒がしくてのところは
これね女性ボーカルに変わるんですよね
あーそうっすね
でなんかすごいしっとり歌い上げるパートなんです
窓から見下ろす街並みは騒がしくて
どこか遠く誰もいない場所へとあなたと二人
このまま時を止めてどこか遠く誰もいない場所へ
このまま時が二人を連れ去ってくれてもいいから
これは病室の彼女のことで
このまま時が二人を連れ去ってくれてもいいから
これは病室の彼女の気持ちです
あーなるほどね
もうこの人死んじゃうんだったら
もう私も死のうかなぐらいの
もうどっか行こうかな二人でみたいな
なんかそういう感じ
それをね受けてサビ最後めっちゃ繰り返すんですよね
あー繰り返す
そうもうとにかく僕のそばにいてくれないかって
サビが何回も何回もくるんですけど
これもしかすると
めされかけてる僕が彼女を一緒に
冥界に連れて行こうとしている可能性があるなと
呪詛ですか
そう呪詛の可能性がある
冥界でも一緒にいてほしい
そして彼女もそれを望んでいる可能性があるっていう風に読めるし
あと途中出てきたラップパートね
そうだこんな晴れた日にはどこかへ行こうか
車飛ばし君のとこへ
エンジンテンション車のステロス全てのコンディション
みたいなぶち上げパートがあるんですけど
これはあれです
死ぬ前に見る走馬灯です
走馬灯ってエンジンない?
そう
それか夢っていうかね
こんなことしたかったなっていうね
でもそれは確かにこのラップパート一人だなって改めて思った
一人なの守護が一人で
助手席にあとは君が座るだけって言ってるんですよ
もしかして冥界行きの車かもしれません
あり得るね
もうエンジンテンション車のステロス全てのコンディション
文句なし体揺らしながら鼻歌歌いながらみたいなノリで
冥界に行こうとしている可能性がある
レッツゴートゥハニーズハウス
もうそれはエンマズハウスです
エンマズハウスに行こうとしてます
なるほど
っていうのがステージ2の読みなんですけど
何回読んでもわかんないこれ
なんか気持ち悪いね
歌詞として考えると様々な矛盾があるんだよ
絶対僕がそばにいることを拒んだ後に
サビでそば使わないもん
普通に作詞する側の心境として
一番最初の部分も
なんで目を覚ましてよって言ったら
君が腕掴んでもう少しだけ
もう少しだけって言ってるのかもよくわからんしな
いやおかしいんだよね
ここにめっちゃズレある
いやそうなのよ
先に起こした側が部屋出てくならわかるじゃん
うんそうなのよ
絶対なんかあるじゃんこれ
絶対なんかある
いやだからこのなんかあり具合は
もしかしてと思った時に
もう私は病室読みから抜け出せなくなって
だってそうじゃなきゃ説明がつかないって思って
怖いんですこの歌
視聴者の反応と解釈
AM11時っていう意味もなんかあるんかなと思って
いやそれ死亡推定時刻じゃない
カルテ
カルテカルテ
だって実際その
おそらくだけどラップパートとかは
空想世界なんだと思うんだよね
書き方的に
ってことは最初に窓を開けたり
目を覚ましてよって言った時間が現在時刻
現在進行形の描写であると思ってて
そこが現在時刻だとすると
窓を開けてそよぐ風が入ってくるのは
AM11時でしょみたいな
あーなるほどね
うん
あー
いやでもなんかさっき調べてたら
この曲出した直後に
ファンが
これ彼女を亡くした歌なんじゃないかって騒いでたんだって
あーなるほどね
噂があまりに盛り上がって
HYが公式で否定したらしいんだ
おー
まあそういうことはよくあるよね
宮崎駿のジブリとかもそうですし
さつきとメイは死んでる的なね
そうそう死んでねーよって言ってる
そうそう
だからこれもそういうもうあれよ
もうヨタ話ですよ私が言ってんのもね
でもそれぐらい違和感のある歌詞だよっていうことと
なんか当時のファンはその
彼女が死ぬ側
つまりここで言う君が死んだんじゃないかって
読みをしてたらしいんですけど
私はちょっと守護術語の関係から言って
僕が死んでた方が自然なんじゃないかと思いました
それはでもおもろいな
そうっていうかね
僕が死んでる側の歌ってあんま見たことないんだよね
あー確かにね
うん
言われてみると
見送る側が割と多いな
見送られたことないから
その現世の人間は1回も
誰も1回も死んだことないから
今の生きてる人っていうのは
うんうん
だから本来書けない領域に
挑戦してる歌詞なんじゃないかとちょっと思ったんだよね
すごいよ
書けない領域
書けない領域だよこれは
すげーな
だって意味わかんないもんなんか
いやほんまにそのさっきの
Aからサビのズレもめっちゃ気持ち悪いし
でしょ
なんかさ
普通の人間が意図なくラブソング書いたら
この守護術語関係にならないじゃん
どう考えても
何か隠してますよ
そもそも
そもそも一番最初のAメロで
君と僕以外にも人がいっぱいいるとかね
あー
てか何をしてんねんここでお前らって
そうわかんない
そう
何がもう少しなの
うん
ちょっとそれだけ教えて
HY
そう
ツンさんツンさん教えて
うん
現世の命の話なのかイチャイチャの話なのか
うん
または別の何かもう少しなのか
ちょっとそれだけ教えてほしい
うん
部屋からどこに行ったの
そう
僕は
何しに出たの
うん
だって平日にしてはおかしいし
11時だから
休日やったら君も一緒に行けよ
いやわかりません
わからん
はい
という
うん
ちょっとゾクッとした歌でした
忌み子はみたいな
忌み子は
忌み子は
なるほどね
はい
面白かった
以上です
キリッじゃねえよ
キリッ
よろしくお願いいたします
35:39

コメント

こういう、想像力豊かな人たちが歌詞から考える、「いやそんなこと考えるか?!」な世界、大好き(笑) 昔から日本の歌の歌詞は一貫性がなく、メロディーにキャッチャーな言葉をサビでただ乗せているだけの曲が正直多いと思っているので、ボイスが入っている曲はあまり聴かないです。むしろ振り切ってわけわからないこと、ただ口ずさむのに心地よい言葉が連なった曲を好むようになりました。 そもそも歌の歌詞にまとまりなんてないのかもしれない。

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