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2025-12-19 16:45

2025/11/28 安倍元総理襲撃事件、山上被告の裁判

山上徹也被告は2022年7月、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、参院選の応援演説を行っていた安倍晋三元総理(当時67)を、手製のパイプ銃で銃撃し殺害したとして、殺人などの罪に問われている。10月28日の初公判で山上被告は、「すべて事実です。私がしたことに間違いありません」と起訴状で指摘された行為をすべて認めた。今回は京都府立大学准教授 宗教2世 自助グループを作った横道誠さんに話を聞いた。







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サマリー

安倍元総理の銃撃事件に関連する山上被告の裁判では、事件の背景や被告の家族の影響が明らかにされています。また、統一協会と政治家の関係について議論が行われ、宗教二世としての苦しみや信仰の影響が語られています。さらに、宗教被害やその影響に関する討論も展開され、裁判を通じてメディアの報道の自由や政治と宗教の関係にも触れられ、社会としての対応が求められています。

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わぁ、私も行きたい。
お楽しみに。
山上被告の裁判の開始
今週のフカボリ
今週の注目の出来事を振り返り、本音で深掘る今週のフカボリ。
安倍元総理大臣を銃撃したとして殺人などの罪に問われている
山上哲也被告の裁判が始まりました。
裁判では、土井風華に入審していた母親、そして山上被告の妹も証人尋問に出庭し、
山上被告が事件に至った背景が明らかになってきました。
そして現在、山上被告の被告人尋問が行われています。
そして、初公判で被告は全て事実ですと基礎内容を認めました。
母親の尋問もありました。そして妹も尋問を受けています。
そしてこの仮定で山上被告の老いたちが明らかになりましたね。
壮絶な反省だったということは分かりました。
父親が自殺、そして91年に母親が旧統一協会に入信。
宗教と家庭の影響
大学に進学を希望していた兄だったんですけれども、
経済的な理由からそれは母親が1億円近いお金を協会に収めていたということが分かりました。
兄は病気となり手術を受け、そして自殺。
もう絶望した山上被告。山上被告自身も大学に行きたかったけれども、
自衛隊に入隊してその後また自殺ミスを図ります。
その後なぜ犯行に至ったかなども語られています。
そして安倍総理、元総理を標的にしたことに関しても、
政治家がメッセージを送るということは、
この宗教団体が公に認められてしまうという絶望しかなかったということを語っています。
この母親なんですけど、教団に責任があったかと聞かれると、
はいとは答えているんですが、一方今も旧統一協会を信仰していると話して、
脱関については明言を避けたということなんですね。
ちょっと私たちには分からないことがいっぱいあるんですが、
この時間この方にお話を伺ってみましょう。
ご自身も宗教二世で、二世の次女グループを立ち上げた、
京都不律大学、準教授の横道誠さんとつながっています。
横道さんお願いします。
はいお願いします。横道誠です。
横道さんがここまでの裁判で気になったこと、
それと横道さんの立場だから、こういうことになるんだろうなと感じたことはありますか?
そうですね。やはり彼が行動を起こしたのが、
怒りに基づいてというよりも、これ以上被害を広げたくないというような、
正義感に基づいたものだということですね。
もちろん殺人をしているわけですから、
見方によっては独善だとしか思えない人もいると思うんですけれども、
実際に日本の非常に影響力のあった政治家が、
長年にわたって統一共和で従着していたという事実が明らかになっていますので、
そのことに対して非常に注目しながら見ています。
この親が信仰している、
それは否定できないというか、
親には逆らえなかったり、責められなかったりするものなんですか?
昔だったら伝統的に自分の一族が信仰してきた宗教を、
自分も信じるということが多かったと思うんですけど、
現代の日本では無神論者が多いので、
宗教に入る人というのはやっぱり、
大体の場合には非常に悲しいことや悔しいことを経験した人が、
宗教に救われて入信するということが多いんですね。
それだけにも信仰心も強固で、
かなり共振的になってしまうことが多いわけなんですよね。
だから私自身の母も、
統一教会とは別の宗教の信者なんですけど、
やはり全然戒心するつもりはなさそうですし、
山上碇が事件を起こした後、
私はいろいろなところで発信をしてきたんですが、
それを見ても母は心変わりをしないようなので、
自分が一番つらい時に宗教に作ってもらったという思いがありますので、
なかなか宗教一世と言われる人々の心変わりは難しいものなんですよね。
それを今回の裁判でも、
山上碇国の母親からまざまざと感じることができました。
しかし、献金の額もすごいですよね。
2000万円に始まって、3000万円、4000万円、
だから1億円くらいの献金をしているわけで、
ご自身の生活、家族の生活はガタガタになっている。
それでもその気持ちって動かないものなんですかね。
そうですね。一種のギャンブル的な要素があるというか、
積み込みも積み込むほど、
自分の前世から背負っている罪が軽くなるだろうとか、
来世では幸せになるとかいうのがあるから、
一種の投資の感覚にも似ているわけなんですよね。
私たちがすると、そういう宗教を信じないので、
無駄なことをしているとか、
騙されているだけってイメージがわからないんですけれども、
本人たちにとっては非常に大きなリターンを期待できるので、
やってしまうということなんですね。
本来の宗教の役割っていうのは、
政治と宗教の関わり
さっきもおっしゃっておりましたが、
やはり人間の心を救ってくれるというか、
何らか大変な時の心の拠り所になるというのが、
本来の宗教の役割ですよね。
そうなんですね。
現代社会というのは非常に複雑でややこしいので、
宗教というのはすごくシンプルなメッセージを
訴えることが多いんですよね。
みんなでこの教えを信じたら、将来は救済されるとか、
そういうふうなものが、
現代生活に使われたその心を捉えやすくなってしまっていて、
それだけに、一種の原理主義といいますか、
その経典に書いてあることや、
中心的な教義を絶対的に信じれば、
絶対的にいいんだというふうな、
共振的なことになってしまうので、
しかし現在の日本というのは、
人権というものを非常に大事にする社会なわけですから、
宗教団体がそれを踏みにじってはいけないはずなんですけれども、
新宗教の多くの宗教、
あるいはカルト的な団体というのは、
それをやってしまっているわけなんですね。
なぜその宗教の主催者が、
そのように家族を窮地に貶めるほどのお金を、
献金を吸い取ったりする、
そういうことを行ってしまうのでしょうか。
やっぱり宗教をやっている側としては、
昔ながらの感覚でやっているというよりも、
現代的なビジネス延長として、
お金稼ぎの目的でやっているという面があるところはありますよね。
特にその莫大な献金を求めるであるとか、
ノルマ的に自分たちが発行している雑誌であるとか、
本であるとか新聞とかを複数購入するように求めてくるとか、
そういうところなんかは悪質なところではないかなと思いますね。
私は今回の事件まで、
旧統一協会と政治がそんなに関わっているということを、
知らなかったというか驚いたんですけれども、
政治と宗教の関わりは横道さんどう思われますか。
多くの人が驚きましたよね。
ですから安倍政権に関しても、
非常に多くの人が支持を表明していて、
反対するのは一部の左翼的な知識人であるとかであって、
多くの国民から信任されていたんですけれども、
安倍首相は自分の任期であるとかに、
一種自信を持っていたからなんですけれども、
やはり政権末期に統一協会のビデオメッセージに登場して、
団体に対してリスペクトするというようなことをしてしまったと。
すごく自分の力に対して過信があったと思うんですけれども、
それがあって今回の反抗につながったということですよね。
山上被告、はじめ宗教二世の皆さんが
SOSを発信することってやっぱりできにくいんでしょうか。
そうですね。やっぱり長年宗教二世というのは影の存在というか、
なかなか社会問題にならなかったんですよね。
だから90年代にオム事件があって、
その時にも子どもたちの信者の様子なんかが、
部分的には映像に載ったりとかしたんですけれども、
やっぱり教団の犯した凶悪な反抗とかのが中心的な報道で、
宗教二世問題が社会問題化しなかったという問題があるんですね。
山上被告が事件を起こした直後も、
宗教二世という言葉はなかなかメディアに出なかったんですよね。
なぜかというと宗教二世というのは、
当時まではインターネットのスラングのようなもので、
報道の人々がそれを流していいのかどうかということを
ためらったのではないかと思うんですよね。
事件が起こってからは宗教二世たちが、
以前から発信していた人たちが非常にびっくりすることになりましたね。
それまで自分たちの問題は社会から無視をされるものなんだと、
諦めていたところが、誰も彼も宗教二世の問題で騒ぐようになったので、
私も含めて多くの投票者がびっくりしたり喜んだりしましたけど、
半年か5年くらいで報道が鎮静化して、
どうなるのかなという不安なところに、
現状の裁判が進行しているというところであります。
横道さんはやはり宗教二世の児童グループも立ち上げて、
たくさん発信していらっしゃいます。
山上被告の裁判と宗教被害
そして今回の出来事もいろいろ発信していらっしゃいますが、
横道さんの親御さんに何か直接お伝えしたこととかはあるんですか?
いや、私の場合にはもう親とは絶縁状態で、
もう10年近く経っていないんですね。
やっぱりそういう葛藤があったので、
山上国の気持ちなんかも感情移入するところがあります。
私と山上国はほとんど同い年で、
だから世代的な共感とかも一定程度あるんですね。
つまりいわゆる就職氷河時代というか、ロス人と呼ばれる世代であって、
成人以降の人生が非常に生きにくかったと。
子供の頃には日本が世界中高な国だったんだけど、
成長してからは全然反転したことになってしまったということで、
苦しんできたことがあるので、そういうふうな共感もあるんですが、
もちろんそういう宗教被害の問題を世代の問題にすり替えるということは危険なことなので、
基本的にはやっぱりこれは宗教被害という、
やはり日本でもまだ未だに一般的になっていない概念から考える必要があるかと思います。
つまり宗教団体というのはもちろん悪ではないんですけど、
人間が運営しているものですから、どうしても人災というのが起こり得るんですよね。
そのことに多くの人は目を瞑ってきたというか、
その信教の自由があるからそこには立ちしないというふうな
時代が何十年も続いてきたわけですね。
これどうなんですかね。
事件があった後、他の宗教人生の方からの相談とかは増えました?
それはもちろんそうです。
統一教会というのは教団の規模としてはそんなに大きくないので、
信者数の数も限定的なんですね。
ですがやはりSNSなんかでは当然統一教会の人生が中心になって、
こう言われてたくさん活動が起こりました。
ただやっぱりその教団規模が小さいということは、見張りもしやすいということなんですよね。
発信している人が誰かに特定されて、
それが脅迫につながるとか、
そういうこともあるので、
統一教会の人生たちは非常に声を上げにくくて、
だから発信の活動をしている人は大体の匿名でやってますね。
一時期時の人だって小川さゆりさんなんかも匿名の名前です。
これからそういった宗教被害をなくすために、
社会ができることも法律だったり市民だったり、
どういうことが考えられますか。
やはり事件が起きてから半年後ぐらいに、
こういうことをするのは虐待の一環なのでやりましょうという宗教に関する虐待行為のQ&Aが出たりとか、
あるいは厚生労働省の管轄でしたけど、
さらには学校で以前からいじめとか家庭内虐待とかを調査するためのSOSレターというのを配布していたみたいなんですね。
小中高で長年配布しているものなんですけど、
そこにも宗教虐待の問題なんかを含めて答えてくださいというようになりました。
ですが法的な裏付けがないのでほとんど機能しないんですよね。
そのQ&Aなんかもいろんな自治体に送って参考にしなさいということだったんですけども、
ほとんど機能しないことが調査によって分かっています。
ですからやはり何らかの形で宗教虐待に関する、あるいは宗教被害に関する関連する法の整備なんかが必要ではないかと思うんですね。
こういう出来事のメディア側の伝え方についてはどう思われますか。
やはり難しい問題として、
最近誕生した政権が安倍政権の後継政権のようなものなので、
メディアが萎縮しているところがありますよね。
つい最近裁判なんかでも安倍晋三元首相が微増メッセージに出たことが話題になっていましたけど、
それ以前はテレビなんかではそのことも全く報道しなくなっていました。
つまりかつては報道していたことであっても、
現政権のことはわかっているでしょうけれども、
統一協会の被害に被告が苦しんだことはわかるんだけど、
なぜそれが安倍元首相に向かったのかわからないというような論調を報道したりとか、
非常にマスメディアの自由度が低い国なんだなということを改めて感じさせましたね。
メディアと社会の役割
分かりました。どうもありがとうございました。
ご自身も宗教二世で、二世の自助グループを立ち上げていらっしゃいます。
京都不律大学、準教授の横道誠さんに聞きました。
よく僕らが政治と宗教、それから冗談めかして野球の話はね、
それぞれの考えがあるから簡単にはできないみたいなことを言ってますが、
こういうことが起きてしまうと、簡単ではないかもしれないけど、
いろんな出来事っていうものをちゃんと表に出していく。
それに関して我々が社会が何かできることがあるのかというのを考えなきゃいけないんですよね。
深堀への感想もお待ちしています。
手先です。
深堀はポッドキャストでも聞くことができます。
ぜひ世の主導、今週の深堀で検索して、ポッドキャストでもお聞きください。
今週の深堀でした。
椿ファクトリーの今夜だけウカレディオ。
約1年ぶりの公開収録の開催が決定しました。
タイトルは、今夜だけ超ウカレディオ3夜目。
出演メンバーは小野水穂、予風ルノ、土井風華の3人。
2026年1月22日木曜日の夜、西新宿なる劇で2回開催します。
そして公開収録の模様は動画でも配信予定です。
詳しくは公式サイトやSNSをチェックしてください。
来場者プレゼントも準備して待ってますよ。
わー!私も行きたい!
お楽しみに!
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