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2021-05-11 19:09

UI デザイナーのキャリア

デザイナー 山下一樹(ヤマシタカズキ)がリスナーの皆さんからお寄せ頂いたテーマをもとにお話します。ハウツーや手先のノウハウばかりではない、デザインのまわりにあるお話。今回のテーマは「UI デザイナーとしてのキャリアはどう考えるか?」

ご質問、ご意見はこちらからどうぞ。https://forms.gle/bDmZ9Yo9MfyQzjiN6
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デザインのまわり。 デザイナーの山下一樹です。このポッドキャストでは、私がデザインの仕事をしながら感じたこと、思ったこと、デザインのまわりにあるお話をお届けしています。
そして、僕の話をうまく噛み砕いて進行してくれているこの方も。
アシスタントの奥様です。コミュニティや企画運営をしながら、デザインも携わっています。
今日もリスナーさんからメッセージをいただいていますので、早速ご紹介いたします。
今日はRYさんからいただきました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
いつも聞いています。私はUIデザイナーとしてアプリのUIデザインを仕事にしていますが、これからのキャリアについてふと考えることがあります。
山下さんのUIデザイナーとしてのキャリアはどのように考えられていますか?というメッセージをいただいております。
はい。ありがとうございます。
UIデザイナーとしてのキャリア。
UIデザインはユーザーインターフェイス設計、だからタッチするところとかを実際に作っている人のことだよね。
そうですね。アプリのUIデザインということはスクリーンのデザインかな。
毎回テーマが大きくなっていっている気がする。番組を進むにつれて。
もちろん山下さんもUIデザインというものが手掛けられている。
そうですね。UIデザインの仕事もしています。
そういうUIデザインのキャリアを考えたことはありますか?
これ正直考えたことがないのかもしれないですね。
UIデザイナーですという瞬間は、UIデザインの仕事をしているときはそう言うけど、
私はこれから先ずっとUIデザイナーですという感じで考えたことがないですね。
何て言うのかな。
デザイナーですって名乗ったのも最近だし。
言ってたね。
前放送で言ってたけど。
それまでは何を名乗ったの?
もちろん人に紹介するときはデザインの仕事をしていますとかって言ってたし、
情報設計の仕事がメインなんですって言っても伝わらへんやんか。
そういうことか。
でも心の中では情報設計の仕事をしていますっていうのが、
自分の肩書きでありキャリアであるっていうふうに考えてたってこと?
そうですね。仕事の中心がそうだったので素直に言ったらそうかなっていうのと、
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その延長線上にUIデザインがあるっていうイメージですね。
だからUIデザインは自分のやってる全体の仕事の中の一部分としてあるっていう認識だよね。
そうですね。
山下さんの中ではUIデザイナーっていうのはキャリアではなくて、
持ってるスキルの一つだっていう認識?
確かにそう。スキル。スキルの一つや。UIデザインって。
なるほどな。
あとRYさんはUIデザイナーだけをしてるから、今それはキャリアだと考えているし。
そうだね。UIデザイナーとして仕事をスタートしたんじゃないかな、きっと。
そういうことか。
仕事をしたての時って、キャリアをやっぱり考えちゃうよね、そら。
2年後、3年後、5年後とか。
どうしていこうかなって?
そうそう。会社側でそういうのが設定があるかもしれないし、ないのかな。
UIデザイナーとして3年間はアプリのUIデザインをした後、次はこういう道がありますよみたいな。ないのかな。
そうだね。フリーなのか会社員なのかによってもだいぶこの話違ってくるかもね。
確かに。RYさんはどっちなのかな。
もし会社員だったら、じゃあ今その会社の全体の中であなたは今UIデザイナーってねって言われていてっていうことだよね。
そうですね。
でもそうすると、なんとなくプロジェクトマネージャーとかになっていくようなキャリアのイメージが勝手にあるけど。
あとは最近よく言われているのが、デザイナーも育てる側に。
管理職?
うん。デザインマネジメントっていうのもあるし。
もうちょっとUIデザインからスキルを広げてコンサルティングに行くっていうのもあるし、専門性を尖らせればユーザビリティの方に専門家として進むっていうのもあるし。
確かに確かに。デザイナーさんでずっと画面を触ってデザインをずっとしてるっていうキャリアを好む人と、
やっぱりそういうちょっとクライアントと話をしたり全体マネジメントするっていう、そっち系に進みたい人と結構2パターンに分かれてるような印象がある。
確かにそういう分け方もあるな。
うん。なんかそれでデザインの方に戻ってくる人とかも見たことあるし。
うん。デザインに戻ってくるっていうのでよく聞くのが、
一旦自分がスクリーンのデザインとか画面のデザインをしていて、マネジメント系に進むとスキルが劣ってくるんよね。
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売ってないと。
うん。それがちょっと怖くて、マネジメント系に進むと嫌だっていう声を聞いたことあるね。
うん。単純に作ってることが好きでマネジメントが好きじゃないみたいなパターンもあるのかなと。
うん。あると思う、それは。
今日はだからどういうキャリアがあるかっていう話でもあるから、もちろんデザインマネジメントみたいな仕事もあるっていう紹介だし。
うん。そうですね。
逆にUIデザイナーのままでずっといるみたいな中で、キャリアみたいなステップアップみたいなのもあったりするのか?
いや、それがない気がしてて、UIデザイナーっていう職が生まれたのも最近だけど、
僕がやり始めて何年経つのかな、12、3年くらいやってるけども、
なんかあんまり長くUIとかスクリーンのデザインの仕事がずっと続くイメージがあんまりなくて、
なんでかっていうと、UIもパターンがやっぱり決まってきたし、
なるほど。
ライブラリも豊富になっているし、もしかしたら自動化というか、
パターンに合わせて自動的に作られるみたいなこともUIだったらあり得るしね。
あ、そうなんだ。
あ、そっか、アプリだからね。そのウェブのデザインとはちょっと違うもんね。
うんうん。
ある程度こうルール化されてるというか。
そうそう。草野さん、前なんかアプリ作ってたよ。
え?作ったっけ?
あ、あれ?スプレッドシートから引っ張ってくれるやつ?
そうそうそうそう。
あんな感じでコンテンツが中心にあって、
もうこれ後公開するだけみたいな作業だったでしょ。
うんうん。
だからあそこにはUIデザインっていう仕事がないよね。
あーなるほどね。
簡単に言うとそういうこと。自動化みたいな話を。
じゃあUIデザイナーとして、例えば、
例えばだけど、紙のデザイン、DTPの土地らしのデザインとかで、
あの人のデザインはとにかくいいからみたいな感じで、
単価が上がってくるみたいなものってあったりするんじゃない?
あー。
有名になったりさ。
グラフィックデザインね。
アートっぽくなってくる。そうそうそうそう。
でもUIデザイナーにはその道はないんじゃないか。
僕の考えではそう。
グラフィックデザインってやっぱり個性も出せるし、
もちろん情報をどう見せるかっていうスキルも大事だしで、
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本当にやっぱり可能性はどんどんあるんだけども、
UIデザインってどっちかというと、人とサービスをつなぐインターフェースだから、
そこにあんまりこうアーティスティックなところをぶつけても、
逆に使いにくくなったりするでしょ。
うんうんうん。
そんな奇抜性求められてないよねみたいなね。
うんそうそう。もちろん見せ方とかは大事だし、
インタラクションとかになっていくと、
もうちょっとやる作業が増えるんだけども、
あんまりそこに重鎮UIデザイナーみたいな、
なんかそういうイメージはなくて、
強いて言えばぼやっとしてたものが分かりやすく表現されて、
アプリとして形になりましたみたいなところのスキルは求められがち。
なるほどね。
どっちなんだろう。
どっちなんだろう。なんかこのRYさんがどうなりたいかにすごくよるよね。
そうやね。それはでもなんか言ってしまったら終わりやな。
終わっちゃうか。
でもあの今言ったように、
あんまり先がないって言ったらちょっと言い方がきつすぎるけど、
なんかその辺を直感的に感じているのかもしれない。
もしじゃあ今UIデザインの仕事を中心にやってます。
なんか次にプラスアルファを出していくとしたら、
どこの領域がいいんだろうとかそういうのがあるのかな。
多分そうだと思うけど、
今ご自身でそのUIデザインをやってる時って、
多分好きでやってると思うし楽しんでやってると思うんやけども、
もうちょっと深掘りしてどういうところが私好きなんだろうみたいなところ。
それを深掘りするのも一つキャリアを見つける手がかりになるかなと思うし。
確かに。なんか見た目が可愛いデザインの画面を作れたなってことが楽しければ、
もしかしたらグラフィックとかの方が楽しめるし。
そうやね。
整頓されてて美しいとかだったら情報設計とかかもしれないし。
そういうイメージかな。
うん。まさにそれ。
全部言ってくれた。
僕の場合はわかりやすさを追求するところがやっぱ好きで、
整頓されていくという、混沌とされてたものがまとめられてというか設計されて、
一つの形になって使いやすくなっていくっていう過程が
UIデザインをしてる時は好きで。
なるほど。
もちろんそこにはユーザビリティとかアクセシビリティっていう専門知識もつけないといけないから、
その辺の学習意欲もあるし、
そのところで仕事の楽しさっていうのを感じてるのかな。
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もし今の増田さんのキャリアとかUIに関しての考え方にひっくりくれば、
情報設計とかちょっと増田さんと似てるような仕事っていうのは次のステップとかキャリアに取り入れると面白いかもしれないね。
うんうん。
そこじゃなくて私はこうなんだよなとかもし聞いてて思ってもらえれば、
それが何なんだろうみたいなことを深掘って言ってもらえて、
次のステップが見えるといいよね。
うん。
でも草野さんが言ってくれたUIデザインってキャリアじゃなくてスキルじゃないっていうのって結構響いた気がするな。
良かったのかな。
良かったんじゃない?
アドバイザーにとってそれが良かったらいいけど。
5日の回で言ったかもしれないけど、UIデザイナーでスタートした先ってやっぱ目指すものが狭いというか、
うんうんうん。
スクリーンのUIデザインしかできなくなっちゃうんよね。極端に言っちゃうと。
うんうん。
だから最初から別にUIデザイナー目指さなくてもいいのになとは僕はよく思ってて。
あーよく言ってますね。
でも好きだからやってるんだと思うし、その好きなところの先って何なんだろうっていうのがまだ見えてないのかなっていう気がする。
うん。
自分が何を感じてるかを観察する。
うん。
山下さんもきっとそうやってしてきたから今の仕事に行き着いているっていうことかな?
いやしてきてないよ。
あれ?綺麗にまとまるかと思ったのに。
いや成り行きやと思うけどな。
確かに。キャリア、キャリア成り行きだよね。ほとんど。
思ったかもない。
すごい、そう、そうやね。
私もそうだからさ、キャリアと言えるキャリアと。
でも真面目に答えなきゃとは思いつつも、
まあそのロールモデルを示した方が本当はいいんだろうけど、やっぱり。
そうかな。
若かったらそう思うと思う。
でも質問にちょっと立ち戻ってみると、
山下さんのUIデザイナーとしてのキャリアはどのように考えられていますかっていうことを聞かれていて、
結構今話してきたのってこういうことかなとかちょっと一般論というか、
なんかそういうのが多かった気がするけど、
実際山下さんはどのように考えられていますかって聞かれたらなんて答えるの?
いやだから考えてないよね、きっと。
ごめん、ほんまごめんって感じ。
考えてこなかったってこと?
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たぶん。
成り行きに身を任せて言ったらここまで来ました?
いやそうじゃないけど、やっぱり一方その情報設計っていうところにやっぱり執着があるんだろうなと思ってる。
もうちょっと向き合ってみたいと思うね。
山下さんはUIデザイナーとしてのキャリアっていう風に言われれば、
そこには特にこう何かを考えてできたわけじゃないよっていうことになるけど、
でもその代わり、情報設計ってことについてのキャリアというか仕事っていうのはすごく考えてきてて、
その中にUIデザインっていうスキルは入っていたよね、ということか。
そうですね。
今の聞いてRYさんがやっぱり私UIデザインにすごいやっぱりこだわりあるわとか思えば、
なんか山下さんの情報設計のように何か突き詰めていっても、
うちらはわからなかったに違ったら面白そうだし。
そうですね。
でもそうじゃなくて、やっぱりもうちょっと幅広い意味でっていう意味でもし質問くださったら、
前半に話してきた何か情報設計の側面がUIデザインの中で好きなのか、
可愛く見せれたとか素敵に見せれたみたいなのが好きだったらグラフィックなのかとかそういう何が。
何が好きか、何が楽しいか。
それに尽きる気がするな。
なるほどね。
そういうことかもしれないね。
でもそういうと思うけどな。
そうだね。
たぶん今回のいただいたご質問について話せる感じっていうところでしょうかね。
そうですね。
面白かったな。
面白かった?
キャリアについてとかの話を聞かれることが結構普段あるので、
高校生とかとも最近話すことが多くて。
でもなんか同じものをUIデザインって同じものを扱ってても、
別に一側面だけじゃないんだなとか、
いろんな考え方あるなみたいなことがちょっと自分の中で整頓できたので、そこが面白かったですね。
やっぱりその若いうちをね、キャリアについて考えるのって。
なんとかなると思うけどな。
キャリアって何なんだろうって結構考えるもんね。
進んできたなんて思ってないからさ。
そうやね。本当にそう。
今何が楽しいかかな。
でもどう生きていきたいのかっていう話かもしれないよね。
壮大、それは。
ちょっと長くなりますね、これまた。
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もし聞きたい人がいれば、あの話の続きが気になりますね。
そうですね。
デザインの周りの話にならないのかな。
いいのか、周りの話。
遠くにありすぎるよね、それ。
じゃあ今度クラブハウスからやろうか。
いや、それはせーへん。
せーへんか。
じゃあそんなところでしょうか。
質問募集とフォローのお願いを最後にさせていただきます。
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こちらからお寄せください。
はい、お待ちしてます。
それでは今日も聞いていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
ではまた。
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