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2021-02-22 17:14

UI デザイナーのスキル

デザイナー 山下一樹(ヤマシタカズキ)がリスナーの皆さんからお寄せ頂いたテーマをもとにお話します。ハウツーや手先のノウハウばかりではない、デザインのまわりにあるお話。今回のテーマは「UI デザイナーのスキルを上げるには?」
ご質問、ご意見はこちらからどうぞ。https://forms.gle/bDmZ9Yo9MfyQzjiN6
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デザインのまわり、デザイナーの山下一樹です。 前回から番組で取り上げていきたい内容、質問を募集したところ、早速リスナーさんからいただきましたので、それから行ってみたいと思います。
はい、じゃあ今回いただいた質問なんですけれども、RKさんからですね。 UI デザイナーのスキルを上げるにはどうすれば良いでしょうか?という質問を今回いただいております。
ありがとうございます。 UI デザイナーのスキルを上げるには。
すごい直球な質問やなと思って。
なるほど、確かにシンプルだしね。
UI デザイナーを別に目指さなくてもいいんじゃないかなと思ってて。
それはどういうこと?
UI デザイナーのスキルって、グラフィックデザインのスキルがベースにあって、その上に UI デザインのスキルがあるみたいな感じなので、まずグラフィックデザインのスキルを磨く方が僕は早いかなと思うし。
なんかあえてアプリとその UI デザイン周りのすごく狭いところに入ってやるよりかは、その大きなデザインのところの領域からやっていった方がいいんかなと思うけどね。
RK さんが今 UI デザイナーになってどれぐらい経つのかによって結構答える内容が変わってくるんですけど。
もし UI デザイナーが初めてのデザインのお仕事なんだったら、UI デザイナーになろうとは逆にしないで、広くグラフィックデザインの勉強からスタートするのがいいなと思ってます。
最近よくあるのが、ウェブデザインは結構長いことされてて、UI デザインのところまで領域を広げてお仕事をやりたいという方だったら結構いろいろアドバイスがあって、RK さんはそういう方なのかなという風に仮定してみようかなと思ってます。
当然グラフィックツールとかいろいろ使われてきているので、作るのはものすごくできると思うんです。
ただいざ自分がサービスとかアプリのデザインを任されたときに、何からしたらいいんだろうってわからないと思うので、まずやっぱり自分の中で引き出しをたくさん作らないといけない。
引き出し。
例えばボタンであったりとか、ボタンのデザインとか画面のパターンっていうのがやっぱりあるので、その引き出しを増やすためにたくさんのアプリをまずはUI デザイナーだと自分が思った上で触ってみる。
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参考にするってことかな。
普段研究法とかLINEとかのアプリ使うときって、僕らそういう目で見てないし、もちろん目的があって使ってるわけで、普段使い慣れてるアプリは余計に使い心地がどうかなんて意識することなく使ってると思うんで。
慣れちゃってる部分とかあるね。
UI デザイナーの目で見てみるっていうのは一つ勉強になるかなと思います。
UI デザイナーの目ってどういうことなの?使い心地はどうかなって思いながら触ってみるってこと?
そうですね。最近デザイナーさんに関わらず会社の中でもすごく同じことを言ってることがあって、よく昔からもうちょっと考えたらどうとか考えなさいって言われたことないですか?
あります。
僕もめっちゃ言われたけど、考えるってなるとわからないよね。考えるってなんやろって。
何を考えたらいいんだろうって。
僕はだからちょっと言葉を置き換えてて、思ってほしいって思ってる。
思ってほしい?
どう思うって。
なるほどね。
だからアプリの立ち上げたときにどう思うかと。
じゃああれはね、アプリ見て、自分はどう思ったってものをアウトプットでスタビするとすごいいい練習になるのかもしれないね。
そう、まさにそうで。
今僕はこれを明日の天気を知りたいと思ってる。今この画面見て僕どう思うんだろうと。
すぐ分かった。すぐ分かったんだったらいいとかね。
確かに快適だと思えているんだなってことを理解するってことだね。
なんでここにこれがないんだろうとか逆に。
そういうの新しいアプリ触るとすごいいっぱいあるな。どうしたらいいんだろうと思うアプリいっぱいある。
確かにそうやね。僕新しいアプリが出たときは、これはもう職業病なんやけど、起動してからずっと画面収録をしてて。
なるほど。
で、立ち上げてからずっと動画で、iPhoneだったら撮れるんやけど。
迷いなく進めてたらいいし、何か止まってたらあそこでつまずいてるんやろうなっていう、後から見てわかる。
こっちはもう使う気満々なので、いろいろ操作しまくるはずなので。
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そこと、作り手側が多分ここを押してほしいんだろうなとか伝えたいんだろうなというところが一致してたらいいアプリなんやろうなと思う。
そうだね。あるよね。もうどうしたらいいんだろうと思って。
なんとなく過去の経験上こうかなっていう、謎解きゲームなのかなみたいに使わないといけないアプリとかあると。
これ私はいけたけど諦めた人いっぱいいるだろうなって思うやつとかもいっぱいある。
あとは使うだけではなくて、モシャって僕ら呼んでるんですけど、アプリの画面のスクリーンショットを撮って、
同じ画面をツールで組んでいくっていうのもUIデザインのスキルアップの一つの方法でおすすめしてます。
なるほどね。グラフィックのときもやるよね。
ウェブデザインのときもモシャはおすすめしてたんやけどね。
単にやっぱスキルっていうかツールのスキルのアップにもなるし、
ただこれ注意しないといけないのは、画面をなぞっていくわけだから全く同じものを作っていくんやけども、
ファンに写してるだけやったら作業になっちゃうので、全く意味がないことになっちゃう。
だからよくそのモシャどうなんっていう話も実はあって、
僕はそれやり方次第でいいものにもなるし、やるだけ作業の無駄になるし。
一番やってほしいなって思うのは、見てここにボタンがあるよねと。
そのボタンと同じものをグラフィックツールで作っていくんだけども、
なんでこのサイズなんだろうって思いながらやっていく。
例えばボタンとかだったら角丸になってたりするやん。
Rが6ピクセルか8ピクセルなのかアプリによって違うけど、
なんでこのRなんだろうって思いながら同じものを作る。
なるほどなるほど。
確かにさっきアプリをいっぱい触ることですってことも言ってたと思ったんだけど、
でもアプリも普段いっぱい触ってるじゃない?日常の中で。
単純に。でもやっぱりそういうことって思ってないなって思ってて。
思ってない。
今の意識の話とアプリいっぱい触るってことと、
模写するってことと意識をするってことは全部イコールというか。
だからそれをやってない人が模写ずっとやっててもたぶん上達しないように。
ツールを使うスピードが上がるかもしれない。
それもすごい大事な練習なんやけど、
それでまた次自分がUIデザイナーとして何かサービスを目の前にして
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デザインをしようとしたときに何も出てこなくなるんだよね。
それだと。
そうだね。
応用が効かないってことだよね。
でもそう考えると、別にアプリとかさ、
そういうんじゃなくて日常生活の中でもそういう意識とかしてたりはしないの?
僕とかは看板とか見てね。
これ分かりやすく書いてあるなとかやっぱり見ちゃう。
なんかエレベーターのボタンとかさ。
あ、出た。
エレベーターのボタンは離さないって決めてるんで。
そうなんだ、そうなんだ。カットしようじゃあここは。
逆になんで離さないのか、また今度にしようよ。
分かった。
あ、おかしい今の。
これで答えになったかな。
なんか意外とスキルのものとして話したなっていう風に思ってるけど。
話されてた?ちゃんと。
うん、なんかほら最初さ、この話ってでも結局スキルの話じゃないってことになるよねって言ってたじゃん、その撮る前にも。
うん。
意外とその話になったから。
そっち側のスキル、具体的なハウトゥーじゃない話になるのかなと思ってたからさ。
うん、この番組らしいな。
なんかこうUIデザインで僕起業したから、えっと2013年。
当時はUIデザイナーもそんなにいなかったし、
アプリも結構たくさん出てきた時やったから、
まさにUIデザインで食っていけるわみたいな感じでおったんよね。
うんうん。
ただ今こう2017年ぐらいから、
まあたくさんアプリも出尽くしたし、
アプリが出尽くしたというか、UIデザインのパターンとしてはもう結構出尽くした感じがあって、
あとはグラフィックの違いか情報設計の違いだけなんよね。
だから今から別にUIデザインのところを一生懸命やるというよりかは、
やっぱりグラフィックのスキル上げる方が次のキャリアにつながりやすいし、
逆にそのアプリとかUIデザインのところに閉じないでほしいなと思う。
若い方は。
だってUIデザインってメインがあってサブがUIなんよね。
メインっていうのはそのアプリそのものだったりサービスそのものだったり。
内容的な意味だね。
これはアプリだけじゃなくてウェブサイトもそうやけど、
そこの付属がUIでその先にユーザーがいて、
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その人とサービスをつなぐのがUIなんやけど、
そこの付属のところだけやるっていうのは結構違和感があって、
メインを好きじゃないのに付属のUIができるなんて絶対僕はできないと思う。
ちゃんとそのサービス自体をまず伝えられてますかみたいなことってこと?
そうそう。サービス自体が好きかどうかも大事で、
インハウスのデザイナーだと自社のサービスがあったり、
いかに使ってもらうかとか、そんなことを考えてデザインをされてると思うけれども、
実際自分がそのサービス好きかどうかはまず自分で確認してほしいなと思うし、
好きじゃないのにデザインをやってるんやったら、
ちょっとそれは考えた方がいいかなと思う。
とはいえでも仕事でさ、やらなきゃみたいなパターンも、
まあでもそれでUIデザインはね厳しいなやっぱり。
やっぱりそこに愛がないと厳しい。
愛というか、愛ほど重いものではないけどね。
別にまあその会社のセクションがどうなっているかはわからないけれども、
自分が発揮できる領域って結構、
いっぱいあると思うね。
今目の前のUIを作っているんだけども、
実際測定するのが好きとか、測定して分析したりする方が得意だったりするから、
そういう風にスキルってどんどん広げていけるかなと思うし、
グラフィックバチッと決めれる人って結構、
自分のスキルをどんどん広げていけるかなと思うし、
そういう風にスキルってどんどん広げていけるかなと思うし、
グラフィックバチッと決めれる人って結構いるしね。
それはさ、そのサービスが好きだったら、
好きなものをちゃんと届けたいとか使ってもらいたいために、
そういう工夫とかさ、
こういうところもうちょっとこうなった方がお客さんがスムーズに触れるねとか、
そういうアイデアが出てくるよねっていう話?
そうやね。
なるほどなるほど。
クライアントさんとやりとりもあると思うけど、
ちょっと好きだと思えないものは受けない?
僕の話?
山下さんは。
そうなっちゃうよね。
やっぱりそれがいいなって共感するものがあるから、
それをもっとじゃあ良い形で世の中に出していきましょうっていうところで、
その能力をどんどん発揮していってるっていう感じか。
そうだね。それがもうまさに原動力になってる気がする僕の仕事は。
そうだね。
その共感できない仕事はしないっていうときついけど、
なんていうのかな。
まずオーナーさん、クライアントさんが思いを持ってないと、
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共感の力さえ生まれないよね。
分かるな。
お金になるからやるとか、そういう感覚って最近、
世の中的には忘れかけてきてるような気がしてて。
その人がやっぱり好きだったりとか、
やりたいとか楽しいとか思えること。
だから人はエネルギーを出せるし、思考するし、
そういう話と今の話ってすごい近いような気がするな。
振り返ってみれば、そういう感覚で仕事はやってたなと思うね。
RKさんには伝わったかな。心配やな。
でももしこれで、そもそものグラフィックの方がとかあれば、
またそれを質問してきてもらえたら嬉しいよね。
そうですね。
そんな感じでまた質問が、今の話って前提がこうだったけど、
こういう場合はどうなんですかとか、
そういうふうに思った人がいたら、
ぜひその丈を質問に送っていただければなと思います。
質問の送り方は、これ結構スポーツファイとか
アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストで配信をしていまして、
そこの概要欄にリンクを貼っているので、
そこから送っていただければと思います。
はい。じゃあ終わりましょうか。
はい。
今日も聞いてくださってありがとうございました。
ではまた。
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