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2021-06-13 21:43

デザイナーの向き・不向き

デザイナー 山下一樹(ヤマシタカズキ)がリスナーの皆さんからお寄せ頂いたテーマをもとにお話します。ハウツーや手先のノウハウばかりではない、デザインのまわりにあるお話。今回のテーマは「デザイナーの向き・不向きとは?」
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デザインのまわり。デザイナーの山下一樹です。このポッドキャストでは、私がデザインの仕事をしながら感じたこと、思ったこと、デザインのまわりにあるお話をお届けしています。 そして今日も、僕の話をうまく噛み砕いて進行してくれているこの方も
アシスタントの草野です。コミュニティや企画運営をしながらデザインも携わっています。 今日もよろしくお願いします。よろしくお願いします。
じゃあ今日も早速、リスナーさんからのメッセージを読んでいきますね。 今日は、あっこさんからいただきました。ありがとうございます。ありがとうございます。
来年新卒です。グラフィックツールで、ものづくりが好きなことがきっかけで、デザイナーを志望しようとしています。 デザイナーも向き・不向きはありますか?というメッセージをいただいています。
デザイナーの向き・不向きについて。 質問をもらって読んでた時に、ちょっとネットで検索してて、
結構出てきて、こういう人がデザイナーに向いてるとか、向いてないとか。 デザイナー向き・不向きで調べたってこと?
そうそう。 どうだったんですか?
まあ割とありきたりな言葉が書いてあって、 なんかでもそれを喋っても面白くないなと。
はい、不採用。 いやいやいや、違う違う違う。
なんかあんまり自分が、え、自分はこれデザイナー向いてんのかなとかっていうのが、あんまり考えたことがなかったのと、
これまで出会ったデザイナーさん見てても、この人向いてないなっていう人と出会ったことなくて。
あーなるほど。
今日ご質問いただいたあき子さんは、学生さんってことだよね。 だから。 そうね、来年新卒ですっていうふうに書いてらっしゃるので。
グラフィックツールをお使いってことだから、ツールがまず使えてたら、
ね、第一突破って感じで。 そうだね、グラフィックツールでものづくりが好きで、しかもそれでもデザイナー志望しようと思っている段階で、
なんかもうだいぶ向いてるんじゃないの?とか私なんかは思っちゃう。
そう、これからね職を探してて、デザイナーの向き不向きだけを聞いて決める人とは全然違うので、
もうそれでも向いてる方ですよね。 そうだね、確かに何も触ったことがないけど、デザイナーになりたいって言ってたら、
まぁちょっと触ってみないとちょっと向いてるか向いてないかとかわからないかもねって思っちゃうけど、
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それはそうだね。 あき子さんはすでにやってらっしゃるから。
でもこの前回の話の続きではないけど、UIデザイナー志望っていうのも結構いらっしゃって、
で、学生の時期にちょっとアルバイトしたとかでUIデザインしてればいいんだけども、
なかなかこのアプリを学生のうちに作るっていう機会も少ないじゃん。
うんそうだね。 それで経験がないままUIデザイナー志望ってなってくると、
ちょっとやっぱり経験しといた方がいいかなっていうのもあるね。
なるほどなるほど。今はグラフィックツールだけど、もしそのデザイナーになるぞってなった時に、
そのままそういうグラフィックツールを使ったちょっとウェブデザインだったりとか、
DTPの方だったりとか、そっちに行くんだったらオッケーだけど、もしそういうアプリのとこもやりてみたいなとか思っていれば、
ちょっと今のうちからちょっとそういうの試してみたり、そういう経験ができるインターン行ってみたりとかするといいかもねってことかな。
そうそうそう。
あっこさん違うと思うけど、グラフィックツールをまあ触ってみて、
単に自分の趣味の延長で絵を描くのが好きとか、っていうところ、好きっていうきっかけは全然いいけど、それが今度仕事に変わるから、
こういうの作ってよって言われるのが増えるやん、現場に行くと。
自分が作りたいものを作るのが好きなのと、お客さん、クライアントさんがいて、こういうものを作らなきゃいけないっていう状況って結構違うから。
確かにそれはあるね。
だからそういう意味では今日のご質問って、デザイナーの向き不向きっていうのは、商業デザインをやっているデザイナーの向き不向きっていうのはあるかもしれないね。
お客さんから聞いたものを作り上げていくっていうことも、全然嫌じゃないなって思えるか、そういうのはちょっと違うなって感じるか、っていうことかな。
それに必要なスキルも変わってくるし。
なんだろう、不向きみたいな意味じゃなくて、よりこういうのがある人って、より向いてるよね、みたいなことあるのかな。
ちょっとこれはスキルの話になるかもしれないけども、デザイナーさんってこういうスキルセットがあればいいかっていうのが揃ってて、4つぐらいあって、
とにかく作るっていうスキルが1ついるよね。ツールを使って作るっていうスキル。
で、その作る手前って、僕がよく言ってるような情報設計とか、その設計段階のスキルっていうのがあるね。
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これは本当にビジュアルデザインを仕上げていく、色を使って表現するっていうのとはちょっとスキルが違ってて、その設計っていうのがまずその手前にあります。
これを2つ目で、じゃあその設計の元になるものって何っていうのがあるやん。
例えば情報設計だったら、これまでの顧客の売上データから導き出すとか、
情報設計の元となるもの、それを分析するっていう仕事もあって、デザイナーの中には。
そういう分析の仕事っていうのも1つ、スキルがあって、それが3つ目。
で、最後に作った後にこういうものですっていう、コミュニケーションのスキルがあって、伝えるっていうスキルかな。
この4つのスキルがデザイナーには備わっているといいなっていうのが分かってきている。
なるほどね、じゃあものづくりの他にも、なんかそうやって人と会話をしたりすることも結構好きだなと思ってたりとか。
そうそう、その辺はもう自分の好き嫌いも入ってくるので、この今言った4つのスキルはできれば2つ3つがかぶっていると、より仕事しやすくなるかなと思っている。
だから作るだけだとやっぱりちょっとしんどい。
うん、なるほどね。
作った後ちゃんとやっぱり伝えなきゃ、お客さんに伝わらなかったら、うーんって顔されるし、
どういう根拠で作ったのかとか、説明しなきゃいけない場面もあるしね。
うん、確かに。
なんかこのデザイン素敵でしょっていうだけではやっていけないのがやっぱり仕事の部分あるから、
なぜこのデザインが良いと言えるのかみたいなところは、分析とかね設計とかそういうところがすごい大事になってくるもんね。
うんうん、だからもう結構最近ではデザインツールもいっぱい増えてきているので、
昔はそのフォトショップ使える、イラストレーター使える、使えるだけですごかったよね、あんまり人がいなかったから。
でもここ最近はマシンも性能がいいしで、作るっていうところにあんまり難を感じない人がやっぱり多くなってきているから、
そのあってればいいスキルも、求められるスキルも多くあるかなっていうのがあるよね。
そうだね、だってほらインスタのストーリーとかのを駆使してすごいかわいいデザインとかしてる人がいて、
そういうのとかもこんなできちゃうんだみたいなところとかあって、
でもやっぱりそれだけだったら仕事にするっていうのは難しいだろうなとか思うよね。
見た目がいいだけじゃないっていう。
それが自分のもののためだけじゃなくてお客さんのためであったり、それを見た人がまたそれを違う感情に置き換えてデザインっていう仕事が成り立つわけだから。
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そういうのでいくとさ、人がこれを見てどう感じるかなみたいな、そういうことを考えられる人はすごく向いてるのかなとか思ったりするけど。
いわゆる共感能力みたいな。
そうかもね、共感とか客観とかかな。
自分はいいと思ってますっていうことじゃなくてさ、こういうふうにすると人ってこう感じるだろうなみたいなこととかね。
そういうのをイメージできるとすごくいいスキルを持ってると言えるんじゃないかな。
これは向き不向きもあるけども、よくデザイナーさんとかって、これは一般的なうちのお母さんとかが言う話で。
うちのお母さんが言うには。
デザイナーってもうこだわり強い人多いよねとかってイメージとしてあるみたいで、実は逆にないんよね、そんなこだわりってなくて。
だっていろんなものを作っていかないといけないから、山下和貴らしさって出さえへんほうがいいよね。
そういった意味で言うとさっきの共感力もあって、共感したときに作ったものに対してこれはどう感じるんだろうみたいなことを多角的に考えてやらないといけないから、こだわり持ってたらそれって結構難しいよね。
なるほどね。確かにあんまり自分の色々っていう風にならず。
そう。
自分のこだわりはないけど、その商品をどう良く見せるかみたいなこだわりはあるって感じなのかな。
作っていく上でのこだわりはそりゃ出てくると思うけどね。
発想したりとか、相手のことをちょっと思ったりとかっていうときにはそのこだわりっていうのを一旦外すようにはするかな。
なるほどですね。
でも、一番最初の今この瞬間の向き不向きとかじゃなくて、結局でもやっていけばある程度身についていったりとか、できるようになったから好きになってきたりとか、そんな風に育ってくるものな気もするけどね。
それは結構できる人の話だろうな、でも。
そうなの?
でも自分が社会人出たてでいきなりデザインの仕事してたときに、もしね、もししてたらどうなってたのかなって思うよね。
スタートエンジニアだもんね。
なんでどうなったのかなって、うまくいってたんじゃないの?
そのイメージができないってこと?
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そうやね。
だって最近はもうデザインの仕事しててよかったって思うの。
不思議。何でそう感じるのかが。
なんでやろうな、なんかこう荒れちゃう?
オケモンじゃないけど、いろいろ変化してデザイナーになったって最後。
進化の形態。
進化の末デザイナーでしたみたいに。
なんかそんなイメージあったな。
なんか、でも今死亡しようと思ってるっていうのが一番大事な気持ちな気がしてて。
別にそれが向いてる向いてないとかじゃなくて、ちょっとたぶん楽しみ、なんかやってみたいみたいな気持ちがあるんだと思うから。
なんかその気持ちを大事にまずは飛び込んでみてもらったら、良さそうだなって思うけどね。
そうやね、全力で応援するわ。
全力で応援してもらえる。
なんかでも、たまにさ、やっぱ好きっていうことと、自分の得意なことが一緒だったらいいけど、
違うことも結構あるやん。
でもほら、結局さ、今好きでさ、それやってみて得意か不得意かとかさ、
もしかしたら評価があれ?みたいなことも、もちろん可能性としてゼロじゃないかもしれないけどさ、
それでもたぶん、じゃあやめとこうってしたら後悔すると思うんだよね。
だから今好きだし、やってみたいだったら、やるしかないのかなとか思っちゃうかな。
不向きとか、向きとかじゃない。
で、もし向いてない部分があったとしても、そこはちょっと努力でカバーしてこれを続けるために、
ここは苦手だけどちょっと頑張ってやってこ、みたいなこととかっていっぱいあるじゃない?仕事してると。
そういうことかなーって気はするね。
そうやね。同じ話でよくエンジニアさんとかも、エンジニア向いてる向いてないって話もよく手山に上がってて、
あんまり最近その向き不向きを考えない方がいいかなって思ってる。
唯一、デザイナー向いてるかどうかっていう、もし一つ見るとしたら、
いろんなものを見ててね、街の看板でもいいし、広告チラシでもいいし、ウェブサイトでもいいし、
見てて、あれこれどうなってんのかなって、違和感に気づけるかどうかっていうか。
なるほどね。
結構観察力にかかってるところが多いんだけど、
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もちろん分析したりすることで得られるデザインの素っていうのが出るんだけども、
全てが全てそうやって数値化されてないし、お客さんが言葉として出してくれるわけではないので、
あらゆるものから感じ取って、違和感って言っても間違いとかミスとかではなくて、
こういうふうに出したほうがいいんじゃないかみたいな、違和感みたいなところから発生するのもアイディアの一つだし、
そういう観察力はあるほうがいいかな、やっぱり。
なるほどね。
分かりにくい?
いや、分かる。
分かる?
分かりつつ、今あるとよりいいし、
これもやっていくとだんだん養われていくものでもあるだろうなっていうふうに今思いながら見てた。
そうか。
だからどっちもよ、今あればより向いてるだろうし、でももしそれがあんま考えたことなかったとしても、
でもやっぱり仕事でこういう商品のことを扱ってるとかになればやっぱりその情報って目に入ってくるようになるし、
あんまり不安にはなんなっても大丈夫かなって気がしたかな。
そうやね、その通りやな。
来年無事にデザイナーさんとして働くことになれば、会社に勤めるなりすれば、
就業時間ってあって9時から18時とかあると思うけど、
9時にデザイナーになって18時にデザイナーじゃなくなるっていう感じじゃないよね。
うん、確かに。
これは自分の経験もそうだし、周りのデザイナーさんも皆そうかなと思うけど、
やっぱり結構24時間デザイナーみたいな感じで、さっき言った観察の話でもないけど、
日常の生活を見たときに、やっぱりどうしても飛び込んでくるものってあって、
普通に自分の趣味のウェブサイト見てたりしてても気尽くしで、
結構頭がずっとデザイナーなんよね、そういう時って。
うん、やっぱ気になっちゃうんだね。
そうそう、だからそれがしんどくないっていうのも大前提かもしれない。
職業病だよね、もうね。
うん、そうやね。
だからなんかそういう時間制の仕事じゃないよっていうのだけちょっと伝えたかったかな。
なるほど。
定時に帰れないよっていう話ではなくてね、それ以外の時間も結構気になっちゃったり。
でもそれついつい頭が働いちゃうみたいな、そういう話だよね。
そう、わりとずっとオンになってる感じかな。
でも最近の働き方が、なんかそういうのがいいかなとも思ってたりして。
うんうん。
うん。
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もう既に今も結構ずっと考えちゃうなとか、あれ可愛いなとか、
あれ可愛いなってライトかもしれないけど。
でもそういうものがさ、自分のストックになっていくからね、引き出しっていうか。
確かに、なんかスマホとか触ってても、お、おもちらしいね、この花いいねって思うとスクショ撮っちゃったりとか。
あ、するのね。そうそう、そういう感じ。
それがちょっと情報が整理されなくて全然活用されてなかったりがする。
それもあるね。
そうそう。
でもやっぱ定期的に棚卸ししてるよ、僕。
うんうん。
あの時なんでこれいいと思ったやろとかっていうのもあるけど。
それある、それあるよね。
うん。
いいね、この山下さんと他のデザイナーさん、デザイナーあるある談義とかもあったら面白いかもしれない。
ああ、そうだね。
あるあるみたいな。
いつかそういう話してみたいな、デザイナーさんと。
ね、なんかデザインの周りが、なんかちょっと何とか会みたいなやつがあってもいつか楽しいかもしれない。
うん。
今日はどうですか?こんな感じですか?
うん。デザイナーの向き不向きはありますか?
まあ一般的に言われてることはあるかもしれないけど、あまり気にしないでって感じかな。
そうだね。今話してきた中のもので、これはあるなって言ったらそれはむしろ単なるプラスでしかなくて。
うん。
で、あと別にね、今のところなくてもやっていけばだんだんついていったりとかすると思うし。
うん。
ぜひ、なんか取り込んできてほしいよね。
うん、そうね。来年どうなったか知りたいけどね。
確かに。あの時のあっこですって言って。
質問箱に取り込んできてくれたらめっちゃ嬉しいけどね。
はい、今日はそのとこでしょうかね。
はい。
はい、じゃあ最後に次の質問募集とフォローのお願いをして終わりましょうか。
はい。
このポッドキャストではリスナーの皆さんからのデザインに関する質問や意見を募集しております。
スポティファイ、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストで配信している番組の概要欄に質問フォームがありますのでそちらからお寄せください。
質問どんどんください。
どんどん欲しいのね。
一応放送の順番とかを考えてテーマをピックアップしてるんですけど、ちょっと難しい質問が残っててね、今。
ちょっとあれね、バランスを見たりとかもしたいから、少しね、ストックが欲しいよね。
そうです。
ぜひぜひ、なんか本当にこんなんで大丈夫かなみたいなのとか全然大丈夫なので、気にせずに送ってほしいかな。
そうですね、お待ちしています。
あと、結構何回か答えてきて、ちょっと前提条件とかが、もし入れられる範囲でわかれば入れてくれると答えやすいなとかちょっと思った。
21:02
質問される方の。
今こういう状態ですとか、今もう既に作ってますみたいなこととか、そういうのとかがあると。
より、なんかせっかくね、質問くれたら近いことをちゃんと答えたいので、送っていただけると嬉しいなと思います。
はい。
じゃあ終わりましょうか。
はい、それでは今日も聞いていただきありがとうございました。
ではまた。
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