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2023-12-02 36:17

YCAM ぐるぐるラジオ Season2 #16

今回は、10月28日(土) からYCAMで始まった展覧会「あそべる図書館_Speculative Library」のプログラムデザインを担当されている鈴木啓二朗さん(現代美術作家/文化事業者)をゲストにお招きして、「アートの有用性とは?」「鈴木さんの普段の活動」「あそべる図書館_Speculative Library 準備の裏側」について、お話を伺いました。

サマリー

山口情報芸術センターからお届けしているYCAMぐるぐるラジオ Season2 #16のエピソードでは、現代美術作家・文化事業者の鈴木圭次郎さんがゲストとして迎えられ、アートの有用性について話されています。最初はアートの有用性について考え、ヨカのすすめや遊べる図書館の制作に参加するなど、プログラムデザインやイベントの仕掛け作りについて話が進んでいます。結構はみ出た仕事をするということがあったため、制作はなかなか進まず、「これが仕事」とはっきり言えない状況でした。線引きがわからずにずっと進んでいくんです。何がわからないのかというと、線引きです。線引きですね。また、YCAMとアソベル図書館の作品募集は小さな実験場になり、新しい発見や関わりを楽しむことができる魅力が話されています。

00:01
YCAMぐるぐるラジオ Season2、11月5日日曜日、山口情報芸術センターからお届けしています。現場にいるのは、YCAM教育普及担当のこんのけいなと、山岡大一です。よろしくお願いします。
このラジオでは、YCAMのスタッフがナビゲーターとなって、YCAMに訪れるさまざまなクリエイターをゲストに迎え、一緒にテクノロジーのこと、アートのこと、生活のことについて話を聞きました。
さまざまな問いを立てたり、悩みを相談したり、そんな頭をぐるぐる動かしている様子を発信しています。今回の公開収録は、いつもの場所とは別で、YCAMで10月28日から始まった展覧会、
アソベル図書館スペキュラティブライブラリーのアソベルラジオ局というラジオブースからお届けしています。できたてホヤホヤのラジオブースからお届けさせていただいております。
いつもと全然様子が違うところ、YouTubeの人が見てるかな。
玄関の近くで、こんにちは、ラジオの公開収録やってます。
グルグルラジオのシーズン2からは、YouTubeで公開収録の様子を配信しています。YouTubeの配信はYCAMのウェブサイトからアクセスしてご覧いただけますし、YouTube上でもしコメントいただけたら、ちょっと気づいてもらえたら嬉しいです。
本日収録される内容なんですが、デジタル配信サービススポティファイ、緑色のアイコンのやつですね。スポティファイにて、ポッドキャストの形式でも順次公開予定です。これまでの回、だから2022年の回も含めて、これまでの配信サービススポティファイ、緑色のアイコンのやつですね。スポティファイにて、ポッドキャストの形式でも順次公開予定です。これまでの回、だから2022年の回も含めて、これまでの配信サービススポティファイ、緑色のアイコンのやつですね。スポティファイにて、ポッドキャストの形式でも順次公開
すべてスポティファイに上がっております。スポティファイのみのオリジナルコンテンツ
放課後ぐるぐるラジオというオリジナルのものもございます。
いつでも無料で聞いていただくことができるので、詳しくはお使いのブラウザで
YCAMぐるぐるラジオと検索してみてください。
よろしくお願いします。
ゲストインタビュー
真ん中にいる人をご紹介しますね。
本日はゲストとして先ほどもご紹介したYCAMで10月28日から開始されている
展覧会、アソベル図書館スペキュラティブライブラリーで
プログラムデザインを担当されている現代美術作家、文化事業者の鈴木啓二郎さんに
収録にご参加いただいてます。鈴木さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。イケボだ。
なんかさっきよりシボい声じゃないですか。
よろしくお願いします。
ねえ、なんかちょっとカッコつけてる。あれ?
ラジオ向けの声をありがとうございます。
そうですね。
ジェットストリームみたいな感じですね。
よろしくお願いします。
じゃあ鈴木さんと一緒に本日のお品書きいきたいと思います。
まず最初に行うのがゲストインタビュー。
インタビュー。
変この音。
ラジオっぽいのをやらせていただきました。
YCAMや山口にまつわる様々な方をゲストにお招きして
普段の活動とその裏側を教えていただくようなコーナーになっております。
遊べる図書館スペキュラティブライブラリーにちょっと補足で説明しておくと
この遊べる図書館という場所は知識やアイデアを集め情報を交換し
知恵を生み出し普段の生活に何らかの気づきとか変化をもたらすための場所として
10月28日にオープンしました。
でも図書館って聞くとやっぱり多くの人が本の貸し借りっていうのをね。
図書ってついてるしね。
そうだね。
お想像すると思うんですけどこの遊べる図書館はみんなと話し合ったり
情報を収集発信できるような空間とか場所とか
あとアート作品の貸し借りができるんですよ。
すごいですね。
すごいですねって言ってるんですよね。
今日はここにいらっしゃる現代美術作家文化事業者として山口氏を拠点に活動で。
間違ってないですよね。
活動されている。
生活圏であり活動拠点。
鈴木さんからご自身の活動のこととか遊べる図書館の準備の裏側。
あと遊べる図書館で実施されているそのさっき言ったアートの貸し借り。
どこでもアート鑑賞っていうプログラムがあるんですけれども
それについてもお話を伺っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
お願いします。
もう一つのコーナーがぐるぐる相談室。
広い。
楽しんでるでしょ。
楽しんでる。
ラジオっぽいことやった方が楽しいもん。
YCAMぐるぐるラジオ宛てに届いた疑問・質問・お悩みをみんなでシェアして一緒に考えてみるコーナーとなっています。
今回はゲストの鈴木さんと一緒にぐるぐるするのにぴったりなメールが届きました。
届きました。
届きました。
やったね。
ありがとうございます。
なのでそれをぐるぐるしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
それでは最初のコーナー行きたいと思います。
ゲストインタビュー。
楽しんでるでしょ。
来るなって思ってたでしょ。
まずはゲストインタビューです。
まず最初に私の方から簡単に鈴木さんのプロフィールをご紹介させていただきたいと思います。
はいお願いします。
鈴木圭次郎さん。
現代美術作家・文化事業者。
1981年愛知県名古屋市生まれ山口市在住。
地域社会や国際社会を俯瞰しながら、多様なリサーチやプロデュース手法を用い、アートの有用性を掘り下げられています。
作品制作、対話、プレゼンテーションなどを通じて、人生観や価値観を探求する機会の創出に取り組まれています。
そうなんですね。
自分のことでしょ。
自分で送ってくれたプロフィールですよ。
主な活動として、秋代国際芸術村にて滞在政策のプログラムコーディネーター。
文化庁山口大学主催で地域資源を探求するコレクティブイーズィーにて技術補佐コーディネーターを務められています。
他にもたくさん勤められているんですが、この場では割愛させていただきますので、気になった方はYCAMのウェブサイトを確認していただければなと思います。
改めてよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
アートの有用性
早速なんですけど、このプロフィールの中、アートの有用性を掘り下げるっていうふうに。
書いてあるね。
鈴木さんの方から送っていただいたんですけど、これってつまりどういうことなんですか?
アートの有用性、役に立つって何だろうってことじゃないですか。
アートって普段何なんですかね、絵画とか彫刻とかってあるけど、本当にどう役に立つんだろうとか、やっぱ思いますよね。
結構、アートそんなに気にしない人もいたりするから、気にしないってことはあんまり気にかけてもらえてない。
確かにファミレスとか行ってね、全然意識しないけど絵飾ってあんのみたいな。
その時には役に立ってるかどうかとかってあんまり意識しないですね。
そうですね。でも壁にね、白い壁とかに一点あるとやっぱりちょっと雰囲気が変わったりするっていうのもあるけど。
確かに。
それは多分、たくさんある中の1個の事例かなと思ってます。
たくさんあるっていうのは、アートが実際に役に立ってるシチュエーションの1つってこと?
そうですね。
会話止まっちゃう?これ。
特に何か役に立つってどういうのがあるの?
役に立つ?例えば、そうですね。
どこでもアート鑑賞ってさっきちょっと触れてもらったんですけれども、
もともとは、僕は小学校の時に、小学校の先生からはがきに絵を描いて、近隣のおじいちゃんとかおばあちゃんに送るみたいなのがあったんですよね。
それ授業の中で?
授業の中で。やったことないですか?
いや、やったことないです。
で、おじいちゃんとかおばあちゃんに手紙が届く。でも、その人は僕たちは知らない人なんですよ。
自分のおじいちゃんおばあちゃんじゃないんだ。
全然知らないおじいちゃんおばあちゃんに送る?
そうそう。町内にいる人に届くみたいな。
小さい時に全く意味が分からなかったんだけれど、やっぱり大人になっていろんな視点が持てるようになって見ていくと、
やっぱり絵が持ってる心を癒す力みたいなものがあったりするのかなって思って、
おじいちゃんとかおばあちゃんってたぶん70とか80とか、
やっぱり人によっては一人で住んでて、ちょっと寂しいかなっていう人もいたりするけど、
たぶんその時、小学1、2年生だと7歳とか8歳で描いた絵が、
おじいちゃんとか知らないおじいちゃんとかおばあちゃんに急に届くってすごいプレゼントだなって今思って、
それは心が豊かになって気持ちが心地よくなるよね。
なんか嬉しいなって思いそう。
急に絵が届くって子供から、超いいじゃんって思って。
親戚でもない子供からね。
プレゼントですね。
それってすごくアートの役割っていうか、あるんじゃないかなと思って、
そこら辺をちょっと意識してて、最近だとホスピタルアートとか、
やっぱり精神的にね、みんながみんなずっと健康じゃないから、
身体的にもね、なんか怪我したりとか入院してたりすると、
どっか行けないとかっていう時に気持ちがめっちゃうとかあったりする。
けど、そういう時に、やっぱり人が手を加えて作った作品がね、
身近にあって、なんか誰かが大事に作ったものっていうのが近くにあるっていうのは、
結構大事なことじゃないかなとかって思ったりしました。
そういうのも、アートの有用性の一個かなと思います。
アートの鑑賞
それは具体的にね、絵画とかっていうのは分かりやすい。
なんかそのアートっていうと、鑑賞するものっていう風に、
そこで終わりっていう風にどうしても思っちゃいがちなんだけど、
じゃあそれがどういう風に鑑賞されるかとか、
それを鑑賞を通して何か変わったりするのかとかっていうのに、
結構着目しながら、役に立つっていう視点でアートを見て、
見たり観察してるって感じなんですかね。
そうですね。どういう風に捉えたらいいんだろう。
なんかでも、例えばギャラリーで、
例えばアーティストで活動してると、結構ギャラリーで美術館で展示される。
そうすると不特定多数の人に向けて展示されるけど、
なんだろうな、その作品自体は結構自己表現とかに偏りがあるかなと思って。
自己表現に偏りがある。
特にギャラリーに来る人って多分すごいアートが好きですとか、
結構専門性が高い人っていうのが来て、
そのアートの文脈でものを見て評価して、
結構知的活動が多いかなと思うけど、
そういう作品を病院の病室の一室とかロビーに置いた時に、
どう捉えられるかというとあまりにも難しすぎて、
アートの有用性とヨカのすすめ
そこまでなんだろうな、一般の人という言い方は良くないけど、
さっきのおばあちゃんに贈られた子供の絵と比べると、
やっぱり効果っていうのは違うかな、役割が違うかなって思うんですよね。
なんかアートをあらかじめ見ようと思ったりとか、
アートに詳しいみたいな感じの人じゃないっていうか、
そういうところでなく、アートを見るみたいな。
なるほど。なんとなく実感はあるんですよ。
作品が身近にあると気持ちが変わるとか。
でも難しいのが、いわゆる定量化できない。
これがここまで、こういう気持ちになったから、
アートの有用性達成みたいなっていうよりは、
もう少し一人一人の中で起きる微細な変化とか、
みたいなものを有用性って言ってるんだったら、
すごく大事なことだけど、いざ評価しようと思うと、
それ結構難しいなっていうふうに聞いてて思ったりしますね。
そうでしょうね。評価ってそもそもできるのかっていうのと、
人によっては全然効果ないこともあると思うんで。
みんなにみんな同じ効果があるものではないですよね。
例えばさっきの子供の描いた絵を、
隣にいる子が描いたのを僕がもらっても、
たぶんそのときなんとも思わないんですけど、
その絵はおばあちゃんとかがもらうと、
また全然違う効果が出たりするから、
今のコンヌさんが言われてたみたいに、
効果をどう確かめるか、かなり主観的なものがあるっていう。
そうですね。だから作品とそれを見る人との組み合わせというか、
その中で起きることを少し丁寧により見ていくみたいなことが、
アートの有用性を考えるということがすごく繋がっていくのかなって話を聞きながら思ってました。
作品がどれだけいいかで終わりじゃなくて、
作品と私の組み合わせで私がどう変わったかっていうのにも、
結構注目できそうだね。
いやー面白そうですね。
え、誰か乱入してきました?
今ね、乱入しかねない。
顔隠し気味でお願いします、乱入するときお願いします。
じゃあ実際にアートの有用性を掘り下げるって結構いろんなことができると思うんですけど、
それと繋がっている最近の活動とかをぜひ教えてほしくて。
何してるんですか、最近。
紙に書いてありますけどね。
こんなことを鈴木さんが言うんじゃないかなという。
あ、ホスピタルアートって書いてたよ。出張授業って書いてあります。
今鈴木さんは私が書いた原稿を読んでますね。
はい、おもきし読ませていただきます。
最近はそんなことをやってるかな。
そんなことというのは?
ヨカのすすめっていうのは何やったっけな、なんか。
ヨカのすすめってそもそもヨカをすすめてるってこと?
そうそうそう、あんまり仕事しないように遊びましょう。
隣にいる人たちは結構働いちゃう系ね。
もっと休みなよってね。
もっと休みなよって。
いいな、その活動。
面白いのが、まさに私はすごく休みだよって鈴木さんから言われてる側なんだけど、
なんかこういろんなアプローチがあって、
なんかこう梅酒をつけてみたりね。
どんな風にヨカを過ごすかもおすすめしてくれるのか。
なんかこう、いろんなオプションとかいろんな選択肢を見せてくれるみたいな活動なのかなって勝手に私は思っててヨカのすすめ。
なんかお酒をつけるもの。
で、なんかそのお酒も売ってるビールとかじゃなくて、
おそらく鈴木さんがつけたであろう梅酒。
なんかそこに鈴木さんが手をかけて、もしかしたら楽しみながらやったのかなみたいなものが想像できるものが、
これがヨカのすすめですとプレゼントしてもらったりすると、
鈴木さんはこんな風にヨカを楽しんでるし、
私もこれを使ってヨカを楽しめるかもしれないみたいなものを教えてくれる。
自分でやっといてなるほどって。
気づきがありましたか?
でもそうですね、なんかヨカのすすめっていうのを、
この地域にあるアイディーワークスっていうね、建築事務所の人たちと一緒に最初なんかいろいろ考えてて、
やっぱ働くことってどういうことだろうとかって考えてて、
僕なんか、そうだな、勤めたことがないような人間なので、
普通の会社勤めみたいなこと?
会社勤めとかあんまりしたことがなくて、
それで、何がいいんだろうっていうのをずっと考えてて、
何が自分にとっていいんだろう、何が社会にとっていいんだろう、何が会社にとっていいんだろうとかいろいろ考えてたら、
一時期やっぱりめちゃくちゃ忙しいときもありました。
で、そのときは勤めてたりして、
そうすると自分っていうのが凄い薄まっていて、
なんか勤めてる先の目的っていうかね、
なんか達成しようとしてるものにもう全身全霊みたいになったときに、
あれ、俺は自分の人生をちゃんと生きてたのかっていうか、
自分なのか会社なのか分かんなくなっちゃうって感じ?
いつの間にか自分が気迫になってたなーって。
で、もともとね、アーティストって結構自分っていうのが真ん中辺にいたりする感じが強いから。
自分の考えをとか、自分の表現をしたいみたいなね。
そんな感じなんで。
そんな感じなんで。
で、その会社の人たちと話してたら、
やっぱり僕みたいな視点の人とあんまり触れたことがなかったみたいなね。
忙しすぎるとだんだん自分なのか組織なのか分かんなくなっちゃうみたいな感覚がある人とってこと?
あとその自由な選択っていうさっきの、
鈴木さんは梅酒なんか作ってんだなーみたいな。
そんなことしていいんだみたいな。
そうそう。鈴木さんみたいなこんな風でもいいんだっていうのをよくヨカのすすめとか、
子ちゃまにこの主張の授業、
それはね、子供とアートって言って山口町中大学っていうところでやってたんですけど、
やっぱそのお母さんたちとかも来たときに、
これもありかって。鈴木がこれやってるんだって。
これでいいんだみたいな。
いいね。これもありか。
そんなことはしてないんだけど、遊んでるだけみたいな感じなんだけど。
忙しいって感じさ、心失うって感じじゃん。
自分が多分忙しいかどうかって当にあんま気づいてないし、
選択肢って気づかないうちにどんどんなくなってっちゃってるから、
鈴木さんみたいな人が来て、あなた忙しいですよ、休みなみたいな感じで言ってくれたり。
これもありかなね、選択肢をね。
選択肢を提示してくれるのもいいなって思ったな。
素晴らしいことしてますね。
遊べる図書館の制作
ありがとうございます。
はにかんでる。
素晴らしいことされてると思います。
じゃあだんだんだんだん話はここから、展覧会遊べる図書館、
スペキュラティブライブラリーの方に移っていきたいなと思うんですけど、
なんかね冒頭で鈴木さんはプログラムデザイン担当っていう風にご紹介したんですけど、
プログラムデザイン担当として遊べる図書館では、
会場内にどんな仕掛けを作るか。
仕掛けっていうのは会場内にあるシステムのこともそうだし、
あとイベントですね、どんなイベントをやるかみたいなこととかも。
プラグラミングとかじゃない?
行動格とかじゃない?
そうそう、どんな装置があったら引き出されるか。
どんなイベントがあったら引き出されるかみたいな。
そういうことを一緒に考えるお仕事として、制作に参加されてて、
私自身も制作にがっつり参加していたんですけど、
なかなか大変でしたよね。
さっき休めっていう話の後になかなか大変でしたっていうのをちょっと緊張するんですけど。
基本休んでたけどね。
そこまで忙しいっていうのはなかった。
担当のバルトロメウスさんっていう方がいると思うんですけど、
マイカワのスタッフですね。
彼と結構波長が合うというか感覚が似てたので、
緩いときも本当に緩いなみたいな感じでずっと。
1年半か2年間くらいかな。
いたいたいた、東のほうにいた。
いらっしゃいます。
同じ髪型で。
自分に指差してる。
同じメガネ持ってる。
バルトはよくリラックスっていう。
リラックスね。
バルト、YCAMのキュレーターのバルトさんなんですけど、
彼がよく言ってくれることとして、アートより友達。
そうでしょうね。
これはすごいね、アートセンターのキュレーターが言うとすごい重みがあるというか。
アートより友達ね。
でもそうですよね。
だから結構バルトリラックス、鈴木さんリラックス、私セカセカみたいな感じのチームでね。
あと他にもいろんな人がいるんですけど、
あそべる図書館作ってきたんですが、
制作時のこれは思い出深いなみたいなことありますか。
そうですね、ありがとうございます。
1年か2年間くらいを振り返る機会になって嬉しいですね。
最初でも緩く始まって、鈴木さんどうしますかみたいな感じで。
それバルトですかね。
全然似てないけど、どうしますかみたいな。
20周年だったら、20年経ったっていうのを振り返ったり、
今何やってるんだろうっていうのを見たり、
そこからこの先どう考えたり、どう活用できるかを考えられる場所にしたらいいよねって言って、
バルトさんもそこは基本考えてたところだけど、
それを肉付けしていく仕事みたいなことですね。
具体的にどうやっていこうみたいなね。
どうやったら今までのことを思い出して、これからのことを考えられるか、
プログラムデザインとイベントの仕掛け
YCAMについてみたいなね。
そんな感じで、僕もこういうアイデアがいいかもとか言って、
いろいろ資料とか持って行って、
そしたら結構バルトさんもその考えいいねって採用してくれていて、
さっきプログラムデザイン担当って言われましたけど、
この2、3週間前にその単語を僕は聞いて、
その前はよくわからないけど、コラボレーター、プログラムコラボレーターと。
でもよく考えたら、そうか、俺プログラムデザインだったんだなっていうのは思いましたね。
なんかそういうのって結構後になってからわかるっていうか、
振り返ってようやく名前がつくこともありますよね。
特に今回のこの遊べる図書館はね、
本当にみんな、それこそ空間デザインの人とか、
グラフィックデザインの人とか、
他にもいろんな専門性を持った人に参加してもらったんだけど、
なんだろう、みんなちょっとずつ分野横断というか。
そうそう、すごい良かったですよね。
線引きのできなさ
枠の中からは結構はみ出た仕事をするというかってことがあったから、
なかなかこう制作が歩いて進まないと、
これが仕事って言い切れないというか。
そうそう、ほんとようやく、あ、これをやってたんだな。
線引きがわからないままずっと進んでいて。
何がわからないの?
線引き。
線引きね。
建築やる人が相手がいて、
僕も、僕結局なんか物になるもの?
物理的になんか作ってないんですよね。
でも、僕が提案したことを、
YCAMのインターラボの羽月ちゃんとかが作ってくれたり、
舞台担当のスタッフですね。
それだったり、なんだろうな、
どこでもあと感謝もいろいろシステムというか、
仕組みがあるんですけど、
それもやっぱり、僕が提案はしてるけれど、
その詳細なところは、
河野さんとかカルティカさんとかが肉付けというか、
細かく上手に作り上げてくれたり、
じゃあ、そこはこういうチラシがいいって言ったら、
平松さんという心強いデザイナーが入ってきてくれて、
やっぱりその、なんだろうな、
すごいなんか、私はこれをやりましたって、
線引きはできない。
いい感じの、なんだろうな、混ざり具合。
アートの有用性
その線引きのできなさが良かったってことですよね。
鈴木さん的に。
それなぜかっていうと、
僕ずっとアートって、
結構個人レベルでずっとやってきたことが多くて、
もちろんコラボもいっぱいしてきてはいますけれど、
どうしてもさっきの、
自己表現っていうのがここに繋がってくるんですけれど、
アーティストの頭の中でできる、
その人の、なんだろうな、
ユニークな個性でできるものみたいな。
でも、
その人だけが持っているもので、
作られるスペシャルなものというか。
独創性みたいな。
それがすごい評価されてきてたとは思うんですけれど、
僕も、バルトさんと波長があって、
波長があって、
一個の理由は彼もコレクティブでね、
ずっと活躍して。
コレクティブっていうのは、
みんなが集まって、
グループとして活動している場所ですよね。
そうですね。
一人のじゃなくて、
みんながお互いに協力し合って、
いいね、悪いねとか、
面白いとか、
なんか、
また新しいアイデンティティみたいなのができるんですよ。
これ僕も、
20年くらい前にアメリカのヒューストンにいるときに、
なんだっけな、
プロジェクトローハウジーズっていうところとか、
オタベンガジョーンズアソシエイトっていう、
ここのアルティユーティルのところにも、
シートが貼ってあったりするんですけど。
この遊べる図書館内のアートプロジェクトのアーカイブにも、
入っているような。
そこがさっきの、
また戻っちゃうのかな、
これプログラムデザインがどうのって話もあるけど、
アートの有用性っていうのが一番衝撃を受けたのは、
アートの活用の仕方で地域がめちゃめちゃ良くなる事例を、
目の前、目の当たりにしたのが、
そこら辺の人たちだったり。
アーティストコレクティブっていう、
もうちょっと多分一人より、
たくさんの人が協力してやったほうが、
社会性みたいなのが、
出せたり、
つながっていけたりっていう。
そうすると、
さっきのバルトさんが言ってた、
アートより友達みたいな。
アートはアートより生活みたいな感じなんですけど、
普通の一般的な生活の質を、
アートっていうツールで、
結構良くできるんじゃないかなっていう風に、
信じているんですよ。
どこでもアート鑑賞の登録
その事例を、
プロジェクトローハウスとかで見せてもらったことがあるので、
そういうのがこの山口でもできたらいいなって思って、
プログラムデザイン、
バルトさんとかね、
一緒に意見を言い出し合って、
やっていったらこんな感じになったんですよね。
まだこれスタートしたばっかりだから、
ここからまだどんどん広げていかないといけないですけどね。
どんどん変わっていく、
あそべる図書館なんですが、
鈴木さんはね、
さっきも線引きができないって言ったけど、
みんなのアイデアが本当に融合して、
そしてこれから展示を経て、
どんどん変わっていく図書館なので、
あそべる図書館は。
カチッとしたものがあらかじめできてて、
これをみんなでこう、
あがめるみたいな感じじゃないですか。
ってことではなくて、
だからさ、これ担当って言うと、
ちょっと難しいんだけど、
でも鈴木さんがたくさんアイデアを出してくれたものの一つに、
どこでもアート鑑賞がありますよね。
さっきも言った、
アート作品の貸し借りができるっていう。
素晴らしいですね、この番組。
どうなってるんですかね。
プログラムなんですけれども。
吸い取られたような、
流れですね。
そこを特に鈴木さんから、
鈴木さんの口で説明してほしいなと思っていて、
具体的には、
このどこでもアート鑑賞、
何ができるんでしょう。
基本的には、
作品を登録していただくことができます。
このYCAMがあるところって、
大きな建物ですけど、
たぶん3分の2ぐらいは図書館?
半分かな?
半分ぐらいは、
普通に本が借りれる図書館になってるけど、
中央図書館ですね。
山口市中央図書館。
山口市中央図書館。
でも、YCAMのほうの遊べる図書館っていうのは、
本は基本あんまり貸し出しできないというね。
本はね、むしろ全然貸し出ししてない。
本以外の何らかのものが借りれて、
その中に、
どこでもアート鑑賞では、
アート作品を皆さんから貸してもらうというか、
登録していただいて、
ここの館内で展示をする。
その展示をして、
まずそこで、この会場で見るのも楽しいんですけど、
見に来て面白いなとか興味持った作品を、
自分の家に持ち帰るような、借りることができます。
借りていったら、
先ほども言いましたけど、
病院の一室とかロビーとか、
オフィスの会議室とか、
自分の家とか、
そういうところに持っていって、
自分の好きなところにおいて鑑賞をすることができる。
どんな作品が来てる?
どんな作品でしたっけ?
借りれるのはどんなやつ?
金キラキンな、
ちっちゃいのができてる。
それを言葉で、
これ言っていいの?
いや、でもね、
これに関しては、
見に来ていただくのがいいのかなと思ってて、
今だと結構、
置けるような作品だったり、
平面の作品だったりっていうのは、
チラチラ集まりだしたっていう感じかな。
絵の作品もあれば、
もうちょっと彫刻?
ちっちゃな彫刻みたいな?
そうね。
ちょっと難しいけど。
でも別に、
だからちっちゃな彫刻とか、
絵だけを登録してくださいってことでもないんですよね。
ではないですね。
MP3とかで見えたりする映像とか音楽、
デジタルな音楽とか、
そういうのも来てるらしいです。
映像とかも、
登録できちゃうかも。
あとアイデアとして、
こんなのを登録しようかなって、
おっしゃってた方がいたのは、
カーテンとか?
あったね。
絵画みたいに飾るわけじゃないけど、
家にこうやって描けるものだから、
いいかなみたいなの。
まだ登録はされてないけど、
アイデアとしてこんなのがいいかなって、
思ってますって教えてくれてたりとか。
すごいクリエイティブなのだと、
ちょっとしたパフォーマンス要素のある指示書みたいなのも、
来るかもしれないですね。
じゃあそれは、
何か形があるわけじゃなくて、
こういう順番でこれをやってください、
みたいな作品ってことですかね。
ルールみたいなのがあって。
面白いですね、それもね。
どうやって展示するんだろう?
それはここから、
私と鈴木さんの頑張りじゃないですかね。
そうですね。
でもここいいですね、
ガラス面にチラシにあるような、
カラフルな抽象的な形、
そういうのが飾ってあって、
そこに展示できちゃうんで、
すごく面白いというか、
いいと思いますよね、
賑やかな感じ。
そうですね。
一応、
今回20周年ということで、
それを祝福しましょうっていうので、
みんなの作品がここに集まるっていうことも、
象徴的だなっていう感じで、
お祝い感がありますよね。
お祝い感が。
図書館ってさ、
本は借りれるけどさ、
図書館に本を貸すとかないもんね。
確かに。
貸し借りっていうのはね。
そう、だから、
貸すこともできるし、
借りることもできるっていうのが、
結構特徴ですね。
みんなで助けてもらいながら、
運営をしていくと。
そう、だから、
これからいろんな作品を
登録してもらいたいなと思ってるんだけど、
今まで形が、
経験がないものだと、
我々も、
じゃあどうしましょうか、
みたいなことになると思うので、
ぜひ一緒にアップデートしていってもらえたら、
嬉しいなっていうふうに思ってますね。
このあそべる図書館自体ね。
そうですね。
なんかこの、
どこでもアート鑑賞を通じて、
なんだろう、
別にゴールとかはないと思うんですけど、
目指してることとかってあったりします?
どこでもアート鑑賞で目指していること、
そうだな。
やっぱり、
多くの人に、
地域の作家さんとか、
地域の人たちの存在を、
よく知ってもらうっていう、
その人の感性とか表現というのが、
どんな感じなのかなっていう、
ちょっとした発掘じゃないけれど、
そういう、
なんだろう、
地域の人の顔が見える関係性みたいなのを、
作品展示を通したり、
可視化利用したりして、
YCAMとアソベル図書館の作品募集の魅力
なんだろう、
つながっていけたらいいかな、
披露できたらいいかな、
では思っていますよね。
で、かつそこが、
かつそれが、
それ一つ一つの作品が、
さっきのホスピタルアートじゃないですけど、
共感だったり、
心を安らぐ効果みたいなもの、
そういうのがあるんだよっていうのを、
もうちょっと知ると、
もっと作品とか作ってみたいとか、
作品って思ってなかったものでも、
こんなに受け取ってもらえるんだとか、
そういうのを知ってもらえると、
いいかなと思いますけどね。
私なんか、
こういう人もいるんだみたいな、
そういうのにも発見できそうですね。
そうですね。
それこそさっきね、
最初にヨカのすすめとかでも、
言ってもらった、
なんか選択肢が見えるとか、
こういう人もいるし、
こういう気持ちになったってことは、
自分もこういうことができるかもしれない。
これもやっていい、
あれもやっていいみたいな。
ちょっと見えにくいところですかね、
そこがね。
もちろん持ってきてもらっても、
なんか難しいものもあるから、
それは一緒に考えないといけないっていう。
そうですね。
それが社会の在り方だなって。
ここは結構、
そういうのの祝図っていうか、
なんかそういう疑似体験じゃないけど、
大きな社会を考えるための、
小さな実験場みたいな、
そんな感じでもあるかなと思います。
そうですね。
こんにちは。
こんにちは。
コカ・ヒシロクをこなってます。
確かに普段生活してると、
よく行く店とか、
よく話す人とかって、
どうしても固まっちゃいがちなんだけど、
なんかその物や人を通して、
新しく山口を発見し直すみたいなのは、
できるのが楽しみですね。
今そして目の前で出会うはずのなかった、
子供たち3人が、
反抗した。
反抗めっちゃしてくれてます。
こんなにラジオをかぶりつきで、
見ることなかなかないと思うので、
ぜひ見ていってください。
ありがとうございます。
いいでしょ。
じゃあ最後に鈴木さんから、
作品募集してますとか、
貸し出ししてますみたいな。
テレビ番組みたいな。
やってください。
ぜひぜひ。
どうしたらいいんだ。
アサベル図書館では現在、
作品を通じての新しい発見や関わりを楽しむ
作品を登録、
作品登録とかしてるから、
持ってきてって感じ。
で、どうしよう。
具体的にはですね、
金曜日と土曜日に受付をしています。
今隣にいるコンヌさんとか、
Yコムスタッフが担当で、
作品の登録まずできます。
なのでぜひお願いします。
お願いします。
そして借りようと思った時も、
金曜と土曜日ですかね。
そうですね。
それでできるので、
まずこのアソベル図書館に遊びに来てもらって、
作品を見る。
で、どんなものがあるんだろう。
これもいいんだ、あれもいいんだってなって、
で、登録をもう1回しに来てくれると、
一番いいかなと思います。
で、また借りたいものがあれば、借りていくって感じ。
はい。皆さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
めちゃくちゃ喋るの下手ですね。
全然そんなことなかったです。びっくりした。
全然そんなことなかったです。
作品ってどんなのかな。
うちに作品なんてないよみたいな。
だから官邸団とかうちの町に来ても、
私何も出せないわみたいな。
そう、そうなんよね。
いそうな気がするのよ。
なんか作品って言葉じゃなくて、
アートっていうのもちょっと違うかな。
我々でもあれだよね。
作品もしくは思い出の品っていう風に言ってるよね。
なるほど。
だからとにかくあることで、
何か人に効果がありそうだなとか、
何か人と関われそうだなみたいなものを
持ってきていただければなという風に思ってますね。
そういうのも考えてみるとね、
いろいろアイディアが芽生えると面白いんですよ。
そう、確かにその目線で家を見るのがまず面白いかもしれない。
じゃあそれもよかだね。
そうだねっていう遊びっていうよか。
そう、それも遊びなんです。
なるほど。
それもやってみてもらえればなと思います。
ご視聴ありがとうございました。
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