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2024-06-29 42:41

YCAM ぐるぐるラジオ Season3 #3

今回はダンサーの笹本龍史さんをゲストにお招きして、「ダンスを始めたきっかけは?」「コンテンポラリーダンスって何?」そしてYCAMとの出会いや一緒にしたお仕事についてなど、たっぷりお話を伺いました。

サマリー

6月16日日曜日、山口情報芸術センターYCAMからお届けしています。現場には、YCAM教育普及担当の近野恵菜と大葉はるきがいます。デジタル配信サービススポティファインの中で、ポッドキャストの形式でも順次公開される予定です。 モダンダンスから派生したポストモダンダンスについて考えられます。コンテンパイダンスは形を疑い、ルールがない唯一のルールとされます。ダンスをする理由や意味を考えることが重要です。 RAMプロジェクトの舞台公演では、舞台はDivisual Playsという舞台で、RAMプロジェクトの中で作られた道具を使った公演が行われています。カメラで体を撮影する視点が面白かったことや、ダンスを撮るワークショップでのリオンさんの映像の使い方について話されました。 リアリティが出るという思いやりというか、相手の目線が意識されるような感じです。

00:00
6月16日日曜日、山口情報芸術センターYCAMからお届けしています。現場にいるのは、YCAM教育普及担当の近野恵菜と大葉はるきです。よろしくお願いします。
このラジオでは、YCAMのスタッフがナビゲーターとなって、YCAMに訪れるさまざまなクリエイターをゲストに迎え、一緒にテクノロジーのこと、アートのこと、
生活のことについてさまざまな問いを立てたり、悩みを相談したり、そんな頭をぐるぐる動かしている様子を発信しています。
さっきもアイドリングトーク的に話はしていたんですけれども、今日は私の目の前にいる大葉はるきさんの公開収録デビュー戦となります。
よろしくお願いします。
緊張してます?
ねえ、します。
どうしたらいいかな?背伸びとかしとく?
でも今日座ってみてくれるね。
そうですね。座ってみていただける場所もご用意しておりますので、ぜひ公開収録の方、お時間がある方はちょっと腰掛けてみてください。
シーズン2に引き続き、今回もYouTubeで公開収録の様子を配信しております。
YouTubeを見ている人が、まあほとんどいない。
まあまだほとんどいないんですけれども、もしYouTubeを見ていらっしゃる方がいたらよかったらコメントとかもよろしくお願いします。
はい。
本日収録される内容は、デジタル配信サービススポティファインの中で公開収録の様子を配信しております。
本日収録される内容は、デジタル配信サービススポティファインの中で公開収録の様子を配信しております。
本日収録される内容は、デジタル配信サービススポティファインの中で公開収録の様子を配信しております。
デジタル配信サービススポティファインの中で、ポッドキャストの形式でも順次公開する予定です。
これまでのすべての回、さっきカウントしたら確か37エピソードぐらいあったんですけど、シーズン1、シーズン2含めて。
すべての回と、スポティファイのみのオリジナルコンテンツで、放課後ぐるぐるラジオっていうやつもあるんですが、
それらが全部スポティファイで無料で、いつでも聞いていただくことができますので、詳しくはお使いのブラウザで、
わいかもぐるぐるラジオと検索してみてください。お願いします。
それでは早速本日のお品書き行っちゃって大丈夫ですか?
行っちゃいましょう。
今日はこんな感じで行きたいと思います。
ゲストインタビュー
まず最初にゲストインタビュー。
ゲストインタビューの方では、わいかもや山口にまつわる様々な方をゲストにお招きして、
普段の活動とその裏側を聞いていきたい、教えていただくコーナーです。
今回はですね、今年の8月2日から4日にかけての3日間、
YCAMダンスクリュー2024 メディアテクノロジーでダンスをパワーアップするワークショップっていうのを行うんですけれども、
今ここにフライヤーが、YouTubeで見てるからここにフライヤーがございます。公開収録の方、こちらがフライヤーでございます。
っていうワークショップがあるんですが、そちらで講師を務められるダンサーの笹本良司さんに、
ダンサーとしてのご自身の活動のことだったり、今取り組んでたり、今考えてることだったりっていうのをお話し伺ってまいりました。
その事前収録を皆さんと一緒に聞いて、皆さんと一緒にぐるぐるしていければなというふうに思っております。
その次はぐるぐる相談室。
ワイカムぐるぐるラジオ宛に届いた、疑問・質問・お悩みをみんなでシェアして、みんなで一緒に考えていくコーナーです。
今回のゲスト笹本さんにそのまま残っていただいて、笹本さんご自身のお悩みをね、今回はね、お悩みにならないお悩みをね、ぐるぐるした、ぐるぐるさせていただいたので、
それを聞きながらこちらでも皆さんと一緒にぐるぐるしていければなと思っております。
それでは早速最初のコーナー行っちゃいますか。
行っちゃいましょう。
行っちゃいましょう。
それでは最初のコーナーです。
ゲストインタビュー。
エコーを手で掛けさせていただきます。
まずはゲストインタビューなので、簡単に笹本さんのプロフィールを私の方からご紹介させていただきたいと思います。
笹本亮次さん、ダンサー・振付師。
2011年のアメリカダンスマガジンが選ぶ見に行くべき25人のダンサーに選出。
ダンス界で最も権威のある賞の一つであるニューヨークベッシー賞で2度のノミネートを経て2015年最優秀パフォーマー賞を受賞されています。
帰国後、山口県久田松市にダンススタジオメソッドビースタジオを立ち上げられました。
シディ・ラルビ・シェルカウイ、エラ・ホチルドなど、世界的振付家の作品にご出演されています。
すごいこの世界的演出家の方のお名前が難しくて。
めちゃくちゃナチュラルでした。
ありがとうございます。
今回は私と大葉さん2人で笹本さんと事前にお話しさせていただきました。
その様子をこれから皆さんと一緒に聞いていきたいと思っております。
なのでこれから聞いていただく音源はすべて6月4日に事前に収録されたもので
ちょっと一部音声が笹本さんがオンラインだった関係もあって
一部音声が聞きづらいところもあるかもしれないんですけれども
ご容赦いただければなと思います。
それでは早速インタビューパートの前半を聞いていただきたいと思います。
ダンスのジャンルとしてのモダンダンス
6月4日事前収録を行っています。
現場にいるのはYCAMの近野圭奈と大葉はるきとゲストの笹本良二です。
ダンスを始めたきっかけとかって?
もともと踊りを始めたのは高校の部活で始めたんですけど
そうなんだ。もっとちっちゃい頃からお教室に行ってとかってことではない?
もう全然それはなくてスポーツは結構やってたんですけど
高校に入ったときに部活でダンス部があって
部活動見学に行かなかったのに
紹介歌なんかでダンス部の踊りを見たときに
めちゃめちゃ楽しそうだなって思って
見学行ってないのにカリニューブでダンス部って書いてあったんですよ
こいつ見てないのにみたいな感じになった
見てないのに入るみたいな
それぐらい楽しそうに見えたんだ
楽しそうに見えたんですよね
結構運動やってたから体を動かすのに自信があったんですけど
一番最初にストレッチするじゃないですか
ダンスでいわゆる体伸ばして
柔軟運動みたいな
皆さんどうか分かるんですけど
長座体前屈
やばいめっちゃ久しぶりに聞いた
足伸ばして座れなかったんですよ
筋肉固かったのか分かんないですけど
足伸ばすと後ろに手つかないと座れなくて
それに衝撃を受けちゃう自分で
すごいびっくりしてしまって
俺こんなに体固かったんだみたいな
立った立位の前屈がマイナス16センチあったかな
最初の体位
それ記憶してるんですよ
入学するとやるじゃないですか
やりますね体力測定の年齢
それですごい悔しかったんですよ
そこからすごい頑張って踊りを続けて
それが本当だんだんできるようになっていくのが楽しかったんだと思うんですけど
そのままずっとずっと続けていってしまって
辞めるきっかけとかも全然なかったの
楽しいままでずっと続けていける環境があったので
気づいたらこのままずっとずっと続けてきた
続きになったっていう感じだったんですけど
高校の部活はダンスいろいろジャンルあると思うんですけど
最初に学んでたのは先生が劇団指揮にもともといらっしゃった方で
すごい
お芝居とかミュージカルとかの振り付けとかもされる
演劇の劇団の方たちに作品を振り付けたりとかっていうお仕事もされてる方だったので
いろんなジャンルをやらせてくれてたんですよ
そこからいろんな人に出会って次の道を作っていってもらった
行ってみたらとか言われたのにピンと来たのに
したがってたんだと思うんですけど
じゃあアメリカとかもそういう感じで
そうですねアメリカもたまたまうちの実家が寿司屋なんですけど
千葉の鴨川にある
そこに常連さんで通ってた方がたまたまバレエのスタジオの先生いらっしゃってて
高校僕ダンスで大好きだったね高校の時に
卒業する前に行きなさいみたいな
なんでそんなことを言われなきゃいけないんだろうとか思いながら
実家の常連さんに
誰だこの人
でも行くならニューヨークよみたいな感じで
その先生と言われたりとかしながら
高校の終わりに冬休みかなんかに一人で3週間ぐらい行って
向こう行ってあるダンサーのパフォーマンスを見て
これはもうちょっとダンスのジャンル変えないとなと思うきっかけみたいなのがあって
ちょっとそれ詳しく聞きたいんですけど
自分はこのジャンルにしなきゃって思ったタイミングって
2回目の本格的にニューヨークで踊りたいなと思った時に
スタジオで友達になった同世代のダンサーの方がいて
その子の先生がダンスを踊るからっていうので見に行ったんですよねそのパフォーマンスを
その方は日本の在県研修制度でニューヨーク2年間プラス1年延長で来られてた
本当最後のパフォーマンスのタイミング
その方の踊りを見てすごい感動したんですよね
これはなんかちょっと変更してっていうか
なんでこんな感動するのかなっていうのを知りたいなと思って
でも彼女は帰ってしまうからじゃあどうするってなった時に
その人の先生じゃあ誰に習ってたんだろうっていうのを見て
ひたすらその人の先生のクラスにわかるまで通おうっていう感じでしたねその時は
それがいわゆるコンテンポラリーダンスとかモダンダンス
そうですね
初心者の質問になっちゃうんですけど
なんか私もなんとなくわかった気でいる部分もあるんですけど
モダンダンスとかコンテンポラリーダンスって
やばい苦しそうな顔してる
一応どういうダンスという風に
捉えてるかですね
捉えられてますか
モダンダンスなんか国によっても多分流れって色々あると思うんですけど
クラシックバレーとかがあって
なんかアメリカだと僕が行った国だとその後
なんかよりバレーとかっていうのはすごく理想があるんですよね
この形こそがもう一番美しい形なんだっていう
なんかそういう
正しい形みたいな正解がある感じですかね
そうですね
なんかそれぞれの多分国とかで
詳しい形とかはもしかしたら微妙
若干違ったりするのかもしれないんですけど
でもなんとなくそのバレーといえばこうっていうものが
すごく丁寧に決められてるというか
なんかやっぱりそのダンスの歴史ってそこからこう
逆に逆にこういって作られてきてて
とにかくアメリカのダンスとかもそうなんです
だからよりそういうものを外してもっと自由にというか
体格からもそうだしその動きの踊り方とかもそうだし
なんか違う美しさってないんだろうかみたいな
それがモダンダンスの始まりで
形が変わっていく
めちゃめちゃわかりやすい
わかりやすい
モダンダンスからの流れ
モダンダンスっていわゆるバレーから派生した
動き方とかの技術だったりとかだったんですよ
だからやっぱりまだ形だったんですよね
モダンダンスっていうのも
背中ピンって伸ばして踊ってるものがあれば
背中を丸くしてその美しさを見つけようみたいな
ダンスがあったりとかっていう発想だったんですよね
そこからヨーロッパだと
僕ら今コンテンパイダンスって呼んじゃってるんですけど
ポストモダンダンスっていう
モダンダンスからさらにその対極ポストなので
もっとそこからちょっと離れようみたいなところになってきたんですよね
そこがアメリカで発展したものだと
僕は勝手に理解してるんですけど
それが例えばダンスって一体何なんだろうかっていう
本当にもっと自由に考えてみたときに
果たしてその形自体も本当に必要なのかとか
それが普通に喋りながら動いてたりとかもそうだし
時は動かないっていうことはダンスじゃないのかみたいな
多分その時代音鳴らさない音楽とかって
ジョン・ケージの
無音でもそこで聞こえる音が音楽であるみたいなことだったりとか
っていうのがあったりする
そういうふうにちょっとずつ
ダンスっていうものは何なのかって考えられ始めてたのが
ポストモダンダンス
今コンテンパイダンスって何なんだろうなって
僕の師匠の一人が言ってた
そうだなと思ったのは
ルールがないのが唯一のルールだみたいな感じ
抜粋して言っちゃってるんで
あれなんですけど
それだとちょっと本当に何でもいいのかっていうと
そういうことでは多分なくて
今だからこそっていうもの
今だからだし自分だからっていうものを
ちゃんと考えた上でじゃないけど
考えた上で出していく踊りみたいなものかなと思ってるんですけど
その時々で起こってることとかあるじゃないですか
土地かもしれないし
情勢かもしれないし
そういうこととかも深みした上で
じゃあ何をしますかっていうことを
ポストモダンダンスの意味合い
みんな考えてやってんのかなみたいなことを
ちょっと思ったりはしてます
なるほど
そしたらあれですね
日本ダンスがそもそも形時代を疑っているものだとしたら
コンテンポラリーダンスは何で踊るのかっていうところまで問いかけが
ある人
何をコンテと呼びますかってなった時には
もしかしたらそういうことを
やっぱみんな考えて
僕が好きなアーティストというか
そういう人たちはやっぱそういうことを考えて踊ってそうだなって
なるほど
そうか
ダンサー同士でやっぱ何で踊るか考えるよねみたいなことを
めちゃくちゃ面と向かって話し合ったりとかはしないけど
お互いの踊りとかを見てると
お互いそういう問いかけみたいなことがあって
踊ってるんじゃないかなとは思うみたいな感じ
そうですね
ちょっと聞けてよかったです
全然違いましたね
思ってた感じと
でも誰しもがコンテンポラリーダンスを
そういう風に捉えてはないと思います
これは笹本さんの思う
勝手に僕が勝手に思うだけで
でもめっちゃ聞けてよかった
ありがとうございます
はいインタビュー前半聞いていただきました
笹本さんがダンスを始めたきっかけや
コンテンポラリーダンスって結局なんだっけみたいなお話ですね
どうでした聞いてて
なんか思ったけど忘れちゃったな
人生が変わるタイミングの話を2つしてくれたよね
まず最初はご実家のお寿司屋さんの
常連さんの声掛けもあったりとか
ダンスのジャンルを変えようと思ったきっかけは
ご友人の先生の講演だったりとか
笹本さん話してても
すごく嗅覚がいい人なんだなみたいなのをすごい感じて
面白そうなところとか
次のことが発見できるところに
どんどん飛び込んでいける方なんだな
っていうふうに改めて聞きながら考えてました
だってダンス部に入ったのも見学に行かずに
楽しそう入ろうっていうのとか
これ本当に良くない固定概念だけど
ダンサーになる人って
3歳とかからクラシックバレーをやってますみたいな
あの有名な先生のところに
教えてもらいに行ってますみたいなイメージがあったんだけど
じゃなくて本当に高校から
しかも理由がさっき言ったように
なんか楽しそうっていうところから
それでもご本人がやめるきっかけがなかったというか
ずっと楽しくて続けられてしまって
そのままダンサーになりましたっていう
なんかすごい夢があるっていうか
元気になる話だなって思って
そうやってずっと続けられるものがあるってこととか
めっちゃ面白いなって思って改めて聞いてましたね
あとYCAMに勤めてるとさ
コンテンポラリーダンスに関する講演があったりとか
っていう風にあるから
ついついこう
全然知りませんとは言えないんだけど
でも実はじゃあコンテンポラリーダンスって何ですかって言われたら
ちょっとうまく説明できないっていうところを
今回笹本さんの理解の仕方みたいなのを聞けて
めっちゃ良かったなと思って
すごい土台になったっていうか
言葉にしてくれたことで形になって
笹本さんはそういう解釈をしてるっていうので
一回ちょっと見てみようかなっていう風に
思えたなっていう風に思いましたね
だからやっぱ他の芸術も多分多いと思うんだけど
常に前提を疑う
だからクラシックバレエでやっていた形が美しいものみたいなことって
本当にその形だけかな
実は形とかじゃないんじゃないかな
じゃあ結局踊るってなんだっけみたいな
前提を疑い続けることって
多分どういう芸術のジャンルにも起きてることだと思うんだけど
改めてそれに当てはめてもらってめっちゃ納得したし
これからこう言おうって思った
これからこういう説明させてもらおうっていう風に思ったな
あんまりポストモダンダンスとか
あんまり言葉自体知らなかったかもっていう風に思ったりして
そこに間がモダンダンスとコンテンポラリーダンスの間に
ダンスの理解と疑問
ポストモダンダンスってものもあるんだなってことも知りましたね
もちろん笹本さんの見解で
多分他の専門家の方からすると
またちょっと違う歴史の質字とかっていうのがあると思うんだけど
インタビューの本編の中でもさ
ジョン・ケージの4分33秒
4分33秒ずっと無音のやつとかを出してくれたように
やっぱりその芸術全体がというか
そういう時だったんだなっていう感じもする
そういう風に変わっていってた
大きい流れみたいなものはそもそも存在するんだなっていう感じもしたな
思い出せた?何か言いたかったこと
いつか出てきそう
この後の後半のインタビューも聞きながら
ちょっとそういうことも思い出しながらいければなと思います
後半はメインは笹本さんが日本に戻って来られてから
あとYCAMと笹本さんは
実はYCAMダンスクリュー以前にもつながりがあるので
そのあたりのお話なんかを伺っております
それでは後半のインタビューをお聞きください
どうぞ
山口の方に
奥さんの実家が山口だったんで
そっちに戻ろうかっていう話になったんですけど
それで戻られて
ダンススタジオメソッドBを立ち上げられたという流れだと思うんですけど
戻ってすぐ立ち上げたんですか?
そうです
でもなんか一回インドに寄って
ちょっとヨガ学んできてみたいなことしたりとか
帰りしなに
スタートはヨガスタジオみたいな感じで始まったってことですか?
そうです、もう本当に2013年戻った年の夏ぐらいに
立ち上げた感じなんですけど
ダンサーの方って
ヨガとか回路プラクティスとか
生活とか
ダンス以外にもそういうのに興味持つ方多いけど
なんでだろうねみたいな話とかしてるんですか?
なんでなんでしょうね
確かに体だなぁと思うけど
ちょっと下心があったというかヨガやるのにも
教えてください
僕アメリカでやった時にそんなに好きじゃなかった部分はあったんですよね
なんだったらちょっと嫌だったみたいな
そうです、ずっと止まってなきゃいけないしとか
良さがあんまり分からなかった感じがあった
長かったその期間が
正直インド行っても
でもそれで言ってたのが
やっぱりダンスをみんなとやりたいと考えた時に
もうちょっとハードルが下がる形で
体に興味を持たせることはできないかということだった
ですよね
だから体マッサージとかも寝ながらできるヨガって言われるぐらい
例えばストレッチを
パートナーに施術してもらう人に伸ばしてもらう
みたいなことで
体に対する感覚を開いてもらう
自然と
その入りとしてヨガって非常にいいなっていう
ストレッチとか気持ちいいですよね
最初痛かったりすると思うんですけど
動いてくとほぐれるし
体がだんだん柔軟になるとか
強くなるみたいなことが実感できるんで
みんなに本当に
体が良くなってきたりとかするのを実感してもらうのに
めちゃくちゃ良い痛だなっていうのを
やりながら実感していくっていうのがあったんですよね
それ開いてくとダンス見たときの感覚も
みんな変わってくるんですよ
いかに簡単に見えることも
実はそうじゃないんじゃないかっていうことに気づいたりとか
面白いんですよ
だからヨガっていうのは非常に道具として
自分を見つめるきっかけにもなるし
自分の体を意識するきっかけというか
そうですね
すごい話聞くとめちゃくちゃヨガやってみたくなりますね
私もさっき見てやりたいなって思ったんですよね
さっきめちゃめちゃ真剣に値段とか見てたもんね
そうそう
めっちゃダンスできないし
リズム感もないし
運動できないんですけど
ヨガなら関われるかもみたいな
これがだから狙いってことですよね
そうなんですよ
そういう風に体のことを意識すると
ダンスの見え方も変わりそうって
実際笹本さんって
ダンス見るときどの辺に注目してるんですかね
そうですよね
YCAMの話に引けるつもりは全くないんですけど
結構安藤由子さんとワークしたときは
結構大きかったのはありましたね
2015年の公演は
元々あったReactor for Awareness in Motion
RAMプロジェクトの公演
RAMっていうプロジェクトの
舞台版の公演で
舞台はDivisual Playsっていう舞台だったんだけど
それまでにRAMのプロジェクトの中で
作ってきたいろんな道具を
いろいろ使った公演をしてみる
そのときのアクターが舞台に出る方として
笹本さんはいらっしゃって
あれね面白かったですよね
あれ面白かったですよ
いろんな体の感覚とか
踊りに対する考え方とかを
由子さんから教えてもらった部分も
非常に大きかったんですけど
僕がすごい面白いなと思ったのは
カメラで自分とか人の体を
全然違う角度から撮ってるみたいな
視点が変わるってすごく面白いことなんだなっていうのを
そのときに実感として
あんまりそういう風に撮ったことがなかった
東京だったらコインランドリーとか行くと
定点カメラがモニターで映ってたり
エレベーターになってることがありますよね
乗った瞬間にパッて見て
自分の後頭部とかが映ってるみたいな
そういうのって
違和感をすごい覚えるんですけど
自分ではこういう体でいるように思ってるけど
他から見るとそういう風に見えてるんだな
みたいなことが
単純にすごい面白かったんですよ
そうなったときに自分が見えてない部分って
一体全体どこなんですか
そこを意識して踊るのと踊らないのとで
何が違うんだろうと考えてみたりとか
もっと広げるとお客さんとかって
何万何千って目があるじゃないですか
今そこにいる人の目線って
一体どう映ってるのかなみたいなことを
すごい考えるきっかけになったりだとか
考えればいろんなことが情報として
選べるっていうか
そこを知ってれば知っているほど
自分のダンスをどう作るかみたいなのが
カメラで体を撮影する視点
選べるじゃないかっていうのが
本当にラムので経験したこと
本当にあらゆるものが
自分の踊りを作るヒントになるんじゃないかっていうのを
実感として感じさせてもらった企画だったんですよね
それが
あのプロジェクトって
ダンスのためのデジタルテクノロジーを作るっていうのが
大看板でドンって出てきてたものだと思うんですけど
パッと他の方が聞くと
すごいメカニカルなものを身につけ
メカと一緒に踊るじゃないけど
ゲームを意識されるかなと思うんですけど
あくまであれの肝は
ダンサーのためのツールを作るっていうところだったな
っていう気がして
結局だからそれを外した後
ずっとデジタルでやることがゴールじゃないっていうか
こういうイメージもできるよね
こういう環境の使い方もできるよねみたいなものが
全部取っ払った後に残るといいなっていうので
本当にまさになんですよ
すごい面白かったな
本当に使った後なんですよねきっとね
ダンスを撮るワークショップ
どうそれを肝解くかだと思うっていうか
イメージの作り方とか
どれだけいろんな視点を持てるかみたいなこととかが
もしかしたら私たちがダンスを見るときのヒントでもあるかもしれない
何をイメージしているのかとか
どこからの視線を意識して動いているのかとか
っていうことを考えるって
ちょっと今度ダンスとかを見ると
また違った見え方してくるのかなとか聞きながら
そうですね
そういうこととかも想像しながら
踊っているダンサーとかを
この人そうかもなって見るとやっぱり
楽しいなって
どんなことを思っているのかなとか
見たくなっちゃうよねやっぱり
他の人の視点で見てみるとか
監視カメラの視野から自分を見ると違和感あるけど
これって面白いことなのかもみたいな話とか
あったんですけど
まさにラムのエッセンスを引き継ぐ
次のワークショップとして
YCAMダンスクリューっていうものがあり
それの講師をしていただく
というのがあるんですけど
一番の違いが
ダンス映像を撮るワークショップであること
ハモスさんも
ダンスと映像
ダンスを撮るみたいなことについて
考えていることとか思っていることとかってあります?
今回その講師で
もう一人来てもらいたいと思った
リオン君とか
すごい映像とかを
本人がものすごく映画好きっていうのもあるんですけど
すごい見られる方なんですよね
次の仕事とかも
プロモーションビデオの撮影の振り付けをするとか
映像のためのダンスをすごく作ってる方だったりするんですよね
彼が紹介してくれる動画とか
これかっこいいよねって言ってくれるものとかを見たりすると
やっぱすごい素敵だし
これってどうやって撮ってるのかなって思ったり
舞台のダンスとかでは経験できないような
不思議な感覚にさせてくれたりする動画とかも
やっぱりあったりするので
そういういろんな感覚を
すごい知ってる方なので
今回
メディアとかテクノロジーを使って
ツールたちを使って
ダンスをパワーアップさせる
カメラワークだったり
視点みたいなこととかも
一緒に学びながら
僕はYCAMのラムデイの経験が結構大きかったりする
日頃の視点を変えながら
イメージして踊ったりみたいなことが
多かったりするので
動画に関しては
リオン君と話しながらになるんじゃないかな
と思ってはいるんですけど
舞台の経験の方が多いので
僕自身もそういう意味で
新しいものを探しに行く感がすごくあって
楽しみにしているんですけど
お話聞くと
まずは笹本さんが別の視点を持つこと
特に今回で言うと
カメラの視点を考えることを
そこで何ができてくるのかみたいなことは
みんなで一緒に探りながらやっていくワークショップになるのかな
っていうのが思っていて
でも多分結構みんなが
まず別の視点を持つことみたいなことも
初めての人たちも多いと思うんですよね
ワークショップに参加してくれる方とか
それこそダンスの教室とかだと
普段は定点で撮ったりとか
ここにカメラを置いたらどうなるんだろう
ここにカメラを置いたらどうなるんだろうみたいな話は
まさにラム的というか
撮るだけじゃなくて
それでダンスがパワーアップするワークショップですから
そこのフィードバックがちゃんと体に返ってくるっていうところは
やっぱり笹本さんならではの内容になるのかなと思って
今めちゃめちゃワクワクしています
そういう感覚とかをシェアできたら
いいなと思いますよね
夏が楽しみですね
楽しみですね
夏が楽しみな
ありがとうございます
インタビュー後編お聞きいただきました
ヨガについて
自分の体を見つめるきっかけについてかな
あとダンスの見方だったり
ワイカムとの過去のお仕事
そしてワイカムダンスクリュー2024メディアテクノロジーで
ダンスをパワーアップするワークショップについて
などなどお話いただきました
はるきがこの音声を再生している間に
小さい声で思い出したって言ってたけど
何を思い出した
さっき忘れてたみたいなことをほんのり思い出したのは
1個目のインタビュー聞いて
ダンスを教えてもらったみたいな感じ
ダンスの見方とか教えてもらったような感じだったな
って思ったことがちょっと降ってきた
その結果出ちゃった
2個目聞いてみてどうだった
改めて自分が
人の体の使い方を見て
こういう風に使うんだって思ったことなかったかもな
って思ったりして
誰かの動きみたいなのを見て
こういう体の使い方をしてるなみたいな視点がなかったかも
っていう風にちょっと気づきましたね
なんかこれ
私がこの事前収録を編集して
今皆さんに聞いていただくサイズに
カットしたりして作ってるんだけど
そのカットしちゃった内容の中に
はるきがコンテンポラリーダンスをやってる方の
ワークショップに参加した時のお話とかしてもらってたじゃない
それとかも今聞いてて
他の人の体を見て
こういう風に動かしてるんだみたいな感覚がなかったけど
そういうワークショップには参加したんだ
それはすごい講師の方が
知ってる人だったから
もちろんダンスできないしリズム感ないけど大丈夫ですか
みたいなことをすごい保険かけてそのワークショップに参加して
参加者は私ともう一人の人だけだったんですけど
2人でワークショップを受けた
その講師の人が指示とか
私たちが次やる動きっていうのを伝えてくれて
それをその通りに動いたり
そこの言われた言葉を意識して体を動かしたりとか
一緒に参加してる人の動きを見て
同じように真似してください
その相手の動きを真似してくださいっていう風に言われて
お互い一言も言葉は発さない
けどすごい通じ合い
対話してるような
この人実際こういうこと考えてこの動きしてるんじゃないのかな
私のこの動きに繋げてこれをやってるんじゃないのかな
っていうのをすごいやった経験があって
その時終わった後には
一緒に参加した相手の
すごい対話したような感覚だなと思って終わったんですけど
なんかそれ映像を撮ってくれてる人がいて
原木ともう一人の参加者の人の様子を映像撮ってくれてる人
そうそうそうそう
それを見た時にすごいまるでダンスしてたかのような
映像になってて
すごいあれ実はダンスしてたんだみたいな
だからワークショップを自分が参加者としてやってる時は
あくまで目の前の人とのコミュニケーションをして
でもそれを後から第三者の目線で見てみたら
ダンスに見える
ダンスを自分はしてたんだっていう風に思ったってことですね
なんかやっぱり結構気になるのが
コミュニケーションの部分で
それってまさにさっき原木が言ってくれた
笹本さんのダンスの見方ってこうなのかと
めちゃめちゃ繋がってる気がするんだよね
なんかさっきその
体の動かし方みたいな
ヨガをやるとダンスの見方変わるかもしれませんみたいな
それはこうやって体の動かし方
これって難しい動きだよなみたいな
こういう風にやるのって本当は
自分がやろうと思ったら大変だけど
なんでできるんだろうとかって思うっていう風に
VRと思いやり
笹本さんが話してくれてたと理解してるんだけど
なんかそれってリアリティが出るっていうか
VRじゃないけど
相手になった気持ちになれるみたいな感じなのかなという風に
今改めて聞いてて思ってて
なんかVRって言い方しちゃったけど
それって相手への思いやりというか
相手の目線が急に意識されるような
感じかなっていう風には思ったり
相手の状況を想像するとか
なんかすごいそういうことなんだろうな
みたいなのを
考えていて
ちょっと話が全然飛んじゃうかもしれないんだけど
ワイカムグルグルラジオで昔
石垣俊さんっていうドラマーの方
ドラマーの方に出ていただいた時に
すごいドラマーってどういう人だと思いますって聞いたら
思いやりがある人って言ってたの
それすごい意外で
すごいさテクニックの世界な感じ
どうしてもしちゃってた
ダンスもそういうところが変形としてあったのかもしれないんだけど
でも最終的に思いやりがあって
一緒にステージにいる人だったりとか
聴いている人たちに対して
いろんな想像力が働く人
っていうのがドラムが上手い人っていう風に言ってて
なんか上手く言語化できないけど
すごく通じるものを感じる
それが実はプレイヤーだけじゃなくて
鑑賞する側もそういう視点を持つと
楽しいんじゃないかっていうのが
前半パートだった気がするんだよね
インタビューの今思うと
高校の時ダンス部あって
友達が結構ダンス部入ってて
その応援とか言ってたんですけど
その時の応援、ダンスの見方分かんないから
やってる友達の名前を叫ぶっていうのが
鑑賞方法だった
一番分かりやすい応援ではあるよね
それが応援とかダンスの見方だと思ってたけど
なんか違う方法もあるかもなみたいな
っていう風にはね
笹本さんと話を聞いて
収録終わった後に考えたりしましたね
身体感覚を紐解く
それを言葉として
ひも解くっていう言葉を使ってたのが
すごい私印象的で
これはちょっとその次の話になるけど
Reactor for Awareness in Motion
すごく長いんですけど
2010年から2015年にかけてやっていた
ダンスのためのテクノロジーを作る
っていうプロジェクトがあって
インタビューの中でも私が言っちゃってたけど
ロボットみたいなのを身につけて
機械と踊るみたいなイメージが強いけど
でも本当はダンサーの人が
そういうシステムを使って
全部取っ払った後に何が生まれるか
みたいなことがすごく大事なプロジェクト
ダンサーの人のインスピレーションに影響することが
すごく大事なプロジェクトだったので
その時の言い方として
身体感覚を紐解くっていう風に
笹本さんが言ってて
なんかしっくりくる言葉の表現だなと思った
その後は使った後どういう風に
持ち帰るのかって話もして
使った後って言葉私はすごく印象的だったな
っていう風に思ってました
どういうところが印象的だった?
使って終わりとかじゃなくて
自分が生活とかダンスとどう繋げて
持って帰るのかみたいな
やり捨てじゃないって感じ
それってもしかしたら我々が
特に教育普及が
YCAMで作品を見て面白かった
帰ってゼロみたいなことじゃなくて
何かしら持ち帰ってほしい
現実を見た時に思い出してほしい
何かのきっかけになってほしい
っていうのと近いのかもしれない
それはYCAMが考えるメディアテクノロジー
もしかしたら一番基本的な
考え方の部分なのかもしれない
そのテクノロジー自体がすごいんじゃなくて
テクノロジーを使うと世界がちょっと違う風に
アートを使うと
ちょっと違う視点が持てたり
それはYCAMを通停している部分なのかも
と思ったりしました
そんな笹本さんが講師をしてくれる
ワークショップが8月にございます
ちょっとそちらの宣伝というか
情報も共有させてください
名前何回も言っちゃってるんですけれども
YCAMダンスクリュー2024
メディアテクノロジーでダンスをパワーアップするワークショップ
冒頭の撮影と編集にチャレンジする
ワークショップとなっております
3日間のワークショップです
講師は先ほどまでお話していただいていた笹本良二さん
そしてお話の中に出てきたリオンワトリーさん
開催するのは8月2日から4日で
参加費はなんと無料
申し込み締め切りが7月26日までとなっております
まだ時間がございます
気になる方はぜひYCAMのウェブサイトなど
ご覧いただければなというふうに思います
ダンスやってる人とか身近にいたら誘ってほしい
お知り合いの方でこういうのあるらしいよ
みたいな情報拡散もぜひお待ちしております
もしくは街で踊ってる子がいたら声かけて
YCAMに呼んできてほしい
リスナーのことをすごい
YCAM側の仲間だと思ってる
ご協力のほどよろしくお願いします
42:41

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