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2021-06-21 41:11

#169 Backstage of creating New CI of 10X (with @198Q)

2021年4月に10Xのコーポレートアイデンティティ(CI)を刷新しました。このCIをデザインしていただいたKernのタカヤ・オオタさん(@1Q89)とプロジェクトの舞台裏や、Kernの今後、そして共通の知人であるmr.cheesecakeのタムさんについて話しました。

  • エピソードで触れた「本物の色」について: https://twitter.com/shunsuke00/status/996587253399875584
  • 生姜焼きについて: https://twitter.com/yamotty3/status/1377908167309287425


00:01
こんにちは、ゼロトピックです。
今回は、TENXの新しいコーポレートアイデンティティをデザインしていただいたケルンの高谷太田さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。こんにちは、高谷太田です。
Twitterで有名な高谷太田さんに来ていただけるとは。
前々から出して出してって言っていたので、やっと出してくれて嬉しいです。
そんな言ってないでしょ。
ちょっと裏側を語っていただく前に、自己紹介を軽くしてもらってもいいですか。
人生の中で一番苦手なんですけど。
僕の名前が高谷太田と申します。
今、東京でデザインの仕事をしていて、
主にスタートアップの方々と、特にその中でもアイデンティティを作るという部分にフォーカスをして制作をしておりまして、
例えばそのTENX、最近だとTENXさん、あとプロゲートさん、
ちょっとスタートアップじゃないですけど、青山ブックセンターという本屋さんであったりとか、
そういういろんな企業とか組織が顔つきを新しくしたいというタイミングでご一緒させていただくことの多い仕事をしています。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ちなみにスタートアップに領域をフォーカスしている理由みたいなのってあるんですか。
僕がですね、もともとスタートアップの事業会社で働いていたんですけど、
その時にやむを得ず会社を辞めなければいけない事情があって、
その後じゃあもう何やるかってなった時に、またデザイン事務所に戻るのもすごい大変だなというか、
あのハードワークの日々に戻るのかみたいな気持ちありつつ、
事業会社もその時他に行きたいところがあんまりないなみたいなところで独立をしたんですが、
当然独立をするとなると何か事務所に特色がないと選んでいただけないなっていうのがあったので、
その時にやっぱりその当時デザイナーって主にグラフィックデザイナーはやっぱり大きな広告代理店とか、
有名な独立系のデザイン事務所で働いて、基本的にはマス向けのキャンペーンとかお仕事をするっていうのが多い中で、
あんまりまだそのスタートアップのところに、
UIとかUXUIデザイナーっていう職種の方々はたくさん、たくさんでもないか徐々に増えつつあったんですけど、
まだまだそういうグラフィックデザインをするとか、見た目でそういうブランドの形を描いていくみたいな仕事をしている方が少なかったので、
03:06
ここは参入の余地があるぞと思って突っ込ませていただきました。
突っ込んだんだ。
ツイッターとか見てると、何でしたっけ、芸術大学出身じゃないのにみたいないじりをよくされてるじゃないですか。
そうですね。
どこで身につけたとか、どこから舵を切ったんですか、そのデザイン業に。
大学が池袋にある大学なんですけど、
入学した時に僕フリーマガジンのサークル、フリーペーパーを作るサークルに関与されて、
でもフリーマガジンを作るサークルって大体みんなやることがあって入ってくるんですよ。
記事を書きたいっていう人は高校の時から新聞部にいたとか、
写真を撮りたい人は写真部にいたとか、
そういう人たちが今まではそういう個別の何かやりたいことをやっていた人が大学に入ったところをきっかけにして、
より自分の持っているスキルを他の人の経験と掛け合わせて何か一冊の本を作ろうみたいなのがフリーマガジンサークルなんですけど、
僕はそういうのを知らなくて、当時関与してくれた先輩がすごい素敵な方だったんですよ。
この人の関与についていけば、僕の4年間はバラエルプロだみたいな、
田舎から出てきたばかりの大学生だったんで。
沖縄県那覇市からね。
それでも東京、これが東京の人かみたいな人に関与されて舞い上がっちゃって、
それで行ってはみたものの、当然僕は今まで別にそういう取材とか編集とかライティングとか何もやったことがない中で、
じゃあデザインやりなよって言われて、
デザインって今まで割と書くとか撮るとかっていうスキルに比べたら、
あんまりみんな高校生の時からやってましたみたいな人がそんなにいないところだそうで、
だから新しく始める人もいるよって言われて、
入学数ヶ月後に初めてそういうデザインするということに出会って、
そっからはもうダダハマりしてしまったというかめちゃくちゃ面白いなってなって、
気づいたら3年半くらいやって、
そうするとハマりすぎて就活の時期を忘れてしまっていて、
新卒でどこか大手に入ることができないとなった時に、
じゃあデザイナーになってみるかみたいな、
06:02
そういうノリでした、デザインしかできないし、デザインするしかないかみたいなノリでしたね。
なるほど、それでスタートアップに事業会社に関わるようになったんですか?
その後初めての就職は大学生の時からインターンをしていたデザイン事務所に入らせてもらって、
そこで2年半くらい社会人として働いて、
その時にクライアントとして出会ったのが中川彩太郎さん。
なるほど、その縁も今はミスターチーズケーキのメインのグラフィックがたくさん手がけられているという感じですか?
そういう流れがあるようでないような流れです。
なるほど、僕は高谷さんを認知したのはこの人にいらっしゃる時に、
代表の大井さんともともと知り合いで、
高谷さんというデザイナーがいるらしいというのも不安があり知っていて、
より強く認知したのは大井さんがツイッターに、
高谷が本物の色見つけてきましたみたいな、
後で僕がツイート探して、
このポッドキャストのディスクリプションにしっかり貼っておきたいと思うんですけど、
本物の色見つけてきましたみたいなメールを大井さんに飛ばしているのが晒されていて、
それがすごい印象に残っているんだよね。
SNSで晒される発言って、
際抜いというか、とちくるった発言だけど、
晒されて美味しいなと思うものがある時もあるじゃないですか。
ただ、本物の色に関しては本当に恥ずかしいというか、
あれ送ったのが大学生の頃で、
世の中を穿った見方をしていない頃の僕なんですよ。
純粋にあれは僕はウケとかじゃなくて、
本物の色を見つけたって思って、本物の色を見つけましたって書いて送ってるんですよ。
それが今の僕から汚れてしまった僕から見ると、
こいつ何書いてるんだよみたいな、
そういう羞恥心をめちゃくちゃ煽るメールなので、
今でもたまにあれネットに貼ると誰か絶対保存してるんでしょうね。
たまにリプライであれをつけてくる人がいるんですけど、
僕はもうしれっと非標準にしてます。
高谷太太のツイッターアカウントって、本当にリプライ欄が面白いアカウントじゃないですか。
09:00
いろんな才能がいろんな面白いこと言ってくるじゃない。
あれはどうやってそういうグルーヴを持った仲間を集めてきたんですか?
勝手に動物園のゴリラのように勝手にウンコを投げつけてくるんですよ。
僕は何も普通に、ただ普通にしてるだけなのに。
湧いて出たんだ。
ヤモさんもその一人なので、自分もそうじゃないかのような聞き方をしないでください。
大変失礼しました。
ちょっと本題に入っていこうと思います。
今回10Xの案件を受けていただいたんですけど、何で受けてもらったんですか?
僕から打診したわけじゃないですか。何で受けてくれたんですか?
10Xさんというか、ヤモティさんとの話がかなり長いですよね。
結構長いよね。
どこから話しましょうか?
受精したところからいきます?
受精?
32年前?
そこはまだ出会ってないんですけど、一番最初でいうと青山のカフェ?
2017年の夏ぐらいですかね。
そうですね。あれも多分コネヒト社の引き合いであったのかな?
あれは直接メッセージした気もしなくもないな。
ヤモティさんが会社を辞めて事業をしようと思っているというところから話は遡り、
そこではそんなに仕事の話をするというよりも、純粋にヤモティさんという人がいる、
太田という人がいるっていう挨拶というか。
そうですね。
仕事の話というよりは単純にいろんな雑談をしようというお互いだったんですけど、
僕はそれがめちゃくちゃ面白くて、やっぱり今のヤモティさんの500倍ぐらい鋭い人で、
待て待て待て待て。
すごい怖いという表現は適切じゃないな。
今本当に業界がとか、自分がもともとしていた仕事に対する課題の感じ方とか、
それを俺はこうやって解決したいんだっていう熱量のヤバさが本当にすごくて、
こんな良い人ってそんなにいないよなって僕はその時思って、
いつかこの人とお仕事したいなって思ったのが多分初めのAIでしたよね。
その後ハンバーガー屋さん行きませんでした?渋谷で。
行きましたっけ?
我々がテックラボパークっていうシェアオフィスにすごい短い期間入ってたんですけど、
12:08
そこのすぐ近くになんかジャーナルスタンダードがありましたね。
そのハンバーガー屋にも一回行った記憶がありますね。
たぶん行くにつれて徐々に何か一緒にやれることあるかみたいな話を徐々にしていく中で、
たぶん1回目はもともと今はクローズしてますけど、
タベリーさんっていうもののブランド周りのデザインの話をして、
その後10XのCIの話をするっていうのがすごい流れとしてはこの3年間の流れとしてはあって、
なんで引き受けたのかというと、たぶん僕が最終的にやりますって言ったのって結構遅かったですよね。
たぶん本当に今年入ってからぐらいじゃない?
たぶん去年の秋終わりぐらいでしたよ。
たぶんそんなタイムスパンな気がします。
なんかもうあれですね、山手医さんの目が決まってたからですね。
誤解を招くからやめなさい。
やっぱりたぶんその1回前会った時って、僕相談としては10Xというよりはタベリーのリニューアルを考えてるみたいな時の会で、
デザインとかロゴどう?みたいな相談を受けた時の山手医さんってめっちゃもう疲れてたんですよ。
そうなんだ。
雰囲気が。
なんかめっちゃ疲れてるなと思いながら、当然僕はそのタベリーの育成はわかんないですけど、
この疲れてる時に、やっぱりそのブランドアイデンティティとかコーポレートアイデンティティって、
まあまあそのお互いに結構体力を使うというか、集中しないといけない作業だから、
山手医さんこれできるかなみたいなことをその時は思って、
だからもう少し山手医さんの目が輝き出したらにしようかなみたいな感じで、
仕事を伸ばしたりとかしてたんですよ。
なるほど。
で、最後にお会いした時っていうのが、もうなんか目が座ってまして、
もうこれでいくぞみたいな感じになってて、
じゃあもうそろそろ僕もちゃんと作らないといけないなっていうのが流れですね。
だから3年間お付き合い、お付き合いしてるとちょっと表現が悪いんですけど、
いろいろなお話をさせていただいて、なんか徐々にやっぱり山手医さんとの変遷、
15:03
プロダクトを作りながらの人の雰囲気とか、なんか僕がおこかましいこと言いますけど、
なんかすごく覚悟の決まり方みたいなのが、なんか徐々に革新に近づいていくような雰囲気を感じて、
これはもう今やるしかないなって思ったのが去年の秋でしたね。
なるほど。
目が決まっていったから引き受けたって。
すごい。
今回の10XXのロゴを制作するときに考えたこととか、どうやって進めたかとか。
でも実を言うと、そういうふうに言いつつ、僕たぶん10XXのロゴ画と、
あと僕、山手医さんにタブリーをお願いされたときに、
僕10XXをやるもんだと思ってましたって言ったと思うんですよ。
言った。
っていうのは、僕その前からどれくらいだろうな。
だいぶ長いことを10XXのCIロゴを作るならどうするのがいいんだろうみたいなのは裏ではずっと考えてて。
だから今回の最終的に制作した案っていうのも、どれくらいだろう。
2年ちょっとぐらいずっと考えていたんですよ。
で、たぶん山手医さんに初めてのメッセージで、
一旦一案で勝負させてくださいって言ったと思うんですけど、
あれもやっぱり裏でいろんな案をいくつも作っていく中で、
やっぱり当然提案としては幅があってその中から選んでいただくっていうのがいいんですけど、
一回山手医さんとはここまでの長い付き合いだし、
一案投げてみて、それでズレがないかというか、
果たして僕がこの3年間ぐらい山手医さんと時間をとってお話をさせていただいた中で、
一案で確信つけなかったら割とこの3年間、
お前は何のために山手医さんの時間を奪ってたんやってなったんで、
一回一案でそれをちゃんと僕は話を聞いて、
それをデザインで打ち返せるかどうかを勝負してみたかったんですよ。
いやー相当でもそれチャレンジングですよね。
普通はパターンいっぱい作ってどうぞってどれ?みたいな感じで狭めていくアプローチと、
勝負の一球投げると2つありますみたいな話を始めしてたじゃないですか。
校舎で行くのって相当肝が座るというか。
もうミスったらそこからパターン作りをするという意味では、
18:00
赤字制作に突入しますからね。
でも他のお客さん、クライアントの方よりも長い時間、
そんなに頻度は長くないですけど、
長さでいうとすごく長い間お話をしてきたし、
今までの会話がただの雑談と僕が処理してしまうのはすごい嫌だったので、
何かそこから思ったことを全部かけ集めて、
自分なり僕自身なりに解釈をするとこういうデザインが出ますよっていうのを、
一旦それは複数じゃなくて、
僕が一番考えを突き詰めたらこういう案になりますよっていうのを見せて、
よかったら喜んでいただきたいし、
もうダメだったら大爆死しようっていうふうに思ってました。
すごいリスクだらけのプロジェクトだったわけですね。
そういう攻め方って、
僕が自分がディレクターもやって自分がデザイナーもやるっていう、
責任を僕だけが持てる環境だからやれることでもあるので、
そういうのをやってみました。
確かに、ケルンが大きくなったらそのやり方できないですもんね。
そうですね、別のディレクターの方がいて、
スケジュール聞いてくださる方がいると、
そういう無茶難題は許容してくれないと思います。
そういう意味ではすごい良いタイミングに引き受けていただいたのと、
結局投げてもらったストレートは結構僕らの真ん中にちゃんとはまったから、
はまったでしょ?はまったよね?
誰に聞いてるの?
カスミに聞いてるんだけど。
はまったよね?
一応僕と石川さんで出席して、
ストレートをバーンと受けて、
いいじゃんってコンセプト含めて。
未知なる未知って確かコンセプトをつけて出してくれたと思うんですけど、
すごく10Xらしいさが表現されてて詰まってていいなと思って、
あとはそれをどうファインチューニングしていくかとか、
どこまでプロジェクトとしてウェブもやろうっていう話とか、
そういう会話にすぐ移行できたと思うんで、
ものすごいプロジェクト的には成功だったよね。
あったよね。あったらいいんだよね。
個人的にはすごい良かったなと思ってます。
何か言えよ。
一応マイク入ってるんですか?
はい、入ってますよ。
何か言ってくださいよ。
え?
どういうこと?
21:02
いやまあ、そうっすね。
いいプロジェクトだったなと思うのと、
多分その要因みたいなのを考えたんですけど、
他のケルンのポートフォリオを見ていったわけですよ。
そしたら多分だけど、この制作に入る前に、
入る前にですよ、
僕とタカヤが投げ合ったクソリプの数って、
他のプロジェクトのどのプロジェクトよりも絶対一番多いと思うんですよ。
そうですね。
それが良かったんじゃないかなとか。
あと実はタカヤがフォーブスに寄稿した記事、
めちゃくちゃ添削したりとか。
難しい。
あと今ツイッターのDMさからぼったら、
僕がタベリーのプロダクトデザインしてる時に、
UIの相談をタカヤに投げてるチャットがあったんですよ。
みたいな、なんだかんだ小絡みをずっとしてるっていう。
それが良かったんじゃないかなっていうのは実際ある気がしますね。
でもそれは実際本当にあって、
やっぱりいくらお茶に行くとか、
割とカジュアルじゃないか。
一応お仕事を含めた会話をするというだけだと、
やっぱりどうしても僕も一点突破提案って、
お客さんからするとすごい困ることあるし、
やっぱりリスクとしても、
ハマればすごくハマるけど、
ハマんなかった時のクライアントに対するケアが大変みたいな側面もあるので、
たぶんよほどその心理的に、
この人だったら、
例えば一点だけ提案してもぶち切れることはないだろうなとか、
一点提案してダメだった時に、
じゃあもう一回3案作らせてくださいって言ってもいいよって言ってくれそうな人とか、
そういう判断は裏でしていたと思いますね。
確かに。
あと結構昔ですけど、
Mediumとかに、
AirbnbがBI変えた時の背景の記事とかあげてませんでしたっけ?
あげてました。
たぶんそれこそフォーブスじゃないですかね。
フォーブスだっけ?
そういうのとかを見て、
この人ちゃんといろんな細かいコンテキストを言語化してからデザインするんだなっていう、
信頼感みたいなのがあったんだと思うんですよね。
だからいっぱい情報を渡しておいた方が、
いいものって上がってくるだろうなと思って、
細かいコミュニケーションがあったのかなっていうのを、
今気づくとあった気がします。
そういうのって、
本当にミーティングというか、
仕事におけるミーティングの場だと、
基本的にはメモをするしとか、
あとは特に大事なところを、
クライアントが大事そうに言うところを特に集中して、
24:02
メモしたりとかするんですけど、
確かに。
でも今回の、例えばヤモティさんとの話って、
別にそういうここが大事ですよとか、
そういうものを別にミーティングの場ですごく強調された記憶がないし、
ないね。
だから僕はそんなに重点的にどこを、
ヤモティさんの話の中でここがすごい大事だぞっていうふうに、
取り入れたつもりはなくて、
どちらかというとヤモティさんが、
カルチャーデックとかで広く言っていることとか、
インタビューとかでずっと言い続けていること、
それは当然言い続けているっていうのは、
その会社のコアの面の話なので、
まずはそこを中心に、
そのメッセージがちゃんと伝わることを、
見た目で表現するっていうのを、
そこだけはぶらさず、
後の周辺のどういう佇まいにするかとか、
どういうトンマナとか、
すごく僕が調整の時に苦労したのは、
僕から見たヤモティさんという、
すごく後派というか、
プロダクトに対してとても実直な人の姿という意味での硬さと、
でもそれがその10Xという、
より単体ではなく、
すごく広がりのある組織になった時に、
いろんな表情を持っていくと。
その中での、
ヤモティさんを表すものだけではなくなった時の10Xの姿みたいな、
その辺のバランスのミックスっていうのは、
普段から言っていることというよりは、
3年間のヤモティさんの顔つきの変化とか、
言うことの変化とか、
そういうところがかなり影響を受けていますね。
すごいね、ちゃんと拾ってるんだよね。
クソリンプばっかりしてる様に見せかけて、
めっちゃ集中して見てますよ。
でも確かに、その今の発言の中にあると、
一個だけ多分リクエストしたのは、
めちゃくちゃヤモト色にするかどうかみたいなので、
しないでくれっていう、
テイクサー後期にしたいからっていうのはすごい伝えたい。
多分それぐらいじゃないかな。
リクエストしたのって前提として。
なんかだから多分、
CIロゴを作る時、
僕の中での約束としては、
何をやりたいかっていう、
よくその要件定義の時のインタビューとかで、
何やりたいですか?どういうものを表現したいですか?
って聞くことがあると思うんですけど、
僕はどちらかというと、今みたいに、
何は絶対抑えたいかとか、
何は絶対やらないでほしいかっていう方を聞いて、
そこは絶対ぶらさず、
その上にどんどん、
27:01
自分から見た解釈っていうものを取り付けていって、
こういう見せ方、見られ方あってますか?っていう、
決してその人が一人だけでは考えつかなかったであろうものに、
僕も触れてみたい、みたいな感じで制作をしています。
僕ら、1回目の提案とか2回目の提案を受けた後に、
石川とよく話してたんですけど、
僕と石川から出てこないものが出てくるなって、
それがめっちゃ良かったんですよね。
僕と石川が提案を受けた後に思ったのは、
自分たちでないものが、作れないものが出てくるなと思って、
あとは自分たちが考える10Xとかって、
どうしても既存の延長に考えてしまうけど、
自分たちじゃない第三者に10Xってものを映した時にどう映るかって、
すごい提案をもらいながらめっちゃワクワクしたんですよね。
こう映ってるんだとか、こう見られてるんだっていうのが、
それが自分たちの解釈と、
面白く表現されてるなって思って、
このプロジェクトやって良かったなっていう話を内部的にはしてました。
ありがとうございます。それは聞いてなかった声なのでめっちゃ嬉しいですね。
ヒアリングしてヒアリングのまま作っちゃうと、
本当に今おっしゃってたみたいに、
内部の人が見たその像になりがちなんですよ。
言ってることと作ることがすごく一致するから。
もちろんそれはそれでいいというか、
その方が社内の人にとっては、
そうだよね、そういう感じになるよねっていう、
アウトプットのイメージはしやすいと思うんですけど、
ただやっぱりロゴって対外的にも使われるものだから、
この会社を全くその会社と関係ない人が見たら、
どう映るんだろうっていうところに関しては、
そういった外からの視点というものを取り入れていきたいなと、
ずっと思いながら制作をしていて。
なので皆さんが持っている軸はぶらさずに、
その周りにまとわせる雰囲気っていうのを、
うまく社内の人も好いてくれる。
これから新しく、まだ見慣れないものかもしれないけど、
徐々に身に馴染んでいくし、
外の人から見ても、
そうだよね、10Xさんのロゴってこういう感じになるよねみたいな、
予想はしてなかったけど、
なんとなく見ると、こういう感じになるよねっていう、
うまく外と中で両方に対して、
波長が合うというか、
つながるようなロゴっていうのは、
常に意識しながら作っています。
素晴らしいですね。
ありがとうございます。
30:05
引き続きいろんな案件やっていくと思うんですけど、
これからどういう方向にやっていこうとかって考えてるんですか?
ワイバレットじゃなくて、
蹴るタカヤ王と。
どれぐらいの現実的な話をすればいいかなと思うんですけど。
じゃあ一番飛んだやつでお願いします。
僕、亀倉雄作さんという方をすごい尊敬していて、
本当に今調べたら、
早々たる企業のコーポレートロゴを手掛けている方なんですけど、
やっぱりこういう存在になりたい、
こういう存在というのは、
代表する企業の顔を作って、
そうすると、
例えば僕が死んでもそのロゴって残るわけじゃないですか。
それって結構ロマンだなと思って。
何かそういう、
だからすごくデザイナーという活動を通してで言うと、
何かそういう自分がいなくなった後も、
世の中に残るものを作れたらなっていうふうに思っていますね。
この亀倉雄作さんのデザインしたものを見ていくと、
1960年代、80年代、
ジャパンアズナンバーワンに向かっていく時に、
伸びていった会社をことごとく手掛けられてますね。
そうです。
だから本当当時のベンチャーにデザイン投資をしたみたいな。
オフシャルトですね。
だってリクルートと、
リクルートが不動産事業の一環でやってたアッピ公園、
この2つ、江添さんという創業者が、
まさにこの2つやられてるとかすごい象徴的ですね。
たぶん結局この亀倉さんは、
最終的にリクルートの役員にもなったのかな。
そうなんだ。
デザイナーなのに。
それこそよく言われる経営とデザインのポネララとかありますけど、
まさにこの人はそういう走りだったと言えるのではないかなと思ってて、
かつグラフィックデザイン界ですごくトップオブトップに登り詰めた人みたいな感じで、
僕は別にトップオブトップに登り詰めるつもりはないんですけど、
ただこういう日本の代表的な企業を手掛けて、
それが世の中に残っていって、
また新しいデザイナーがそれを何かを受け継いで、
何かは新しくしてっていう風にして、
どんどん形を変えていくっていう、
そのシステムをもう一回やりたいなって思った時に、
そうなるとやっぱり今から別に僕がソニーさんとか、
33:00
NTTさんとかをやっても、
それは大きくなりきった今の会社のロゴを手掛けるのは、
ポートフリーにはなるけど、
カミクラ雄作さんにはなれないなみたいなのがあって、
だから僕は今は僕と同世代とか、
僕よりヤモティさんみたいに少し上の方で、
本当にこの会社をとても大きくして、
例えば東京の人だけじゃなくて、
日本中であるとか世界中の人の役に立ってもらおうって、
本気で思っている人たちと組んでデザインを出していくことが、
そういう風に新しくデザインを世に残すことの活動に
つながるんじゃないかなと思ってやっています。
いいですね。VCとスタートアップの関係に近いですね。
若いVCと一緒にフックアップしていくみたいな。
そうですね。
素晴らしいな。
だから20年後、30年後が、
10Xさん、今でいうどこぐらいになっていますかね。
20年後、30年後か、
イオンぐらいにはなっているんじゃないですか。
そうなると、イオンの創業期のロゴを作ったって、
それだけですごいわけですよ。
とか、みたいなことの、
半世紀前になされていたことの再現というか、
トライをお伺いしたいなというか、
やっぱりどうしてもこの2,30年間ってあんまりそういう動きっていうよりは、
すごく著名なデザイナーの方が、
いろんなリニューアルをして話題になるみたいなことが多かったので、
どちらかというと、
どちらもまだ著名じゃない、
言い方ちょっと悪いですけど、
全日本とか全世界でいうと、
まだ流し知られていない人たちが、
どんどん大きくなっていくという過程に、
一緒に参加したいという気持ちで制作をやっています。
いいですね。
そういうマインドセットとか、
実はそうだったっていうのって、
あんまり語らないじゃないですか。
恥ずかしいね。
このポッドキャストでそれが聞けたのは、
すごい良かったです。
なかなかツイッターとかでこういうこと言うと、
お前綺麗事言ってんじゃねーよとか言われますな。
なんか揚げ足取ってきそうな業界の方とかいそうです。
じゃあ最後に、
僕と共通の友人の田村浩二について話が、
田村浩二はタカヤから見たらどういう人間ですか?
ヤマティさんは田村浩二が大好きですね。
僕田村浩二大好きっすよ。
だって一緒にしょうが焼き作った仲じゃん。
このトピックの中に、
バイネームで田村浩二って入れるぐらい好きなんだよ。
だってあなたも田村浩二好きでしょ。
はいはい好きですよ。
僕から見た田村浩二ですか。
はい。
36:01
でも結構僕の中だとヤマティさんに似ていると思ってて、
わかる。
とにかく話がしやすいんですよ。
どうしても例えば経験差とか年齢差っていうのがあると、
なんか言いづらいなって思うことがあったりとか、
あとは田村さんの場合は僕は一応雇われのみなので、
そういう関係だとなかなか言えないこと普通はあると思うんですけど、
それ別に田村さんがそういうの気にしないで言っていいからとか言ってるわけではなくて、
ヤマティさんも田村さんも普段のコミュニケーションから
思っていることを言いやすい感じにしてくれるっていうのが、
すごい僕は魅力的だなと思ってて。
なのでミシチの制作でも当然田村さんからこういうことがしたい、
ああいうことはしたくないっていうのは声って上がってきたりするんですけど、
僕は割とそれを社長だからやってあげようとか、
偉い人が言ってるからやらねばとかそういうマインドというよりは、
もうフラットにMr.Cheeseケーキのためにそれやって意味があるならやるし、
あんまり意味なさそうならやらないっていう風に、
結構その辺はすごく率直な議論ができるので、
そういうところは面白いなというか、
なかなかそれを受け入れてくれる人っていないというか。
田村さんも高谷太田が見たMr.Cheeseケーキっていうものを
受け入れようとしてくれるってことですか?
まさしくそうですね。
決して田村さん自身が作ったもの、ケーキに関しては別に、
あんまり誰々からこう言われたからこういうものを作るっていうのがなく、
割と自分の信念を持ってこういう味にして、
こういうコミュニケーションを取りたいっていう芯はあるんですけど、
じゃあそれをより視覚的に広く届けたいとか、
今後Mr.Cheeseケーキっていうものを単なるいわゆるD2Cという枠だけではなく、
その外にお客さんに広げていって、
ちゃんとブランドとして残したいっていう話をしたときに、
そうなるとやっぱり、
ディレクターの人とかマーケティングの人とかクリエイティブの人とか、
各職種の人とすごく話をフラットにして、
別に俺がこう思うからこれをするんだみたいな感じではなく、
39:00
みんなの話をバランスを取りながら、
それは別に選択的なものではなく、
ちゃんとこうすればこうするという理由があるものに対しては、
積極的に反映させているところがすごいなって思いながら見てますね。
タムさんの褒めの歌詞はそこだけカットして、
タムさんに送りつけて100万円くらい払ってもらいましょう。
僕から見たタムさんもそういうイメージですよ。
味とか、うまいってことないのを正義感みたいなものと、
それを作っていく会社っていうものについては、
結構分けて考えられているなみたいな。
どうしても料理職人としては、
そもそもうんたらかんたら語ってても美味しくないと意味ないじゃんっていう、
結構ドラスティックというか、
ドライな感じの方ですけど、
でもやっぱりそれだけじゃ売れないじゃないけど、
世界中の人に届けたいとか、
日本中の人に届けたいって思いがある中で、
どうしても一人でやってるだけとか、
一人のタムさんだけの考えで売り方を考えたら限界があるわけで、
そういうところに関してはすごくいろんな人を頼りながらやっていってるのが、
そのバランス感覚がすごいなって思いますね。
この最後タムさんについて話すっていうのを通じて、
高谷太太がいかにタムさんと近しくしているかっていうことと、
Mr.チーズケーキはまた高谷太太の名前を広めていく、
一個の器になるんだろうなって感じがしましたね。
今回はそんなところですかね。
今回はケルンの高谷太太さんに来ていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
41:11

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