00:00
毎週水曜日のこの時間は、 山根小雪のBrushUpをお送りしています。
さあ、山根さん、今日はどんなテーマでしょうか?
はい、今日はですね、ロケツーリズムっていうことにつなおう、 っていう手法についてお話ししたいというふうに思います。
ロケツーリズムって、 映画とかドラマの撮影現場を旅することなんですよね。
新しい観光需要の発掘手法としてすごく注目されていて、 例えばアニメとかだと聖地巡礼なんて言葉を使いますね。
今年、ゴールデンウィークは海外からの観光客が、 映画のスラムダンクの舞台になった鎌倉の雰囲気のところに殺到したりしました。
すごいみたいですね、そこは。
すごかったみたいです。あれもまさにロケツーリズム、 聖地巡礼なんですね。
スラムダンクはね、たまたま鎌倉で、 もともとめちゃめちゃ観光地じゃないですか。
だけど、このロケツーリズムのすごいところっていうのは、 観光地としては全く知られていない、
我々のすぐそばにある日常的な街とか場所が、 新たな価値を持つようになるってところなんですよ。
実は、なんで今日私この話をしようかなって思ったかっていうと、 私ね、先週体感しちゃったんですよ、このすごさを。
どこに行ったの?
先週、この番組で、北海道エスコフィールドに行きましたって。
行ったじゃないですか。
大興奮で、押しのフォークスのバンド選手の 投球練習見たりとかしてですね。
もうめちゃめちゃ楽しんだんですけど、 実はエスコフィールドに乗り込むにあたってですね、
今年の3月に文芸春秋から発刊された、 鈴木忠平さんというジャーナリストの人が書いた、
アンビサス北海道にボールパークを作った男たちっていう本を読んだんですよ。
この本は、もともと日本ハムファイターズが 札幌ドームにずっといたわけですけれども、
札幌ドームにいろんなことを要望しても 聞き入れられなかった長い時間とか、
その間にボールパークコースを作った キーパーソンの人たちの葛藤だったりとか、
そこから北広島市と札幌市の大いうち合戦を 繰り広げていく様子っていうのをですね、
もう熱々の人間ドラマでも書いてる本で、 もうめちゃめちゃ面白くて、
私この2023年、カビキ、この本ナンバーワンなんですけど、
もうその本読み終わって新千歳空港に降り立ったわけですよ。
出張で何度も行っている新千歳空港が 全く別の場所に見えました。
ここは新千歳か、みたいな。
景色変わるんだ、やっぱり。
エスコに行く前後にですね、 よし、札幌ドームにもう一回行ってみよう、みたいな。
札幌ドームの道とかを歩きながら、
そっか、こことここであんなことがあったのか、 なんてことを思い目で合わせながら、
札幌の街を全く新しい感覚で楽しんだんですよ。
なるほどね。
あ、これかと。ロケツーリズムとか聖地巡礼ってこういうことかって、
もうめちゃめちゃよく知ってる、何度も行ってる街で、 ただ仕事で行く街だった場所が、
03:05
なんかめちゃめちゃキラキラして見えるじゃないの、みたいな。
あの人たち、あの本に出てきた主人公たちが、 ここでドラマを繰り広げたのか、みたいな感覚でですね、
札幌と北広島市を楽しんだんですね。
で、これやっぱりロケツーリズムってすごい手法だなと思って、
で、じゃあロケツーリズムってどんな経済効果があるのかなとか、
実際どんなふうにやってるのかなと思って、いろいろ見ていたら、
あ、なんだ、我らが北九州市がめちゃめちゃ戦略的に やってるじゃないか、ということで。
フィルムコミッションも活発的にね。
そうなんですよね。
フィルムコミッション、北九州市はずっと 映画とかドラマの撮影の誘致をやってますよね。
で、あれやっぱり撮影を支援してるっていうふうに 今見えるんですよね。
今日、さっき田畑さんがインタビューされた サンクチャリとかもそうですよね。
そうですね。
このロケツーリズムをですね、戦略的に仕掛けようとして 北九州市がやってることがあってですね、
これちょっとすごく面白いなと思って 今日ご紹介しようと思うんですけども、
去年のですね、夏過ぎ秋ぐらいですかね、
AKB48グループの一つで、タイ・バンコクをですね、 拠点にしているBNK48っていうアイドルグループがいるんですよ。
はいはい、いますね。
このね、BNK48が新曲のBelieversっていう曲を出した時に、
ミュージックビデオの撮影を北九州市のメッシに誘致して、 撮影にこぎつけたんですよね。
しかもこのミュージックビデオは市内のいろんな所で撮ってるわけですよ。
和歌東橋で撮ったり、さらくら山で撮ったり、 小倉城だったり、大町商店街だって撮って、
このBNK48の彼女たちがその町にいるロケ地のマップをウェブで作って、
このウェブマップへのアクセスのQRコードを 新曲のですね、購入特典にしてるんですよ。
じゃあ、ファンの人はQRコードでロケ地マップを見ることができて、
ネットでは検索できないってこと?
ここがまた面白くて、日本語だと検索したらすぐ出てきます。
だけどタイ語では検索しても出ないようになってるんですよ。
じゃあタイの人を呼び込むにはってことか。
でも、ロケ地やりましたよって言っても対して、そうなんだと思うところを、
新曲の購入特典で、なんとあなたが大好きなBNK48のロケ地マップのウェブページが見られますってやられたら、
ちょっとこう、見たいってなりますね。
なるほどね。上手いね。
これはちょっと上手かった。
しかもタイミングとしてはコロナが明けそうで、みんながとにかく旅行に行きたいタイミングに仕掛けたわけですよね。
冒頭でスラムダンクが鎌倉に、聖地巡礼にすごい人が行ってるって話しましたけども、
どんなドラマが当たるか、どんな映画が当たるかって、全然わかんないじゃないですか。
06:02
不意に当たって、不意に人が来るって。
でもそれだと、なかなか当たるくじ引きみたいな感じですよね。
我が街に当たったりするのかどうか。
だからそれをどうやって意図的に呼び込むかっていうことで、
このロケ地マップを活用するような動きが出てきてるってことなんですよね。
しかもこの点で言ったら、この北九州市のBNK48のプランはものすごい面白いですよね。
ただこの撮影地を作って。
例えば、最近だと初恋っていうドラマあったじゃないですか。
朝日川さんのね。
あのドラマ出てから札幌でものすごくロケ地のマップとか、
私も紙見たんですけど、大人気になったらしいんですよ。
街で配ったりして。
あのラウンドアバウトとかちょっと行きたいなと思うんですよ。
行きたいですね。朝日川らしいんですけど。
だからなんかああいうのも、今までのいろんなところで通常の
いわゆるロケ地マップを作って観光客に誘致するって手法だけども、
やっぱり普通のドラマとかを観る人たちよりも
よりお金を使ってくれる可能性があるのはやっぱり
推し勝ちですよ。
狙い撃ちですよ。狙い撃ち。
私自分がやっぱり推しがいるのでですね。
ね、みずきさんわかりますよね。
狙い撃ちされたら喜んで狙われてやろうじゃないか。
前のめりでね。お金ならあるよみたいな。
使うよ。これが尊いお金の使い方なんだ。
推し勝ちに使うお金なら。
推しのためなら。
たまたまドラマ見てハマったから観に行こうとかじゃない。
もう狙われたら狙われた通りに落ちに行く。我々は。
分かっててもってことですね。
そうです。うちの押させてほしい。
そうね。
そういうやっぱ真理になるわけだ。
押させてほしいってわかるわ。
はい、そうなんですね。
私は自分の推しのホークスの先週とかの繋がりで
エスコーフィールドに行きそこから本を読んで
いわゆるブックツーリズムだったんですけどね。
そこで体感したわけですけども。
こうやって露結、なかなか全国の自治体に
観光家って必ずあるんですよ。
どんなちっちゃい町でも観光家ってあるけれど
観光家だったって観光客来ないじゃないですか。
でも町にはやっぱりできることってあるんですよ。
なるほどね。
いろんな自治体でも地方でなかなか観光客を
誘致できないとか、うちには自慢できる観光資源が
乏しいんだよなとかって思ってるところも
こういう露結ツーリズムっていう発想で
景色がガラッと変わる可能性はあるわけですよね。
だからもう戦略的に
観光資源じゃなくてね。
こっちを作るっていうかね。
そうそう、戦略的に何気ない日常の
私たちが普段なんとなく見てる美しい
例えば海の景色だったり
ちょっと綺麗な橋だったり
町の人たちに撮ってみたら
09:01
あそこ綺麗だよねって言ってるけど
そこに海外から観光客がガンガン来るみたいな
って想像しにくいけど
こうやって意味がついたら
素敵な場所に変わります。
どう深かちをつけていくかっていう意味では
露結ツーリズム一つのきっかけになりますよね。
面白い話ありがとうございました。
またおしかつに邁進しましょうみずきさん。
楽しましょう。
回せ回せ。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。