山根小雪のBrushUp
2023-06-07 12:39

山根小雪のBrushUp

日経エネルギーnext編集長 山根小雪

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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrushUpです。 今日のテーマですが、自然再生可能エネルギーについてですね。
はい、そうなんですよ。再生可能エネルギー、太陽光発電とか風力で、 一体電気ってどこまで賄えるのかっていうことをね、今日ちょっとお話ししたいなと思うんですよね。
実は今週、日本経済新聞が毎朝ですね、長官一面で、再生可能エネルギーの進化についての連載やってるんですよ。
昨日の見出しは、蓄電池価格破壊への競争。4分の1で再エネ9割現実味っていうタイトルなんですね。
ちょっとタイトル長いんですけど、ざっくり言うと、蓄電池の値段が安くなったら、太陽光とか風力の電気で、9割日本中の電気を賄えますよっていう記事なんですよ。
日経がこの一面に、日本の事情に非常に忖度しやすい日経新聞が、私が言うのもなんですが、この見出しで売ってるってことはですよ。
つまり、価格だけが問題だと。もう技術的な問題はありませんよっていうことを言っていて、記事の頭はですね、オーストラリアでも事例が出てくるんですけど、オーストラリアではもうすでに実現していますってことが書いてあるんですね。
実現しています。
そうなのですね。
日本ってやっぱり定説でですね、再生可能エネルギーは高い。太陽光とか風力はすごく高い。蓄電池も高い。それから再生可能エネルギーは変動するから、停電するから使えないっていう。
これね、日本の2大間違った常識なんですよ。
なんでこれ間違ってるかっていうと、昔は確かにそうだったんですけど、今ではもう本当に過去の話なんですよ。これだいぶ前に終わった話で、何度かこの番組でもお話ししたことあるかもしれないですけども、太陽光発電による電気って最も安い電気って言われてるんですね、世界で。
太陽光パネル半導体でできてるので、液晶テレビの値段が下がるのと原理は同じなんですよ。
なるほど。
そう、作り方同じなんですよ、液晶テレビと。だから作れば作るほどめちゃくちゃ安くなります。
そうか、液晶テレビ最初は高かったですもんね。
そう、今はね、もうめちゃめちゃ安いですよね。
そうですね。
50インチが10万円以下で買えるの余裕みたいな世界じゃないか。
はい。
これって今世界中で太陽光パネルの導入進んでますから、もうバック安ですよ、バック安。
だから今世界は環境にいいから太陽光発電増やそうじゃなくて、とにかく安いから入れようってなってるわけです。
ウクライナで戦争が起きて、ロシアが天然ガスの供給止めちゃうかもみたいな状況になった時に、もう欧州なんか全速力ですよ、太陽光発電めちゃくちゃ入れてます。
アメリカとかオーストラリアはもう安いから安いから安いからですよ、どんどんどんどん入れてます、中国も。
これであと、昼間は発電するけど夜は発電しないじゃないかとか、風が吹いたら発電するけど風が止まったら止めじゃないかみたいなですね。
03:05
これももう過去の常識と言いたいですね。
日経新聞の中にも出てくるんですけど、オーストラリアはもう太陽光と風力を組み合わせると9割実現します。
電子力とか石炭火力の発電所とかなしでですよ。
オーストラリアについては実は日経ネットネックストでですね、エネルギー戦略研究所の山垣みおさんっていうすごく海外の状況に詳しい方がかなり細かいことを書いてくださっているので、もし興味がある方いらっしゃったらググっていただけたらと思うんですけれども、
オーストラリアの中でですね、南部にある南オーストラリア州というところでは、1022年平均で、年間平均ですよ。70%の電気を再エネで賄ってるんでしょう。
高いですね。
そして12月、去年の12月は平均85%。
そのうちですね、11日間は再エネ100%で賄えてるんでしょう。
もともとこの南オーストラリア州っていうのはオーストラリアのメインの首都のところとかから結構離れてたりして、電線が細かったりする問題があったんですね。
遠くからの発電所から電気持ってくるのがちょっと大変だなっていう事情があったので、もともと風車を結構たくさん立ててたんですよ。
そしたら2016年に嵐と雷で風車が動かなくなったりして、停電が起きちゃったんですね。
停電の理由が風車の量が多すぎるからなんだっていう批判が起きたわけです、国内で。
何かやりすぎるからでしょって返答に耐えれないんだから。だから停電したんじゃないかっていうことで、南オーストラリア州はこの後蓄電池をどんどんどんどん入れ始めたんですよ。
値段が高いとかそんなことつべこべ言わずに僕らは入れようということで入れた。
2022年になったら再エネで100%賄えるようになったんですね。
同じようにものすごい嵐が来たんですよ。
停電しそうな状況がまで来ました。同じような2016年と。
でも停電せずに蓄電池がうまくカバーしてそのまま100%で維持できたっていう。
できちゃうんですよ。できちゃうの。
何度も言ってすみません。できちゃうんですよ。
やれるんだ。やればできるんだ。
やれるんですよ。念仏みたいに言ってすみません。
オーストラリアっていう国は日本がとても参考になる国だなって思うんですよね。
言ってみると環境対策とかダッターストに向けて新しい取り組みでとても遅れてる先進国の仲間なんですよ。
なぜ遅れてるかっていうとですね。
オーストラリアって世界で石炭の輸出額がトップの国なんですよ。
オーストラリアからめちゃめちゃ石炭買ってます。
2022年の5月に9年ぶりに政権交代が起きるんですけども、
その前の前政権はやっぱり石炭産業が主治基盤だったんですよね。
だから脱炭素関係ないわ。環境に悪い関係ない。石炭火力で万歳だったんですよ。
06:05
全土に石炭火力発電所があってずっとそれでやってきて再生可能エネルギーの導入も世界的に見たらとても遅れてる国でした。
ところが去年労働党のアンソニア・アルバニニ政権って新しい政権が誕生したら
ボタンに態度がパターンと変わりまして、今世界で最も意欲的な目標を掲げる国になりました。
2030年までに電気82%再エネで賄いますという目標を出したんですよ。
180度変わっちゃいましたね。
これ今世界最高峰の目標でドイツの80%の目標を超えてるんですよね。
そして2040年に石炭火力準備をやめますって。
なんか政権交代したからすごい目標を出したんじゃないのって思っちゃうんですけど、
でもさっきお話ししたようにもうすでにオーストラリアの中では南オーストラリア州という州で100%賄えちゃうじゃない?
蓄電池と太陽光と風力でっていう実績があるんですよ。
だからこういう目標を出せたし、これねもう一つすごく大きい側面があって、
ものすごい高い目標を掲げたら何が起きると思います?
これはね、国がこういう方向に行くと目標を掲げたら、
もう今ものすごい新しいプロジェクトがオーストラリア全土で膨大な数あるわけですよ。
再生化のエネルギーだの、蓄電池だの、水素だのってエネルギー関連の最新の世界最先端のプロジェクトがオーストラリア目白押しで、
世界中の金融機関がオーストラリアに投資をしようとしてる。
世界中のスタートアップや大きい企業がオーストラリアで新しい事業ができるぞって言ってもうバンバン進出してるわけですよ。
完全にASMCの半導体工場じゃないですけど、新しい工場を作ろうとか、そのためのサプライチェーンをオーストラリアの中に作ろうとか、
オーストラリアの企業と組んでやろうとか、そういう話になりますよね。
めちゃくちゃ経済が動くわけですよ。
だから、環境対策でとか、新しい政権になったから前のこと否定しようとかっていうことだけじゃないんですよ。
もう世界の潮流に乗っかって、さらに乗っかるだけじゃなくて、一番先端走っちゃえばオーストラリアでもものすごく新しいビジネスが動く。
めっちゃ魅力的じゃないですか。国内のマーケット動かないと国内の企業は世界に出ていけないんですよね。
だから、オーストラリアの企業は、こうやって世界中の企業がオーストラリアに入ってきた新しいプロジェクトを一緒にやることで力をつけて、
もともとオーストラリアが強かったものはさらに強くなって世界に出ていくようになるんですよ。
日本は全然先端走らないから。
再生可能も大事だけど、でもちょっと原発もあるからさ。
時代がね。
言い切らないですよね。
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時代逆行というかね。
今、新しいビジネス、世界がどっちに向かっているからどういうものが必要なの?
例えば太陽光パネルは、中国が今正解のシェアを取っちゃってるけども、蓄電池ってこれから世界中がすさまじい金額投資するっていう予測なんですよ。
これね、ものすごい盛り上がる。間違いなく盛り上がる。電気自動車もあるし、こういう電気の安定化ということも含めて。
でも、日本に新しいプロジェクトやビジネスが動かなければ、日本企業本当に頑張れますかね?
いやー、でも岸田さんは私に投資してくださいって言ってるわけですよ。
その投資する材料がね、世界的に魅力じゃないと投資しようという動きないですよね。
言葉だけは先行してるけど、グリーントランスフォーメーションとかね。
言葉でお金払えますか?
いやいや、やっぱりちゃんと実績とかを伴わないと。
こうやってコミットしますよって新しいプロジェクトが来たら、必ず国内で入陸できるように政策的な支援もやるし、その方針はもう変えません。
この先日本はずっとこういうふうにやっていきますよ。大丈夫だから皆さん投資してくださいねってならないとですね。
そうですね。
コロコロ変わる政策は企業にとってはカントリーリスクでしかないですから、それは投資できません。
そしたら日本はね、できる国のはずなんだけどできない国になっちゃいますよね。悲しいな。
未来志向のリーダーが欲しいですね。
できるできないの議論じゃなくてね、もうやると決めてじゃあどういうやり方があるかっていうような一方先の議論をね、交わしてほしいですよね。
もうやるかやらないかこれだけなんでしょ。できるできないはもうこのエネルギーの分野ではもう超えてますから。
この分野もそうかもしれないですけどね。やるかやらないか。
決断できるのかできないのか。
そうですね。
なんかいろんな組織論にも通用するような話ですね。
将来を見越してね。
山根さんありがとうございました。
ありがとうございました。最後しんみりいたしました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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