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2024-01-10 11:53

メジャーと日本プロ野球の年俸の格差

日経BP総合研究所主任研究員 山根小雪
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毎週水曜日のこの時間は山根小雪のブラッシュアップです。
山根さん、今日はどんなテーマでしょうか。
はい、もう正月早々、もう本当に胸が痛くなるようなニュースがいっぱいですよね。
そうなんですよね。
私も記者も仕事してますから、もう本当に正月からもう暗い気持ちで、
今年はどんな年になるんだろう、なんてみんな大変なんだろう、何かできることないだろうか、
なんて思っているんですが、今日のネタを考えた時に、いや、今日はそうではない、こういうニュースではない。
私は、NPBとMLBの年俸格差について解決しよう、と思い立ったわけです。
年俸の違いについて?格差について?
今、そういう時期じゃないですか、プロ野球の契約公開。
確かにね。
私の頭の中は山川さんの人的保障で、ホークスから一体誰がセーブに行ってしまうのか。
もうこれで頭いっぱい、本当は。
というわけで、今日は経済記者目線の野球講を思いまして、
年俸格差はどうしてこんなにあるの?というのを考えてみたいなというふうに思います。
いや、だって大谷選手?
びっくりした。
すごくないですか。
10年に強額日本円で1000億円ですからね。
1000億円ですよ。
と思ったら山本義信投手、やばくないですか。
投手史上最高額、12年560億円。
メジャーでも実績ないのにね。
ないのに。
ちょっとなんか、1000が安かったんじゃないの、5年20億円。
みたいな。
なんかもう、やっぱMLBはすごいね。
本当にそう思いますよね。
そして一方のNPBはというと、
金マン9弾と言われて久しいホークス。
あとはジャイアントですかね、高い。
でもね、6億円の攻防をやってるわけですよ。
常に6億円。
今年坂本ハヤト投手、あとヤクルトの村上選手ね。
坂本ハヤト選手ね。
選手ですね。
それからギータやこんちゃんですね。
みんな6億円ですよ、だいたい。
過去に楽天にメジャーから帰ってきた田中選手、田中マーク。
9億円っていうのがあったんですけど、
これ除いたらやっぱり基本6億円が日本の上限みたいなもんなんですよ。
10億足する大きい契約はありません。
いやいやもうちょっとレベルが違うよねと。
なんでよと。
もちろん為替の問題もあります。
それから一人当たりGDP、もちろんアメリカはすごい。
ここ10年、世界アメリカ一人勝ちですよ。
日本の場合はね、バブルの後を失われた30年なんていうとですね、
経済ずっと低迷してますよね。
これ経済的にはかなり悲しい。
賃金だって倍違いますよ、平均賃金ね。
でも賃金倍なんですよ、普通の人たちの賃金差は倍。
じゃあ年報総額の推移ってどんだけ違うの?というのを調べてみました。
実はバブル期だった1980年代から90年代頭ぐらいまで、
アメリカと日本に差はないんですよ。
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実はバブルの頃は日本の方が年報高いなんて言われた時もあるんですよ。
ところがですよ、NPB、日本のプロ野球は横ばいなんですよ。
年報総額400億円ぐらいでほぼ横ばい。
失われた30年の間ずっと横ばい。
ところがアメリカ、どんどんどんどん増えまくって、
今や5000億円超えですよ、総額。
5000億!?
5000億です。選手の年報総額5000億円超え。
毎年毎年過去最高を更新してまして、ここ最近は。
もう10倍以上の差がついてますね。
すごい。
我々普通の人たちの賃金格差は倍ですよ。
年報格差10倍です。
リーグ全体でこんだけ年報払えるんだから、
さぞかしいNPBはNPBより稼いでるんだろうね、
ということを見てみると思いますよね。
バブルの頃差はないんですよ、1980年代。
日本のプロ野球が2000億円ぐらいですね、リーグ全体で。
はい。
ところが今、メジャーリーグ一体どんだけ稼いでると思います、年間。
まあでもそんだけの年報払ってるぐらいだから、
超とか言っちゃってんの?
言っちゃってる、余裕で。
もうね、聞いてびっくり。1兆5000億円。
すごくないですか。
これもね、もう右肩上がりで。
いやいや、1995年とか同じなんですよ。
同じ2000億円。そっからこちら横ばい。
あちらはもう右肩上がり。
ね、これ。
MLBの総収入が1兆5000億円で、39弾だから、
バクッと割ったら日本円換算で1球当たり約500億円弱ぐらいなんですよ。
日本で、我らがソフトバンクホークス。
トップレベルの収益力を誇ると言われてますが、
直近の売上がかなり良かった。320億円。
前期コロナでちょっと下がっちゃった。200億円。
だから、日本トップレベルのホークスの倍用、平均の球団収入があるっていうことですよ。
違いすぎる。
すごいすぎると思って、私は面白くなっていろいろネットで調べてたんですけれども、
そしたらですね、ノートでベースボールエコノミスト太郎克樹さんっていう人が
ちょっと面白い試算をやってました。
リーグ収入に占める年報の割合の計算なんですけどね。
MLBはずっと40%ぐらい、稼いだお金の40%ぐらい年報に当ててるんですよ。
近年、これやや減少しています。
これは日本のプロ野球何%当ててると思います?
あちらは年報10倍ぐらい高いですよ。1千億円払える人たちですよ。
それが売り上げの40%年報に当てている。
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日本は6億円の公募をやっているのに、なんと20%しか年報を選手に渡していません。
つまりメジャーの方がはるかに稼いだお金を選手たちに還元しているってことなんですよ。
しかも40%ぐらいだったのにやや減ってるっていうことは、
選手の年報がこれだけ最高額最高額って言っているにもかかわらず、
それ以上にメジャーはもっと収入を作っていて、
余裕しゃくしゃくで金額を払ってるってことになるわけですよ。
もちろんこの20%と40%の差には、
MLBの選手会はすごく強い交渉力を持っているってことがあります。
世界最高の労働組合なんて表現されるぐらいものすごい交渉力があって、
例えばメジャー選手になったら、
年間2000万円の年金が毎年もらえるみたいなルールがあったりするぐらい、
それはもちろんしっかり交渉して、
しかもFAなんかも日本よりも短くて選手流通性が高くて、
あと年報全部公開してますよね。
フォーミュレ性が高いので、
これをもとに選手たちが球団と交渉がしやすくて、
球団格差、対偶格差っていうのがすごく少ないって言われてるんですよ。
なんでこんなに稼いでるのかって言ったら、
日本とアメリカですごく大きな違いがあって、
日本の場合は、フォークスもよく言ってますけども、
これは球場、試合をやっている日のエンターテイメントとしてのビジネスですね。
ライブエンターテイメント。
フォークスの場合だったら売り上げの半分が試合日の球場での売り上げなんですよ。
チケットだったりとか、物販だったりとか飲食だったり、
これがすごく大きい。
でもね、アメリカの場合は全然そうじゃなくて、
それよりも遥かに法令権だったりとか、グッズのライセンスフィーだったりっていうのが大きいんですよ。
圧倒的に大きい。
そして非常に面白いなと思うのは、
MLBは実はこの法令権をリーグ全体で売ってるんですよ。
MLBとしての法令権を売って、それを全チームに売り上げ均等配分してるんですよ。
ウェブサイトなんかもみんな共通にしてコストを抑えて、
グッズも同じ商品を大量生産してチームロゴだけ変更するっていうね、
コストを削減しながら売り上げを最大化するっていうことをリーグ全体でやってるんですよね。
これ日本ちょっと考えてみてくださいよ。
パリーグだったらパリーグテレビで、パリーグの試合中継を一つのサブスクのアカウントで見られます。
でもセリーグは見られないですよね。
交流線も見られない、日本シリーズも見られない。
一つのスポーツチャンネルで全てのプロ野球の試合を見ることは日本はできないんですよ。
これは歴史的に新聞であったり、地域のインフラ会社だったり、
どちらかというとローカルビジネスをやっている地元の強い会社が
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独自にビジネスをやってきた経緯から。
そしてなかなか法営研修にも球団格差があるので、
やっぱりジャイアンツがすごく強いよね、パリーが弱いよねなんていうところから
みんなで頑張ってやっていこうよっていう風になれなかったっていうところも
実は今これだけのビジネスの規模の差になってしまったんだっていうことなんですよね。
だからね、やっぱり河手とか経済格差とかだけじゃなくて
まだまだビジネスのやり方で日本のプロ野球も大きくすることができるし
よくフォークスが金マン球団じゃないか年報高すぎるなんて言われるときに
うちが高いんじゃない、日本が高いんだって言うんですよ。
それは本当にそうだと思います。
もちろんメジャーは世界最高峰のリーグで
NPBはマイナーとメジャーの中間くらいの位置づけのリーグなんじゃないの
なんて言われることもあるわけですけれども、だから適正だとかね。
でもそういうふうに考えるんじゃなくて
まだまだこの可能性のあるコンテンツを伸ばしていくために
どんな経営ができるのかということを考えていったら
我々ファンももっと楽しくなるんじゃないかなと思うお正月でありました。
なるほど。良い提言をありがとうございます。
また今年もよろしくお願いしますね。
今年もよろしくお願いします。
山根さんありがとうございました。
この時間は日経BP総合研究所主任研究員の山根紗友希さんでした。
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