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2026-02-10 14:53

AIが仕事を奪われるのはサーズ

日経エネルギーNEXT編集長 山根小雪
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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。毎週火曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。 おはようございます。
2月28日月末はグロウアップ初のトークイベントを行いますが、山根さんにも登壇していただきます。
バッチリ体開けちゃいます。
また、普段の放送とは違って、お客さんの前でお話をするとなると、また違うものもあるかなと思います。
クローズな空間がぶっちゃけられますよね。
何をやる気?何を話す気なんだろう。
公共の電波じゃないもんね。
それは楽しみです。その場でしか聞けない話とかね、いろいろあるかなと思いますので、楽しみにしてますから、よろしくお願いします。
セッションでお伺いしたいと思います。
山根さん、今日はどんなお話になりますかね。
今日はですね、先週、サーズの詩っていう言葉がですね、経済メディア飛び替えまして、聞いたことあります?
サーズの詩。サーズっていうのはですね、ソフトウェア・アザー・サービスっていう言葉の意味なんですよ。
ソフトウェア・アザー・サービス。
ざっくりよくですね、インターネット上でですね、いろんなソフトウェアの機能を提供するサービスとかのことを言うんですよね。
例えば、Gmail。メールソフトをインターネットで提供するじゃないですか。サーズです。
例えば、Dropbox。ファイルをインターネット上に保存するサーズです。
今、私、Zoomでつないでますけど、Zoom。インターネットでビデオデモする。これサーズです。
例えば、家計部アプリのMoney ForwardとかZyme。あれ家計部の機能をネットで提供するサーズです。
実は、いろんなアプリとか使うじゃないですか。こういうのってほとんどサーズって言われるものなんですよ。
ソフトウェアの機能がインターネット上にあって、それをソフトとかパソコンで使う。サーズって言います。
いろんな、こういうサービスを提供している企業のことを、サーズスタートアップ、サーズ企業と言ったりします。
サーズ企業、サーズスタートアップね。
サーズ、Sだけ大文字。大文字S、小文字A、小文字A、大文字Sです。
なるほど。
先週、サーズの死っていう言葉が飛び交ったんですよ。
どういうことでそんなことが。
こういうアプリとかがみんな死んじゃうよって意味なんですけど、AIにとって変わられて、こういうアプリが不要になるんじゃないかということなんですよ。
サーズの役割をAIが奪っちゃう。
そうなんです。
AI自体は、2年ちょっとくらい前にOPNがChatGPTを発表して、一気にAIブームになったわけじゃないですか。
そうですね。
03:00
私もChatGPTをチャッピーと呼んで、仲良くしてるわけですけど、チャッピーは対応してくれるだけですよね。
チャッピー今日ブローアップ、何のネタがいいと思う?みたいなですね。
今日はこれとか、これも話題だからいいんじゃないですか。全然ダメだね、みたいなことをやりとりしてるわけですけど。
でも対応するだけだと、別にこういうサーズのサービスが全部いなくなるっていうことにはならないわけですよ。対話してるだけなんで。
そうですね。
おしゃべりしてるだけだからですね。検索機能がダメなんじゃないかとかって言われてるわけなんですけど、ただ、今のAIはAIエージェント化するって言われてるでしょ。
AIエージェント。
エージェント。
AIエージェントっていうのは、AIは人間の詳細の指示をなしにいろんなことをやってくれるようになることを言うんですよね。
例えば、私、田畑さんの大ファンなわけです。私、田畑さんの大ファンなんだよねってAIに教えてあるとします。
そうしたら、AIエージェントが、来年田畑さんに会いそうなイベントあるんで予約しますか?って言ってくるわけですよ。
うんうん。
でも私はその2月28日西南のトークイベントとか全然知らないです。田畑さんに会いそうなイベントあるんで予約しますか?って言われて、あ、予約したいって答えるじゃないですか。
そうしたら、AIエージェントが、グローアップのトークイベントを探して、チケット購入方法も調べて、実際にチケットも買って、カレンダーアプリにイベントの時間を登録して、近くなったらリマインドしてくれる。こういうことを勝手にやってくれる。
えー。
これがAIエージェントです。
もうそういうの出てきてるんですか?
もう出始めてきてるんですよ。
あー。
だから、私がチケットを検索して、購入サイトに行って購入して、自分の予定表に書き込んでみたいなことをやらないとすんじゃんですよ。
なるほどねー。便利だ。
こういうことをやってくれるようになる。で、まだそんなになってないじゃないですか。で、先週起きたSaaSの株式の暴落なんですけど。
アーソロピックっていうアメリカのAIスタートアップのクロードっていうやつがあるんですよ。
で、クロードっていうのは、チャットGPTとかジェミニとかに並ぶようなですね、ライバルのAIなんですね。
ははは。
で、ただ、チャットGPTもジェミニもいっぱいの消費者が使うような設計がメインじゃないですか、今の現状。
特にチャットGPTそうですよね。
ね。
でも、このクロードっていうのは企業向けのAIに特化して開発したものなんですよ。
へー。
で、このアーソロピックっていうのは実はかなりすごい会社で、これはチャットGPTをやってるオープンAIから開発方針の違いで離脱したラリー・アモデさんっていう人が作った会社なんですね、2021年に作って。
だからオープンAIと元は出自が一緒なんですよ。
はー。
で、この業務用法人向けに特化して、特にプログラミングの能力がめちゃくちゃ高いAIなんですよね。
へー。
テック系の企業の技術者がめちゃくちゃ支持してて、アップルとかマイクロソフトとかの初代のエンジニアはクロードボンボン使って開発してるっていう風に言われてるんですよ。
へー。
06:00
普通にプログラミング界隈では30万社ぐらいユーザーがいるって言われてて、売り上げは気づけば1兆4千億円なんですよ。
はー。
そういう会社です。ただ、やっぱりコンシューマー向けのサービスじゃないから、我々はなかなか触れる機会とかないんですけど、このアンソラピックがクロードってAIの上で動くコワークっていう、コワークってCOにワーク、だから同僚みたいな意味ですね。
コワークっていう新機能を出したんですよね。
はい。
で、これプログラマー向けじゃなくて、事務職の人たち向けで話し言葉で新聞打ち込んだらいろんなことやってくれる。
例えばエクセル作業みたいなの自分でやらないでも、データ分析とか全部AIが勝手にやってくれる。
へー。
毎日売り上げジャムまとめてどうしたらいいかプレゼンテーションまで出してみたいなこと言ったら、バーって社内のいろんなデータをかき集めてきてやってくれる。
へー。
で、これ1月中旬に発表したんですよ。
はい。
で、株価の暴落につながったのは実は1月30日にさらに追加で出した新機能で。
はい。
ホームとか財務とかマーケティングとか専門的な業務の自動化をやるよっていうことを発表したんですよ。
うん。
で、これ例えば契約書をレビューして修正するだったりとか、財務分析のモデル作るとか、営業のための戦略と作って資料を作ってみたいなことを全部AIがやるよみたいな。
へー。
そういう発表だったんですよね。
へー。
で、これがやばいぞっていうのを2月の3日に商店アナリストが書いて、で、これがきっかけになってサーズ株、サーズ関連企業がボカッと株価落ちてたんですよ。
はー。
で、しかもソフトウェア関連の株だけじゃなくて、こういうサーズ企業に出資したり投資したりしている銀行だったりとか、ファンドみたいなのも落ちたし、そもそも例えば法律関連のサービスやってるところとか金融関連のサービスやってるところまで全部落ちちゃったんですよ。
はー。
例えばそうですね、えっと、アドビとかセールスコースとかパランキアとか、法律系とかで言うとトムソンロイターとかガートだみたいな調査系会社とかの株価も落ちちゃった。S&Pグローバルまで落ちちゃった。
へー。
で、1日だけで2,850億ドルの時価総額が下がった。日本円して45兆円。
へー。
で、これについてはちょっと過剰なんじゃないかと思って、まだAIエージェントはそこまで落ちないし、サーズの中にもAIをどんどん取り込んでいく企業がたくさんあって、決してその全部の企業がダメになるわけではないんじゃないのっていう声がすごく専門家からたくさん出ているんですけど、他方、今までだったら、そうですね、分かりやすいでだったらダメだったりするかもしれないけど、
じゃあ、JMLを使っているとします。
はい。
有料課金しています。全員が、例えば私たちだったら3ID、Googleと契約します。
例えば、RKBの社員が全員だったら、社員全員分のIDを契約する。
09:00
はい。
これでビジネスを増やすと、どんどんIDの数が増えていって、課金する量が増えていくっていうのが、こういうソフトウェアのサービスのポイントなんですけども、AIが1個作って、自分たちの会社の中で1個作っちゃえば、別に外の会社に何IDもどんどん契約しなくても済んじゃうっていうのがあるわけですよ。
ビジネスモデル自体がちょっと崩壊していく。事業が拡大すれば、契約しているIDの数がどんどん増えていって、どんどん成長するから、ものすごい成長性がある企業だって、めっちゃ株価が高かったんだけど、
そういうことは、社内で内製化していけば、結構抑えられるようになっちゃうじゃない。簡単なメールアプリだったりとか、簡単な計算アプリだったりとか、資料作成みたいなものっていうのは、外のこういうソフトウェアのサービスに課金していかなくても、社員分全員課金しなくても、社内で作ればいいじゃないかみたいな。
そういうこともあって、やっぱりなくなるわけじゃないけれど、今までみたいにどんどん成長し続ける企業であるみたいなところっていうのは、ちょっと落ちちゃうのかなっていうのは言われています。
で、なんですけど、もうちょっとイメージしやすいように、具体的に私の事例をご紹介したいと思います。
何でしょう。
最近私、番組の中でチラチラと、チャットGPTでダイエットしてますみたいに言ってるじゃないですか。
言ってますね。
結構マジで使ってるんですよ。で、実際、体重も体脂肪も着実に落ちてる。お顔すっきりしてませんか。
してますよ、してますよ。リモート越しでもね、分かりますよ。
ありがとうございます。
それはチャッピーのアドバイスを、ちゃんと実行してるっていうことです。
そう、チャッピーに、あなたは私のパーソナルトレーナーです。で、私はテニスのために筋肉量を落としたりパフォーマンスを落としたくない。
その上で体絞り3%を3ヶ月ぐらいで減少させたいと思っているから、食事の記録だったりとか睡眠とか、カフェイン摂取のタイミングだったり、そういうことをアドバイスしてっていうことを言ってるわけなんですね。
で、私の食べたものの方で、何時にこれ食べたとか、今日は運動するとか、明日はグロウアップあるから今日は夜更かしして準備するとか。
そういうことを言えるわけですよ。そうすると、今まで今日ここまで食べたものは、タンパク質とか脂質はこれぐらい取れてるから、残りの晩御飯はこれぐらいにしておいてくださいと言ってくるわけです。
それを、意外と自分で実行してるわけですよ。で、無茶苦茶なことを言ってたら、あなたチャッピーは私の食の楽しみを奪う気かとか、文句言ったりしながらやってるんですけど。
やりとりしてるね。
してるしてる。意外と私のことわかってきてる。たまにタメ語を使ってくるんで、あなたはパーソナルトレーナーで、私は顧客だからタメ語をやめろっていうのを言ってるんですけど。
しつけるね。
しつけるよ。しつけるよ、しつけるほどいい子になっていくからね。
なるほどね。
で、これも使わなくなったのはね、カロリー計算するアプリなんですよ。
自分で何を食べたかをアプリ上で選択して表示してくれる。何カロリー取ったか。
12:05
でもね、それだけだと自分の行動に映らないから、結局対話型AIに置き換わってしまったんですよ。
なるほど。
で、こういうふうに簡単なものが置き換わっちゃう。家計部とかも。家計部アプリ、ただお金を入力していくら使いましたとかだけだと、やっぱり置き換わっちゃうんですよ。
どんどんどんどんたくさん金額をAIに入力していって、もう今月は予算オーバーだから飲みに行くなとか、飲みに行っても奢っていいのはいくらまでとか言ってくれたら分かりやすいじゃないですか。
そうですね。
はい。で、これがじゃあ、ただの家計部アプリは残れないとして、残るものはどんなものかっていったら、銀行口座だったり証券口座だったり、いろんなデータを勝手に取ってきてくれて、
で、私が今月から毎月3万円貯金したいって言ったら、分かりましたって言って、強引にお金をかき取って貯金してくれるところまでやってくれるやつだったら生き残るんですよ。
ああ、そこまでしないとってことか。
はい。なので、サーズの死は話題ですけれども、全部サーズが死んじゃうだけではない。
ないと。
生き残るものと死んでしまうものがきっと分かれていくんだろうなっていうのが株価暴落から思うことです。
なるほど。分かりました。ちょっとゾッとするところもありましたけどね。
山根さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は日経PP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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