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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 火曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根小雪さんです。
今日はリモートでのご出演です。山根さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はどんな話題でしょうか? 今日は、AI使ってますか?田畑さん。
時々使ってますよ。 使ってます?中井さん使ってますか?
使ってます。 はい、私もめちゃくちゃ使っております。
今日はちょっとAIの話題に関連して、AIを使えば使うだけ電気が足りなくなるという話がありまして、聞いたことありますか?
AIによる電力不足。これは実はアメリカではもう顕在化していまして、日本でも起きるんじゃないかということがことしややかに言われているので、
今日はAIと電力の話についてしたいなというふうに思います。
ぜひぜひお願いします。
今だったら私なんか使わない日ない。仕事でもめちゃくちゃ使うんですけど、いつからAI使うようになったかって考えると、まだ本当に2年足らずなんですよ。
オープンAIがチャットGPT、我々皆さんもチャッピーと呼ぶようになりましたが、チャッピーを発表してからわずか2年ですよ。23年の終わりだからですね。
本当に使うようになった、もう2025年は本当にみんな当たり前のように使うようになって、本当に爆発的な普及をしているという状況なわけですよね。
AIを使うとどんなインフラが必要になるかっていうと、以前もGrowUpで何回かお話をしたことのあるデータセンターが必要になるんですよ。
ここの仕組みをもう少し整理して説明したいなと思うんですけども、そもそもデータセンターっていうのは四角い箱みたいな巨大な建物で、その中に大量のサーバーというパソコンの大きいやつみたいなものがずらーっと並んでいます。
形としてはハードディスクレコーダーみたいな横長だったりするんですけども、あれがブワーってビルの中に大量に詰まっていて、
この大量のサーバーでインターネットやAIでの処理を行うんですね。なのでインターネットとかAIとかを使うための専用の施設のことをデータセンターって言います。
例えばノートパソコンを使ったりとかしても、膝が熱いみたいな、熱がボワーって出てくるみたいなことないですか?バッテリーの周りが熱くなったりして。
ありますよね。こういうサーバーとかパソコンとかそういうものって使うのに電気が熱になって出てきちゃうんですよね。
穴が開いてファンみたいなのが回ってたりして、熱風が出てきたりします。データセンターの場合はこの大量のサーバーがずらーっと並んでるわけですよ。
そうするとむちゃくちゃ熱くなるので。熱を帯びてくるんだ。
大量の空調がついてて、空調がゴワーンって回っていて、冷やしています。
この中のこのサーバーのところなんですけれども、AIのブームが来てからNVIDIAのGPUってよく聞くじゃないですか。
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AI用のチップの話なんですけども、このNVIDIAのGPUっていうやつがこのAIの計算をするのには絶対に必要で、ものすごいシェア100%の世界なんですよね。
なんですけど、このGPUってやつはものすごく電気を使うんですよ。全然省エネじゃない。
そうすると、ずらーって並んだデータセンターの中にGPUがぎっちり詰め込まれていて、それがものすごい大量の電気を使って熱を放出して、それを冷やすためにめちゃくちゃ空調が回るっていう世界なんですよ。
だからデータセンターっていう建物はものすごいたくさん電気を使うんですよね。
そもそも動かすための電気、それから出てくる熱を冷やすための空調の電気を使います。
特に普通のデータセンター、普通のデータセンターって例えばどういうことかって言ったら、企業が、うちの会社だったら、日経ネルネクストのウェブサイトのページを投稿して公開しますみたいなときだって、このサーバーを使って投稿して公開しますし、
インターネットバンキングやって銀行で振り込みをしたり給与を振り込んだり誰かに何か振り込んだりするにもこうやってデータセンターを使うんですよね。
こういう普通のデータセンターに比べて、こういうときはGPUとか使ってません。でもAIを使うときはGPUとかものすごい量を使うので、データセンターの規模もめちゃくちゃでかくなります。
というのがまず大前提。
次にAIっていうのは学習と推論があるって聞いたことありますか?
学習は聞いたことあるんですけど、推論?
推論、学習っていうのはAIの脳みそ、LLMといわれる脳みそにインターネット上のデータを食べさせて、どんどんどんどん食べさせて賢いAIを作る。これは学習のことですね。
推論っていうのは、例えばチャッピーに、私今ダイエット中なんだけどさ、今からすけさんおどんに行こうと思うの、何食べたらいい?って聞く。
ずいぶんリアルな話ですね。本当にやってそうな話ですね。
激烈リアルなんですよ。そうするとチャッピーに、今日はお願いします、ごぼうてんは食べないでください!とチャッピーが返してくる。
みたいなこういうやり取りのことを推論って言うんですよ。
ああ、なるほど。はいはいはい。
推察して論じる推論なんですけども、だからこのAIの脳みそを賢くさせる話と、AIを使う推論っていう二つの使い方があります。
このAIの学習の部分っていうのは基本的にアメリカでやるわけですよ。
なぜかといえば、チャットGPTを持っているオープンAIはアメリカの会社、ジェミニを持っているグーグルもアメリカの会社です。
そして、この勉強する、AIの脳みそを賢くさせるときっていうのは、どこでやってもいいわけですよ。
別に時間も関係ない、とにかくひたすらご飯、ご飯じゃないですね、申し訳ない、ネット上のデータを食べさせる。
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食べさせて食べさせて勉強させて学習させているので、そこはアメリカでやればいい。
ただ、このチャッピー、すけさんが食べたら何食べたらいいっていうのは、我々ユーザーとデータセンターの間の電気信号のやりとりの結果なわけなんですよね。
というこの違いがあります。まず学習の方はどこにあってもいいけど、今は全部アメリカにあります。
推論も基本的にはオープンAIはまだアメリカにしかデータセンターはなくて、チャッピーを使った場合はアメリカに行きます。
ちょっとグーグルとかは、日本にもググったりするためのデータセンターがあるので、必ずしもそうとも言えないんですけど、基本的にはまだアメリカにあると思っておいてください。
そうすると、さっきの今すけさんうどんの前にいるんだチャッピーって言うと、チャッピーは大体、そうですか、すけさんうどんは大好きですもんね、美味しいですよねとかって返してくれて、ラフな返事を。
いい質問ですねって言ってきたりしますよね。その後に、今日はこれこれこれを食べてあなたは何キロカロリーとっているからもうごぼうてんは食べちゃダメなんですお願いです食べないでくださいって言ってくる。
いい質問ですねとか今日もダイエット頑張ってますねみたいなことは日本にある前さばきするための施設でやってるんですよ。アメリカのデータセンターまで行かないで。
その後、あなたは今日何キロカロリーとっているからごぼうてんは食べちゃダメなんですっていうときはアメリカのデータセンターまで行って答えを持ってくるんですよ。
なるほど、実際のそういうカロリーとかっていうデータを出すときはアメリカまで行くと。
そうなんです。なんかどうでもいい返事じゃないですけど、時間を稼ぐようなものだけはまだ日本でできるけど、そうじゃない答えは今アメリカから持ってきてるわけなんですよね。
今はまだ利用者が少ないから、そういう計算させたりとか日本にお返事くるのはアメリカのデータセンターからでもなんとかなってる。
でももっともっと日本に使う人が増えたら日本にももっともっとデータセンターが必要になるという構造になっています。
現状はAIのサービスをほとんど米国でやっていて、日本ではユーザーがちょこちょこいるっていう感じなので、
世界でのデータセンターの立地の場所を見るとほとんどアメリカにあるんですよ。
検察ラッシュみたいですもんね。
そうです。アメリカ5500カ所で日本は200カ所しかないので、そういう状況なんですけど、これから日本も増えていくでしょう。
アメリカの場合はここからまだ3000カ所増えるというふうに言われてるわけなんですけれども、
要はだから日本よりも10倍、20倍、30倍みたいな世界でデータセンターがアメリカにはあるとすると、
さっきのデータセンターが大量のサーバーから熱を発して空調をぶん回して電気をたくさん使ってっていう設備がものすごいたくさんあるということで、
アメリカでは電気料金がデータセンターが増えたことによって上昇し始めています。
その地域の人は大変ですよね。
いやたまんないですよね。AIはみんなのための新しいテクノロジーだからいいじゃないかってちょっと言えないレベルになってきていて、
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トランプ大統領が1月の12日にこのご自身のSNSでですね、データセンターのせいで米国民に高い電気代を払わせたくないって投稿するわけです。
そしたらその直後にマイクロソフトが、AIはみんなのためのものだけど僕たちはめちゃくちゃ儲かるからAIに必要な電気料金は自分たちが払いますって声明を出したりして。
なのでですねこの電力会社が電気を供給するだけじゃなくて、ビッグテックとかガーファムとか言われるこのAIをやってめちゃくちゃ儲けてる人たちが自ら発電所を用意したり高い電気代を払ったりとかするべきなんだっていう議論がアメリカでは起きてるしそういう動きになってるんですね。
日本でもAIで電力需要が増えて大変なことになるみたいな論調ってあるんですよ。
実際に政府は今まで電気の使用量が新しい半導体工場もできるしデータセンターもできるから増えそうだって予測なんかを出してるんですね。
なんですけど日本の場合は予測なんですよまだ。
日本の電力需要っていうのは2012年ぐらいからずっと減っていてそれは何でかっていうと人口が減ってるから。
省エネが進んだから。人口が減って省エネが進むと電気の使用量ってどんどんどんどん減ってきて。
政府は増えます増えますって言ってるんだけども今はまだ下げ止まったかなぐらいなんですよ。増えるところまでいってない。
それからまだまださっきの話なんですけどアメリカにデータセンター集中していて日本ではこれからAIがむちゃくちゃ利用が広がったら推論用のデータセンターが来る。
学習は来ないんですよ。学習の方がたくさん電気使います。GPUぶん回すのは学習が中心なので学習めっちゃ使う。
推論のデータセンターは学習のデータセンターに比べると小さくってそれが日本にどれだけ来るかなっていう世界なんですよね。
なので日本では電力不足が起きる大変だっていう議論の背景にはやっぱり再稼働して動きにくかった原子力発電所をちゃんと動かしていきたいよねみたいな政府の思惑とかも相まって。
こういう話が出てきているのでちょっと状況は違う。
ただしAIによるデータセンターの増加っていうのはアメリカでは深刻な電気料金の上昇や電力不足を招いているという構造なんですね。
この話はすごく日々進展しているのでAIの進化と一緒にこの先なんかすごく大変なことが起こる可能性もあるしそうでもないかのこともあり得るのでまたアップデートさせてもらえたらなと思います。
ということで今日はそのデータセンターで電力不足というお話を解説していただきました。
山根さんありがとうございました。
この時間は日経BP日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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