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2025年も明けましておめでとうございます。ということで、エンタメテヤマルでございます。毎度バカバカしい話を一つ。
2025年も明けまして、お正月休みも終わりまして、私の勤め人の仕事も始まりましたんでございます。
そしたら、私の勤め人の仕事が始まるということは、私のせがれの長男6歳の保育園も始まってるということなんですね。
毎朝、保育園にね、せがれを連れて行って、その後出勤するという、そういう形で働いておるんですが、その夜はですね、毎夜毎夜聞くわけでございますが、
おい、長男!今日は一体保育園でどんなことをして遊んだんだい?そしたら、せがれが答えるわけですよ。
エンタネェ、エンタネェ、父ちゃん。今日はね、折り紙をしたよ。
折り紙とな。はぁ、あぁ、もう、俺なんか折り紙なんか全然やってこなかったな。
もう、台の苦手だ。きっとそれはうちの女房の手先の器用さがあんたに遺伝したんだろうな、と言って。
まぁ、そんな会話をするわけですな。
おい、せがれ、じゃあ今日はどんな折り紙を折ったんだい?
エンタネェ、あのね、ヘビを折ったんだ。
ヘビとな。なんでこった。いろんなかわいい動物やかっこいい車、いろんなある中で、なんでヘビなんか折ってるんだい。
エンタネェ、エンタネェ、先生が教えてくれた。
先生がヘビの折り方を教えたんだ。また変わった先生がいるもんだね。
エンタネェ、父ちゃん。でもね、今年はね、ヘビ年だからね、先生がね、ヘビの折り方を教えてくれたんだよ。
はぁ、これはたまげた。
2025年はヘビ年だからって言って、そうやって季節に合わせた物の折り紙の折り方を教えてくれるなんて、なんて粋な先生だ。
父ちゃんが間違ってた。なんて素晴らしい先生。なんて素晴らしい保育園なんだ。
よし、わかった長男。じゃあここでいっちょね、保育園で教えてもらった、そのヘビの折り方を俺に見せてくれ。
と言いました。長男、せがれが早速、自分のおもちゃボックスから、折り紙の方を一枚取り出してきたわけですね。
表が緑、裏が真っ白な折り紙でございます。
それをあれをあれをと言う間に長男、器用に折りたたんでいくわけなんですね。
それを横で見ていた私が、
おら、お前はいつの間にそんなに手先が器用になったんだい、真っ四角の折り紙か。
そんな器用にパッタンパッタン折っていったら、いつの間にかひょろひょろとしたヘビが出来上がるじゃないか。
そしたら長男が得意気に言うわけですね。
ううん、これね、もうね、教えてもらったからね、何も見なくても折れるんだよ。
はあ、感心感心。あんたはきっと手先の器用な頭のいい子に育つよ。
なんて話をしていたら、あっという間にヘビが出来上がったわけですね。
真っ四角の緑色、表が白色の折り紙を何度か何度か折り返すうちに、
ちょうど背中側が緑色、お腹側が白色のきれいなヘビが出来上がったわけです。
やったじゃねえか、長男。こんなかっこいいきれいなヘビを簡単に折り上げちまうなんて。
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よし、わかった。これはお前の棚に飾ってしばらく置いておこうや。
と、声をかけた長男が、なんだか悔しそうな顔をしているんですね。
うう、やだ。やだよ、父ちゃん。僕はこんなの飾らないよ。
いや、お前一体どうしたんだい。何が気に食わねえんだいって。
ちょっとキャラは違った。今長男のキャラが違いましたね。
えっとねえ、最後のねえ、しっぽの部分が気に食わないの。
なんだって。
その折られたヘビをよーく見てみると、しっぽの部分がお腹側、つまり折り紙の白色の部分だったんですね。
なんで長男、立派なヘビが折り上がってるじゃねえか。
僕ねえ、やなんだ。最後のしっぽの部分は絶対緑色にしたかったんだ。
どうやらせがれは、折り紙の最後のしっぽの部分を緑色にしたかったようで。
泣きじゃくるせがれを見て、俺は一言こう言ってやりました。
このヘビの一番後、しっぽの部分はな、折り紙の白い部分、裏側でええんだ。
まだ納得のいかないせがれがこう聞いてきます。
え、なんでだよ父ちゃん。
すかさずこう理由を言ってやったんですね。
ヘビの一番後の部分、しっぽが白いってことはさ、面白い。面白いじゃねえかって。
おあとがよろしいようで。