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こんにちは、山口です。
山口先生、聞いてみたい質問ばっかりのご質問です。
チャコさんからのご質問です。
先生、ハロー、ご存知だと思うけど、私、めっちゃ目が悪いんです。
よくブルーベリーが目にいいって言うけども、エビデンスが見当たりません。
英語も読めないから論文も読めません。
本当に目に良かったら、毎日エブリデイ摂取します。
よろくま。
ご質問いただきます。
ありがとうございます。
何かが効果があるか検討するときに、食品系は結構難しいんですよね。
食品の旬とか旬じゃないとかで含有している物質の量が変わったりということがあるので、
なかなかこれはエビデンスを探すのは確かに難しいんですよ。
こういう情報を調べました。
一般社団法人で日本ブルーベリー協会というところがありまして、
もちろん日本ブルーベリー協会としてはブルーベリーのための協会ですから、
おせおせごうごうな感じなわけでございます。
ただ、この情報だけを全部間に受けられるかというと、
もうちょっと詳しく調べてみようというところで見てみました。
そうしますと、国内の検討でブルーベリーが四季の夜の機能改善に効果があるのを検討しているペーパーがありまして、
東京農業大学の応用生物学・栄養科学科というところからペーパーが出ていますが、
ここではブルーベリーの効果に関して17名の被験者で調べたところ、
夜の暗くなってから目がパッと見えますよとか視野、目の角度の広さですね。
涙の量、まわたきの回数等を調べてはるんですけれども、日本地に対象にですね。
この結果では明らかな四季の夜の改善は認められなかったというような結果が出てきます。
ただ、サンプルサイズが17とすごく少ないので、効果がないというのが非常に難しいんですよね。
例えば血圧のお薬なんかでですね、高血圧のお薬を、血圧を下げる高圧薬というのを飲んだら寿命が長くなりますかというような質問があるとして、
これがですね、例えば17人で寿命が長くなりましたとかっていうのは言えないんですね。
検出しなければいけない人がすごいちっちゃいので、何千人とかですね、ものすごい数が必要になってくる。
その中で調べていくと、実は血圧を下げるお薬の種類によって寿命が長くなるのもあれば短くなるのもあったというところで、
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このタイプの高圧薬は飲んじゃいけませんよ、みたいなのがわかったという、そういう恐ろしい研究なんかもあったりするわけですね。
一方、めちゃめちゃ効果が強いものに関してはバファリンを飲んだら熱下がりますか、みたいな研究に関してはもちろんすぐにね、飲んだら結果が出てくるわけですけども、
3人飲んだらみんな熱下がりました、というのはもう十分や、みたいな話になるわけですね。
なので、こういう検出する作能量をですね、これをどれぐらいのサンプルサイズで検討するの、というのが必要になってくるので、
おそらく17人で言うと小っちゃいのかなというところが必要な気がします。
さらに外外のペーパーも調べてみました。
そうしますと、システマティックレビューなんかも出ていまして、これもですね、
なんと言いましょうか、ベリー系の抗酸化作用に関してはいろんなペーパーが出てるんですけども、
試機能の改善に関してはですね、おそらく良さそうだというふうなペーパーは出ていますが、
例えばですね、このペーパー、2018年に出ていますペーパーで、
出所はですね、モルキュラーサイエンス、インターナショナルジャーナルオブモルキュラーサイエンスというところから出ておりですね、
チャイナからのペーパーですね。
チャイナ、チャイナのところですね。
このチャイナのペーパーでは抗がん作用があります。
抗肥満作用があります。
抗炎症作用があります。
その中に視力を守ります。
肝臓を守ります。
心臓病を守ります。
抗糖尿病作用があります。
脳みそを守ります。
いいことばっかり書いているんですね。
これも一応論文として引用はしているんですけども、
この辺もですね、一方で他のペーパーですね。
マネックビューで導入文に対するタイトルモードの研究を
2000本以上の論文から引っ張ってきて評価したというやつは、
差は出なかったという話になっているので、
今のところクエスチョン。
少なくとも効果があるって言っている論文の中で
アントシアニンの含有量がどれくらいだったら効果があるの?
というところで言うと、少なくともいろんなペーパー見ているとですね、
ブルーベリーのパックがありますよね。
ワイルドベリーの大体100gぐらい。
1パックぐらいを毎日食ったらみたいな話になっているんですけど、
そんな食えないですよね。
なので、もしやるとしたらサプリメントにして
濃度を上げているものをアントシアニンとして取っていくとか、
プリフェノルドとして取っていくという方がいいのかもしれないですね。
中には面白いペーパーがあって、
このブルーベリーとファンクションというところを調べていくとですね、
年齢が高いですね、いわゆる老人性の記憶障害、
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エピソード記憶というのがあるんですけども、
このエピソード記憶障害に対してブルーベリーを摂取させるとですね、
この機能を回復したというふうなペーパーがありました。
これはブルーベリーを食べさせるというよりもですね、
このブルーベリーパウダーを摂取させてというふうなペーパーなんですけども、
そうするとエピソード記憶の効果が改善したという話があります。
なので確かにスーパーフードとしてですね、
このアントシャニンを含まれているような食品というのは注目されていますので、
何かしらのこの効果というのはあるんですけども、
主に抗酸化作用がありそうなペーパーが多いですね。
ということで、ちょっと今回の回答はすごく濃厚な回答になるんですけども、
ブルーベリーが視機能にとってめんどくさくてすごくいいのかどうかというところで言えば、
もちろん悪くはないと。
どれくらいいいのかということに関して、
もしくはどれくらい摂取すればいいのかということに関して、
現状では明確な答えはまだ出てはいないが、
ブルーベリーとしてパクパク食べるというのにはかなり量食わないといけないので、
摂取、もしくはパウダー状のブルーベリーパウダーみたいなのがあるみたいですから、
こういうふうなもの、もしくは抽出物というので取っていく方がいいだろうと。
その効果に関しては目に留まることなく抗酸化作用というところになるので、
全身のいろんな機関にとっても良さそうだねという感じです。
なかなか論文をたくさん見ていっても真実というのはまだ明らかになっていないこともありますので、
今後この辺も追っかけていけたらなというふうに思います。
以上です。
ご視聴ありがとうございました。