2022-11-19 05:37

2021-10-03 - まつ毛が伸びるルミガンやリバイタラッシュの使い方と注意点

2021-10-03 - まつ毛が伸びるルミガンやリバイタラッシュの使い方と注意点

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はい、続いてのご質問です。
カヨウさんからのご質問、まつ毛が伸びる美容液、ルミガンやリバイタラッシュなどがありますが、使うと確かに伸びるのですが、
伸びるので使いたいのですが、色素沈着の他に皮膚がたるむというネット情報もあって不安になっています。
使わない方が良いのでしょうか?
でも、地まつ毛も長くしたいんです。アドバイスお願いします。というご質問をいただいています。
ご質問ありがとうございます。
この話、カヨウさんすごい重要な話なんですけども、
もともとですね、ルミガンやリバイタラッシュというお薬なんですが、
実はですね、力内症、目の病気ですね。
眼圧が高くなるような病気で使っているお薬、プロスタグランジンというお薬を目に点眼する患者さんたちがいるわけですよね。
実はその人たちの目を見ると、なんかまつ毛フッサフサで目真っ黒になっているというのがあって、
眼圧は確かに下がるんやけど、まつ毛フッサフサで目へこむみたいな、
何なんこれ?みたいな話から出てきたやつなんですよね。
実はこれ、PAPって言ったりするんですけども、
PAPっていうのはですね、プロスタグランジン関連眼周炎って言ったりするんですけども、
要するにですね、プロスタグランジンの生剤を点眼をしているだけで、
この目の周りにですね、炎症を起こしちゃうと。
その副作用として、まつ毛が伸びたりとか、この辺の炎症色素沈着を起こしているんじゃないかっていうところなんですけども、
もっと怖いのはですね、眼圏過水になっちゃう人がいるんですよ。
どういうことかっていうと、まつ毛伸ばす点眼をしていると、
なんか目開き悪くなってきて、目の上がくぼむみたいな、そういう副作用があるんですね。
これも最近ですけども、こういう報告が出てきているのは、
PAPっていうのが出てきましたよっていうので注意しましょうと。
いわゆる普通の眼圏過水と実はなんかちょっと違う感じで治療がしにくいんですよね。
なんかその組織が、僕も何例か手術したことありますけども、組織がですね、ちょっと薄くなっている感じ。
なので、緑内症があってプロスタグランジン生剤を点眼しているパターンの眼圏過水の場合には、
元々の眼圏過水プラスそのPAPの可能性がありますよと。
このPAPなんですけど、その緑内症の実は治療薬って、いろんなその治療薬があるんですよね。
プロスタグランジン関連のEP2受容体作用型っていうのとか、ロック疎外薬とかアルファ2作動薬とか、
炭酸脱水素酷素外薬、β遮断薬みたいな、いろいろあるんですけども、
この中でもですね、一番副作用が少ないって言われているキサラタンっていうやつですら、
1年ずっとフォローすると、10%ぐらいにその目の上のくぼみっていうのが出てくる可能性がありますよっていうデータが出てるんですよ。
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だから10人に1人だとすると結構ですよね。
これ日本人のデータでですね、中倉先生っていう先生が海外のクリニカルオプサロモロジーっていうとこに2014年報告されています。
で、これがですね、そんなに怖がる必要はないっていうのはですね、やめると戻るという風な話なんですよね。
なので、いわゆる化学的変化。
いわゆる過励性の顕膜が伸びてくるような眼下水の場合には、なかなか放っておいても戻らないって言われるんですけど、
この点眼が原因っていう場合にはですね、点眼の種類を変えるっていうのができますんで。
で、独内症の患者さんたちは当然その点眼やめるわけにいかないですよね。
その視力を保持するためにその点眼をしているわけですから、種類を変えないといけないですけども、
美容でそのまつ毛目的で使っている場合はですね、なんか目の上凹んできたなという場合はちょっとお休みをするという風には思っておいた方がいいでしょうね。
はい。
なので、あくまでもですね、その美容で利用されているようなお薬っていうのは、もともとそれ用に開発されたものではなくて、
他の治療目的で使われていた副作用としてあるものを利用しているというのが多いです。
その気配薬なんかもそうですよね。
ミノキシジルっていうのも心臓のお薬ですからね。
なので、この緑内瘡のお薬がまつ毛をふやふやふさふさにするよっていう風な副作用を利用しているというのを忘れずに、
逆に言うと、そういう風なサインがあった場合にはちょっと一時中断をするという風なさじ加減をですね、ご自身で知っておいてもらえばいいのかなと思います。
だから、このご質問でいきますと、
カヨさんの情報、皮膚がたるむかというとですね、皮膚がたるむというよりも目の上がくぼむというのが正解で、たるんでるわけではないですね。
くぼんでる、ボリュームが減ってるというところですね。
使わない方がいいのか、使った方がいいのかというところでいくと、使ってもいいけども気をつけて使いなさいよというところが一つの回答になるかなという風に思います。
今日は皆さん、PAP、パップという言葉を覚えてください。
まつげ増やす点眼をしたらパップになるかもわからへんでみたいな、パップ、PAPですね。
目の上へこむやつですね。
っていう言葉をぜひ覚えてみてください。参考にしてね。
じゃあね。See you.
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