2022-11-19 07:02

2021-10-24 - 赤ら顔治療でRFを受ける時にボトックス塗布を追加したら、より効果があるのか?

2021-10-24 - 赤ら顔治療でRFを受ける時にボトックス塗布を追加したら、より効果があるのか?

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続いてのご質問ですけども、山口先生、ラブさんからのご質問です。
先生、こんにちは。ご相談がありますと。
あからがう治療のためにシルファームXというレーザー治療を検討中ですが、
ボトクスの薬剤塗布もオプションとして勧められています。
しかし、塗布程度で効果があるのか疑っています。
カウンセラー曰く、レーザーで皮膚を傷つけるから薬剤が浸透しやすいとのことでしたが、
ボトクスは重視されるのはまだ分かるのですが、やはり疑ってしまいます。
先生のお考えを聞きたいです。よろしくお願いします。というご質問をいただいています。
山口先生、ラブさん、ご質問ありがとうございます。
言いにくい。
質問の内容というのは、シルファームXというレーザーではなくて、
ボトクスの塗布をしたら効果があるのかどうかという話だと思います。
ちなみに、シルファームXというのは皮膚のRFですね。
表面にポコポコと傷をつけるようなレーザーなんですが、
ダーマベンとかもそうですが、今流行りですよね。
一時だけはちゃんと効果が出るから満足感が高いみたいな感じなんですが、
皆さん、ケンザンで皮膚を怪我させると、皮膚って張り出ますからね。
ケンザンぶつぶつぶつってやったら、炎症反応でそれなりに張り出ますし、毛穴縮みますし、
それが1年経って、2年経ってという状態で、その怪我に意味があったのかというところですけどね。
その辺も流行りだし、マーケティングベースだから、
僕はですね、わからんなという感じです。
エビデンスとしてどうなんだろうなというのはちょっと待ってるところですよね。
ご質問の内容で、小さな穴を開けてボトクスを塗布するということに関してなんですけども、
これはですね、一概に効果がないとは言えないというところになってくると思います。
確かにマイクロボトクスというような注射の仕方がありまして、
神秘のごくごく浅い部分にですね、プツプツプツって打ってくるようなボトクスの注射の仕方があります。
これは筋肉を直接止めるという話ではなくて、視線に働きかけて汗の分散が減りますよみたいなやり方があるんですけども、
なのでその塗布をすることによって効果あるのやも知れないが、
なぜにこの同じ時にそういうことをする必要があるのか。
これはもう確実にアップセルということになってきます。
皆さん言葉覚えてますか?アップセル。
要するに、やらんでええことして金儲けしたろ。これアップセルですね。
クリニックの方もいろいろと売上を増やすために作戦を組んできているんだと思いますけども、
おそらくそうでしかないだろうね。
よく皮膚系の治療でですね、なんちゃらを付加しましょう。
ビタミンCであったりとか成長因子であったりとかなんとかかんとかであったりとか。
何でもかんでも掘り込んどいたらええよっていう話じゃなくて、
何かを掘り込んだら悪くなる話ってないんかいなというところをちゃんと考えないといけないところですよね。
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お薬には必ず副作用というのがあります。
内服をするお薬。
例えば熱を覚ますロキソニンとかですね、
熱を覚ますアセトアミノフェンですら副作用、
肝臓への負担であったり腎臓への負担であったりアレルギー反応であったり、
様々な副作用というのは起こり得ます。
それをですね、皮膚に注入するものやからいろんなものをガチャガチャって混ぜてドンドンドンってやるとですね、
当然ホームページのクリニックには効くことしか書いてないとかいいことしか書いてないわけですよね。
なので、何か悪いことが起きたときに何が原因かがわからんという一番恐ろしい状況になっちゃいますんで、
私は石橋を叩いて渡っていくタイプなので、
1個ずつやったらエンちゃうかなというふうに思いますけどね。
美容皮膚系の治療ってどんどんどんどん新しい治療が出てきて、
やっぱり人間の好奇心を刺激するようなゲーミフィケーションと言ってですね、
まるでゲームに自分が参加しているような感覚を錯覚として持たせるというふうな作戦なんですね。
これは美容皮膚科系の。
なので、今は機械なんかもリースで借りてですね、買い取らずにですね、どんどん新しいのを入れていく。
これが新しいものを出して興味を引きますよね、当然。
最新機種導入とかですね、従来機種の中で最高の効果をとかですね、
いろいろ出てくるわけですけど、ほんまに良いもんってあんま変わらへんのですよね。
なんて言うんですか。
例えば洗濯機の話。
洗濯機ってものすごい進化を遂げちゃったんですよ。
だから、遂げちゃったっていうかね、進化を遂げたんですけど、
洗濯機の進化よりも洗剤の進化の方が早かったんです。
何が起きたか。
実はですね、今洗濯機ってむちゃくちゃ安い洗濯機であっても、むちゃむちゃ高い洗濯機であっても、
綺麗になる具合に関しては、洗濯洗剤の性能が高すぎて差が出ないようになっちゃったんですね。
つまり革命っていうのは機種の中では起きてない。
パラダイムを変えるぐらい洗剤の方が大事だったよっていう話になっちゃう。
お花なんかも実はそうで、肝心、絡みの部分っていうのは中から変えていかないといけないよっていうのを分かってる人は分かってきてるんですよ。
表になんぼ足してもですね、なかなか入りにくい皮膚の割をなんとか乗り越えてシュッて入りました。
なんでも入ります。
なんちゃらかんちゃら、なんとか導入、なんとかニードリング、なんとかレーザー。
入った後どれぐらいいんのっていう話なんですよ。
人間の体って生きてるから、ぐるぐるぐるぐる回ってるから、
あっという間に退社されていなくなっちゃってるとすると、
バリア越えて入っていったけどそこにおんの1時間でしたっていう話になったら、
1時間のためにあんたそんなことするの?みたいな。
だからわざわざ皮膚に怪我をさせてるんですよね、あれ。
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ちょっといやらしい話。怪我をさせると、自分の力で傷をきれいにしようっていう作用の方が長いから。
だから薬液を投与するよりも、肌の方のレスポンスを使ってあげる方がより長い効果を期待できるわけです。
なぜなら自分の体を治そうとするからね。
なので皆さん、いろいろ投入投入みたいな感じっていうのが興味はあると思うし、
別にそれを試すのは構わないんですけども、そこに過剰な期待を持たない。
むしろ中からきれいにして、点滴でもなく、内服で血中濃度を一定に保てるような治療、
もしくは長く作用するようなデポ剤のようなものの方が効果はきっと高いと思いますので。
そのような冷静に判断をしてもらったらいいかなというふうに思います。
以上、参考にしてみてください。
じゃあね!See you!
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