00:01
続いてのご質問です。
momoさんからのご質問。
フェイスリフトを検討してますと。
カウンセリングを他のところでいろいろ受けましたが、
やまぐちの診察が取れませんと。
なので、まず話を聞かせてくださいと。
年齢的にフェイスリフトとネックリフトはセットでやったほうがいいと思うのですが、
妊娠とも同じでしたが、
顎の下の筋肉を縛るという説明が
片方のクリニックからありました。
ネットでいろいろなクリニックのホームページを見てみると、
筋肉縛りとかペリカン手術などと表現されていましたが、
その手術に触れているクリニックは少なく、
こういうのリスクがあるのかなと不安になりました。
もしくはスタンダードすぎて当たり前なので
掲載されていないだけなのかなと思いました。
先生の意見を知りたいです。よろしくお願いします。
というような、momoさんのご質問です。
ご質問ありがとうございます。
フェイスネックリフト。
まずですね、ちょっと話を分けますと、
フェイスリフトとネックリフトをどういう風に考えるかなんですけども、
フェイスリフトをよく
このショートスカーってこの辺だけでやろうとする人たちがいるんですけども、
こういうやつですね。
これはですね、別に悪いとは思わないが、
これぐらいの変化だったら別に嫌んで僕はいいと思ってるんですよね。
さらに大きな変化を作ろうとすると、
例えばこのゾーンで引き上げようと思うと、
こことここにヨレが出てきますよね。
組織がヨレっていうのはこの面で引っ張ってくるので、
どっかギャザー的な構造ができた時に
それをごまかさないといけないわけですよ。
その時にフェイスリフトのショートスカーでやってると、
この一番耳たぶの変形してほしくない部分とかですね、
ストレスがかかって、
よくあるのがフェイスリフト単体でやった後に
ビヨーンって伸びてるってやつ。
これはですね、
あまりこの手術中には上手に騙し込めたかもしれないですけども、
手術後に後戻りしてきた時に
周りの部分は動いてないわけですから、
どうしてもこうやって戻ってこようとした時に
なので、
通常フェイスリフトが適用になるような年齢においては
ネックリフト、要はこの耳の後ろからですね、
後ろの生え際のところまで切開して、
ここのゾーンも全部剥がしてくる。
そうすると、上げてきた時に傷をですね、
耳の後ろの方で釣り上げてあげると、
耳たぶにノーストレスというか、
基本的にここで組織を受け止めちゃダメなんですよね。
周りで引き上げたところで耳たぶをちゃんと塗ってあげないと
耳がビヨーンってなっちゃうから。
この辺で塗っても、
きちんと固定できてなかったり、
組織の緩みがすごい強い方は戻ろうとするから、
耳たぶが伸びちゃうからね。
なので、フェイスリフトとネックリフトっていうのは
基本的には、僕はフェイスネックでやる以外は
切らない方がいいと思ってます。
切るっていうのは傷ができる手術だから、
よほどメリットが見込めないと、
そのデメリットを吸収できないという感じですよね。
後半の質問に関して言うと、
顎下、ネックリフトでここを切るかどうかというところなんですけども、
実はですね、顎下を切るっていう手術に関しては、
03:01
山口の中ではちょっと使い分けてます。
山口が思うように、基本的に40歳のフェイスリフトと
フェイスネックの手術と60歳のフェイスネックの手術って
ちょっと意味合いが違ってくるんですけども、
例えば骨を切って若いうちにたるみが出ましたみたいな方の場合には、
この顎下を切らないといけないケースってやっぱり少ないですね。
なぜならそもそもたるみが出てるっていう具合が甘いというか、
そんなに緩んでないし、
組織の硬さがパツパツだからっていうので、
筋肉の操作とかっていうのはあまり必要ないことが多いんですよ。
ところが、ほんまの緩みが強くて、
組織も萎縮がしてきてるようなパターンの
60近くのフェイスリフトの場合はですね、
ただ単に緩んでるだけじゃなくてですね、
この辺の組織の編成というか、
張りがなくなってる上に、
組織の筋肉縛りというふうに書いてますけど、
筋肉実は縛るだけじゃないんです。
筋肉縛りだけをやってると、
僕はちょっとクエッション、クエッション、クエッションというか、
いつの時代の話なのかなっていうふうに思っちゃうんですけど、
実は筋肉を縛る以上にですね、
ここの下でやらなきゃいけないことっていくつかあるんですよね。
これがですね、
あご下を切らないといけない、
あご下切開のオプションになってくるわけですよ。
当然、デメリットがあるからあご下を
40代の時に切りたくないわけですよね。
そのデメリットは何なの?といえば、傷ですね。
ここの下を3、4センチくらい切らないといけない。
見えないところを切るんですけども、
ここを切る、傷を作るっていうところを
受け入れる場合には切ればいいと思います。
切って何をしているのかというと、
実はですね、この下、よくそこの離れている筋肉を
こうギュッて縫えばいいじゃん、みたいな感じで
教科書にも書いてあることが多いんですけども、
はっきり言いますよ、筋肉を縫い付けるだけでは
あご下はスッキリしないんですよ。
ここがミソなんですね。
実は筋肉の形、ここがですね、
開いているパターン、閉じているパターンとか、
全然離れているパターンとかいろいろあるんですけど、
これをギュッと締めたらここがギュッとなるかっていうとですね、
この下にはいくつかやらなきゃいけないことがですね、
筋肉の表の層も裏の層も、何やったら、
他の表の筋肉を締める以外の筋肉の操作なんかも
必要になってきます。
あごの下の操作、手術は実はね、
ちょっと難しいというかですね、
すごい狭い範囲で結構なことやってこないといけないので、
さらに、あご下を切った場合のみ、
この後継筋っていう部分に対して、
もう二度とそこにネックバンド、こういうですね、
ターキーネックってこの筋になっちゃいますけど、
こういうの二度と作るなよっていうふうな
処置ができたりするんですよ。
この辺の詳細に関してはですね、
おいおいお話していきますけども、
実はこのフェイスネックリフトもですね、
昔からある手術なんです。
だからおじいちゃん先生とかでも、
もちろんフェイスリフト得意やでとかっていう先生
06:00
いると思うんですけども、
未だにですね、フェイスネックリフトっていうのは
進化を続けているわけですね、世界中で。
その進化を続けていくパターンっていうのが
いくつかあるんですけども、
やっぱり手術って何回もやっていくと
慣れていくっていうのがあって、
自分のやってる手術が最高やというのを
思いがちなんですが、
世の中の進化は止まらないわけで、
常にですね、自分のやってる手術が
世界トップクラスから見て
どの辺にいんのかっていう意識を持ってないとですね、
知らない間にですね、ガラポコってしまってですね、
世の中進んでるのに自分の島だけが
独自の進化を続けていく
っていう風なことになっちゃうので、
切ればいいという話ではないです、ももさん。
いいですか。
フェイスリフトとネックリフトやります。
じゃああご下の切った方がいいんですね。
じゃあ切って縛ってもらいます。
っていう話ではないんですよ。
だからお医者さんを選ばないといけないです。
だからその、縛って何をしたいねん
という話ですよね。
今お話したように、
縛るだけが答えではないです。
この辺はですね、実際にカウンセリング来ていただくと、
あなたの状態に応じて
術式をいろいろと変更するんですけども、
お話をさせてもらいますんで。
なので、
術式に関して、
この方法がベストですっていうのは、
一人一人違ってくるだけに、
ここでの回答ということになりますと、
あなたのたるみ具合とか、
状況によって、年齢によっても
当然変わってきますよということが
回答になってきます。
ちなみにあご下切解を入れないケースにおいては、
切りたくても切れない人もいると思います。
ちょっと難しいから。
効果を出せないから。
なので、ここはですね、
いろんな下解のいろんな腕があるので、
その辺は冷静に判断をした方がいいですね。
2つぐらいカウンセリング行ってるという話だから、
もうちょっと行ってもいいのかもしれないですね。
以上参考にしてみてください。
じゃあねー。See you.