1. 薬学生の空きコマ~日々と未来を照らすラジオ~
  2. 【水曜#2-3】医療者じゃなく、..
2025-05-28 28:11

【水曜#2-3】医療者じゃなく、人として。京都北部で「調剤喫茶」の原点に出会った日〜キニナルをフカボリ〜

▼今回のトーク内容

今回のゲストは屋台を引く薬剤師「調剤喫茶」のいしまるさん/2021年、船戸さんに会うために京丹後を訪れた/この時船戸さんが組んでくれたツアーが「京都北部地域医療実習」に/船戸さんの「待てる人になりなさい」という言葉。4年間噛み締めて活動/地域の一部、「まちの一員」として一緒に歩む/屋台でのフリーコーヒーから発展した「だいかい文庫」は、調剤喫茶の未来図/「自分がどうにかしなければ」から「自分も支えられている」という感覚へ/薬剤師としてその場にいるだけではもったいない/医療者という立場にとらわれずに、自分が住みたい地域を自分で作る感覚を大切に/思い込みや力みが根底から覆る体験。ぜひ飛び込んでみて

▼今回のキニナル活動・ゲスト

「京都北部地域医療実習」:⁠⁠https://www.uno-upd.co.jp/news/vacancy_info/21570/⁠⁠

ゲスト:石丸勝之さん 調剤喫茶いしまる lit.link

▼番組概要

「薬学生の空きコマ ~日々と未来を照らすラジオ~ powered by YakumiLab.」

勉強にバイトに研究に、忙しい薬学生へ、癒やしと刺激をお届けするべく、現役薬学生が日替わりでトークを展開する、ニッチでディープなPodcastです。

隔週月曜・水曜・金曜朝6時配信

月曜日: 準備中

水曜日: 「キニナルをフカボリ」

金曜日: 準備中

▼水曜MC

なっちょ(薬学部5年生) ⁠https://x.com/natutiyo_146170⁠

めいりん(薬学部4年生) ⁠https://x.com/meiling_pharm⁠

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▼プロデューサー

伊藤希美 ⁠https://x.com/nozomi_itoh⁠

▼YakumiLab.については

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サマリー

このエピソードでは、京都北部での「調剤喫茶」の起源と石丸克幸さんの医療者としての活動について掘り下げています。特に、船渡先生との出会いを通じて得た「待てる人になりなさい」という教えが、彼の理念にどのように影響を与えたのかに焦点を当てています。京都北部での「調剤喫茶」の経験を通じて、地域活動の新たな視点や人とのつながりの重要性が語られています。医療との関わりを超えた地域愛や支え合いの関係性が強調され、地域の力を信じることの大切さが感じられます。地域医療の重要性と「調剤喫茶」の体験を通じて、医療従事者としてだけでなく、一人の人間として地域に貢献することの意義が語られています。また、リスナーは新しい視点や発見を求めて地域に足を踏み入れることが勧められています。

ポッドキャストの概要
薬学生の空きコマ、日々と未来を照らすラジオ。この番組は、勉強に、バイトに、研究に、忙しい薬学生へ癒やしと刺激をお届けするべく、現役薬学生が日替わりでトークを展開する日常でディープなポッドキャストです。
水曜日は、キニナルをフカボリ、学生が気になるとある活動を一つ決め、掘り下げていく期間限定番組です。
ナッチョ こんにちは。英語学部5年生のナッチョです。
メイリン 同じく、薬学部4年生のメイリンです。
ナッチョ お久しぶりです。
メイリン すごい声ガラガラになっちゃった。すみません。
ナッチョ 急に、急に喋り始めるとね、声出なくなる。
メイリン めっちゃびっくりしちゃいました。
メイリン お久しぶりです。
ナッチョ お久しぶりです。
ナッチョ 前回は、京都北部地域医療実習についてフカボリをしたんですけど、
ナッチョ 前回、ふなとさんにゲストで来ていただきました。
ナッチョ そのとき、メイリン、どうでしたか?
メイリン 自分で見に行ったから、すごい解像度も高かったんですけど、
メイリン 私が知らない薬剤師さんのつながりだとか、
メイリン あとはもう、始まったきっかけとかを知れたのが、すごい良かったです。
ナッチョ 本当に。
ナッチョ 薬剤師さんとか、薬学生の方も、
ナッチョ あと、他の医療従事者の人とか、地域の方々の助けとか支えがあってこその実習なんだなっていうのが、
ナッチョ すごいわかったなって、私も思います。
ナッチョ 前回、内容盛りだくさんで、すごい貴重なお話をたくさん言うことができたので、
ナッチョ ぜひ1回目、2回目も聞いていただきたいなって思っています。
メイリン ぜひ。
ナッチョ ぜひお願いします。
石丸克幸さんの経歴
メイリン お願いします。
ナッチョ ということで、前回もふなとさんのお話の中で登場していただきました、ゲストの方を今回お呼びしてみたいと思います。
ナッチョ 今回のゲストは、この実習が始まるきっかけを作ったという、石丸克幸さんです。よろしくお願いします。
石丸 はい、石丸です。よろしくお願いします。
メイリン よろしくお願いします。
ナッチョ よろしくお願いします。
ナッチョ 私とメイリンは、初めましてですかね。
メイリン はい、初めまして。
石丸 そうですね。初めましてですね。よろしくお願いします。
ナッチョ お願いします。
メイリン お願いします。
ナッチョ いつもXで拝見していて、すごい面白くてワクワクするような活動をめちゃめちゃしているので、今回話しできるのを楽しみにしてました。
石丸 そう言っていただけると嬉しいです。
ナッチョ メイリンも初めてお会いするんですね。
メイリン 初めてで、テレビとかもちょっと拝見させていただいたんで、芸能人になってるような気分で、とっても嬉しいです。
ナッチョ 嬉しいです。
メイリン 本当に有名人で。
石丸 実はそこら辺に住むのは人間なんで、ザクバランにお話しましょう。
メイリン はい。お願いします。
ナッチョ 石丸さん、実は金曜日に配信していた背中を押すラジオにも以前出演していただいたということなので、今回は2回目のゲスト出演ってことですかね。
石丸 そうですね。
ナッチョ 今回出演していただいて、とてもうれしいです。よろしくお願いします。
石丸 はい、お願いします。
ナッチョ では、石丸さん、リスナーの皆さんに自己紹介お願いしてもよろしいですか。
石丸 はい。屋台を引いてですね、お茶を配る薬剤師として、X東道で活動させていただいてます。石丸と申します。
長寿喫茶って名前で検索していただけると、僕の関連記事とかいろいろ出てくるので、もし知らないよって方がいたら、長寿喫茶で調べていただければと思います。
石丸 そうだな、なんか簡単な経歴とかお伝えしたほうがいいんですかね。
石丸 今、長寿喫茶自体はもうすぐ予伝になるのかな、になるところですね。
石丸 薬剤師としては、今まで病院で3年いたりとか、山形の個人薬局で1年半勤めたりとかしながら、現在は東京都の在宅医療専門の薬局、まんまる薬局で管理薬剤師をしております。
石丸 はい。
石丸 薬剤師歴はトータルでもうすぐ10年、10年目に入るところですかね。
石丸 はい。いろんなところで、いろんな薬剤師やってきました。
石丸 薬剤師もやりながら、長寿喫茶もされてるんですね。
石丸 あ、そうですね。今は2つのわらじで、2足のわらじやってます。
石丸 ありがとうございます。
石丸 よろしくお願いします。
船渡先生との出会い
石丸 では、さっそくなんですけど、今回は2021年に京タンゴへ行かれたときのことを、改めてお話ししたいと思います。
石丸 はい、ぜひ。
石丸 はい、お願いします。では、まず質問なんですけど、2021年に京タンゴに行かれたということなんですけど、どんなきっかけで行くことになったのかなっていうのを教えていただけるとありがたいです。
石丸 2021年って4年前ですか?
石丸 そうです。4年前。4年前です。
石丸 4年前か。あのときはまだ、僕は長寿喫茶の活動をまだ始めてなかったんだと思います。
石丸 あの、屋台をようやく手元に手に入れて、これから長寿喫茶をやるぞのタイミングだったんですけど、その前まで、実は山形県で勤務していて、その年の4月に東京に引っ越してきて、
石丸 で、京タンゴの船渡先生のツアーに参加させていただいたのが12月だったんですね。
石丸 で、東京に帰ってきて半年経ったところで、まだまだ何もわかってない状況だったんですけど、ただ船渡先生にお会いしたくて、
石丸 あ、ずっと船渡先生って言ってるんですけど、僕多分唯一かもしれない、Xのフォロワーさんの中で先生って呼んでるの船渡先生だけなんですけど、
石丸 なんかもうそれぐらい僕の薬剤師、長寿喫茶の店主としての僕のあり方に対してすごく影響を与えた方だと思っていて、本当にいろんなものを教わったんですよ。
石丸 なんか京タンゴに行く前から、実はポッドキャストじゃなくて、クラブハウスか、定期的に毎日のように電話っていうか音声でやり取りさせていただいてたりして、
石丸 その中で僕と社会的処方っていう言葉をつないでいただいたのが、船渡先生だったりとか。
君がやりたいことはこういうことなんじゃないか、ああいうことなんじゃないか、僕はこういうことやっててね、みたいな話をたくさんしていただいて、
そのクラブハウスでもたくさんの仲間ができて、僕の夢を語ったりとか、船渡先生がやってることを語っていただいたりとかする中で、そこにいろんな物語が生まれてきて、
ぜひそれをやっぱり自分の目で見てみたいなって思ったときに、ちょうど転職して一段落着いたタイミングで、京都に行けるタイミングがあるぞっていうところで、
もう満を持してようやく会いに行けたっていうのが、京タンゴのツアー第一回目ってやつでした。
石丸 じゃあ京都に行くタイミングで、その時に行ってみようっていう感じになったってことですかね。
藤井 そうですね。普通に会いに行ったって感じですね。
石丸 あ、そうなんですね。
藤井 その直前に町財喫茶をやってみようってなったときに、クラウドファンディングを立ち上げたんですね、僕が。
このクラウドファンディングで、今も使っている町財喫茶の屋台を購入して、実際に運転するまでの立ち上げに関わるクラウドファンディングをして、
その支援してくださった方の中に船渡先生がいらっしゃって、それまでのつながりももちろんあったんですけど、
だから、屋台手に入れたよって、店に行ったみたいなとこもあったりとかして。
ようやく僕があんなにたくさんお話ししてた、あの活動がようやくこうやって初めの一歩を踏み出したよ、報告しに行ったっていう回でもありました。
石丸 なるほど。じゃあ最初は京都単語をメインで行くっていうよりかは、船渡さんに会いに行って報告したっていうのが一番だったって感じですかね。
藤井 そうですそうです。
石丸 それで行ったら案内していただけたっていう流れですかね。
藤井 そうですね。事前にお会いしたいですってところでご挨拶させていただいたら、船渡先生もようやくだねって言ってくださって、
じゃあ店からところがいっぱいあるから一緒にあっちこっち行こうよって言ってくれて、いろいろ計画してくれたんですよね。
その計画が今のツアーの一番最初の石杖になったってこの間聞いて嬉しかったですね。
石游 ああ、そういうつながりがあったんですね。
藤井 そうなんです。
石游 その時に、教単語に行く前の自分と、今振り返った時の自分の気持ちの変化とかってありますか?
藤井 大きなのがありましたね。人生の節目節目で大きな言葉っていうのがいくつかあるんですけど、
そのうちの一つは確実にこの教単語ツアーの船渡先生の言葉が一つずっと胸にあるものがあって、
待てる人になりなさいって言われました。
藤井 へえ。待てる人。
藤井 待てる人。すごい意味は深くて、今も噛めば噛むほど味がするじゃないですけど、
噛めば噛むほど意味が染み出してくるような言葉だなと思ってるんですけど、
今振り返ってその言葉が何だったのかっていうのを考えてみると、
あの時の僕ってきっとやりたい、やりたい、やりたい。役に立ちたい、役に立ちたい。
あんなことやりたい、こんなことやりたい、こんな素晴らしい世界がきっとあるはずだって、
押せ押せどんどんの状態だったんですね。
で、それを見ていて、おそらく欠けてくださったんだろうなと思うんですけど、
大丈夫だから、君がやりたい未来はちゃんとしっかり描けてるし、
それはみんながちゃんと評価してくれるから、大丈夫だから、待ってろ。
そんな頑張って進もう進もうとしなくても大丈夫だから、待てば大丈夫だから、
待てる人になりなさいっていう風に言われて。
それから、朝鮮喫茶含め、僕自身の在り方とか、
普段の生活まで染み出して、ゆったりと構えられるようになったなっていう、
そんなエピソードがありますね。
待てる人ってすごいですね。
いやー、そうなんですよね。
なかなか、けっこう背中を押してくれる人っていっぱいいるじゃないですか。
どんどんやりな、みたいな。
でも、いったん待ってみなって、あんまり言われたことないけど、
確かにすごい大事な感じしますね。
ブレーキの踏み方というか、何でしょうね。
ブレーキっていろんな形があると思うんですけど、
悪い意味でのストッパーになる人もいると思うんですよね。
人としてのあり方
そんな意味ないよとか、やめときなよっていう人。
ただそうじゃなくて、アクセルの緩めても大丈夫だよの言い方だったので、すごく響いて。
そこから派生してきて、今僕が大事にしている言葉としては、
人の役に立とうとしすぎない。
を今、長沢喫茶の指針に掲げてるんですよね。
地域活動とかっていうと、やっぱどうしてもポジティブで、パワーのある活動が多い一方で、
それって、じゃあサービスを受ける側としては受け取りやすいんだろうか、みたいな問いを立てたときに、
そうじゃないな、決してって思うようになって、
でもそこにたどり着けたのは、きっと大丈夫だから待ってなさいの言葉があったからだろうなと思ってます。
客観的に見える感じがしますね。
そうですね。
ありがとうございます。
メイリー、なんかありますか?
結構、何でしょう、ちょっとお言葉を借りるなら、いけいけどんどんだと、結構自分も楽しいとか、
私も同じようなタイプだなって聞いてて思ったんで、
待ちなさいっていうのが、なんか気持ち的につらくなんないのかなっていうのは少し気になりました。
そうですね。やっぱ最初は分かんなかったです。
なんか自分が突っ走ってる感覚は持ってたので、
その突っ走ってる自分に対して待てって言われてるのは、なんとなく分かった。
自分が突っ走りすぎなんだろうなっていうのは分かった。
けど、待ったらどうなるのか。
待って自分がいい方向に進むのかどうかは、正直あの時は分かんなかった。
けども、この3年間がそれを噛み締めるには結構十分だったので、
長大喫茶をやっていく中で、だんだんと染みてきたっていうのが正しいかもしれないですね。
ありがとうございます。
じゃあ次に質問なんですけど、
教単語で実際どんな体験をしたのかお聞きしたいです。
はい。
そうですね。教単語は、最初は夕焼却さんを見学させていただいて、
今までずっと夕焼却さんの活動の話とかを船人先生から直接聞いてたので、
それがどんなふうに地域に目指しているのかとか、
そこで働いてる人たちはどんな顔をしてるんだろうっていうのはすごい興味があったんですよね。
で、実際に足を運ばせていただいて、現地で働いてる方々とお話もさせていただいて、
なんでしょうね、やっぱり薬局が地域に染み出していくってこういう図なんだろうなっていうのを体感した初めての機会でしたね、一番最初。
なんかこう地域活動しなきゃやるんだ、みたいなスイッチを切り替えるように地域活動される薬局とかは、
これまでいくつか見てきた一方で、ただそこにある薬局がじわじわと染み出していくっていうような形を取られていたのがすごい印象的で、
特に僕はまんまる薬局が在宅専門の薬局なんですけども、夕薬局の在宅医療はそうじゃないよって言っていて、
ここにもともと通院されてきた方が通院できなくなって、
在宅適用になった時に今までの薬局の人が来てくれる、それが夕薬局の在宅医療なんだって言われて、
あーなるほどなーって、それすごい理想だなーと思ったりとか。
っていうのが薬局を見学してさせていただいた時の感想で、その他にもいろいろ見させていただいたんですけど、
ふなと先生のツアーは本当に地域密着なんですよね。
本当に、わかる。
なんだろうな、地域好きなんだろうなっていうのが伝わってくる。
そこは戦略的でもなんでもなくて、本当にこの地域を愛していて、この地域の一部として夕薬局というものを作ってきた人なんだろうなっていうのが
わかるツアーになってましたね。
だから医療とか全く関係ないところも全然足をはかぶし、医療に全く関係ないけど、
僕らがここにいるっていうことは、ここの人たちと一緒に歩むってことだから、っていうのが真のメッセージとしてすごい表現されていて、
この街で生きていくってことはどういうことなんだろう?をすごく考えさせられるようなツアーでした。
支え合いの姿勢
ふなとさんも地域の方とか夕薬局大好きだし、地域の方も夕薬局もふなとさんも大好きなんだろうなっていうのがすごい伝わるなって、すごい伝わってきましたね。
お二人はどういうところへ行きました?その地域の場所としては。
私は、えっと、京タンゴに私は行ったんですけど、なんかまちまち案内所って。
まちまちさんに行きました。
はい、ところだったり。
あ、ほんとですか。
はい。
あと保健所とかもお邪魔させていただいたり。
へー、保健所。
しましたね。
そうです。あとケアマネージャーさんとかとお話しさせていただいたり、あと夕薬局さんももちろん何店舗か回らせていただきました。
へー、やっぱレベルアップしてますね。
あ、そうだと。もう一日ギュってなってました。
メイリンさんは他に何かありました?
はい、私はマイズルに行って、子育てサロン、妊婦さんとかお子さん、まだ小学生とかになってないお子さんがいる家庭をサポートするところとか、
あとマイズル市の健康づくり課っていうところにも行って、行政との関わりとかを学んだり。
へー。
あとルーツにちょっと似てるんで、カタラボっていうところに行きました。
あ、ルーツも行ったんですね。
ルーツにはなっちょが行った?
あ、そうなんだ。
私が行きました。
あ、へー。
えへへへ。
僕は、たぶん京タンゴと豊岡に行ったんですよ。
うーん、豊岡。
豊岡、県がはみ出ちゃうんですけど。
あ、そうなんですね。
隣の市なのかな。で、豊岡市ってところに連れてっていただいて、僕の町財喫茶って屋台を引いてお茶を配る活動なんですけど、
それをやろうと思ったきっかけになっていた森本先生っていう先生がされているフリーコーヒーの活動が、
今、京タンゴ市じゃない、豊岡市の大会文庫ってところで今やっていて、せっかくだから一緒に見に行こうよって言ってくださって。
ちょっと距離あるんですけど、連れてっていただいて。
実際に森本先生とも話したりとか。
はい。
うん、しましたね。
じゃあその経験がすごい今の活動につながってるんですね。
いやもう、つながってますね。
やっぱり現体験ってすごい大事だなっていうふうに思っていて、
なんで僕がこれをやろうと思ったんだっけみたいなところに立ち戻って、
現体験のもともとあった活動の良さをかみしめるとともに、
じゃあそれを自分だったらどういう形にするかっていうのを真剣に向き合えた時間だったので、
やっぱ豊岡にも行けてよかったなと思ってます。
じゃあ本当にそんな豊岡の体験がなかったら、今なんだろう?
今のことがうまく回ってない可能性もあるってことですか?
そうですね。
あの豊岡の大会文庫は屋台での活動のネクストステップの場所としてすでに今あるんですね。
屋台を引いてコーヒーを配る活動から、
それが臨時出展じゃなくて常設の本屋さんとして街にあったらどうだろうっていう実験を今されているのが大会文庫なんです。
なんで僕の町財喫茶が、じゃあ喫茶店になったらどういう未来を描けるだろうかを想像するときに、
あそこで見た景色っていうのはすごく糧になってます。
そんな繋がりがあるんですね。
そうなんですよ。
この話の延長線みたいな感じなんですけど、
その教壇後に行った経験が今の人生とか活動にどんなふうに影響しているのかなっていうのがすごい気になるんですけど、どうですかね?
なんか地域の力をすごく信じるようになりましたね。
やっぱ僕らの視点ってすごく偏っていて、
どうしても医療とか頑張って福祉の視点から地域を見ることは多分興味がある方たくさんすると思うし、
社会的処方って言葉から発せられるエネルギーって今すごく高いので、その視点で地域を見る方ってすごく多いと思うんです、最近。
でもその一方で、医療と全く関係ない視点から地域を見れてるかって考えたときに、
なかなかやっぱり難しい。僕らに専門性があるからこそ難しいなっていうふうに思っていて。
ただ教壇後で回らせていただいたツアーの中には、それこそまちまちとか、あとはルーツとか、
医療っていう視点がない場所にも連れて行っていただいたので、
僕らが何とかしようとしなくても地域で頑張ってる人たちってこんなにいて、勝手に地域ってもしかしたら良くなるものなのかもしれないなっていうふうに思ったんです。
僕がどうにかしてやろうなんておこがましくて、そうじゃなくて地域は良くなっていくものだ。
だけども僕がいたらもっと良くなるかもしれないし、それに僕は伴奏してたい、乗っかってたい、一緒にやりたいっていうふうに思うようになって、
だからなんて言うんでしょうね、そういった意味で力みはだいぶなくなりましたね。
自分がどうにかしなきゃっていう肩ひじ張ってたような状態から、ゆらゆらとこの人たちと一緒にいれば大丈夫みたいなマインドになれたので、
頂材喫茶が長く続けられたのもきっと力みがなかったからなんじゃないかなと思ってます。
どうしても自分からチャレンジしたいとか思うと、自分メインで考えちゃう気がするんですけど、
メインで地域を良くするのはもちろんのこと、地域を支える側にも立つみたいな感じの活動。
支える側に立つっていうのも、もしかしたら少し違うのかもしれないなと思うときもあって、
自分も支えられる側なのでは?みたいなところはあります。
だから町々に行ったときに、僕自身居心地が良かったりしたのは、きっと僕が支えられる側だったら空だろうなって思ったりとか。
でもその体験って頂材喫茶もそれを目指していて、
頂材喫茶は僕が将来居心地が良いと思って居座れる場所を今のうち自分で作ろうっていう活動なんです、実は。
僕が将来通いたい喫茶店を今自分で作ってる感じなんですね。
だからこの活動が僕を癒してもいるんですよね。
自分が誰かを癒すとか、自分が誰かの役に立とうっていう視点ではなくて、
自分が乗っかっていたい船というか、そういったものを大きくイメージするようになったのが、
あの地域を見たツアーでしたね。
周りのためにもなってるけど、自分もすごい癒されてるとか、自分の心の余裕ができるようなモチベーションになってるっていう感じですかね。
そうなんです。
ありがとうございます。
地域医療の重要性
メイリー、なんかありますか?
なんか本当に、私もそうなんですけど、
薬学を学べば学ぶほど、地域医療とかって、全部医療が関わってきちゃうので、
本当にさっき石丸さんがおっしゃってたような、医療に関係ないまちづくり。
なんか私も船人さんのところで見れて、本当に良かったなと思ったし、
自分のためにやられてるっていうのが、なんかまた違った視点で面白いなって思いました。
最後の方になってしまうんですけど、この地域医療実習に行こうって迷ってる薬学生も多いと思うんですけど、
そんな学生に石丸さんから一言、なんか背中を押すようなメッセージとかありますか?
きっと必要な視点になってくると思うんです、これが。
これからの薬剤医療者にとらわれない、もうすべての人たちにとって、
自分が住みたい地域を自分で作っていくんだよっていうのもそうだし、
なんかこう、なんかもったいないなと思うんですよね。
自分がただの薬剤師としてその場にいるのはもったいない。
取り巻く環境について、もうちょっと知ってみようよ。
そしたらそこにいい出会いがあるかもしれないし、
そこから自分の仕事って案外与えるだけじゃないのかもしれないって気づかされたりとか。
それを気づくためには、多分普通の就職活動とかではちょっとこと足りないと思うんですよね。
僕がどんなに言葉を尽くしてもこれは伝わらないから、見に行ったら早いよっていうのが一番のメッセージですね。
根底から覆ると思います。
まさに僕がそうだったように、多分僕も学生の頃、社会人1年目の頃、思い返すとめちゃくちゃ力みがあったし、
頑張らなきゃいけないって言って自分を追い込んでたし、
そんなやらなければならないって思い込みって結構自分の視野を狭くするので、
ちょっとゆるっと力抜いて、こんな感じなんだ、ふわふわってしてると視野が広がって、
思いも得らないような素敵な発見とか思いつきとか、いろんなアイデアが頭に浮かんでくるはずなので、
直接的じゃないかもしれないけど、あそこに行って力を抜くことが人生の糧になることには間違いないかなと思うので、
ぜひ行ってみたらいいんじゃないかなと思います。
新しい視点を求めて
ありがとうございます。
たぶん地域に飛び込んでみたからこそ得られたリアルな気づきとか、
なんだろ、そこから今につながるような思いとかをすごいたくさん聞けて、
今回すごい心に残りました。
あーよかったです。
たぶんリスナーの皆さんの中にも、一歩踏み出してみようかなって思えた人もいるんじゃないかなって思います。
はい、メイリンどうですか?
待つことも大事っていう、3年かけて創作する言葉とかってなかなかないなと思ったし、
私も結構どんどん動け動けのタイプなんで、
一旦俯瞰してじゃないけど、立ち止まってゆったり視野を広げられるようになりたいなって思いました。
ありがとうございます。
始まるさん本当に今回はお忙しい中ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
ちょうだい今朝でも皆さん待ってますんで、DMください。
ありがとうございます。ぜひお願いします。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
番組への感想は、ハッシュタグ役学生の空きコマをつけて各種SNSへご投稿いただけるととても励みになります。
概要欄にあるお便りフォームからメッセージ質問もお待ちしています。
この番組を面白いと思ってくださったら、ぜひフォローや評価、チャンネル登録をお願いします。
役学生の空きコマ日々と未来を照らすラジオは、各週月、水、金の朝6時に更新されます。
現在月曜日と金曜日は新企画の準備中です。ぜひお楽しみに。
またこの番組では新しいMCを募集しています。
ご興味のある方は概要欄の応募フォームからお気軽にご応募ください。
それではまた次回お会いしましょう。ここまでのお相手はナッチャと
メイリンでした。ありがとうございました。
28:11

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