Mika Ueno
AIが音を解析して何をタイピングしているかというのが分かるという研究が出ていて、
いわゆるこういうポッドキャストをやって、今オンラインのビデオ会議みたいなのをやってますけど、
ビデオ会議ツールZoomを通して音声を、
AIがそれを聞いて何をタイピングしたかって、
キータイプ音が薄く聞こえる時あるじゃないですか。
あれで大体93%で、
スマホ、自分のそばに置いてあるスマホで音を感知した場合も95%になるみたいな結果が出ているらしくて、
もうもはやキーロガーすらもいらないみたいな感じになっていて、
音とかタイピングの音っていろんなところに。
私セキュリティーカンファレンス毎年関わっているのもあって、
こういうこう脆弱性とかの話でめちゃくちゃ興味あるんですけど、
なんかすごい脅威はどこでもあるなっていうのを感じたのと、
数年前にそのカンファレンスでもう1個、
電球の光の揺らぎが、
電球の下で人が何人かで話してます。
その話し声が電球の光を揺らぎを発生させるそうなんですね。
その電球の光の揺らぎを分析していくと、
その電球の下で話していることを再現できるっていう技術があって、
それを再現したのがレコードみたいな音なんですけど、
なんかすごい恐ろしい、軍事技術かもしれないけど、
安全はないなというのをそれで思いました。
Nobuhiro Seki
本当普通にやってたら軍事技術使わなくても分かっちゃうって話ですよね。
ディスプレイで表示されているものとか、
壁の向こう側からでも分かるとかって結構前からよく出てるじゃないですか。
普通にありとあらゆる形で表示したり音出したりしてるっていうのは、
やる気になればそこから100%じゃなくてもかなりの部分は取れてしまう。
あとはやる気があるかコストをかけてやるかっていう、
そういう問題でしかなかったりするのかなと思うと、
ちょっと恐ろしいっていうか怖いっていうのを通り越しちゃいますけどね。
通常はコストをかけるだけに見合った対価っていうのは、
その情報にないと意味がないとかって話なんですけど、
貶めるときって別に対価を貶めることだからいくらかけてもいいわけじゃないですか。
政治とか。
政治も一方で今フェイクっていうか捏造もできちゃうから、
そこまでしてやって取ったものなのか、それともフェイクなのか何なのかっていうのを、
本当に人間がこれは正しくてこれはフェイクなのかっていうのを、
認識できなくなるじゃなくて認識する必要が出てくるんだろうかみたいな、
そのぐらいのところまでいっちゃうような気もしますよね。
結局信じたいものを信じるっていうのは今は昔も変わんないんですけど、
それがより顕著になっていくという感じもしないでもないって感じがしますよね。
Mika Ueno
セキュリティーカンファレンスでもよく出てくるんですけど、
Mika Ueno
その情報認知戦の話はすごいあって、
例えば中国と台湾の国に対してのイメージを、
日本に対して情報認知戦を仕掛けていて、
台湾のイメージをガンガン落とさせるような、
偽のプレスリリースを出すんですけど、
そのプレスリリースが偽物かっていうのが判明するかどうかよりも、
それを一時情報として受けて人のイメージが変わっていくって、
そっちの方を重きを置いてるんで、
後からだいたい訂正の情報っていうのって、
最初のバズリよりも大きくなることはないじゃないですか。
そういうものが日本ターゲットにも他の国ターゲットにも繰り広げられてるらしくて、
その実例を聞いたりするんですけど、
正しい情報もそうですけど、
そういうサイバー戦争に関わるような情報とかも身近にあるかと思うと、
ちょっと相当怖いですね。
Nobuhiro Seki
マーケティングそのものがある意味、
それに近いところ、しかしいところあるじゃないですか。
発信者にとって有利になるように操作するっていうのはちょっと言い過ぎですけど、
印象を変えるっていうかですね。
印象操作するって言っちゃってもいいぐらいの感じですよね。
人間ってどういうときに信じやすいかとか、
ストーリーテリックしなさいとかっていうのは、
ストーリーに弱いわけじゃないですか、人間って。
全然ストーリーになってないものも、
無理やりストーリーにするとすんなり入ってくるけれども、
バラバラの情報が入ってきません。
そういうのもかなりハックし尽くされてきて、
それを本当に国レベルでやられちゃうと、
本当に今言ったような選挙の結果も操作できますみたいな、
そういう感じになっていっちゃうわけですよね。
Takuya Oikawa
今聞いてて、
キーボードの入力はマイナーな入力方式を選んでればいいのかと思って、
アルファベットだったらドボラクだったらダメなのかとか、
日本語入力でもめちゃくちゃマイナーなやつっていくらでもあるんですよね。
今はもう使われてるかどうかわかんないけど、
Tコードっていう入力方式とかがあったりするんですけど、
でも考えてみたら相手はAIなんで、
一旦それを覚えさせちゃったならば、
どんなマイナーなやつでもルールさえ明確になっていたら、
Nobuhiro Seki
きっと解読できちゃうんですよね、と思ったりして。
Takuya Oikawa
あとはでも確かに情報戦だなと思って、
そうすると実際にタイプしてるのとは違う音を発声させるような、
そんなキーボードだとか、
別に横に置いてサウンド発声装置があればいいなと。
デタラメだったらバレちゃうんで、
さっきの中国と台湾の話じゃないですけれども、
それっぽい情報を生成AIか何かで作り、
それをタイプしてるかのように流すとかっていう風にしちゃえば、
それはそれで混乱させられるだろうなと思ったりして。
面白いなと思った時に大変だなと思いましたね。
Nobuhiro Seki
だから昔プッシュフォン使って数字を入れる時に暗証番号を入れる時に、
向こう側からランダムにプッシュフォンの流すとかってやったじゃないですか。
それはまさにそうだと思うんですけど、
Mika Ueno
今でもありますよね。
Nobuhiro Seki
昔は逆にそれが出てくる前って、
これ聞いたら全部音分かっちゃうやんって思ってたら、
すぐそれが出てきたからやっぱり、
実際にそういうのを使う人はいたんでしょうね。
Mika Ueno
AIをいかに騙すかじゃないけど、
AIをいかに防ぐかっていうのは、
本当に映画とかドラマとかの世界です。
そこに勝てる気はしないけど。
Nobuhiro Seki
結局、AIを防ぐためにAIを開発するみたいな、
そういう感じになるわけですね、結局。
Mika Ueno
そうですね。サイバー戦なんかそうじゃないですか、本当に。
Nobuhiro Seki
アメリカの中国への制裁っていうか、
半導体の金融とか制限みたいなやつが、
半導体じゃなくて投資もさらに制限するみたいなやつ。
すぐエフェクティブじゃないんですけど、
45日とかそのぐらいだと。
あの話も本当に、
ロシア、ウクレレの話、中国、アメリカの話とかって、
世界の旧2大国、2つのスーパーパワーと、
現在のスーパーパワーが2つみたいなやつが、
それぞれ準戦争状態の戦争状態になってるっていうのは、