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2024-10-02 25:20

ep99 人間の脳の不思議と、書き言葉や話し言葉、発音などのよもやま話

人間が他者とコミュニケーションする際に言語は欠かせない。しかし書き言葉や話し言葉を認識する人間の脳の仕組みは、まだまだ不思議だらけ

論文がある資格取得試験を諦めようと思った理由 ー 漢字が書けない!

手で書くことが減っている。こどもの鉛筆は2Bがデフォルト

漢字能力も失われているが、脳トレの効果は意見が分かれている

「老化は進化だ」by 及川 ー いらないものを見えなくする、積極的に物事を忘れていく能力を獲得しているという仮説

経営者として最適な年齢 ー 若ければいいのか?経験と能力のバランスが大事

日本心理学会の動画「声の不思議」で紹介された、意味不明の音源と内容を認識するまでの不思議

情報がそぎ落とされても、与えられているコンテキストによって脳が認識する

J-POPの発音トレンド:子音を強く発音して他の言語に聞こえるような歌い方と、最近は母音をはっきり発音して日本語として良く聞こえる歌い方

日本語の「りょう」の音が英語話者には「リオ」にしか聞こえないらしい

古代日本語の発音研究によると「羽柴」が「ファシバ」と発音されていて、母音は7つあった可能性

アメリカやブラジルに住む日系人は、祖父母の話す大正時代の日本語を話す(これにより言葉が残る)

ドイツ語がラテン語の発音を残している。辺境の方が変化しにくい?


エピソード内で取り上げた情報へのリンク:


テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家
自己紹介エピソード ep1, ep2

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋
自己紹介エピソード ep52

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス
自己紹介エピソード ep53

Official X: @x_crossing_
https://x-crossing.com

Summary

このエピソードでは、実生活における試験や漢字の書き方について話題に上がり、脳の記憶力や老化の進化的意味について考察されています。特に、手書きの重要性やその衰退についての見解が示され、対話を通じて漢字の課題について深掘りされています。このエピソードでは、人間の脳の不思議な働きが探求され、言語の知覚や発音に対する理解が深まります。特に、日本語の母音発音の変化や日本語学習の難しさについても言及されています。このエピソードでは、言語の進化や発音の変化について話し合われ、特に古代ラテン語と日本語の関係が掘り下げられています。また、資格取得や趣味についての個人的な思いが共有され、聴衆にとって興味深い洞察が提供されています。

試験と漢字への挑戦
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。 趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
Nobuhiro Seki
おはようございます。ニューヨークから関信浩です。
普段はスタートアップ投資をしておりますけれども、最近はそれ以外も何かしたいなと思いつつ、特にできておりません。
Mika Ueno
こんにちは、上野美香です。マーケティングとプロダクトマネジメントのご支援をしているフリーランスです。
好きなこと、パフォーミングアートを見まくる、スポーツを見まくる、イベント行きまくる、などなど楽しんでおります。
Takuya Oikawa
こんにちは、岡田卓也です。プロダクト開発支援を、大企業やスタートアップの方々向けに行っております。
最近勉強しなきゃいけないなと思っていまして。
Mika Ueno
これ以上?もっと?
Takuya Oikawa
いやいやいや、全然勉強してないんですよ。
資格試験とか、資格に意味があるかどうかは別にして、なんとなくああいう試験って好きなんで、そういうのを目指そうかなとか思うわけですよ。
Mika Ueno
試験が好き。
Nobuhiro Seki
試験が好きなんですか?資格が欲しいんじゃなくて。
Takuya Oikawa
試験、試験に、試験勉強して、ちゃんといいスコア取ったり合格したりすると嬉しいじゃないですか。
Mika Ueno
マジすごいな。
Takuya Oikawa
そういうのをやりたいなと思うわけですね。
で、ちょっと何の資格か忘れたけれど調べたら、一次試験、二次試験があったんですよ。
で、二次試験が論文形式なんですね。
で、その時点で頭を抱えてしまったわけなんですが、さてなぜでしょう。
Nobuhiro Seki
鉛筆、手書き、手書きだから。
Takuya Oikawa
もう一歩。
Nobuhiro Seki
漢字が書けない。
Takuya Oikawa
漢字が書けないんですよ。
Mika Ueno
当たった。
Takuya Oikawa
だからそれ以前にまず漢字検定を受けなきゃいかんということに気づきまして、本当に簡単な漢字さえ出てこなくて、おそらく論文を書く以前に途中途中でペンが止まって、これどういう漢字だっけな。
普段だったら諦めてスマホ取り出しちゃって、漢字の字形を調べるわけですけど、試験でおそらくスマホ持ち込み禁止なわけじゃないですか。
そしたら多分途中途中止まるか、もしくは内容はともかくとしてやたらひらがなでないけど論文になるなと。
これは浮かんでたのなと思って、ちょっとこの資格取る前にまずは漢字を覚え、もう一回覚えなきゃいけないなというふうに思ったところ。
手書きの衰退
Mika Ueno
いや漢字は思いますね。書けない時にスマホで変換してっていうのってすっごいよくあるし、
あと逆でですね、入力して変換してくれちゃうじゃないですか。変換してくれちゃって、色んな人の例えばソーシャルの投稿とかブログとかで読めない漢字とかもすごい出てきて、これなんて読むんだろうみたいな。そういうのがすごくなりましたね。
Nobuhiro Seki
でもその論文、二次試験論文で漢字を気にするってことは、結構そういう国語系、文学系の、文系系の試験ってことなんですか?
Takuya Oikawa
いやちょっと覚えてないですけど、中小企業診断士とかそんなのだったかもしれないし。
Nobuhiro Seki
てつやの顔が渋い。漢字書けないとダメなんだみたいな。
Mika Ueno
あと手書きってのもなかなかね。
Nobuhiro Seki
そうなんですよ。これCBTでしたっけ?コンピューターベースのテストですね。
Takuya Oikawa
特になってくれていればどうにかなるんだけれども、そうじゃなかったらつらいな。ダメだな。
Mika Ueno
それはこれからも受ける?でも忘れちゃってるってことはないですよね。
Takuya Oikawa
どんなの受けようかなと思って調べたときに、合格率だとか内容だとかって調べて、もしやるとしたら何の勉強しようかなと見てたわけですよ。
なんだっけな。統計検定とかだったかもしれないし、ちょっと見てみよう。忘れたけどね。
結構これ受けてもいいかもと思ったやつが二次試験が論文になったんですよね。その時点でこれなし。
Nobuhiro Seki
漢字多分書けると思うんですけど、文章そんなにいっぱい書くと指が疲れる途中で書けなくなると思います。
結構フォームを書くことが多くて、病院に行くと何とかしても文句言いませんとか訴えませんみたいな、ひたすら名前変えてサインしてみたやつが多いんですけど、あれって結構いっぱいやってると途中で手が疲れるんですよ。
だから多分それ聞いて、あんな簡単なやつでもひたすらイニシャルとサイン、イニシャルとサインみたいな30枚ぐらいやると20枚ぐらいから手が疲れるんですね。
だからそれはもう文字とか書けないなって、今聞いてて思いましたね。漢字どころじゃないよ、みたいな。まず指の。
Mika Ueno
確かにね、力、握力もそうだけど、なくなってきても、私たちの世代とか絶対、学校の時は絶対書いてたじゃないですか、あるところまで手書きは当たり前だったから、それなりに握力とか書く力はあると思うんですけど、でもそれでもここ何十年とかやったらほぼペン持たないでしょ。
衰えてるでしょうね。
だって最近のお子さんの鉛筆って2Bが主力なんでしょ?
柔らかいとか。
昔はBとかだった。そうそうそうそう。
Nobuhiro Seki
僕、学校の時はHBとかでしたね。Hとか。固めでしたね。
Mika Ueno
だいぶ、でもそうだよな。Bでも濃いなって思ってたもんな。
Nobuhiro Seki
Bは濃すぎますって感じ。
Mika Ueno
一緒Bとかでしたよね。今は2Bです。
Takuya Oikawa
いやでも、5年前はもうちょい書けた。
少なくとも10年前は書けたと思うんですよね。
でもそうでもないかも。
なんでこんなこと言ってるかっていうと、リアルにお会いしてミーティングするときにホワイトボードを使い、そこにいろいろ書き込んでってことをやるわけですよ。
なんでそれ書いてるときは、多少忘れてはいるけれど、あれどう書くんだっけっていうふうに聞いて、なんか機嫌になんとかですとかって言って、ああそっかそっかって書けたりするわけですよね。
もう今その機会が、ほらそのみろとかいったようなオンラインホワイトボードを使うことによって、手で書く必要がなくなりってことで不要になったと。
だからこれリモートワークが主体になってから僕の能力が衰えたなっていうふうに自分で自分を慰めていたんですけど。
いや、おそらく外資系にいるときからホワイトボードに書くものが英語だったんですよね。
Mika Ueno
日本人同士でも結構英語で書いてることが多かったから、その時点でからもうすでに私の中から漢字能力は失われ始めていて、というので、もはや失われた15年ぐらいは取り戻せないんで、やっぱりもう1回漢字検定からやり直さなきゃダメかなっていう感じがしましたね。
老化と進化の関係
Nobuhiro Seki
漢字検定じゃなくて、子供用の書き取りでいいんじゃないですか。
Takuya Oikawa
なるほど、確かに。
Nobuhiro Seki
あれってひたすら書く練習じゃないですか。
Takuya Oikawa
まあ、そろそろ脳トレみたいなものでできるだけボケないようにしなきゃいけない。でもあれってあんま効果ないって最近言われてましたよね。
そうなの?
百マス計算みたいなやつとかって一時すごい流行って、脳トレって別に大して効果がないっていうような記事をどっかで見たように思いますけど。
Mika Ueno
あ、そうなんだ。
へえ。
Nobuhiro Seki
何がいいんですかね。
Mika Ueno
あれやってて面白いですよね。
Nobuhiro Seki
面白い。ゲームですもんね、やっぱりね。
すごいな、その。
Takuya Oikawa
あ、でも効果あるって言ってる人もいるな。
Mika Ueno
別れている?
Takuya Oikawa
みたいですね。
Nobuhiro Seki
まあ、わかんないですかね、ウェブで見てもね。その、効果があると思いますだったりする必要がありますからね。
Takuya Oikawa
ちゃんと論文とか見ないとわかんないですね。
Nobuhiro Seki
効果がない。
そう、効果がないと思いますっていうケースもある。
Mika Ueno
記憶するときに何と結びつくかって、わかんないですもんね。
これが効率的っていうのがあったら、全人類みんな頭良くなってる気もするけど。
Nobuhiro Seki
だから覚える必要性が本当にあるのかっていうのもありますよね。どこまで覚える必要性があるのか。
Takuya Oikawa
僕なんか前から言ってて、関さんも何回か聞いてるかもしれないけど、老化っていうのは進化だという仮説を持ってるんですね。
Mika Ueno
あ、すごいもう大賛成ですね。
Takuya Oikawa
人間はいろんなものを記憶することによって、その記憶によって傷つくわけですよ。
だから物を積極的に忘れていくっていう能力を獲得する必要が年とともにあるんですね。
なんで我々はそういった形で積極的物を忘れてってるっていう能力を獲得して、そういった人類に今到達してるわけですよ。
で、いろんなものがやっぱり見えなくなるじゃないですか。
これも世の中見たくないものばっかりなんですよ。
同じく聞きたくないことがたくさんある。
だから目がいらないものをちゃんとフィルターしてくれて見えなくしてるし、聞きたくないものをフィルターして聞こえなくしてくれてるっていうような。
これもそういった新たな能力を獲得したそういった人類に我々はなりつつあるわけですね。
Mika Ueno
そうですね。
目から入ってくる情報が全部知覚できちゃったとしたら脳は爆発するっていうかね、耐えられないって言いますもんね。
Nobuhiro Seki
その説を本気で論文とかにしたら面白いだろうなって今一瞬思いました。
イグノーベル賞を目指すみたいな。
Mika Ueno
老化という名の進化です。進化であると。
Nobuhiro Seki
そう、本当に。
でも一方で知識とかって知恵的なもの。
インテリジェンスってある程度の記憶とか経験とかっていうのがどうしても必要になってくるわけじゃないですか。
そこのいい塩梅っていうのがいろいろあるから。
よく経営者として何歳ぐらいはいいんですか。
年を取ってると経験があるからいいのか。
若ければ若いほど逆に脳の回転が早いからいいのかみたいなところで。
結構経営とかそういった仕事っていうんで言うと40代とか50代とかそういうところにピークがあるみたいな話とかもあったりとか。
僕もあんまり詳しく調べたわけじゃないんですけど。
なんかやっぱりそういうのってバランスの問題になって能力が20代から下がっていくんだけど。
経験とか知識とかそういったものをシナプスで繋いでいった新しいバリューみたいなものっていうのが。
もっともビジネスに向いた状況になるのが結構年取ってからですみたいな。
っていうのはよく聞くんで。
どっかの時点でそれが知識としてバーッと抜けていくときにピークを超えるところがあるのかしらみたいなことはちょっと思ったりしますよね。
脳と情報の知覚
Nobuhiro Seki
だからある程度まではいいんだけど、ある程度以上失うとちょっと人間としていろいろ厳しくなってくるみたいなところはあるんだろうなとは思いますけどね。
Mika Ueno
ちょっと未知数、今の話とそれちゃうかもしれないですけど、この間見た動画でどんだけ情報を添いでも知覚できちゃうみたいな。
これ日本心理学会でどこか出してるやつなんですけど、今動画リンク送ったんですけど、たぶん途中から再生するようになってるんですけどね。
2分39秒のとこからちょっと見てもらいたいんですけど。
ロボット出てくるんでちょっとそこだけ見てもらっていいですか。
Nobuhiro Seki
ことが重要ですよねこれね。
Takuya Oikawa
はい、聞きました。
Mika Ueno
瀬木さんも聞いた?
Nobuhiro Seki
答えを聞いてからもう1回聞くんですね。
Mika Ueno
そうそうそうそう。
Nobuhiro Seki
今聞きました。
Mika Ueno
そうすると聞こえるでしょ、それに。
1回知覚するとそれ聞こえるようになって、ロボットがピューピューピューみたいなので喋っていて、それがなんか言葉を喋ってるらしいと。
でも何を喋ってるか分かんないんですけど、正解はこれですって言って。
文章が提示されて、その後聞くと、もうそれにしか聞こえなくなっちゃうんですよ、脳がね。
でもこれって、その後にも解説があるんですけど、きちんとその文章を日本語でちゃんと言ってるんですね。
言っていて、音の周波数で塊に分けていて、その塊の中の一部分の周波数帯だけを取り除いて再生したのがこれらしいんですよね。
だからきちんと人の声の中に入っている中高低みたいな音の中の一つのところを抜き出してるから本当に喋ってることがあるんですけど、
でもそこだけ抜き出すと無意味な音に聞こえる、最初は聞こえる。
だから他に情報が全部削ぎ落とされてるから。
なんだけど、これはこういう音ですって言われると、もう脳がそれしか聞く、この後何を聞いてもそれしか聞こえなくなってくるんですよ。
どの帯域の音を聞いても。
なんか情報がすごい少なくてもこんなに補完できちゃうんだなってちょっと恐ろしかったんですけど、よくできてるなぁと思ってね。
日本語の発音の変化
Takuya Oikawa
これはいわゆる、これはいわゆる空耳アワーみたいなものなんですね。
Mika Ueno
空耳であって、でも元のそのベースの音はその文章喋ってる音から抜き出したものなので、構成されている音としてはその文章の音なんですよね。
Takuya Oikawa
制限波がどうのこうのって話が。
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう。
ヒントがないとたどり着けないんですね。コンテクトがないとわからない。
Mika Ueno
そう。私のこのアーイーウーエーオーみたいに言った言葉が全部分解されていて、その分解したものの1個だけ取り出してみましたみたいなことらしいんですよね。
Nobuhiro Seki
これって、なんかちょうど今9分39分とかに、
仕組み1で初めて聞いたときはロボットの発する無意味な音と捉えたため意味のある音声が聞こえなかったっていうのは、この与えているコンテクストがロボットだって与えられてるから聞き取れなかったっていうことなんですかね。
Mika Ueno
そうですね。ロボットのそのかわいいロボットの図があって、それをもとにロボットがなんか信号を出してるみたいに多分自分たちの前提というか盛り込み、先入観があったんですよね。
だから聞こえなかったんだろう。
Takuya Oikawa
これだからやっぱりソラミミアワー的なやつも同じだと思いますね。逆に考えてみたならば、すごい若いときにサザンオールスターズというのが出てきて、
桑田さんが歌ってるのが何言ってるかわかんないわけですよ。
わかんない。
で、ああいった世代のときって普通に日本のバンドであったとしても英語の歌詞で歌ってることが多いんで、英語だろうと思って聞いてて、
いやでもこれ日本語だよって言われて、聞いてみたら確かに日本語だって分かったならば、それ以降日本語でちゃんとそれがわかるように。
Mika Ueno
聞こえますね、確かにね。
Takuya Oikawa
だからやっぱりコンテキストの有無っていうところとかの話なんだと思うんですよね。
逆に言うとソラミミアワーみたいなところは英語であるっていうのがあってコンテキストがわかんないけど、勝手にコンテキストを与えて、
Nobuhiro Seki
これは日本語でこう歌ってるんだって言われたら、まっさにそれにしか聞こえなくなるっていうのも同じような話じゃないかなと思います。
あれ完全にコンテキストすごい与えてますもんね。事前にね。
Mika Ueno
あれがない、あれがあるからさらに面白くなるんですけどね。
Nobuhiro Seki
まさにこの仕組みですね、この。
Mika Ueno
そうですね。
こないだなんか音楽番組で音楽プロデューサーだかなんかボイストレーナーの方が言ってたんですけど、
今までのJ-POPっていうか日本の音楽はシーンを強く発音することで、
日本語じゃないみたいな感じとか他の言語に聞こえるような感じ。
ちょっと聞き取りにくいっていうのが受け入れられた時もあるし主流だった時もあるんだけど、
今の米津玄師さんとかああいう人たちがはっきり母音を発音するから、母音がはっきり発音されることで日本語として意味がある。
日本語としてすごいよく聞こえてくるっていうような歌い方に変化してる人たちもすごくいて、
それが今後トレンドになっていくみたいなことを話してる人がいましたね。
Nobuhiro Seki
それは面白いですね。
Mika Ueno
日本語って必ず母音が一音せず必ずありますもんね。
母音をはっきり言うってことが聞き手にとっても日本語としてよく聞き取りやすくなってるっていうのを音の専門家が言ってた。
確かに日本語の特徴ですもんね。
古代日本語の研究
Mika Ueno
母音をちょっと弱めにして子音を先に強く言うっていうのは、サザンもそうだろうし、
もっとわかりにくいというか、なめらかに歌うような人たちはそっちの方なのかもしれないし。
面白いなと思ったの。
Nobuhiro Seki
慣れてないと聞き取れないとかっていうんで言うと、日本語ってりゅうとかりょうとかっていう音があるじゃないですか。
英語圏の人ってりょうって言えなくてリオってなっちゃうでしょ。
だから東京とかTOKIOになっちゃうのは東京っていうのが言えないんです。
認識できないんですよね。
だからそういうのってたぶん存在してないから、
僕らが聞いたらりょうとりょうって言ったら全然違う風に聞こえるじゃないですか。
でも彼から聞くとりょうにしか聞こえないっていうか。
それでそういう音しかないから認識できないっていう。
Mika Ueno
そういう意味でやっぱりすごい声の不思議っていうか、認識ってすごいなと思いますよね。
そうですね。
育ってきたとき、赤ちゃんのときから子供のときに育ってきて聞いた音っていうのが、
その言語体系の中にある音とない音ってありますもんね。
ない音はどうやったって聞けないですもんね。
そういうふうにできてないし。
本当に訓練するしかないみたいな。
Takuya Oikawa
というかそれは訓練しても聞き取れないっていうふうにも思うんですよね。
やっぱりよく言語学習とかで言われてるのが何歳まで耳がちょっとわかんないんですけども、学問的なところでは。
そのときにその音を聞き取れるようになっていない限りは、
その後いくら言語学習したとしても聞き取れないっていうのは言われることあると思うので、
それはあるのかもしれないですよね。
Nobuhiro Seki
聞き取れないから当然しゃべれないですもんね。
Takuya Oikawa
本当に聞き取れないけれども聞き取ってるのはやっぱりコンテキストから、
音としては聞き取ってないけれども意味をコンテキストを習得する。
発音も同じだと思うんですよね。
正確に例えば極端語でいうとLとRぐらいは頑張ればちゃんと発音できるようになると思うんですけども、
例えばそれが習得できないとしても、
ちゃんとその前後の単語だとか文脈を与えることによって、
他のネイティブの人に理解してもらえるっていうのもあるっていうのも、
単に音だけはやっぱり習得が難しいものであったとしても、
コミュニケーションを成り立たせるだけのスキルを身につけることは可能かもしれないって話ですよね。
Nobuhiro Seki
電話とかそうですもんね。
すごいノイズ乗ってると。
発音としては聞き取れないけど、
イントネーションとかで大体はわかったりするわけですからね。
それは自分の言語だとわかるけど、
自分以外の言語だとそこはその能力が明らかに下がるから、
すごいうるさい中で聞いてるときに、
棒じゃないやつだとやっぱり聞き取りやすさが全然変わるっていうのはありますよね。
このロボットの発する無意味な音とかっていうのも、
ノンネイティブジャパニーズの人が聞いたらまた違って聞こえるんだろうなってちょっと思いましたけどね。
Mika Ueno
うん、そうですよね。
すごい前のエピソードで言ったかもしれないですけど、
古代日本語、古代って言うほど昔じゃないけど、
奈良時代とかの日本語の発音を研究してる人がいて、
その方書籍出したんですけど、
中国語から来たものを日本語に置き換えて、
昔の日本語の発音が全然違ったっていうものらしいんですよね。
橋場秀吉はファシバヒデオシで、
ハヒフヘホがなかったらしいんですよ。
そのときはもうFの発音でフっていう舌口を噛むみたいな。
その発音しかなかったのと、
あとオ、アユウエオの母音もゴじゃなくて、
7つか8個だったらどっちか忘れちゃったけど、
今の母音より多かったらしいですよね。
オがオカエだったかな。
それがもう2つあって、
それの魚みたいなことが書かれてるんですけど、
それがどういうかかてかで5つに収束していってみたいなことを書かれていって、
全然違ったっていうこと。
Nobuhiro Seki
たぶんウオとかウエとかっていうのはつい先は残したんですね。
旧金塚の平和にウオとかウエとかあるじゃないですか。
ウオはまだあるけど。
Mika Ueno
録音機材とかがない時代の発音がどうなってたかを調べるなんて、
もう狂気の沙汰だと思って、その本を読んだときに。
どうやって証明するの。
それは確かに研究者さんも言ってて、
そこをこの発音とこの発音が違うものとして認識されていたっていうのは、
言語と発音の進化
Mika Ueno
表記の方法から辿っていけるらしいのと、
中国の方にも唐の時代の漢詩がすごく美しかった時代、
あそこの時の狂気法をきちんと書くものとして成り立ってるらしくて、
ああいうのと比較しながらっていうふうにやってて、
いや文字だけでやってるのすごいなと思いますよね。
でも確かに明治時代とか江戸時代とか、
あのぐらい100年とか200年とか前のものであっても、
もう書いてる言葉、文語であっても、
今の現代語の置き換えなきゃっていうふうになってるじゃないですか。
言語と変わっていくから。
音も全然違っているんだろうなぁというふうに思いをはすめながら読んでました。
Nobuhiro Seki
アメリカに住んでる日系3世とか、
ブラジルに住んでる日系3世とかの話してる言葉が、
おじいちゃんおばあちゃんとか、非おじいちゃん非おばあちゃんの言葉だから、
すでに対象とかみたいなそういう話し口の人とかいるみたいですよね。
実際にあったことは多分ないんですけど、そういう人が。
でもそういう話を聞きますよね。
例えば、さすがに何とかで僧侶とかは言わないらしいんですけど、
それに近いおじいちゃんおばあちゃんを使ってみたいな言葉を使ってる人。
要は学問として教えられてるんじゃなくて、
普段はポルトガル語しか喋ってなくて、
日本語を機械的におじいちゃんおばあちゃんと喋る時だけみたいな感じだと、
おじいちゃんおばあちゃんの喋ってる言葉が映っちゃう。
それしか日本語を知らないっていうのはあるから、そういうので残るみたいな。
ラテン語の発音とかもね、
ラテン語って一時期、古代のラテン語はローマ帝国で使われてて、
その後西ローマ帝国なくなった後も中世の共通言語としては使われてたけど、
発音は違うとか。
じゃあ今のラテン語の発音は何を中心にしてるかっていう。
確かドイツ語系のやつで、
それやっぱり田舎に行けば行くほど古い音が残ってるっていう、そういうことらしくて、
だからラテン語の発音が結構ドイツ式で、
イタリア人だけイタリア語っぽい発音するらしいんですけど、
基本的にはラテン語の、
ラテンって名前なのに発音がいかにもギリマっぽい音になってるのかそういうことらしいんですけど、
どこまでが本当かよくわかんないんですけど、
でもやっぱり遠くに、田舎であるべあるほど古い言葉が残ってる。
辺境であれば残ってるってのは割とよく言われるらしいですけどね。
Mika Ueno
音とか言葉の話になりましたね。
資格と趣味の探求
Mika Ueno
最初何話したんだっけ。
Takuya Oikawa
漢字が書けない話です。
Mika Ueno
漢字そうでした。
及川さんの、
Nobuhiro Seki
テスト好きな、あ、資格好きな。
Mika Ueno
どの資格をゲットしたかは、
今後期待。
Takuya Oikawa
待ってください。
本当に勉強できるかどうかわかんないんだけど、
Nobuhiro Seki
でも何かやるんですよね。
何かをやるんですよね。
Takuya Oikawa
何かあれですよね。
仕事に関係するやつにしたいっていう思いと、
仕事とかに全く使いようがないようなものを勉強したいっていう、
そういった2つの別の感情が自分の中にあり、
どうするかわかんないです。
Nobuhiro Seki
そして、得てしてなんかそば打ちとかになったやつですよね。
Mika Ueno
体使う系。
Takuya Oikawa
ツワローズ研って言ってあるんですよ。
Nobuhiro Seki
ヤクルトスフォローズ。
Mika Ueno
ヤクルトスフォローズ?
そうです。
Takuya Oikawa
これに検定があるの?
昔あったみたいですよ。ツワローズ検定。
なんと。
Nobuhiro Seki
それってオンラインの、
オンライン検定じゃなくて。
Takuya Oikawa
2016年に終わっちゃったみたいだな。残念だな。
Nobuhiro Seki
ツワローズファーなんですか?
そうです。
Mika Ueno
それは取っておくべきものですけど。
他ないんだ。
Nobuhiro Seki
もうやってないんだ。
Takuya Oikawa
すごい。検定の公式テキストまでありますよ。
Mika Ueno
すごい力入れてるんですね。
Takuya Oikawa
いや、入れてたみたいですよ。終わっちゃったみたいだけど。
終わるな。
じゃあ、頑張って。
Mika Ueno
はい。
25:20

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