Mika Ueno
いや漢字は思いますね。書けない時にスマホで変換してっていうのってすっごいよくあるし、
あと逆でですね、入力して変換してくれちゃうじゃないですか。変換してくれちゃって、色んな人の例えばソーシャルの投稿とかブログとかで読めない漢字とかもすごい出てきて、これなんて読むんだろうみたいな。そういうのがすごくなりましたね。
Nobuhiro Seki
でもその論文、二次試験論文で漢字を気にするってことは、結構そういう国語系、文学系の、文系系の試験ってことなんですか?
Takuya Oikawa
いやちょっと覚えてないですけど、中小企業診断士とかそんなのだったかもしれないし。
Nobuhiro Seki
てつやの顔が渋い。漢字書けないとダメなんだみたいな。
Mika Ueno
あと手書きってのもなかなかね。
Nobuhiro Seki
そうなんですよ。これCBTでしたっけ?コンピューターベースのテストですね。
Takuya Oikawa
特になってくれていればどうにかなるんだけれども、そうじゃなかったらつらいな。ダメだな。
Mika Ueno
それはこれからも受ける?でも忘れちゃってるってことはないですよね。
Takuya Oikawa
どんなの受けようかなと思って調べたときに、合格率だとか内容だとかって調べて、もしやるとしたら何の勉強しようかなと見てたわけですよ。
なんだっけな。統計検定とかだったかもしれないし、ちょっと見てみよう。忘れたけどね。
結構これ受けてもいいかもと思ったやつが二次試験が論文になったんですよね。その時点でこれなし。
Nobuhiro Seki
漢字多分書けると思うんですけど、文章そんなにいっぱい書くと指が疲れる途中で書けなくなると思います。
結構フォームを書くことが多くて、病院に行くと何とかしても文句言いませんとか訴えませんみたいな、ひたすら名前変えてサインしてみたやつが多いんですけど、あれって結構いっぱいやってると途中で手が疲れるんですよ。
だから多分それ聞いて、あんな簡単なやつでもひたすらイニシャルとサイン、イニシャルとサインみたいな30枚ぐらいやると20枚ぐらいから手が疲れるんですね。
だからそれはもう文字とか書けないなって、今聞いてて思いましたね。漢字どころじゃないよ、みたいな。まず指の。
Mika Ueno
確かにね、力、握力もそうだけど、なくなってきても、私たちの世代とか絶対、学校の時は絶対書いてたじゃないですか、あるところまで手書きは当たり前だったから、それなりに握力とか書く力はあると思うんですけど、でもそれでもここ何十年とかやったらほぼペン持たないでしょ。
衰えてるでしょうね。
だって最近のお子さんの鉛筆って2Bが主力なんでしょ?
柔らかいとか。
昔はBとかだった。そうそうそうそう。
Nobuhiro Seki
僕、学校の時はHBとかでしたね。Hとか。固めでしたね。
Mika Ueno
だいぶ、でもそうだよな。Bでも濃いなって思ってたもんな。
Nobuhiro Seki
Bは濃すぎますって感じ。
Mika Ueno
一緒Bとかでしたよね。今は2Bです。
Takuya Oikawa
いやでも、5年前はもうちょい書けた。
少なくとも10年前は書けたと思うんですよね。
でもそうでもないかも。
なんでこんなこと言ってるかっていうと、リアルにお会いしてミーティングするときにホワイトボードを使い、そこにいろいろ書き込んでってことをやるわけですよ。
なんでそれ書いてるときは、多少忘れてはいるけれど、あれどう書くんだっけっていうふうに聞いて、なんか機嫌になんとかですとかって言って、ああそっかそっかって書けたりするわけですよね。
もう今その機会が、ほらそのみろとかいったようなオンラインホワイトボードを使うことによって、手で書く必要がなくなりってことで不要になったと。
だからこれリモートワークが主体になってから僕の能力が衰えたなっていうふうに自分で自分を慰めていたんですけど。
いや、おそらく外資系にいるときからホワイトボードに書くものが英語だったんですよね。
Mika Ueno
日本人同士でも結構英語で書いてることが多かったから、その時点でからもうすでに私の中から漢字能力は失われ始めていて、というので、もはや失われた15年ぐらいは取り戻せないんで、やっぱりもう1回漢字検定からやり直さなきゃダメかなっていう感じがしましたね。
Nobuhiro Seki
漢字検定じゃなくて、子供用の書き取りでいいんじゃないですか。
Takuya Oikawa
なるほど、確かに。
Nobuhiro Seki
あれってひたすら書く練習じゃないですか。
Takuya Oikawa
まあ、そろそろ脳トレみたいなものでできるだけボケないようにしなきゃいけない。でもあれってあんま効果ないって最近言われてましたよね。
そうなの?
百マス計算みたいなやつとかって一時すごい流行って、脳トレって別に大して効果がないっていうような記事をどっかで見たように思いますけど。
Mika Ueno
あ、そうなんだ。
へえ。
Nobuhiro Seki
何がいいんですかね。
Mika Ueno
あれやってて面白いですよね。
Nobuhiro Seki
面白い。ゲームですもんね、やっぱりね。
すごいな、その。
Takuya Oikawa
あ、でも効果あるって言ってる人もいるな。
Mika Ueno
別れている?
Takuya Oikawa
みたいですね。
Nobuhiro Seki
まあ、わかんないですかね、ウェブで見てもね。その、効果があると思いますだったりする必要がありますからね。
Takuya Oikawa
ちゃんと論文とか見ないとわかんないですね。
Nobuhiro Seki
効果がない。
そう、効果がないと思いますっていうケースもある。
Mika Ueno
記憶するときに何と結びつくかって、わかんないですもんね。
これが効率的っていうのがあったら、全人類みんな頭良くなってる気もするけど。
Nobuhiro Seki
だから覚える必要性が本当にあるのかっていうのもありますよね。どこまで覚える必要性があるのか。
Takuya Oikawa
僕なんか前から言ってて、関さんも何回か聞いてるかもしれないけど、老化っていうのは進化だという仮説を持ってるんですね。
Mika Ueno
あ、すごいもう大賛成ですね。
Takuya Oikawa
人間はいろんなものを記憶することによって、その記憶によって傷つくわけですよ。
だから物を積極的に忘れていくっていう能力を獲得する必要が年とともにあるんですね。
なんで我々はそういった形で積極的物を忘れてってるっていう能力を獲得して、そういった人類に今到達してるわけですよ。
で、いろんなものがやっぱり見えなくなるじゃないですか。
これも世の中見たくないものばっかりなんですよ。
同じく聞きたくないことがたくさんある。
だから目がいらないものをちゃんとフィルターしてくれて見えなくしてるし、聞きたくないものをフィルターして聞こえなくしてくれてるっていうような。
これもそういった新たな能力を獲得したそういった人類に我々はなりつつあるわけですね。
Mika Ueno
そうですね。
目から入ってくる情報が全部知覚できちゃったとしたら脳は爆発するっていうかね、耐えられないって言いますもんね。
Nobuhiro Seki
その説を本気で論文とかにしたら面白いだろうなって今一瞬思いました。
イグノーベル賞を目指すみたいな。
Mika Ueno
老化という名の進化です。進化であると。
Nobuhiro Seki
そう、本当に。
でも一方で知識とかって知恵的なもの。
インテリジェンスってある程度の記憶とか経験とかっていうのがどうしても必要になってくるわけじゃないですか。
そこのいい塩梅っていうのがいろいろあるから。
よく経営者として何歳ぐらいはいいんですか。
年を取ってると経験があるからいいのか。
若ければ若いほど逆に脳の回転が早いからいいのかみたいなところで。
結構経営とかそういった仕事っていうんで言うと40代とか50代とかそういうところにピークがあるみたいな話とかもあったりとか。
僕もあんまり詳しく調べたわけじゃないんですけど。
なんかやっぱりそういうのってバランスの問題になって能力が20代から下がっていくんだけど。
経験とか知識とかそういったものをシナプスで繋いでいった新しいバリューみたいなものっていうのが。
もっともビジネスに向いた状況になるのが結構年取ってからですみたいな。
っていうのはよく聞くんで。
どっかの時点でそれが知識としてバーッと抜けていくときにピークを超えるところがあるのかしらみたいなことはちょっと思ったりしますよね。
Takuya Oikawa
これはいわゆる、これはいわゆる空耳アワーみたいなものなんですね。
Mika Ueno
空耳であって、でも元のそのベースの音はその文章喋ってる音から抜き出したものなので、構成されている音としてはその文章の音なんですよね。
Takuya Oikawa
制限波がどうのこうのって話が。
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう。
ヒントがないとたどり着けないんですね。コンテクトがないとわからない。
Mika Ueno
そう。私のこのアーイーウーエーオーみたいに言った言葉が全部分解されていて、その分解したものの1個だけ取り出してみましたみたいなことらしいんですよね。
Nobuhiro Seki
これって、なんかちょうど今9分39分とかに、
仕組み1で初めて聞いたときはロボットの発する無意味な音と捉えたため意味のある音声が聞こえなかったっていうのは、この与えているコンテクストがロボットだって与えられてるから聞き取れなかったっていうことなんですかね。
Mika Ueno
そうですね。ロボットのそのかわいいロボットの図があって、それをもとにロボットがなんか信号を出してるみたいに多分自分たちの前提というか盛り込み、先入観があったんですよね。
だから聞こえなかったんだろう。
Takuya Oikawa
これだからやっぱりソラミミアワー的なやつも同じだと思いますね。逆に考えてみたならば、すごい若いときにサザンオールスターズというのが出てきて、
桑田さんが歌ってるのが何言ってるかわかんないわけですよ。
わかんない。
で、ああいった世代のときって普通に日本のバンドであったとしても英語の歌詞で歌ってることが多いんで、英語だろうと思って聞いてて、
いやでもこれ日本語だよって言われて、聞いてみたら確かに日本語だって分かったならば、それ以降日本語でちゃんとそれがわかるように。
Mika Ueno
聞こえますね、確かにね。
Takuya Oikawa
だからやっぱりコンテキストの有無っていうところとかの話なんだと思うんですよね。
逆に言うとソラミミアワーみたいなところは英語であるっていうのがあってコンテキストがわかんないけど、勝手にコンテキストを与えて、
Nobuhiro Seki
これは日本語でこう歌ってるんだって言われたら、まっさにそれにしか聞こえなくなるっていうのも同じような話じゃないかなと思います。
あれ完全にコンテキストすごい与えてますもんね。事前にね。
Mika Ueno
あれがない、あれがあるからさらに面白くなるんですけどね。
Nobuhiro Seki
まさにこの仕組みですね、この。
Mika Ueno
そうですね。
こないだなんか音楽番組で音楽プロデューサーだかなんかボイストレーナーの方が言ってたんですけど、
今までのJ-POPっていうか日本の音楽はシーンを強く発音することで、
日本語じゃないみたいな感じとか他の言語に聞こえるような感じ。
ちょっと聞き取りにくいっていうのが受け入れられた時もあるし主流だった時もあるんだけど、
今の米津玄師さんとかああいう人たちがはっきり母音を発音するから、母音がはっきり発音されることで日本語として意味がある。
日本語としてすごいよく聞こえてくるっていうような歌い方に変化してる人たちもすごくいて、
それが今後トレンドになっていくみたいなことを話してる人がいましたね。
Nobuhiro Seki
それは面白いですね。
Mika Ueno
日本語って必ず母音が一音せず必ずありますもんね。
母音をはっきり言うってことが聞き手にとっても日本語としてよく聞き取りやすくなってるっていうのを音の専門家が言ってた。
確かに日本語の特徴ですもんね。
Mika Ueno
母音をちょっと弱めにして子音を先に強く言うっていうのは、サザンもそうだろうし、
もっとわかりにくいというか、なめらかに歌うような人たちはそっちの方なのかもしれないし。
面白いなと思ったの。
Nobuhiro Seki
慣れてないと聞き取れないとかっていうんで言うと、日本語ってりゅうとかりょうとかっていう音があるじゃないですか。
英語圏の人ってりょうって言えなくてリオってなっちゃうでしょ。
だから東京とかTOKIOになっちゃうのは東京っていうのが言えないんです。
認識できないんですよね。
だからそういうのってたぶん存在してないから、
僕らが聞いたらりょうとりょうって言ったら全然違う風に聞こえるじゃないですか。
でも彼から聞くとりょうにしか聞こえないっていうか。
それでそういう音しかないから認識できないっていう。
Mika Ueno
そういう意味でやっぱりすごい声の不思議っていうか、認識ってすごいなと思いますよね。
そうですね。
育ってきたとき、赤ちゃんのときから子供のときに育ってきて聞いた音っていうのが、
その言語体系の中にある音とない音ってありますもんね。
ない音はどうやったって聞けないですもんね。
そういうふうにできてないし。
本当に訓練するしかないみたいな。
Takuya Oikawa
というかそれは訓練しても聞き取れないっていうふうにも思うんですよね。
やっぱりよく言語学習とかで言われてるのが何歳まで耳がちょっとわかんないんですけども、学問的なところでは。
そのときにその音を聞き取れるようになっていない限りは、
その後いくら言語学習したとしても聞き取れないっていうのは言われることあると思うので、
それはあるのかもしれないですよね。
Nobuhiro Seki
聞き取れないから当然しゃべれないですもんね。
Takuya Oikawa
本当に聞き取れないけれども聞き取ってるのはやっぱりコンテキストから、
音としては聞き取ってないけれども意味をコンテキストを習得する。
発音も同じだと思うんですよね。
正確に例えば極端語でいうとLとRぐらいは頑張ればちゃんと発音できるようになると思うんですけども、
例えばそれが習得できないとしても、
ちゃんとその前後の単語だとか文脈を与えることによって、
他のネイティブの人に理解してもらえるっていうのもあるっていうのも、
単に音だけはやっぱり習得が難しいものであったとしても、
コミュニケーションを成り立たせるだけのスキルを身につけることは可能かもしれないって話ですよね。
Nobuhiro Seki
電話とかそうですもんね。
すごいノイズ乗ってると。
発音としては聞き取れないけど、
イントネーションとかで大体はわかったりするわけですからね。
それは自分の言語だとわかるけど、
自分以外の言語だとそこはその能力が明らかに下がるから、
すごいうるさい中で聞いてるときに、
棒じゃないやつだとやっぱり聞き取りやすさが全然変わるっていうのはありますよね。
このロボットの発する無意味な音とかっていうのも、
ノンネイティブジャパニーズの人が聞いたらまた違って聞こえるんだろうなってちょっと思いましたけどね。
Mika Ueno
うん、そうですよね。
すごい前のエピソードで言ったかもしれないですけど、
古代日本語、古代って言うほど昔じゃないけど、
奈良時代とかの日本語の発音を研究してる人がいて、
その方書籍出したんですけど、
中国語から来たものを日本語に置き換えて、
昔の日本語の発音が全然違ったっていうものらしいんですよね。
橋場秀吉はファシバヒデオシで、
ハヒフヘホがなかったらしいんですよ。
そのときはもうFの発音でフっていう舌口を噛むみたいな。
その発音しかなかったのと、
あとオ、アユウエオの母音もゴじゃなくて、
7つか8個だったらどっちか忘れちゃったけど、
今の母音より多かったらしいですよね。
オがオカエだったかな。
それがもう2つあって、
それの魚みたいなことが書かれてるんですけど、
それがどういうかかてかで5つに収束していってみたいなことを書かれていって、
全然違ったっていうこと。
Nobuhiro Seki
たぶんウオとかウエとかっていうのはつい先は残したんですね。
旧金塚の平和にウオとかウエとかあるじゃないですか。
ウオはまだあるけど。
Mika Ueno
録音機材とかがない時代の発音がどうなってたかを調べるなんて、
もう狂気の沙汰だと思って、その本を読んだときに。
どうやって証明するの。
それは確かに研究者さんも言ってて、
そこをこの発音とこの発音が違うものとして認識されていたっていうのは、