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2025-10-24 12:05

FUJIFILM X-T30III の登場で考える「本当に必要なスペック」とは。X-E5との差額10万円はどこにある?

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ついに公式発表された富士フイルムの新製品「X-T30 III」と新キットレンズ「XC13-33mm」。今回は、X-E5を愛用する私が、X-T30 IIIとX-E5の間に横たわる「約10万円の差額」が一体何なのかを分析します。

スペックシートの数字だけでは見えてこない「体験」への投資とは? そして、あなたにとって本当に必要なカメラはどちらなのか?

この動画が、あなたのカメラ選びの最高の羅針盤(コンパス)になれば幸いです。

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ハタモトです。
カメラのある毎日を、ずっと楽しめますように。
Xシリーズと歩んできた“ふつうの写真好き”が、写真の楽しさや日々の気づきをおしゃべりしています。2014年からの愛用者、4,000人のXユーザー仲間が集うコミュニティも運営中。肩の力を抜いて、のんびり聴きに来てくださいね。

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#富士フイルム #XT30III #XE5 #カメラ選び #カメラのある暮らし #FUJIFILM

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カメラのある暮らし、ハタモトです。
富士フイルムから新しいカメラとレンズが発表されました。
もうご存知の方も多いかと思います。
FUJIFILM X-T30 mark IIIと新しいキットレンズのXC13-33mmですね。
きっとこのエピソードを聞いてくださっている方の中にも気になっている方多いんじゃないでしょうか。
もしかしたらこれが自分のためのカメラかもしれないなーって胸躍らせているかもしれません。
その気持ちよくわかります。
その情報を聞いた時、私はX-E5をそっと撫でていました。
ひんやりとしたアルミの感触や4020万画素が描き出す世界の解像感。
このカメラを選んだ私の選択に今も一片の後悔もありません。
ただ、ふと一つの問いが頭に浮かんできます。
この2台を隔てている約10万円の差額は一体何なのだろうということ。
今回はX-E5という1台のカメラを愛用している私だからこそ語れるスペックシートの数字だけでは見えてこない価値の正体についてあなたと一緒に少し考えてみたいと思います。
このエピソードを聞き終える頃にはあなたにとっての本当に必要なカメラを選ぶための何かヒントのようなものが見つかるかもしれません。
よかったら最後までお付き合いください。
さて、10万円という価格の壁について考える前に、まず一番大切なことからお話したいと思うんですが、
それはこの2台のカメラがもたらす写真撮影の楽しさの核心、その魂みたいな部分は驚くほど似ているということです。
どうしてそう思うかというと、両方のカメラが共有している2つの重要な要素があるからです。
一つ目はカメラの頭脳である「X-Processor 5」。
私のX-E5も、X-T30IIIも心臓部には同じ最新世代のプロセッサーが積まれています。
これはつまり、ファインダーの中で駆けていく子供にピントがスーッと吸い付いていく、
AIによる被写体検出AFの賢さや光を記憶の中に美しい色彩へと変えてくれる富士フイルムの色再現、
これらが全く同じレベルで体験できるということです。
そして2つ目の理由が、カメラの左側に新しく付いたフィルムシミュレーションダイヤルです。
私がX-E5でとても気に入っているこのダイヤル、X-T30III にも搭載されました。
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カチリカチリと心地よい音を立てて回すと、ファインダーの中の世界が「PROVIA」から、「Velvia」、そして「クラシックネガ」へと瞬時に移り変わっていきます。
このフィルムを交換するような感覚こそ、富士フイルムのカメラで撮る楽しさそのものだと私は思っています。
この楽しさの源泉が10万円の壁に隔たれてはいない。
まずはこのことを心の片隅に置いておいていただけると嬉しいです。
ではここから本題に入っていきましょう。
私がX-E5に支払った約10万円分の差額、主に3つの体験への投資に分解できるかなと思っています。
一つずつその価値を紐解いていきます。
その1、「40MPセンサー」が描く世界の解像度と、「26MPセンサー」がくれる心の軽快さ。
私のX-E5が搭載する4020万画素センサーは、撮った世界をまるで顕微鏡で覗き込むかのように見せてくれます。
ポートレートのまつ毛一本一本、風景の葉脈のディティール、この圧倒的な情報量はまさに作品を作り出すための力になります。
そして、私がこの高画素を選んだ大きな理由は、モニターの先にある紙の世界を見据えているからです。
ZINEを作ったり、写真展で大きくプリントしたりするとき、この解像力は2610万画素とはまた違った表現を見せてくれます。
ただ正直なところ、この高画素は1枚のデータが重くて、パソコンのストレージを結構圧迫します。
対してX-T30III の2610万画素センサーは、画質とデータ量のバランスが絶妙な黄金比と言えるんじゃないかと思います。
SNSやWebで写真を見せることが多いのであれば、むしろ軽快なリズムで創作活動を楽しめるとても賢い選択だと思います。
その2、ボディ内手ブレ補正、IBISですね。
これで夜を味方につけるお守りができます。
ファインダーを除いてシャッターを半押しした瞬間に世界がピタリと静止するあの感覚。
これが私がIBISに価値を感じている部分です。
夕暮れのカフェやネオンが滲む雨の路地裏。
IBISはそうした光の少ない場所でもISO感度を無理に上げることなく、その場の光の粒子まで写しとることを助けてくれます。
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作品として写真を撮るとき、三脚が使えない場所で画質を最優先にしたい。
そのためのお守りのようなものが私にとってのIBISでした。
でもこの機能はカメラのコストと重量を少し増やす要因でもあります。
そしてX-T30 IIIの新しいキットレンズには4段分の強力な光学式手ブレ補正が搭載されています。
多くの日常シーンではこれで十分な安心感を得られるんじゃないかなと思います。
その3、ビルドクオリティがくれる所有する喜び。
X-E5のアルミ削り出しのトッププレートに触れるたびに、冷たくて滑らかな感触が所有する喜びを伝えてくれます。
これは性能ではなくて完全に感性への投資になりますね。
対してX-T30 IIIが受け継ぐのは軽快さというとても大切な価値のための研ぎ澄まされた設計思想です。
手に取った瞬間から馴染むコンパクトなボディは日常の全てをシャッターチャンスに変えるための素敵なパスポートになってくれるでしょう。
カメラの価値はボディだけで完結するものではありません。
むしろレンズという光の入り口を通してその進化は初めて問われるのかもしれません。
私はパンケーキレンズとしてXF23mmF2.8を使っています。
素晴らしい組み合わせですが、やはり単焦点なので旅先でもう少し広く撮りたいなぁと感じる瞬間があるかもしれません。
X-T30 IIIの新しいキットレンズ、XC13-33mm、これはこの単焦点の壁に対する見事な答えになります。
正直なところX-R5を使っている私としても少しだけ良いなぁと思ってしまうくらい良くできたレンズだと思います。
まず13mmの画角の自由ですね。レンズ交換をしないと撮れない広大な景色をこのレンズは一本で写しとってしまいます。
次に機械式ズームの快感ですね。以前のXCレンズのズームレンズは機械式ではなく電動式だったのかな。
なのでちょっと残念な部分もありましたが、こちらは機械式になりました。
指先のわずかなひねりがファインダーの中の世界と直結する感能的な操作感が返ってきます。
そして驚異的な軽さですね。ズームのレンズなのにわずか125g。
私のX-E5とパンケーキレンズの組み合わせに匹敵するほどの軽快さをズームレンズで実現してしまいます。
カメラボディの10万円の差額を考えるとき、この最初から最高の相棒が付いてくるということは決して無視できないなぁと、とても大きな価値だと思います。
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ここまで10万円の差について一緒に見てきました。X-E5とXT30III の10万円の差、確かに存在します。
40メガピクセル、IBIS(アイビス)、ビルドクオリティ、それらは私にとって、そして将来作品作りを目指す人にとって価値あるものだと思います。
でもそれらは本当に万人にとって必要なスペックなのでしょうか。
XT30III は決して廉価版ではありません。それは写真撮影の根源的な楽しさを最もピュアな形で上流した一台と思います。
浮いた10万円であなたの表現の世界をさらに広げる、もう一本の素晴らしい単焦点レンズを手に入れることだってできてしまいます。
あなたの写真がどこへ向かうのか、その旅路に最もふさわしい道具を選ぶのは他の誰でもなくあなた自身です。
その上で私はX-E5を選んだことに悔いはありません。
でももし今日の私がこれからカメラという素晴らしい旅を始める友人に一台を勧めるならばこう言うでしょう。
XT30III のキットを購入するといいよ。
それが今の富士フイルムが出した最も賢くて最も楽しい答えだから。
そしてもう一つ付け加えるなら、もしあなたがファインダーはほとんど使わないかなというスタイルであれば、
さらに手頃な価格のX-M5という選択肢もあります。
心臓部はXT30III と共通なので、撮影体験の革新はそのままに、よりミニマルな時代を手にすることができます。
今回の話があなたのカメラ選びのヒントになれば幸いです。
このエピソードを聞いての感想やあなたがXT30III とX-E5どちらのカメラに心を惹かれたか、
よかったらノートのコメント欄やXハッシュタグ #カメラのある暮らし をつけてあなたの感想を教えてください。
また番組ではあなたからのお便りも募集しています。
今回のエピソードへの感想や写真に関する悩みなど何でも結構です。
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カメラという趣味があなたの毎日を少しでも豊かにしてくれることを願っています。
ここまでお聴きくださりありがとうございました。
カメラのある暮らし、ハタモトでした。
それではまた。
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