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スピーカー 2
皆さん、こんにちは。ライターのホンネです。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、元気の編集者ライターがホンネで語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの西東美智子です。 本日のテーマはこちら。
スピーカー 1
AIの生成文が直訳すぎる。 はい、主にね、AIってよく使われているのが、チャットGPTとか思い浮かぶかなと思うんですけれども、
その直訳すぎるっていうのは、要は英語直訳っぽすぎるっていうようなのが正確な、厳密な言い方ですよね。
このラジオの何回か前でもちょっと話した中にあった、AIっぽい文章のAIっぽさって何なんだろうねの一つの中に、英語直訳っぽいよねみたいな話をちょっとしてて、
で、じゃあ実際直訳っぽいって何なんっていうのを、実はちょっと最近私がですね、翻訳の勉強をほんのちょっとかじっているので、そこにヒントがありそうだったので、ちょっとそこから読み解いて紹介してみようかなという試みをしてみようかなと思います。
スピーカー 2
はい、ありがとうございます。いやこれはね、気になりますね。僕もやはりこうチャットGPTなどでこうね、文章を生成する際になんか変だなと、よく思うわけですよ。
それがその翻訳っぽさに由来するものなんだなと。なるほどな、ここまでは理解してるんですけど、じゃあ具体的に直訳っぽさ、翻訳っぽさって何なのと聞かれたら、あんまりね、答えられないんですよ。
なのでここはね、やはり斎藤さんの得意分野も専門分野としてね、ぜひね、詳細に解説していただけると、僕もね、かなりそれで今後に役立つだろうなと思ってるので、大変興味深いです。
こんな話をね、しようかなと思っております。はい。この番組はプロライターの思考力を身につくオンラインスクールあなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。ライターの骨第198回です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。さて今回はAIの生成分が直訳すぎるというテーマでお話しようと思うんですけど、いやこれはもうね、ぜひいろいろ聞かせてください。
スピーカー 1
私もね、本当にこう、かじってるっていうか、その冒頭で言った、その翻訳の勉強をかじってるって言ったのは、実は私は翻訳の仕事が欲しいとかそういうんじゃなくて、やっぱそれこそやっぱ
生成AIの分が、まあけんぞうさんと一緒ですよね。だから直訳っぽいのってどうやったら直せるんだろうみたいな、それをケースはケースで直すんじゃなくて、なんか法則的な直し方があったらめっちゃいいじゃん
と思ったときに、出会った本があるんですよ。今ちょっと手元にあるんですけど、えーとね、これは
ちくまかな、ちくま学芸文庫の英文翻訳術っていうね、安財哲夫さんが書いているもので、かねロングセラーでですね、これ95年、1995年に出た本なんだけど、いまだにその
けっこう翻訳家の人たちのブログとか、あとそういう翻訳関係のメディアでおすすめの本としてね、あげられてる、名著らしいんだよね
名著でした? 確かに名著だったわ
スピーカー 2
えー、どんなところが違うんですか、これは。要はあれでしたね、これ。日本語から英語に翻訳するって話ですよね、これはきっと
英語から、そうそうそう、日本語に翻訳するって 英語から日本語に、そうそうか
スピーカー 1
そうそうそう、あれなんですけど、要はそのテーマとして、よくライター界隈でも言われる、翻訳帳を直そうっていうのが一つテーマとしてあるんですね
しかもその翻訳の世界も、それもライターの世界と似てるんだけど、とにかく添削されて、それでもなんか先輩の背中を見て成長しようみたいな職人的な世界だったのを
ちょっと、それじゃあキリがないじゃんと、法則化しようみたいな試みなんですね、だからかなり普遍性があって
スピーカー 2
だから英文翻訳術って書いてあるけど、ほぼ日本語の話だなって思います
スピーカー 1
じゃあ体系的にまとまってるわけですね、ノウハウが そうそうそう、まさにまさに
これは大変巨入かい そう、その中で、それこそAIの生成文の直訳っぽさを直すとか
あと結構ね、普通に生成文使わなくてもちょっと翻訳帳っぽいねってフィードバック、ライターがもらっちゃうことあると思うんですよね
なんかそれにも役立つかなというのを、ちょっといくつかピックアップして紹介しようかなと
いいですね、お願いします 思います、はい
まずそうだな、例えばAIの生成文の直訳っぽさで、私がまず思ったのはね、名詞が残りすぎてるっていうのがある
なんとなくわかりますよ ですよね、例えばちょっとこの本にある例文の日本語訳から、ちょっとそれこそ生成AIっぽいなっていうのを出すと
日本語で喋りますよ、幽霊の存在を信じているの?っていう日本語があります
確かに、Existenceとか言うんだよね、Do you believe in the existence of a ghostとか言うんだよ、たぶん
存在とかね だけど、存在を信じてるのって言わなくないですか、なんか日本語でそんな
そうですね、固いですよ、なんか存在しますみたいなのも含めてね そう、それは別に幽霊がいるなんて信じてるの?って言えばいいわけですよ
確かに そう、で、この本に書かれてる法則は何々の存在とか、丸々の名詞っていう形は
何々が何々するっていうふうに、なんかこう文章に直すっていうか、ばらしちゃうようにしましょうっていうふうに書いてあったんですね
だからさっきのその幽霊の存在っていうのを幽霊がいるっていうふうに直したっていうのがあります
いや自然ですね、これは、紅茶のほうが そうそう、あと他の例文はですね、えっとね、エビーさんかな、エビーさんっていう人の話で
スピーカー 2
エビーさんが本を書くことに何の問題もないっていう日本語訳があります
スピーカー 1
出たことね、ライターの仕事してると困ることですよ、出てきますけど、これをもうちょっと自然に訳せますよと
その自然にした訳は、別にエビーさんが本を書いていけないわけはない
スピーカー 2
うーん、あーなるほどなるほど、要は前者はエビーさんが本を書くことっていうのがある種こうなんだ、主語ってなってるのか
スピーカー 1
そうそうそうそう
スピーカー 2
それはなんかこう動きっぽくしてるのかな、きっと
スピーカー 1
そうですそうです、あとはその何の問題もないとかっていうのも別に書いちゃいけないわけはないみたいな感じで
問題っていう名詞固いかもしれないからばらしてるっていうのもありますね
スピーカー 2
問題があるないとかじゃないんだね
スピーカー 1
そうそうそうそうそう、それも英語っぽいですね、名詞があるないって書きがちみたいな直訳っぽいですね
スピーカー 2
はいはいはい、確かに、なんかじゃあ、なんだろうな、ちょっと口語っぽくなる印象なんですかね、これって
スピーカー 1
日本語に直すときとかね
スピーカー 2
そうですそうです、なんかちょっと表現あったかわかんないですけど、例えば存在であったりさ、問題であったりさ、そういう部分なんかちょっと
スピーカー 1
話し言葉とはまた違うんだけど、なんか文章っぽくっていうのかな、なんて言ったらいいんですかね
そうですね、なんかまあでもこう口語っぽくというか、別に耳で聞いてもすっとわかるぐらいの感じまでばらすって感じですかね
スピーカー 2
やっぱ滑らかになりますね、日本語の方がね
スピーカー 1
なんかよくさ、webライティングとか、まあ普通のライティングってね、中高生でもわかるぐらいの柔らかい文章で書きましょうとか言いますけど、ほんとそんな感じだよね、なんかね
確かにそうですね
もう一個じゃあ最後名詞の例文を出しましょう、これは硬い方ね、硬い方、直訳っぽい方は
1066年のノルマン人によるイギリスの征服は英語に大きな影響を及ぼした
まあまあまあ
ね、これは主語が何年のノルマン人によるイギリスの征服はまでが主語で、まず主語がめちゃ長いし硬いと
うーん
ということで、この本では2つの文に分けてますね、1066年にノルマン人がイギリスを征服した、やがて英語に大きな影響を及ぼす事件だった
っていう風に分けてます、これね、よくライティングの世界でも1文が長すぎる、1文1義にしましょうとかね、1文が長すぎる場合2文に分けましょうっていうのを
まあ翻訳でもちゃんとやってるっていうことなんで
スピーカー 2
確かに確かに、主語とかも省略してますもんね、これ、第2文の
スピーカー 1
そうそうそう、それはとか書いてないですね
スピーカー 2
その事件はとかね、それはがないもんですね
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
すごい日本語っぽいわ
スピーカー 1
ね、こういうルールが書いてありますね、なので1つ目のちょっと法則性としては名詞はちょっとね、動詞入りの文章にちょっとばらしてみる
スピーカー 1
なるほど
それとちょっと柔らかくなりやすいっていう
スピーカー 2
ほうほうほう、いや面白いですね、もう早速ね、まだあるのかな
スピーカー 1
めちゃくちゃ勉強になるよね、ほんとにね、そう面白いですよね
じゃあ2つ目いきましょう、これもちょっと名詞に関係するんですけど、形容詞を名詞から離すって私はちょっとメモしてありますね
スピーカー 2
離すってのは、なんか距離を置くみたいな意味ですか
スピーカー 1
距離を置くというか、別にするっていう話なんですけど、例文見たほうがわかるかな、例文読むと
非常に多くの人が私立公園のことを心配している、主語は非常に多くの人がです
スピーカー 2
なんかこれ英文翻訳っぽいですね、これなんかね
スピーカー 1
別に、これをより日本語っぽくすると、私立公園のことを心配している人は非常に多いでいいわけなんですよ
非常に多いっていうのが、その人っていう名詞にさ、全部全部全部かかってたのを全部話しちゃって、それ述語にしちゃったっていう
スピーカー 2
確かにね、名詞にいろいろくっついて、就職語という、なんていうんだこれ、何がくっついてるんだこれ、形容詞か
スピーカー 1
形容詞とかじゃないですかね、多くの、そうね
スピーカー 2
関係代名詞とかそういうのがかかってるんですかこれって
スピーカー 1
いやでも普通にただただね、メニーなんだよ、ほんとに
英語で言うとメニーだからそんなゴテゴテしないんですけど
そうかそうか、非常に多くの
多くの人がっていうよりも、そういう人は多いって言った方が日本語っぽいよね
スピーカー 2
別に大した形容詞じゃないですね、よく考えたらね
スピーカー 1
そうなんですよ、だけどやっぱ頭でっかちなのが嫌なんだろうね、日本語って
スピーカー 2
そうっぽいですね、修語ゴテゴテしてたらちょっと気持ち悪いですよね
スピーカー 1
そうそうそう、それだけで読むのしんどくなっちゃいますもんね
スピーカー 2
なるほどなるほど
スピーカー 1
あとこれとかも面白かったですね
これは形容詞を福祉って書いてあるな、まず直訳っぽい文章ですね
それぞれの国には特有の習慣がある、別に英語だと多分エブリカントリーとかさ、そういう大したことないんだけど
それぞれの国にはっていうよりも、多分国にはそれぞれ特有の習慣がある
スピーカー 2
あーはいはい、なるほどね
スピーカー 1
なんかね、日本語っぽいんだよね
スピーカー 2
国にはっていうシンプルな修語の方がやっぱ分かりやすいですね
スピーカー 1
そうそう、これはだからそれぞれのって言うんじゃなくて、福祉それぞれあるとかって言っちゃうみたいな感じに直してますね
スピーカー 2
確かに、しかもそれぞれの国って日本語で言われると何のどれってなりますねちょっとね
スピーカー 1
確かにね、ほんとそうですよね
スピーカー 2
だからその漠然とした意味での国にはっていうね、方がなんか入ってきやすいですね
スピーカー 1
ね、そうなんですよ、これもでもね多分チャットGPTとかやってくると思うんだよな
スピーカー 2
やってますねこれ
スピーカー 1
やってるよね、だからそれを直すヒントとして、ちょっと名詞思ったり、頭でっかちだな修語
頭でっかちだなと思ったらまあそれを形容詞とか修飾語を一回ばらしてどっかに置けないか考えてるっていうのが2つの方策
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
はい、じゃあ最後3つ目私が持ってきたものなんですけど
スピーカー 1
見せ方がやっぱいいなって思う
なんかね
そのなんだっけな
私が仕事で一時期
スーパーの陳列とかをやってる部署の人たち
インタビュー記事を一時期すごい書いてたことがあって
売り場作りってすごい工夫が必要なんですみたいな話を聞いてたから
その目でサミットみたいな工夫されてて
ワクワクするし見やすいわっていう気持ちになるんですよね
例えばさこれ比較対象を考えるとわかりやすいんですけど
声優とかって行きます?
スピーカー 2
まあまあぼちぼちごく稀にですけど
スピーカー 1
声優ってさ結構
淡白な陳列じゃないですか
スピーカー 2
ああそうかな
スピーカー 1
なんかね外国っぽいんだよねやっぱ外資入ってるからかな
スピーカー 2
ああそうなのか
そんなにね賑わってる感じじゃないんだよねワイワイしてる感じじゃないとか
スピーカー 1
これに対してサミットとかあと私は大関とかも好きなんですけど
スピーカー 2
大関とかサミットちょっと市場っぽいんだよね
スピーカー 1
野菜の積み方とかが
行って楽しさみたいな
スピーカー 2
行く楽しさみたいなのを陳列でやってるんだろうな
市場っぽさちょっと野菜とかそんな気がしますね
なんか入ったらすぐこう山のように積まれてるみたいな
スピーカー 1
そうそうそう市場っぽいよね
へえ工夫しちゃってるんですねあれでも
多分やってるんだろうなと思ってそのねワクワク感とかもサミット
へえ
あと細かいところもあげたらいっぱいありますよ
大きすぎるスーパーがちょっとやっぱ苦手とかあるんですよ
あれだけが買いたいのにすっごい遠いしレジもめっちゃ並ぶしみたいな感じで
私は伊藤陽花堂がダメだったんですけど
スピーカー 2
ちょっとわかる気がするそれでも
スピーカー 1
広すぎるじゃんでもマイバスケットとかまで行くと今度は狭すぎるし
スピーカー 2
狭すぎますね
スピーカー 1
そう気分が上がんないんだよ
せっかく買い物ってさ必要なものを買いに行くってちょっと仕事でもあるから
多少楽しくないと買い物ってやってられんなと思ってサミットちょうどいいな
スピーカー 2
はいはい確かにそう言われると確かになって思いました今
本当ですか
僕の家だと周りがサミットがあって伊藤陽花堂があってマイバスケットもあって
あとOKってわかります?
スピーカー 1
わかるお安いとこめっちゃ
スピーカー 2
そうOKがあって多分僕一応言ってるのはOKかもしれないですね
でもそんなOKがいいから言ってるというよりは近いからみたいな感じですねどっちかずっと
スピーカー 1
OKもまたいいですちょっと業務用っぽい雰囲気
スピーカー 2
ああそうですそうですなんかもう肉が安いとかそういう感じ
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
だからなんか適当に行って適当に買うぐらいの感じですね
スピーカー 1
うんうんうん
スピーカー 2
改めてそのスーパーをそういう目で見たことなかったなと思って
おしゃれですねその見方が
スピーカー 1
いやなんかそういうちょうどそういう仕事をしたからそういう目が養われたのかなとかねありますね
スピーカー 2
でも確かにいろんなスーパーを思い浮かべた中でサミットが一番なんか心地よいというかストレス少ない気がしましたねサミット確かに
スピーカー 1
うーん
スピーカー 2
何の不満もないというか別に他の不満ないですけどなんか一番スムーズな買い物ができたような気がしますね
スピーカー 1
多分動線とかもね考えられてるんでしょうね
スピーカー 2
なんかパンとかいっぱいあるしサミット
スピーカー 1
ダンブラウンみたいですねなんかのサミットのね
スピーカー 2
いっぱいあるからそうそうそうなんかそういうの含めてなんかいいなぁと
へーおもろいっすね
スピーカー 1
そうそうあとねちょっと余談になるんであんまり長くならないんですけど
スーパーって地域性あるから例えば私出身広島なんですけどやっぱ広島のスーパーもねやっぱ差がねあって面白いんですよ
でこれは本当広島の人しかわかんないと思うんだけどサンリブっていうローカルスーパーがあるのね
それ結構デカめなんだけどそれは鮮魚コーナーがお魚屋さん入ってるの
おー
だからねお魚がめっちゃ美味しそうなんだよ
スピーカー 2
そっかそっかそういうのもあるのか
スピーカー 1
そうそうそうだから私はそういう結構広島のスーパーってその山水っていうその魚屋さんが入ってるスーパーが昔結構あったから
そのイメージで鮮魚コーナー楽しいなワクワクするなみたいな
もう全然魚がほんと置いてあるんだよ全然切り身じゃないやつが置いてあったりとかっていうようなカゴに乗ってね置いてある感じだったんで
だからこっち来てこっちの東京の鮮魚コーナーそんなスーパーないのよそんなワクワクする
スピーカー 2
そうですね切ってパッキングされたものばっかりですね
スピーカー 1
そうそうだから魚あがんねえって思うんだよ気分あがんねえって思っちゃう
スピーカー 2
そうかそうかなんかおもろいですねそれ何も考えずにスーパー行ってたんでちょっともうちょっと僕も観察してみようと思います