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2023-05-15 03:45

#410 オモニハッキョと夜間中学

5回に1回別の話。生野区の勉強する人たちの姿。
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オモニハッキョと夜間中学、という話です。
5回に1回、シミポタとは離れた話もさせていただいているのですが、
私が活動をしている大阪市区の区には、夜間中学があります。
東区の中学校という中学校に夜間中学がありまして、
大阪でも数少なくなってきた夜間中学なんですけど、
学んでいらっしゃる生徒さんがいらっしゃるんですよ。
そして、イクノパークという、新しい三木守小学校の跡地にできた
複合施設の中で活動をされているオモニハッキョと言いまして、
やはりお母さんたちが式辞をやっている、いわゆるひらがなを学ぶ、
読み方、読み書きを学ぶということをやっていらっしゃる学校があるわけなんですね。
夜間中学はちゃんとした中学としてのカリキュラムになっているかと思いますけど、
オモニハッキョは前からボランティアというか、
オモニハッキョの方にお話を聞いたら、
いやあ、私なんて5年やで、その方は教える側なんですけど、
ひらがなを教えてはる方なんですけど、
私なんかまだ5年やね、5年もやってはるのかと思ったんですが、
方やね、40年もずっとひらがなをやってはる人がおるで、みたいな。
40年ひらがなを勉強しているんや、ということにね、
やっぱりちょっと驚いてしまうわけですけど、
いやそれは遅いということではなくて、
そうやってコツコツずっとね、そこがコミュニティの場になっているんやな、
ということを感じるわけでございます。
以前、このイクノパークというところのオープニングで、
オモニハッキョの人たちが合唱を歌ってくださるわけですけど、
韓国語で歌われる歌とともに日本語で歌う歌もあって、
そうやって日常性で歌を歌ったりね、
日本で生活するにあたっての日常の会話は、
そんなに問題ないわけなんでしょうが、
字が読めなかったり、
お孫さんとかがいらっしゃったり、
夜間中学も同じですけどね、
お孫さんとかがいらっしゃって、
お孫さんと手紙のやり取りをしたいと、
メールのやり取りをしたいということで文字を習う、
読めるようにする、書けるようにするということをやっていらっしゃるんですね。
いやあ、なんかすごいなあと思いまして、
作文とかを読ませていただきますと、
オモニハッキョもそうですし、夜間中学もそうですけど、
ここに来てね、
つらい時もあるけれども、
いろんなことを勉強できてよかったと、
勉強できる仲間がいて楽しいと、
そして字を覚えたり、
言葉を覚えて、
いわゆるそうやってコミュニケーションというか、
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やり取りすることが本当に楽しいということをですね、
作文に書き張るわけですよ。
そういうのをこう読むとね、
学ぶというのはこういうことなんやなという原点を見る思いがするわけでございます。
いくのくならではのね。
いくのく以外にもこういう取り組みはもちろんあるわけですけど、
素晴らしいなと思って、
いつもしんどくなったら、つらくなったら、
オモニハッキョとか夜間中学の生徒さん、
頑張っていらっしゃるおばちゃんたち、
大体おばちゃんたちですけど、
お話を聞いたりして元気を出しているということでございます。
410回目、きょうも聞いていただいてありがとうございます。
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