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シミポタのサイトのイベント情報を拝見していると、いわゆる街歩きイベントというのが結構あることに気がつきます。
特定の地域で集合時間が決まっていて、みなさん集まって街を歩くというすごくシンプルなイベントなんですけどね。
そこに案内人がいたり、ちょっとスタンプラリーになっていたり、歩くというウォーキング健康ということにつながっていたり、
時にはゴミを拾いながら歩く、そういう環境美化運動と合体していたり、
例えば高齢者の方の独居の家を訪問する、地域で訪問するという、そういう街歩きイベントになっていたりと。
同じ歩くだけではなくて、そうやっていろんな意味合いを込めて街を歩くというイベントがたくさんございます。
いいですよね。コロナ禍で集まれないというような状況がある中でも密にもならないですし、
屋外ですから密閉された感じでもないので、工夫をしたイベントの組み方ということで、
街歩きがすごく重宝されている、もてはやされている部分はあるかというふうに思います。
ただその街歩きね、いろんな意味を込めてやるんですけど、実は私も街歩きをやっているんですが、
やっぱり街を歩いていく中で、地域の資源を改めて発見するということがあると思います。
普段歩いている街なんですけれども、実は実際あまりじっくり、注意深く見ていなかったりするわけでございまして、
少し見方を変えてみたり、ゆっくり立ち止まってみたりして、その街をよく見てみると、やっぱりその街にある面白いものがたくさん発見できるわけです。
それは目に見えるものだけではなくて、過去にそこで行われていたことや歴史ですね。
そこであったこと、そこにいた人、そういった人たちや物事の思い出というか、街の記憶、土地の記憶というのを感じることができたり、
現在あるものの中でも、やっぱりガラガラって扉を開けて中に入ってみないとわからない。もっと言えば、よく調べてみないとわからない。
ここにこんな面白いものがあったんやというのが、必ずどこの街でも発見できます。
うちの街はなぁ、何もないね、って言い張る人結構多いんですけど、いやいやいや、そんなことはないんです。
必ず面白いものが発見できると思うので、街を歩くということをですね、皆さんの地域でも取り組んでみてはいかがでしょうか。
