不易流行の概念
1115 5回に1回、シンポタとは離れた話もさせていただいていますが、今日はこんな話です。
不易流行とは、皆さんご存知でしょうか。不易流行とは、松尾芭蕉が奥の細道の旅の間に習得した概念です。
不易を知らざれば、基立ちがたく、流行を知らざれば、風新たならず、と説かれています。
つまり、不変の真理、これが不易、変わらないもの、不変の真理を知らなければ、基礎が確立せず、
変化を知らなければ、これが流行ですね、変化、流行、変化を知らなければ、新たな進展がない。
しかも、そのもとは一つなり、すなわち、両者の根本は一つであるという、こういった考え方のことでございます。
不易、流行、不易というのが変わらない、伝統的なもの、変えてはいけない、流行が変わっていくもの、流行の先端という言葉を使いますから、
こちらの方は覚えていますけれど、不易とはあまり使わないですよね。不易、流行、変わらないものと変わっていくものが両方あって、
その根本はこちらも一つであるということで、それぞれを知らなければ、ちゃんと理解ないし、新たな進展を起こすためには、
変化を知らなければいけない、両方大事ですよというふうに言っているわけでございます。
良い言葉ですね、良い言葉だなと思います。
例えば、街、私は街歩きをしますけれど、街を歩いていても不易、流行を感じるわけですよね。
街ってどんどん変わっていくので、そんなことあるわ、みたいなびっくりすることがあるわけですけれども、
全く変わらないというか、変わらないなというものもあると思うんですよ。
それが両方あって変わらないかというので、不易、流行、ともに大事だなという根本が一つというか、
この境地にまでは至りませんが、松尾芭蕉さんの境地にまでは至りませんが、
そんなことを考えながら、実際に街を歩いたり、活動をやっていきたいなと思っております。
今日は不易、流行の話を聞いていただきました。
お礼の言葉
5回に1回シミポタとは何の関係もない話をしております。
今日も聞いていただいてありがとうございます。
